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変身の代償
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妖魔である飛縁魔をバニーガール姿になって倒し助けてくれた凜々しい巫女さんが、しゃがみ込んで、オナニーをしている。
そんな異様な光景に、裕樹は自分の目を疑った。
助けてくれた恩人のあられもない姿に、冷たい風が吹き裕樹の心身を冷やす。
「寒っ」
自分の身体で一番敏感な部分が風に当たっている事と、先ほどその恩人のデリケートな部分に先端を入れた気持ちよかった、もとい入れられてしまったことに気がついた。
無理矢理入れられたので、傷が付いて仕舞ったのかもしれない。あるいは、痛みを感じてしまっているのかもしれない。
「だ、大丈夫です……か?」
気恥ずかしさを覚えながらも、裕樹は痛む部分にあてることが出来るよう、ハンカチを取り出して渡そうと近づいた。
「あっ、あうっ、あんっ」
そして美羽の口から漏れてくる艶声を聞いて、本当にオナニーをしていることを知った。
クロッチの上から擦っている。
だが物足りないのか、片手でクロッチをずらしてもう片方のタイツの上から恥裂を擦り始める。
「あううっ」
艶声を上げるが、まだ物足りないのかタイツごと指を恥裂に入れて愛撫していく。
それでも物足りず、指を奥へ突っ込んでいく。よほど深く入れているのが、破れ始めたタイツから裕樹は分かってしまった。
「ど、どうしたんです」
戦慄しつつも性的な興味と興奮から美羽の身体から目を逸らせず、裕樹は尋ねた。
「わ、私、この姿になると、性的興奮を得ないと解除できないんです」
「……え?」
馬鹿げた話で裕樹は唖然とした。
「いやいや、そんな事……」
冗談だと思って笑い飛ばそうとした。
何か別の理由がある――背中のチャックを下ろすことが出来ない、のだと思いスルーして脱ぐのを手伝ってあげようとバニースーツのチャックを裕樹は探した。
年頃の少女の服を脱がそうとするのは異常なことだった。だが、美羽の発言がそれ以上にぶっ飛んでいたので、裕樹の思考は混乱して、脱がすのが正しいと思ってしまった。
多少のやましい気持ちもあったが助けようと思って脱がすためにチャックを探した。
そして再び戦慄する。
「……チャックが……ない」
本来、脱着のために、着るためにバニースーツには背中にチャックがある。
たまにビジュアル的か、性的な目的から別の場所に付いているが、美羽のバニースーツには、どこにも付いていなかった。
そもそも、美羽がスーツを着る瞬間を裕樹は見ていない。
年頃の少女の生着替えを見るなど言語道断だが、突然、バニースーツを着た美羽が現れたのだ。
「このスーツ、変身するといつの間にか、装着されているんです。私の意志に関係なく、ピンチになると、せ、性的興奮がきっかけになって、装着されるんです。そして、絶頂しないと解除できないんです。あんっ」
美羽はオナニーを続けながら説明した。
「だから、いつも、変身、する、と、こうして、自分で、気持ちよく、して、解除しているんで、す……」
自慰による快楽信号で頭がトランス状態になって思考能力が低下いる美羽は、裕樹が聞いていないことまで話した。
「ああんっ」
再び艶声が出るが、変化は訪れなかった。
「うう……どうして……今日に限って……」
何度も行っているのか自分がどういうときに絶頂するのか理解しているようだった。
そして今日に限って何故か絶頂しないことに苛立っていた。
「ううっ……こうなったら奥の手……」
クリトリスを指で挟み刺激する。
「あううううっっっっっ」
ひときわ大きな艶声を、獣の咆哮のような声が夜の闇に響き、聞く者の意識を桃色に染めるような感覚を与えた。
だが、美羽はバニースーツのままだった。
「ううっ、どうして」
解除できなくて混乱する美羽。
