16 / 21
青白い光球の威力
しおりを挟む
小さいが光球には莫大なエネルギーが封入されていた。
あまりにエネルギーが大きすぎて、周囲に漏れ出てしまい、太陽のような輝きと、嵐のような風を巻き起こしている。
その光球は徐々に大きくなっていった。
大きくなると、白百合は腕を広げ、両手の幅を広げ、更に大きくする。
「はっ」
そして、十分に大きくなると、檜扇に光球を纏わせ後ろに振りかぶり、片方の手を前にやってバランスを取り、片足を上げて投げるフォームを作る。
膨大なエネルギーで周囲の物は浮き上がり、マントも白い長髪も浮かび上がる。
「私の力! 見せてあげる!」
白百合は光球を投擲した。
上げていたタイツに包まれた長い片足を前に出し、軸にして身体を回転させる。
くびれた腰をひねり、付け美しいボティラインを通じて豊満な胸が大きく揺れるほど回転に力を入れる。
その力は肩に伝わり、細い腕を振り回し高速で光球を撃ち出した。
「はあっ」
美しくも険しい表情から気合いの入った声が出ると光球は一直線に撃ち出されロボットに向かう。
巨大な光球を前にロボットはシールドを発生させるが、シールドの対処能力を上回るエネルギーに貫かれ、侵入を許して仕舞い、ボディの大半を抉られて吹き飛ぶ。
「うおっ」
爆発の衝撃に課長は翻弄され、壁に叩き付けられる。
「ぐうううっっ」
痛みで深く呻くが、すぐに痛みは忘れた。
両腕と足だけ残してロボットが消滅していた。
「ばかな」
愕然とするがこれが現実だった。
「あらいけない。シールドを回収するんだったわ」
全てを消滅させてしまった白百合はつい熱くなってミスをした事を公開する。
「どう? まだやる?」
「ひっ」
課長は恐れおののくが、背後からヒールの甲高い音が聞こえた。
その正体を知る課長は、邪悪な笑みを浮かべて言った。
「まだ、切り札が残っている」
「どんなのが来ても私が倒すわ」
白百合は自信満々に言うが、部屋に入ってきた人物を見て、愕然とした。
「そんな……」
入ってきたのは、赤いボディースーツに身を包みプロテクターを装着した女性
ハニーフラワーを打たれ操られる者特有の目をした、遼子だった。
あまりにエネルギーが大きすぎて、周囲に漏れ出てしまい、太陽のような輝きと、嵐のような風を巻き起こしている。
その光球は徐々に大きくなっていった。
大きくなると、白百合は腕を広げ、両手の幅を広げ、更に大きくする。
「はっ」
そして、十分に大きくなると、檜扇に光球を纏わせ後ろに振りかぶり、片方の手を前にやってバランスを取り、片足を上げて投げるフォームを作る。
膨大なエネルギーで周囲の物は浮き上がり、マントも白い長髪も浮かび上がる。
「私の力! 見せてあげる!」
白百合は光球を投擲した。
上げていたタイツに包まれた長い片足を前に出し、軸にして身体を回転させる。
くびれた腰をひねり、付け美しいボティラインを通じて豊満な胸が大きく揺れるほど回転に力を入れる。
その力は肩に伝わり、細い腕を振り回し高速で光球を撃ち出した。
「はあっ」
美しくも険しい表情から気合いの入った声が出ると光球は一直線に撃ち出されロボットに向かう。
巨大な光球を前にロボットはシールドを発生させるが、シールドの対処能力を上回るエネルギーに貫かれ、侵入を許して仕舞い、ボディの大半を抉られて吹き飛ぶ。
「うおっ」
爆発の衝撃に課長は翻弄され、壁に叩き付けられる。
「ぐうううっっ」
痛みで深く呻くが、すぐに痛みは忘れた。
両腕と足だけ残してロボットが消滅していた。
「ばかな」
愕然とするがこれが現実だった。
「あらいけない。シールドを回収するんだったわ」
全てを消滅させてしまった白百合はつい熱くなってミスをした事を公開する。
「どう? まだやる?」
「ひっ」
課長は恐れおののくが、背後からヒールの甲高い音が聞こえた。
その正体を知る課長は、邪悪な笑みを浮かべて言った。
「まだ、切り札が残っている」
「どんなのが来ても私が倒すわ」
白百合は自信満々に言うが、部屋に入ってきた人物を見て、愕然とした。
「そんな……」
入ってきたのは、赤いボディースーツに身を包みプロテクターを装着した女性
ハニーフラワーを打たれ操られる者特有の目をした、遼子だった。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。




とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる