4 / 28
4話 冒険者ギルド(北メシアの町)
しおりを挟む
救済国メシアライブの北にある北メシアの町の冒険者ギルド
冒険者ギルドに向かう途中様々な人を見たが、表情が暗い。
町は壁に囲まれ比較的安全だが、壁の外にゴブリンなどのモンスターがいる。
飢饉で食料も不足気味、市民は大変に違いない。
ここが冒険者ギルドか、中を見渡すと
魔法は使えないが多くの武具防具を扱える戦士に、主に攻撃魔法が得意な魔法使い、武闘派のモンク、回復系魔法が得意な僧侶、目つきがするどい盗賊、偵察が得意なレンジャー、弓矢の扱いに長けた狩人、様々な職の冒険者たちが集まっている。
(なかなか活気があるな。受け付けはあそこか)
「冒険者登録をしたいのだが」
受付嬢 「ようこそ冒険者ギルドへ。はじめてご利用の方はこちらの条項をよくお読みの上冒険者登録書に必要事項をご記入ください」
・冒険者ギルドでは主に掲示板に貼られたクエスト、素材採取、配達、捜索、討伐依頼等をこなしクエスト達成することで報酬を得ることができます。
・冒険者ランクは上位からオリハルコン ミスリル 金 銀 銅 新米に分かれており、オリハルコンが最もランクが高く新米が最もランクが低い。
・人間族では金ランクが限界といわれておりオリハルコン ミスリルランクは異種族、人外の力を持つなど特別な者でなければ到達することは困難である。
・緊急クエストや名指しの特別なクエストは受付嬢やギルドマスターから請け負うことになる。
・冒険者登録するには一定のレベルが必要である。
(なるほど。だいたいわかった)
「あちらの部屋でレベルを考慮しランク査定を行います」
案内された部屋には一人の女性がいた。
「まずは服を脱いでください。そしてうつぶせになってベッドへ この器具でレベルを調べます」
エンネア・ゼロの背中に特別な器具があてられレベル調査が行われる。
ランク査定も行われランク付けが完了する。
「驚きました。レベル100ですね、確かマジックキャスターということですが申し分ない強さです。普通は新米ランクがスタート地点ですが結論を申しますと、あなたは銀ランクとなります」
「レベル100で銀ランクか・・金ランクになるにはどうすればいい?」
「金ランクになるには特別なクエストをいくつかこなす必要がありますが、今はまだそのクエストを受けることはできません、まずは一般クエストをこなし実績を積み重ねることをお勧めします」
「実績か 掲示板でクエストを探してみるか」
手始めに銅ランクのクエスト ゴブリンキング討伐 のクエストを受けることにした。
詳細を受付嬢から聞いてみると街から少し離れたところに小さな洞窟があり、ゴブリンキングはこの小さな洞窟を住処にしているようだ。
(銅ランクのクエストとはいえ初めてのクエストだ。罠などにかかって死なないようにしないとな)
街を出てしばらく歩くと目的の洞窟が見えてきた。中に入って探索をしていると洞窟内でゴブリンを発見。
ゴブリンは醜く邪悪な存在で緑色の肌をした小人だ。野蛮な行動、粗野な部族社会を形成し集団で行動する種族である。ゴブリンの強さは一般人よりもはるかに強い。
繁殖力も高いためゴキブリンと揶揄(やゆ)されることも。
「ファイアーボール」
左手小指の指先から火球がゴブリンめがけほとばしり直撃する。
ゴォォォ、ゴブリンは燃え上がり焦げた匂いがあたりに充満する。
「ゴブリンなど小指一つで十分だ」
遭遇したゴブリンを倒し続けてわかったが、ゲーム同様モンスターを倒すとまれに素材を落とす。素材は無限の持ち物袋に自動的に送られるシステムだ。
無限の持ち物袋には素材やアイテムなどが入る。
現実と違い拾う手間が省けるし制限が無いので便利だ。
ゴブリンを倒しながら洞窟の先を進むと奥に広間がありゴブリンが複数いた。
通常のゴブリン以外にゴブリンメイジ、ゴブリンキングが各々一体づついる。
「ギシャー、ギャーギャー、バガブ、ワハボ」
(何を言ってるかわからないな)
モンスター言語翻訳 によりモンスターの言語が理解できるようになった。
「人間が攻めてきた、一人だけだ囲め、生きて返すな、殺してしまえ」
「仲間を呼ばれたり連携されると面倒だ。ここは範囲魔法で一気にかたをつける」
広間に突入し
「フレイムウォール」