ふと、無いも出来ずに立っている裕樹の方を向くと懇願した。
「お願いします。どうかそれを入れてください」
そんな異様な光景に、裕樹は自分の目を疑った。
助けてくれた恩人のあられもない姿に、冷たい風が吹き裕樹の心身を冷やす。
「寒っ」
自分の身体で一番敏感な部分が風に当たっている事と、先ほどその恩人のデリケートな部分に先端を入れた気持ちよかった、もとい入れられてしまったことに気がついた。
無理矢理入れられたので、傷が付いて仕舞ったのかもしれない。あるいは、痛みを感じてしまっているのかもしれない。
「だ、大丈夫です……か?」
気恥ずかしさを覚えながらも、裕樹は痛む部分にあてることが出来るよう、ハンカチを取り出して渡そうと近づいた。
「あっ、あうっ、あんっ」
そして美羽の口から漏れてくる艶声を聞いて、本当にオナニーをしていることを知った。
クロッチの上から擦っている。
だが物足りないのか、片手でクロッチをずらしてもう片方のタイツの上から恥裂を擦り始める。
「あううっ」
艶声を上げるが、まだ物足りないのかタイツごと指を恥裂に入れて愛撫していく。
それでも物足りず、指を奥へ突っ込んでいく。よほど深く入れているのが、破れ始めたタイツから裕樹は分かってしまった。
「ど、どうしたんです」
戦慄しつつも性的な興味と興奮から美羽の身体から目を逸らせず、裕樹は尋ねた。
「わ、私、この姿になると、性的興奮を得ないと解除できないんです」
「……え?」
馬鹿げた話で裕樹は唖然とした。
「いやいや、そんな事……」
冗談だと思って笑い飛ばそうとした。
何か別の理由がある――背中のチャックを下ろすことが出来ない、のだと思いスルーして脱ぐのを手伝ってあげようとバニースーツのチャックを裕樹は探した。
年頃の少女の服を脱がそうとするのは異常なことだった。だが、美羽の発言がそれ以上にぶっ飛んでいたので、裕樹の思考は混乱して、脱がすのが正しいと思ってしまった。
多少のやましい気持ちもあったが助けようと思って脱がすためにチャックを探した。
そして再び戦慄する。
「……チャックが……ない」
本来、脱着のために、着るためにバニースーツには背中にチャックがある。
たまにビジュアル的か、性的な目的から別の場所に付いているが、美羽のバニースーツには、どこにも付いていなかった。
そもそも、美羽がスーツを着る瞬間を裕樹は見ていない。
年頃の少女の生着替えを見るなど言語道断だが、突然、バニースーツを着た美羽が現れたのだ。
「このスーツ、変身するといつの間にか、装着されているんです。私の意志に関係なく、ピンチになると、せ、性的興奮がきっかけになって、装着されるんです。そして、絶頂しないと解除できないんです。あんっ」
美羽はオナニーを続けながら説明した。
「だから、いつも、変身、する、と、こうして、自分で、気持ちよく、して、解除しているんで、す……」
自慰による快楽信号で頭がトランス状態になって思考能力が低下いる美羽は、裕樹が聞いていないことまで話した。
「ああんっ」
再び艶声が出るが、変化は訪れなかった。
「うう……どうして……今日に限って……」
何度も行っているのか自分がどういうときに絶頂するのか理解しているようだった。
そして今日に限って何故か絶頂しないことに苛立っていた。
「ううっ……こうなったら奥の手……」
クリトリスを指で挟み刺激する。
「あううううっっっっっ」
ひときわ大きな艶声を、獣の咆哮のような声が夜の闇に響き、聞く者の意識を桃色に染めるような感覚を与えた。
だが、美羽はバニースーツのままだった。
「ううっ、どうして」
解除できなくて混乱する美羽。
ふと、無いも出来ずに立っている裕樹の方を向くと懇願した。
「お願いします。どうかそれを入れてください」
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