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学校編6
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「次はテニスじゃ」
グラウンドを後にしてテニスコートにやって来た玉兎は宣言した。
精気で作られたスカートに袖なしのシャツを身につけ、ラケットを持っている。
スカートが揺れ、柔らかい太ももの絶対領域をチラチラと見せる。
袖なしのシャツから出てくる腕は肩の端まで見えて妙に色っぽい。
「そうか、頑張ってくれ」
その着替えを目の前で見せつけられた一刀はまたも投げ槍に答える。
「何を言う。其方もテニスをするのじゃ」
「俺が!」
いきなり言われて一刀は素っ頓狂な声を上げた。
「一緒にしてくれぬかの」
「テニス服なんて持っていないぞ」
「学ランを脱げば良いじゃろう」
何としても一刀にやらせる気だ。体育着に着替えて時間を稼ぐこともさせてくれないだろう。
「分かったよ」
一刀は学ランを脱ぐとテニス部からラケットを借りてコートに立つ。
ネットを挟んで反対側には玉兎が立つ。
「はっ」
玉兎がボールを高く放り投げ、それをラケットで打ってくる。
「っと」
球速はそれほど早くはなかった。一刀はどうにかテニスボールを追いかけて打ち返す。
やったことが無くて慣れていないこともありぎこちない打ち返しをする一刀だったが、徐々に慣れると余裕が出てくる。
「うっ」
そして、気が付いてしまった。
「はっ」
一刀が撃ち返したボールを追って玉兎は走り正面を向く。走りの勢いを止める為に白い左足を前に出し、右足をくの字に曲げて姿勢を安定させる。細い指先を一杯に広げた左手を前に突きだし、後ろに構えた右手とバランスを取る。ボールが横に来ると、身体を捻りつつ、右手を回してボールを打ち返した。
普段、檜扇で光弾を撃っているだけに、テニスのボールを打つことは得意なのだろう。
その時の光景を思い出して一刀は身体が熱くなる。
そして、玉兎の姿だ。
打ち返す度にボールを追いかけて絶対領域から伸びる細い足を交互に出して走り、スレンダーな身体から溢れるような乳房を揺らし、細い手首にスナップを効かせてラケットで撃ち返す。
それを正面で一刀は見る事になるのだ。
しかも時折谷間が見えているので、逸らしてしまうこともある。
「しまった」
当然、ミスが発生して一刀は打ち返しに失敗して高い軌道で上げてしまう。
「任せるのじゃ!」
玉兎はそう言うとボールの軌道の真下に行き、思いっきりジャンプする。
ラケットを持つ右手を高々と掲げ打つ姿勢を取る。その間にも玉兎の身体は地上を離れボールの高度まで空に飛び込む。
徐々にボールが近づいて来て、絶好のタイミングで全身をバネにして打ち返した。
「凄い……」
と思った瞬間に一刀は見えてしまった。
細く白い足が生えてくるスカートの裾が、落下の風圧で捲れ上がり、中が丸見えになったところを。落下の浮遊で乳房が浮き上がるところを。
緩い返しにも関わらず、一刀は呆けて打ち返せなかった。
「ふむ、これで仕舞いか」
左手を腰に当ててラケットを右手で上に構えるいつものポーズを決める玉兎。
純白の袖なしシャツに同色のスカート手にはバンドをしている。靴下も靴も白いため、玉兎の肌色を鮮明に浮き上げさせる。対照的に髪は黒く、アクセントになっており元気なテニス少女といった風情だ。
衣装と道具が違うだけなのに、妙にしっくりときていた。
「次はダブルスをしようかの」
「誰とだよ」
一刀は尋ねるが、既に答えは分かっていた。
結局、テニス部の部員二人相手に一刀と雅はテニスをすることになった。
サーブを玉兎が打ち、テニス部員が打ち返してきたボールを一刀が打ち返した。
テニスのダブルスは互いがサーブを交互に打つ。そしてペア同士で交互に打つのがルールだ。
自然と、打つ順番と相手が打ち返してくるであろう場所を考えて位置取りをして、行くことになる。
一刀は、玉兎の位置を把握しながら位置取りをする。
最初こそぎこちなかったが、徐々に慣れて行く。