フレイムウォールは範囲魔法で複数のゴブリンを対象に発動。
各々のゴブリンの四方を囲むように炎をまとった薄い壁があらわれ、対象のゴブリン達を逃げられないようにして焼いていく。炎の壁が逃げ場を失ったゴブリン達を黒焦げにする。対象の敵に炎耐性があったとしても壁が対象にせまり壁に圧殺される仕組みだ。
「炎を使う魔法使いか こちらは水魔法だ」
範囲魔法対象外のゴブリンメイジはウォーターボールでエンネア・ゼロを攻撃。水球がエンネア・ゼロに直撃すると思われた矢先、水球はかき消える。エンネア・ゼロとゴブリンメイジのレベル差からエンネア・ゼロはダメージを受けない。
ゴブリンメイジは驚いた。「無効化したのか」
「雑魚に用はない ファイアーボール」
ゴブリンメイジはファイアーボールを防ぐ為魔法を唱える「ウォーターシールド」
ウォーターシールドは魔法でできた水の盾であり炎ダメージを軽減する防御魔法だ。
しかしゴブリンメイジのウォーターシールドは盾の役目を果たすことができなかった。
左手小指から放たれたファイアーボールの前にウォーターシールドは瞬時にかき消され、ゴブリンメイジに火球が直撃。火球がゴブリンメイジの体を燃やす。
「馬鹿な、相性では水は火に強いはず。ウォーターシールドで軽減できるはずなのに・・」
「おろかものが、魔力の差よ。私の魔力の前にウォーターシールドなどの軽減は役に立たないものと知れ」
「そんな・・」
ゴブリンメイジは真っ黒に燃え尽きた。
魔法の応酬をしている間別方向から走りながらエンネア・ゼロに接近してきていたゴブリンキングは、魔法を使う者など1撃で殺せるという自信があるのかロングソードを大きく振りかぶりジャンプしながら襲い掛かってきた。ジャンプ斬りだ。
(そんな攻撃食らうわけないだろう)
「グラビティ10」
ゴブリンキングは重力による魔法で圧を受けた。ジャンプ斬りのジャンプ中にグラビティ10をくらったものだから、顔面から真っ逆さまに地面に激突。無様に叩きつけられ、「ブギャッ」と変な声を出す。
うつぶせにはりつけ状態になり必死に立ち上がろうとするが無駄なことは火をみるよりも明らかだった。十数秒後には圧殺、そのまま絶命した。ゴブリンキングの体重の10倍の重さがゴブリンキングに襲い掛かったのだ耐えきれるはずもなかった。
「こんなものか、戦利品は特にめぼしいものは無いな」
最奥の間に町の人々が捕らえられており救出した。
「ありがとうございます」
「ありがとう」
「この御恩は忘れません」
「助かりました。ありがとう」
ゴブリン討伐を終えクエスト達成の報告を行い報酬を受け取けとった。
「良いことをすると気分がいいな」
宿屋で疲れを癒し明日に備えることにした。
冒険者ギルドに向かう途中様々な人を見たが、表情が暗い。
町は壁に囲まれ比較的安全だが、壁の外にゴブリンなどのモンスターがいる。
飢饉で食料も不足気味、市民は大変に違いない。
ここが冒険者ギルドか、中を見渡すと
魔法は使えないが多くの武具防具を扱える戦士に、主に攻撃魔法が得意な魔法使い、武闘派のモンク、回復系魔法が得意な僧侶、目つきがするどい盗賊、偵察が得意なレンジャー、弓矢の扱いに長けた狩人、様々な職の冒険者たちが集まっている。
(なかなか活気があるな。受け付けはあそこか)
「冒険者登録をしたいのだが」
受付嬢 「ようこそ冒険者ギルドへ。はじめてご利用の方はこちらの条項をよくお読みの上冒険者登録書に必要事項をご記入ください」
・冒険者ギルドでは主に掲示板に貼られたクエスト、素材採取、配達、捜索、討伐依頼等をこなしクエスト達成することで報酬を得ることができます。
・冒険者ランクは上位からオリハルコン ミスリル 金 銀 銅 新米に分かれており、オリハルコンが最もランクが高く新米が最もランクが低い。
・人間族では金ランクが限界といわれておりオリハルコン ミスリルランクは異種族、人外の力を持つなど特別な者でなければ到達することは困難である。
・緊急クエストや名指しの特別なクエストは受付嬢やギルドマスターから請け負うことになる。
・冒険者登録するには一定のレベルが必要である。
(なるほど。だいたいわかった)
「あちらの部屋でレベルを考慮しランク査定を行います」
案内された部屋には一人の女性がいた。
