【R18】委員長系清純退魔巫女ですが、本気を出すと何故かバニーガールに変身してしまう上、エッチをしないと変身解除できません

瀬緋 令祖灼

文字の大きさ
上 下
28 / 32

美羽のお願い

しおりを挟む
「あんっ」

 裕樹の手が美羽のお尻に触れた瞬間、美羽の身体に電撃が走り、小さく背筋を仰け反らせ、裕樹から離れた口から艶声が漏れ出した。
 頭の中も真っ白になり、一瞬思考停止になり身体のほてりもあって目の焦点が合わず、ぼーっとする。
 しかし徐々に思考が回復すると、裕樹に目が合い、頬が真っ赤に染まった。

「す、すみません」

 押し倒した事が恥ずかしくなったのか美羽は身体を起こし、裕樹の腹の上に座る。
 身体を起こしたと同時に潰れていた胸がゴム鞠のように揺れる。
 見下ろされているため、星明かりで逆光になっているが美羽の身体の輪郭は肌と光沢のあるスーツのおかげで輪郭がうっすらと輝いていた。
 おかげで少し目が利くようになると彼女の身体がよく見えた。
 先ほどより膨らんでいるのか、こぼれ落ちそうでスーツのカット部分に乳輪のピンク色が見えてしまった。
 戦いのためか、それとも身体が熱くなっているのか、肌にはうっすらと汗が出て湿り肌の輝きを増していた。首筋を一滴の汗が流れ、うなじの近くを通って鎖骨の部分にたどり着き泉を作り宝石のように輝いていた。

「ご、ごめんなさい」

 許しも得ずに座ってしまったことを恥じて慌てて横に座った。

「いやお気になさらず」

 申し訳なさそうにする美羽を慰めるように、気にしていない風に裕樹は答えた。
 むしろ小さなお尻が乗っかり、その感触を腹で、脚の付け根から伸びていく柔らかな太ももが挟む身体の側面で感じることが出来てむしろずっと乗っていて欲しかった。

「あ、あの」

 切羽詰まったような感じで美羽はおずおずと裕樹に話しかけた。

「な、なんですか」
「こんな時に……昨日の今日で何なんですか……」

 恥ずかしさから口を閉じ、視線を逸らしたが、意を決して目を閉じて美羽は大声で頼み込んだ。

「変身を解くために私を抱いて貰えませんか!」
「……いや、もう抱いているでしょう」
「そうじゃなくて」

 必死の思いで、伝えたいことがありすぎて言葉に詰まった美羽はたどたどしく説明を続けた。

「あ、あなた、裕樹さんの方から抱いて貰えませんか」
「……え?」

 一瞬、裕樹は理解できず間抜けな声を出してしまった。

「ええと、このままではダメだと」
「そ、そうです」
「どうして?」
「女の私から襲うんじゃなくて、抱いて貰うのが夢なので、じゃなくて、その方が変身が解けやすいんです!」
「そうなの?」
「はい、自分で変身を解こうとしても解けにくいので」

 恥ずかしそうに美羽が言う。
 昨日、自慰しても無理だったので裕樹が抱くことで変身が解けた。
 その再現を狙っているのだろう。

「それとも、私ではダメですか?」

 美羽は正座の状態から膝の下を外側に向けて座り込み、両手を自分の上乳に黒いグローブに包まれた指を揃えて乗せ、顔を恥ずかしそうに逸らす、だが、視線は裕樹に向けてきた。
 バニーガール姿の少女に、魅力的なポーズでそんなことことを言われて拒絶したら男が廃る。

「ダメじゃありません」

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

М女と三人の少年

浅野浩二
恋愛
SМ的恋愛小説。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

処理中です...