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エーテル特捜警察ジャスティスセイバー登場
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繁華街の裏通りにあるビルの中、シャッターで閉じられた駐車場に動く影があった。
黒タイツで全身を包み豊満なバストを白い胸当てで覆い、両手を白手袋、両足を白い長靴を履き、目をバイザーで隠した女達だった。
彼女たちは、自分と同じくらいの大きさの物を運んでいた。
裸にされ、亀甲縛りで捕らえられ膣とアナルにバイブを挿入された少女や若い女性を担いでトラックに乗せていた
彼女たちは、目隠しと猿ぐつわをされていたが、息は荒く熱く、頬は上気してほんのり紅みがかっている。
担ぎ上げられる時に声を出すが、悲鳴ではなく甘い吐息だ。
捕らえた女達の反応に黒タイツの女性は満足していた。
スポーツクラブに来ていた利用客の中で候補者を一人ずつ捕まえ、薬を打って大人しくさせ、縛り上げた。
薬は鎮静と媚薬効果があり、打たれた身体は快楽を求めるようになる。亀甲に縛ったのは各部を刺激してこの後の処置をやりやすくするためだ。
その処置を行う為にトラックに積み込んでいる最中だ。
「ううっ」
逃れようとして抵抗をする女もいたが直ぐに挿入されたバイブが作動して身体に快楽が走り、動けなくなり身体を流れる快楽の波に身を委ねた。
「前と後ろを同時にやるのはやり過ぎでは」
「これだけ薬を打っているのに抵抗出来る者は逸材だ。タップリと刺激を与えて調教して置いた方が後々、優秀な一員になる」
女性達を指揮しているらしい黒タイツの女性が答えた時、突然シャッターが爆破された。
「全員動くな! 警察だ!」
爆煙が収まると同時に拡声器の音と共にライトが光り、大勢の警官が突入して彼女たちを取り囲んでいた。
「大人しくしろ! お前達は全員包囲されている! 無駄な抵抗をするな! 抵抗する場合は射殺も許可されている!」
警官が拡声器で警告する。
プロテクトアーマーに身を包んだマシンガン装備の屈強な機動隊員が突入してきて彼女たちに銃を向ける。
動こうとした女性の一人の前に銃弾が着弾し、警察が本気である事を証明した。
しかし、黒タイツの女性達は怯むことはなく、黒いバイザーに覆われていない口元に笑みを浮かべると人質を下ろして機動隊員に向かって走り出した。
「! 撃て!」
号令と共にマシンガンを機動隊員達は向かってくる女性達に向けて放った。
しかし女性達はしなやかな身体を動かして走り抜け、銃弾を身体を捻って躱す。
そして機動隊員に接近すると、ある者は細く長い足を回転させて足払いをして倒す。
ある者は倒立した後両脚を大開脚させたまま回転して倒す。
またある者は機動隊員の顔を両の太ももで包むと後ろに倒れ、そのまま隊員を投げた。
そして乱戦になると彼女たちは拳や蹴りを機動隊員に浴びせる。
彼女たちはただ肉付の良い黒タイツの女性ではない。
身体能力を強化された凄腕の女戦闘員だ。
時折、銃弾が当たるがタイツに当たる寸前で弾が光り、弾かれてしまう。
十数秒ほどで中に突入してきた機動隊員達は女戦闘員達に倒されてしまった。
「トラックを出せ!」
邪魔者がいなくなったのを確認すると女戦闘員達は警官を障害物としてシャッターの周りから排除して出発しようとした。
「待ちなさい!」
だが、ビルの外から若い女性の声が響いた。
全員が目を向けると、レオタードの様なインナーとアーマーパーツを装着した一人の女性が立っていた。
黒曜石のように黒光りを放つハイレグノースリーブのインナー。腕は二の腕まである同色のロンググローブ、足も太ももの絶対領域まである同色のニーソ型のインナー。
どれもピッチリと身体にフィットし彼女の持つ優美な曲線を過不足無く鮮明に表現していた。
そして各所にはメタリックシルバーの地にメタリックレッドの縁取りが為され所々に発光体が埋め込まれたプレートが装着されている。
ショルダープレートの間にある首筋は細く、チョーカーの真ん中には紅く輝く宝石が輝いている。胸当てに収まったバストは大きく張りがあり、インナーに包まれた腰はくびれ、際どいラインのカットから出てくる足は躍動的なラインを描いて太ももに至る。
細い指は手甲に包まれ硬い拳を作り、黒いロンググローブから出てくる腕は細くしなやかだ。
顔は整い、先ほど大声を放った小さい口元はキリッと閉じている。
紅い前髪が垂れているが後ろは束ねられてポニーテールで纏められており、活動的な少女の動きに合わせて揺れていた。
何より紅い色つきバイザーで覆われた切れ長の瞳には、正義の光が宿ってる。
バイザーに繋がるヘッドギアは長く先に行くほど細くなり耳のように動く。
何より、全身に装着されたパーツが羽根のように広がり、女戦闘員達を威圧するオーラを放つ。
「エーテル特捜警察ジャスティス・セイバーよ! 全員大人しく捕まりなさい!」
紅髪の少女の迫力ある声に黒タイツの女達は一瞬だけ怯んだ。
しかし、直ぐさま全員が少女に向かって襲いかかる。
「こうなると思っていたわ。貴方たちが被害者というのも分かっているけど、少し痛い目にあって貰うわ」
少女が叫んでいる間にも女性達は接近し拳が彼女の顔を捕らえようとした。
その瞬間、少女が消えた。
一瞬にしてしゃがみ込むと、豊満な胸とお尻がt来出ているのを除きしなやかな身体を伸ばして、左足から右の拳まで、一本のラインを作り上げる。そして、固く握った拳を向かって来たタイツの女性の腹部に手甲をねじ込んだ。
「ぐっ」
マシンガンの銃弾を躱し弾いた黒タイツの女戦闘員だが、少女の拳はいとも容易く女性の身体にヒットし、女性を倒す。
続いて身体をねじりつつ左の拳を突き上げ右側の女性をヒット。勢いを殺すことなく身体を回転させ足を伸ばして蹴りを出す。
女性たちは取り囲んで抑えようとするが、少女に触れる事は出来ない。
まるで華麗に踊る少女の彩る花びらのように女戦闘員達は周りに舞い散る。
一人が機動隊員から奪ったマシンガンを放つが、少女の装着するプレートに弾かれるだけで止めることは出来ない。
「出てきなさいワーウルフ」
焦った女戦闘員の一人が命じるとトラックの中から、成人男性を上回る巨躯の男が出てきた。いや人間ではない、狼の顔を持ち全身を狼の毛で覆った怪物だ。
それが数体出てきて少女に襲いかかる。
「はあっ」
少女は素早く右拳を腹部に撃ち込むが、固い剛毛と筋肉に遮られて有効打を与えられない。
狼男は不敵な笑みを浮かべて嘲笑する。
「ならこれはどう? エーテルフォース!」
少女がワザ名を唱えながら左の拳を突き出す。左の拳は自ら輝きはじめ、狼男に当たると指のパーツに付いた発光体から衝撃波を出して狼男を吹き飛ばし壁に叩き付ける。
「エーテルで身体強化や肉体変化をしているようね。相変わらずパラダイムは酷いことをするわね」
レッドは女戦闘員や狼男に向かって言う。
「でもご愁傷様、エーテルを使えるのは貴方たちパラダイムだけじゃないの。私たちジャスティスセイバーもエーテルを使えるのよ。それも貴方たちの数十倍も強い力を引き出せる。こんな風にね!」