どちらに行くか自然と呼吸が合うようになっていく。
試合ではないためラリーを続ける様にしていることもあるが、一刀にはこの時間が心地よいものに感じた。
グラウンドを後にしてテニスコートにやって来た玉兎は宣言した。
精気で作られたスカートに袖なしのシャツを身につけ、ラケットを持っている。
スカートが揺れ、柔らかい太ももの絶対領域をチラチラと見せる。
袖なしのシャツから出てくる腕は肩の端まで見えて妙に色っぽい。
「そうか、頑張ってくれ」
その着替えを目の前で見せつけられた一刀はまたも投げ槍に答える。
「何を言う。其方もテニスをするのじゃ」
「俺が!」
いきなり言われて一刀は素っ頓狂な声を上げた。
「一緒にしてくれぬかの」
「テニス服なんて持っていないぞ」
「学ランを脱げば良いじゃろう」
何としても一刀にやらせる気だ。体育着に着替えて時間を稼ぐこともさせてくれないだろう。
「分かったよ」
一刀は学ランを脱ぐとテニス部からラケットを借りてコートに立つ。
ネットを挟んで反対側には玉兎が立つ。
「はっ」
玉兎がボールを高く放り投げ、それをラケットで打ってくる。
「っと」
球速はそれほど早くはなかった。一刀はどうにかテニスボールを追いかけて打ち返す。
やったことが無くて慣れていないこともありぎこちない打ち返しをする一刀だったが、徐々に慣れると余裕が出てくる。
「うっ」
そして、気が付いてしまった。
「はっ」
一刀が撃ち返したボールを追って玉兎は走り正面を向く。走りの勢いを止める為に白い左足を前に出し、右足をくの字に曲げて姿勢を安定させる。細い指先を一杯に広げた左手を前に突きだし、後ろに構えた右手とバランスを取る。ボールが横に来ると、身体を捻りつつ、右手を回してボールを打ち返した。
普段、檜扇で光弾を撃っているだけに、テニスのボールを打つことは得意なのだろう。
その時の光景を思い出して一刀は身体が熱くなる。
そして、玉兎の姿だ。
打ち返す度にボールを追いかけて絶対領域から伸びる細い足を交互に出して走り、スレンダーな身体から溢れるような乳房を揺らし、細い手首にスナップを効かせてラケットで撃ち返す。
それを正面で一刀は見る事になるのだ。
しかも時折谷間が見えているので、逸らしてしまうこともある。
「しまった」
当然、ミスが発生して一刀は打ち返しに失敗して高い軌道で上げてしまう。
「任せるのじゃ!」
玉兎はそう言うとボールの軌道の真下に行き、思いっきりジャンプする。
ラケットを持つ右手を高々と掲げ打つ姿勢を取る。その間にも玉兎の身体は地上を離れボールの高度まで空に飛び込む。
徐々にボールが近づいて来て、絶好のタイミングで全身をバネにして打ち返した。
「凄い……」
と思った瞬間に一刀は見えてしまった。
細く白い足が生えてくるスカートの裾が、落下の風圧で捲れ上がり、中が丸見えになったところを。落下の浮遊で乳房が浮き上がるところを。
緩い返しにも関わらず、一刀は呆けて打ち返せなかった。
「ふむ、これで仕舞いか」
左手を腰に当ててラケットを右手で上に構えるいつものポーズを決める玉兎。
純白の袖なしシャツに同色のスカート手にはバンドをしている。靴下も靴も白いため、玉兎の肌色を鮮明に浮き上げさせる。対照的に髪は黒く、アクセントになっており元気なテニス少女といった風情だ。
衣装と道具が違うだけなのに、妙にしっくりときていた。
「次はダブルスをしようかの」
「誰とだよ」
一刀は尋ねるが、既に答えは分かっていた。
結局、テニス部の部員二人相手に一刀と雅はテニスをすることになった。
サーブを玉兎が打ち、テニス部員が打ち返してきたボールを一刀が打ち返した。
テニスのダブルスは互いがサーブを交互に打つ。そしてペア同士で交互に打つのがルールだ。
自然と、打つ順番と相手が打ち返してくるであろう場所を考えて位置取りをして、行くことになる。
一刀は、玉兎の位置を把握しながら位置取りをする。
最初こそぎこちなかったが、徐々に慣れて行く。
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