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飛縁魔撃退 だが
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急速に美羽に接近してくる飛縁魔。
とろい美羽を捕らえるのは簡単だと思っており、先ほどのようにすぐに組み敷けると考えていた。
しかし、美羽は僅かに身体を捻り、胸を揺らし背中を神の間から晒しつつ紙一重で避けた。
「なっ」
白い肌の残像を通り過ぎ、肌からこぼれ落ちた甘い少女特有の香りだけしか飛縁魔は捕らえられなかった。
「まさか……」
先ほどまでトロい動きだったのにキレのある動きをしていた。
重苦しい巫女服からバニースーツに変わったためだけではない。
明らかに美羽の運動能力が増している。
「こしゃくな」
避けられても飛縁魔はすぐに全身をバネにして再び美羽に襲いかかる。
だが、背後から向かっていってもすぐに避けられてしまった。
まるで見えているようなタイミングでだった。
事実、美羽は飛縁魔の動きを把握していた。視線では無く聴覚でだ。
美羽は顔を動かさず、頭に付いた耳だけで飛縁魔の動きを把握すると、タイツに包まれた足をバックシームを曲げながら伸ばし、ハイレグにカットされレオタードで引き締められた腰を傾け、腰まである黒髪を揺らし避けた。
「本当に身体能力が上がっている」
飛縁魔も身体を捻って美羽を追いかけるが、捕らえられない。
身体を捻らせ、豊満な胸を揺らし、髪を降ってその下の白い肌を持つ背中を見せ、飛縁魔の魔の手から逃れる。
「くっ」
再び手を伸ばすが、美羽は長い足を曲げてしゃがむと、低い姿勢のまま、髪をなびかせ飛縁魔から距離を取る。
そして、くびれた腰を捻り立ち上がり飛縁魔と対峙して言い放つ。
「ここで勝負を決めます!」
美羽は叫ぶと胸の上から大胆にカットされたレオタードから見える豊満な胸の谷間へ指を入れて呪符を取り出した。
「そんなところから出すのか」
「ここからしか出てこないんです!」
飛縁魔の突っ込みに美羽は律儀に答える。
「もう! こうなったらこのまま退治しちゃいます!」
やけくそ気味に美羽は構えた呪符を飛縁魔に向かって投げつける。
先ほどとは比べものにならないくらいの早さ、腕が見えないほどの早さで投げられた呪符は回避不能な早さで飛縁魔に向かっていった。
「くっ」
仕方なく飛縁魔は先ほどのように腕で防御しようとした。
また軽くはね飛ばせると、飛縁魔は考えていた。
だが、呪符が腕に触れた瞬間、大爆発を起こしtあ。
「ぎゃあああっっ」
爆発の勢いは激しく、飛縁魔は遙か彼方に吹き飛んだ。
「……うわあ……」
その様子を裕樹は呆然と見ていた。
助けてくれた巫女さんがピンチに陥ったかと思うと突然、爆発したような光を放って自分を吹き飛ばしバニーガール姿になり、襲ってきた人外を吹き飛ばしてくれた。
変なヒーローアクション物でもない展開に、頭が付いていけなかった。
だが、月明かりに輝きながら爆風にたなびく黒髪とバニースーツに酔って引き出された身体のラインの美しさと、倒した人外が居た場所を見つめ続ける切れ長の意志の強い瞳に裕樹は見入ってしまった。
「あっ」
暫しバニー姿に見とれた後、お礼を言っていないことを裕樹は思い出した。
「ま、また助けてくれてありがとうございま、すっ!」
改めてお礼を言おうとして美羽に向いた裕樹は絶句した。
美羽が突然地面にしゃがみ込んだと思ったら、クロッチの上に指を滑らせ自慰行為を始めていたからだ。
とろい美羽を捕らえるのは簡単だと思っており、先ほどのようにすぐに組み敷けると考えていた。
しかし、美羽は僅かに身体を捻り、胸を揺らし背中を神の間から晒しつつ紙一重で避けた。
「なっ」
白い肌の残像を通り過ぎ、肌からこぼれ落ちた甘い少女特有の香りだけしか飛縁魔は捕らえられなかった。
「まさか……」
先ほどまでトロい動きだったのにキレのある動きをしていた。
重苦しい巫女服からバニースーツに変わったためだけではない。
明らかに美羽の運動能力が増している。
「こしゃくな」
避けられても飛縁魔はすぐに全身をバネにして再び美羽に襲いかかる。
だが、背後から向かっていってもすぐに避けられてしまった。
まるで見えているようなタイミングでだった。
事実、美羽は飛縁魔の動きを把握していた。視線では無く聴覚でだ。
美羽は顔を動かさず、頭に付いた耳だけで飛縁魔の動きを把握すると、タイツに包まれた足をバックシームを曲げながら伸ばし、ハイレグにカットされレオタードで引き締められた腰を傾け、腰まである黒髪を揺らし避けた。
「本当に身体能力が上がっている」
飛縁魔も身体を捻って美羽を追いかけるが、捕らえられない。
身体を捻らせ、豊満な胸を揺らし、髪を降ってその下の白い肌を持つ背中を見せ、飛縁魔の魔の手から逃れる。
「くっ」
再び手を伸ばすが、美羽は長い足を曲げてしゃがむと、低い姿勢のまま、髪をなびかせ飛縁魔から距離を取る。
そして、くびれた腰を捻り立ち上がり飛縁魔と対峙して言い放つ。
「ここで勝負を決めます!」
美羽は叫ぶと胸の上から大胆にカットされたレオタードから見える豊満な胸の谷間へ指を入れて呪符を取り出した。
「そんなところから出すのか」
「ここからしか出てこないんです!」
飛縁魔の突っ込みに美羽は律儀に答える。
「もう! こうなったらこのまま退治しちゃいます!」
やけくそ気味に美羽は構えた呪符を飛縁魔に向かって投げつける。
先ほどとは比べものにならないくらいの早さ、腕が見えないほどの早さで投げられた呪符は回避不能な早さで飛縁魔に向かっていった。
「くっ」
仕方なく飛縁魔は先ほどのように腕で防御しようとした。
また軽くはね飛ばせると、飛縁魔は考えていた。
だが、呪符が腕に触れた瞬間、大爆発を起こしtあ。
「ぎゃあああっっ」
爆発の勢いは激しく、飛縁魔は遙か彼方に吹き飛んだ。
「……うわあ……」
その様子を裕樹は呆然と見ていた。
助けてくれた巫女さんがピンチに陥ったかと思うと突然、爆発したような光を放って自分を吹き飛ばしバニーガール姿になり、襲ってきた人外を吹き飛ばしてくれた。
変なヒーローアクション物でもない展開に、頭が付いていけなかった。
だが、月明かりに輝きながら爆風にたなびく黒髪とバニースーツに酔って引き出された身体のラインの美しさと、倒した人外が居た場所を見つめ続ける切れ長の意志の強い瞳に裕樹は見入ってしまった。
「あっ」
暫しバニー姿に見とれた後、お礼を言っていないことを裕樹は思い出した。
「ま、また助けてくれてありがとうございま、すっ!」
改めてお礼を言おうとして美羽に向いた裕樹は絶句した。
美羽が突然地面にしゃがみ込んだと思ったら、クロッチの上に指を滑らせ自慰行為を始めていたからだ。
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