殴りかかろうとした狼男に正面から拳をぶつける。レッドの拳を受けた狼男はエーテルの力をもろに受けて、後ろの仲間数人を巻き込んで倒れた。
「どう? これでも抵抗する」
レッドと名乗る紅い少女が不敵な笑みを浮かべるとオオカミ男達は一瞬の恐怖を浮かべた。だが直ぐさま、牙を剥いて紅い少女に襲いかかる。
「頭も狼並みのようね」
紅い少女は狼男達を迎え撃ち、次々と衝撃波を伴った拳と蹴りを浴びせ、倒してゆき、狼男の数は減っていく。
しかし、牽制にはなり、狼男の一人が少女の後ろに回り込んで、後頭部を殴打しようとする。
だが、レッドと名乗る紅い少女の頭部に狼男の拳が捕らえる直前、一発のエネルギー弾がワーウルフの頭部に命中して失神させる。
「レッド先輩! 大丈夫ですか!」
大声で隣のビルの屋上から更にトーンの高い声が響いてきた。
メタリックブルーを基調とした白い銃を構えた蒼いプレートを装着した少女。
金髪のショートヘアーを蒼いヘッドギアに収め、小振りな胸を胸当てに収めている。紅い少女よりも更に細く未発達だが、そのラインは子供から大人への成長を想像させる身体を黒いノースリーブのハイレグインナーに包んでいた。
未熟な雰囲気だが、視線は鋭く、銃の構えに隙は無い。
「大丈夫よ。ありがとうブルー」
レッドと呼ばれた紅い少女はブルーと呼んだ蒼い少女に感謝の言葉をかけつつ、襲いかかる女性を裏拳で倒す。
「先輩! まだいますよ!」
ブルーと呼ばれた蒼い少女は、周囲を見てレッドに警告する。まだ多数の女戦闘員と狼男が多数いる。
しかし、レッドは怯むこと無く彼等に向かって両股を大きく広げ長い足を伸ばして駆け出し突っ込み肩を大きく動かして胸を揺らし拳を放った。
「もう、なんで自分から突入するんですか」
自分が警告したのにも関わらず駆け出したレッドに向かってブルーは抗議する。
「大丈夫よ。貴方が居るから。キチンと援護してくれるでしょう」
レッドは、狼男に拳を入れようと腰を捻り大きく身体を動かす。それで出来た無防備な背中に向かって女戦闘員が掴みかかろうとする。
だが、ブルーのエネルギー弾が飛んできて女戦闘員の胸に命中、クレーター状に変形した後、波紋のように乳房が揺れ動く。
「はい、頑張ります! ていっ!」
レッドの褒め言葉に喜んだブルーは、子宮が締まるのを感じつつまだ多数いる女戦闘員と狼男達に向かって射撃を続けた。
「ブルー、油断しないで!」
狙撃をするときは一発撃ったら次の場所へ移動するのが基本だ。何度も同じ場所から売っていると逆に狙われる。
レッドもブルーもエーテルギアを着ているのでビルからビルへ飛び移ることも可能であり、移動に不自由はない。
しかしブルーは援護射撃に夢中で動く気配が無かった。
「先輩の方こそ、一人で突っ込むのは、きゃっ」
その時ブルーは密かに接近してきたスライムに襲われ、無数の触手に絡め取られて組み伏せられた。
「く、油断した」
メタリックブルーのプレートが装着された両手両脚を触手に抑えられてブルーは、動けない。
「い、いや!」
それが、自分の中に入れられようとしてブルーは抵抗する。しかし、触手に抑えられ抜け出せない。それを良い事に触手は胸当てとボディースーツの隙間に入りブルーの小振りな胸をまさぐる。
さらに一本の触手で黒いボディースーツの股間部を捲り上げ、ピンク色に脈打つ割れ目にもう一本の触手の先端を当てる。
「ひっ」
触手が秘所に当たると、触れた感触でブルーの全身に恐怖の電流が走り身を強ばらせ、ブルーは震える。
しかし触手はブルーの恐怖を意に介せず無理矢理中に入ろうとした。
「止めな!」
恥肉の中に入ろうとした触手を殴って止めたのは、隠れていた女戦闘員だった。
「こいつは私の獲物だ。あんたは押さえときな」
女戦闘員は触手に命じて大人しくブルーを押さえさせると、自らの恥部を隠していたタイツを左手の指で開く。
そして自分の恥肉を出しクリトリスを右手の指で外に出して刺激する。
「あっ」
色っぽい声を出すほど自慰の刺激が走った瞬間、女戦闘員のクリトリスは肥大化し、ペニスのような鋭い肉棒となった。
「ひっ」
そそり立つ肉棒にブルーは本能的な悲鳴を上げる。
女戦闘員は暫く自分の肉棒を自ら摩って固くした後、腰を下ろして肉棒の先端をブルーの恥肉の割れ目に当てる。
「このところ生ではご無沙汰なの。一発でいかせてあげるわ。ああ、勿論その後も何度も可愛がってあげる」
「や、止めて」
ブルーは哀願するが、女戦闘員は嗜虐的な笑みを浮かべて腰を突き出し、ブルーの恥肉の間に自らの肉棒を入れていった。
「ブルーに触るな!」
だが戦闘員の肉棒の先端が入った瞬間、下で全ての女戦闘員と狼男を倒したレッドが跳躍し、ビルの間を三角飛びの要領でブルーのいるビルの屋上まで上がってきた。
飛び上がった勢いのままレッドは蹴りを繰り出しブルーを襲っていた女戦闘員を吹き飛ばす。
そしてブルーを押さえていたスライムのコアに拳をたたき込んでスライムを倒した。
コアを失ったスライムは一瞬にして融けて屋上の床に広がり、二度と動くことはなかった。
「大丈夫ブルー?」
「先輩、ありがとうございます」
スライムの粘液まみれになったブルーはバイザーの下から涙を浮かべてレッドを見上げた。
「よかった」
レッドはズレたブルーのクロッチをそっと直すと、ヘッドギアに組み込まれた情報端末で周囲を捜索。脅威が無いことを確認すると味方の機動隊に連絡して、女戦闘員達を捕縛するように依頼。
駆けつけた機動隊に引き渡し全てが終わると、レッドはブルーを抱きかかえて夜の町に消えていった。
黒タイツで全身を包み豊満なバストを白い胸当てで覆い、両手を白手袋、両足を白い長靴を履き、目をバイザーで隠した女達だった。
彼女たちは、自分と同じくらいの大きさの物を運んでいた。
裸にされ、亀甲縛りで捕らえられ膣とアナルにバイブを挿入された少女や若い女性を担いでトラックに乗せていた
彼女たちは、目隠しと猿ぐつわをされていたが、息は荒く熱く、頬は上気してほんのり紅みがかっている。
担ぎ上げられる時に声を出すが、悲鳴ではなく甘い吐息だ。
捕らえた女達の反応に黒タイツの女性は満足していた。
スポーツクラブに来ていた利用客の中で候補者を一人ずつ捕まえ、薬を打って大人しくさせ、縛り上げた。
薬は鎮静と媚薬効果があり、打たれた身体は快楽を求めるようになる。亀甲に縛ったのは各部を刺激してこの後の処置をやりやすくするためだ。
その処置を行う為にトラックに積み込んでいる最中だ。
「ううっ」
逃れようとして抵抗をする女もいたが直ぐに挿入されたバイブが作動して身体に快楽が走り、動けなくなり身体を流れる快楽の波に身を委ねた。
「前と後ろを同時にやるのはやり過ぎでは」
「これだけ薬を打っているのに抵抗出来る者は逸材だ。タップリと刺激を与えて調教して置いた方が後々、優秀な一員になる」
女性達を指揮しているらしい黒タイツの女性が答えた時、突然シャッターが爆破された。
「全員動くな! 警察だ!」
爆煙が収まると同時に拡声器の音と共にライトが光り、大勢の警官が突入して彼女たちを取り囲んでいた。
「大人しくしろ! お前達は全員包囲されている! 無駄な抵抗をするな! 抵抗する場合は射殺も許可されている!」
警官が拡声器で警告する。
プロテクトアーマーに身を包んだマシンガン装備の屈強な機動隊員が突入してきて彼女たちに銃を向ける。
動こうとした女性の一人の前に銃弾が着弾し、警察が本気である事を証明した。
しかし、黒タイツの女性達は怯むことはなく、黒いバイザーに覆われていない口元に笑みを浮かべると人質を下ろして機動隊員に向かって走り出した。
「! 撃て!」
号令と共にマシンガンを機動隊員達は向かってくる女性達に向けて放った。
しかし女性達はしなやかな身体を動かして走り抜け、銃弾を身体を捻って躱す。
そして機動隊員に接近すると、ある者は細く長い足を回転させて足払いをして倒す。
ある者は倒立した後両脚を大開脚させたまま回転して倒す。
またある者は機動隊員の顔を両の太ももで包むと後ろに倒れ、そのまま隊員を投げた。
そして乱戦になると彼女たちは拳や蹴りを機動隊員に浴びせる。
彼女たちはただ肉付の良い黒タイツの女性ではない。
身体能力を強化された凄腕の女戦闘員だ。
時折、銃弾が当たるがタイツに当たる寸前で弾が光り、弾かれてしまう。
十数秒ほどで中に突入してきた機動隊員達は女戦闘員達に倒されてしまった。
「トラックを出せ!」
邪魔者がいなくなったのを確認すると女戦闘員達は警官を障害物としてシャッターの周りから排除して出発しようとした。
「待ちなさい!」
だが、ビルの外から若い女性の声が響いた。
全員が目を向けると、レオタードの様なインナーとアーマーパーツを装着した一人の女性が立っていた。
黒曜石のように黒光りを放つハイレグノースリーブのインナー。腕は二の腕まである同色のロンググローブ、足も太ももの絶対領域まである同色のニーソ型のインナー。
どれもピッチリと身体にフィットし彼女の持つ優美な曲線を過不足無く鮮明に表現していた。
そして各所にはメタリックシルバーの地にメタリックレッドの縁取りが為され所々に発光体が埋め込まれたプレートが装着されている。
ショルダープレートの間にある首筋は細く、チョーカーの真ん中には紅く輝く宝石が輝いている。胸当てに収まったバストは大きく張りがあり、インナーに包まれた腰はくびれ、際どいラインのカットから出てくる足は躍動的なラインを描いて太ももに至る。
細い指は手甲に包まれ硬い拳を作り、黒いロンググローブから出てくる腕は細くしなやかだ。
顔は整い、先ほど大声を放った小さい口元はキリッと閉じている。
紅い前髪が垂れているが後ろは束ねられてポニーテールで纏められており、活動的な少女の動きに合わせて揺れていた。
何より紅い色つきバイザーで覆われた切れ長の瞳には、正義の光が宿ってる。
バイザーに繋がるヘッドギアは長く先に行くほど細くなり耳のように動く。
何より、全身に装着されたパーツが羽根のように広がり、女戦闘員達を威圧するオーラを放つ。
「エーテル特捜警察ジャスティス・セイバーよ! 全員大人しく捕まりなさい!」
紅髪の少女の迫力ある声に黒タイツの女達は一瞬だけ怯んだ。
しかし、直ぐさま全員が少女に向かって襲いかかる。
「こうなると思っていたわ。貴方たちが被害者というのも分かっているけど、少し痛い目にあって貰うわ」
少女が叫んでいる間にも女性達は接近し拳が彼女の顔を捕らえようとした。
その瞬間、少女が消えた。
一瞬にしてしゃがみ込むと、豊満な胸とお尻がt来出ているのを除きしなやかな身体を伸ばして、左足から右の拳まで、一本のラインを作り上げる。そして、固く握った拳を向かって来たタイツの女性の腹部に手甲をねじ込んだ。
「ぐっ」
マシンガンの銃弾を躱し弾いた黒タイツの女戦闘員だが、少女の拳はいとも容易く女性の身体にヒットし、女性を倒す。
続いて身体をねじりつつ左の拳を突き上げ右側の女性をヒット。勢いを殺すことなく身体を回転させ足を伸ばして蹴りを出す。
女性たちは取り囲んで抑えようとするが、少女に触れる事は出来ない。
まるで華麗に踊る少女の彩る花びらのように女戦闘員達は周りに舞い散る。
一人が機動隊員から奪ったマシンガンを放つが、少女の装着するプレートに弾かれるだけで止めることは出来ない。
「出てきなさいワーウルフ」
焦った女戦闘員の一人が命じるとトラックの中から、成人男性を上回る巨躯の男が出てきた。いや人間ではない、狼の顔を持ち全身を狼の毛で覆った怪物だ。
それが数体出てきて少女に襲いかかる。
「はあっ」
少女は素早く右拳を腹部に撃ち込むが、固い剛毛と筋肉に遮られて有効打を与えられない。
狼男は不敵な笑みを浮かべて嘲笑する。
「ならこれはどう? エーテルフォース!」
少女がワザ名を唱えながら左の拳を突き出す。左の拳は自ら輝きはじめ、狼男に当たると指のパーツに付いた発光体から衝撃波を出して狼男を吹き飛ばし壁に叩き付ける。
「エーテルで身体強化や肉体変化をしているようね。相変わらずパラダイムは酷いことをするわね」
レッドは女戦闘員や狼男に向かって言う。
「でもご愁傷様、エーテルを使えるのは貴方たちパラダイムだけじゃないの。私たちジャスティスセイバーもエーテルを使えるのよ。それも貴方たちの数十倍も強い力を引き出せる。こんな風にね!」
殴りかかろうとした狼男に正面から拳をぶつける。レッドの拳を受けた狼男はエーテルの力をもろに受けて、後ろの仲間数人を巻き込んで倒れた。
「どう? これでも抵抗する」
レッドと名乗る紅い少女が不敵な笑みを浮かべるとオオカミ男達は一瞬の恐怖を浮かべた。だが直ぐさま、牙を剥いて紅い少女に襲いかかる。
「頭も狼並みのようね」
紅い少女は狼男達を迎え撃ち、次々と衝撃波を伴った拳と蹴りを浴びせ、倒してゆき、狼男の数は減っていく。
しかし、牽制にはなり、狼男の一人が少女の後ろに回り込んで、後頭部を殴打しようとする。
だが、レッドと名乗る紅い少女の頭部に狼男の拳が捕らえる直前、一発のエネルギー弾がワーウルフの頭部に命中して失神させる。
「レッド先輩! 大丈夫ですか!」
大声で隣のビルの屋上から更にトーンの高い声が響いてきた。
メタリックブルーを基調とした白い銃を構えた蒼いプレートを装着した少女。
金髪のショートヘアーを蒼いヘッドギアに収め、小振りな胸を胸当てに収めている。紅い少女よりも更に細く未発達だが、そのラインは子供から大人への成長を想像させる身体を黒いノースリーブのハイレグインナーに包んでいた。
未熟な雰囲気だが、視線は鋭く、銃の構えに隙は無い。
「大丈夫よ。ありがとうブルー」
レッドと呼ばれた紅い少女はブルーと呼んだ蒼い少女に感謝の言葉をかけつつ、襲いかかる女性を裏拳で倒す。
「先輩! まだいますよ!」
ブルーと呼ばれた蒼い少女は、周囲を見てレッドに警告する。まだ多数の女戦闘員と狼男が多数いる。
しかし、レッドは怯むこと無く彼等に向かって両股を大きく広げ長い足を伸ばして駆け出し突っ込み肩を大きく動かして胸を揺らし拳を放った。
「もう、なんで自分から突入するんですか」
自分が警告したのにも関わらず駆け出したレッドに向かってブルーは抗議する。
「大丈夫よ。貴方が居るから。キチンと援護してくれるでしょう」
レッドは、狼男に拳を入れようと腰を捻り大きく身体を動かす。それで出来た無防備な背中に向かって女戦闘員が掴みかかろうとする。
だが、ブルーのエネルギー弾が飛んできて女戦闘員の胸に命中、クレーター状に変形した後、波紋のように乳房が揺れ動く。
「はい、頑張ります! ていっ!」
レッドの褒め言葉に喜んだブルーは、子宮が締まるのを感じつつまだ多数いる女戦闘員と狼男達に向かって射撃を続けた。
「ブルー、油断しないで!」
狙撃をするときは一発撃ったら次の場所へ移動するのが基本だ。何度も同じ場所から売っていると逆に狙われる。
レッドもブルーもエーテルギアを着ているのでビルからビルへ飛び移ることも可能であり、移動に不自由はない。
しかしブルーは援護射撃に夢中で動く気配が無かった。
「先輩の方こそ、一人で突っ込むのは、きゃっ」
その時ブルーは密かに接近してきたスライムに襲われ、無数の触手に絡め取られて組み伏せられた。
「く、油断した」
メタリックブルーのプレートが装着された両手両脚を触手に抑えられてブルーは、動けない。
「い、いや!」
それが、自分の中に入れられようとしてブルーは抵抗する。しかし、触手に抑えられ抜け出せない。それを良い事に触手は胸当てとボディースーツの隙間に入りブルーの小振りな胸をまさぐる。
さらに一本の触手で黒いボディースーツの股間部を捲り上げ、ピンク色に脈打つ割れ目にもう一本の触手の先端を当てる。
「ひっ」
触手が秘所に当たると、触れた感触でブルーの全身に恐怖の電流が走り身を強ばらせ、ブルーは震える。
しかし触手はブルーの恐怖を意に介せず無理矢理中に入ろうとした。
「止めな!」
恥肉の中に入ろうとした触手を殴って止めたのは、隠れていた女戦闘員だった。
「こいつは私の獲物だ。あんたは押さえときな」
女戦闘員は触手に命じて大人しくブルーを押さえさせると、自らの恥部を隠していたタイツを左手の指で開く。
そして自分の恥肉を出しクリトリスを右手の指で外に出して刺激する。
「あっ」
色っぽい声を出すほど自慰の刺激が走った瞬間、女戦闘員のクリトリスは肥大化し、ペニスのような鋭い肉棒となった。
「ひっ」
そそり立つ肉棒にブルーは本能的な悲鳴を上げる。
女戦闘員は暫く自分の肉棒を自ら摩って固くした後、腰を下ろして肉棒の先端をブルーの恥肉の割れ目に当てる。
「このところ生ではご無沙汰なの。一発でいかせてあげるわ。ああ、勿論その後も何度も可愛がってあげる」
「や、止めて」
ブルーは哀願するが、女戦闘員は嗜虐的な笑みを浮かべて腰を突き出し、ブルーの恥肉の間に自らの肉棒を入れていった。
「ブルーに触るな!」
だが戦闘員の肉棒の先端が入った瞬間、下で全ての女戦闘員と狼男を倒したレッドが跳躍し、ビルの間を三角飛びの要領でブルーのいるビルの屋上まで上がってきた。
飛び上がった勢いのままレッドは蹴りを繰り出しブルーを襲っていた女戦闘員を吹き飛ばす。
そしてブルーを押さえていたスライムのコアに拳をたたき込んでスライムを倒した。
コアを失ったスライムは一瞬にして融けて屋上の床に広がり、二度と動くことはなかった。
「大丈夫ブルー?」
「先輩、ありがとうございます」
スライムの粘液まみれになったブルーはバイザーの下から涙を浮かべてレッドを見上げた。
「よかった」
レッドはズレたブルーのクロッチをそっと直すと、ヘッドギアに組み込まれた情報端末で周囲を捜索。脅威が無いことを確認すると味方の機動隊に連絡して、女戦闘員達を捕縛するように依頼。
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