「まずは服を脱いでください。そしてうつぶせになってベッドへ この器具でレベルを調べます」
エンネア・ゼロの背中に特別な器具があてられレベル調査が行われる。
ランク査定も行われランク付けが完了する。
「驚きました。レベル100ですね、確かマジックキャスターということですが申し分ない強さです。普通は新米ランクがスタート地点ですが結論を申しますと、あなたは銀ランクとなります」
「レベル100で銀ランクか・・金ランクになるにはどうすればいい?」
「金ランクになるには特別なクエストをいくつかこなす必要がありますが、今はまだそのクエストを受けることはできません、まずは一般クエストをこなし実績を積み重ねることをお勧めします」
「実績か 掲示板でクエストを探してみるか」
手始めに銅ランクのクエスト ゴブリンキング討伐 のクエストを受けることにした。
詳細を受付嬢から聞いてみると街から少し離れたところに小さな洞窟があり、ゴブリンキングはこの小さな洞窟を住処にしているようだ。
(銅ランクのクエストとはいえ初めてのクエストだ。罠などにかかって死なないようにしないとな)
街を出てしばらく歩くと目的の洞窟が見えてきた。中に入って探索をしていると洞窟内でゴブリンを発見。
ゴブリンは醜く邪悪な存在で緑色の肌をした小人だ。野蛮な行動、粗野な部族社会を形成し集団で行動する種族である。ゴブリンの強さは一般人よりもはるかに強い。
繁殖力も高いためゴキブリンと揶揄(やゆ)されることも。
「ファイアーボール」
左手小指の指先から火球がゴブリンめがけほとばしり直撃する。
ゴォォォ、ゴブリンは燃え上がり焦げた匂いがあたりに充満する。
「ゴブリンなど小指一つで十分だ」
遭遇したゴブリンを倒し続けてわかったが、ゲーム同様モンスターを倒すとまれに素材を落とす。素材は無限の持ち物袋に自動的に送られるシステムだ。
無限の持ち物袋には素材やアイテムなどが入る。
現実と違い拾う手間が省けるし制限が無いので便利だ。
ゴブリンを倒しながら洞窟の先を進むと奥に広間がありゴブリンが複数いた。
通常のゴブリン以外にゴブリンメイジ、ゴブリンキングが各々一体づついる。
「ギシャー、ギャーギャー、バガブ、ワハボ」
(何を言ってるかわからないな)
モンスター言語翻訳 によりモンスターの言語が理解できるようになった。
「人間が攻めてきた、一人だけだ囲め、生きて返すな、殺してしまえ」
「仲間を呼ばれたり連携されると面倒だ。ここは範囲魔法で一気にかたをつける」
広間に突入し
「フレイムウォール」
フレイムウォールは範囲魔法で複数のゴブリンを対象に発動。
各々のゴブリンの四方を囲むように炎をまとった薄い壁があらわれ、対象のゴブリン達を逃げられないようにして焼いていく。炎の壁が逃げ場を失ったゴブリン達を黒焦げにする。対象の敵に炎耐性があったとしても壁が対象にせまり壁に圧殺される仕組みだ。
「炎を使う魔法使いか こちらは水魔法だ」
範囲魔法対象外のゴブリンメイジはウォーターボールでエンネア・ゼロを攻撃。水球がエンネア・ゼロに直撃すると思われた矢先、水球はかき消える。エンネア・ゼロとゴブリンメイジのレベル差からエンネア・ゼロはダメージを受けない。
ゴブリンメイジは驚いた。「無効化したのか」
「雑魚に用はない ファイアーボール」
ゴブリンメイジはファイアーボールを防ぐ為魔法を唱える「ウォーターシールド」
ウォーターシールドは魔法でできた水の盾であり炎ダメージを軽減する防御魔法だ。
しかしゴブリンメイジのウォーターシールドは盾の役目を果たすことができなかった。
左手小指から放たれたファイアーボールの前にウォーターシールドは瞬時にかき消され、ゴブリンメイジに火球が直撃。火球がゴブリンメイジの体を燃やす。
「馬鹿な、相性では水は火に強いはず。ウォーターシールドで軽減できるはずなのに・・」
「おろかものが、魔力の差よ。私の魔力の前にウォーターシールドなどの軽減は役に立たないものと知れ」
「そんな・・」
ゴブリンメイジは真っ黒に燃え尽きた。
魔法の応酬をしている間別方向から走りながらエンネア・ゼロに接近してきていたゴブリンキングは、魔法を使う者など1撃で殺せるという自信があるのかロングソードを大きく振りかぶりジャンプしながら襲い掛かってきた。ジャンプ斬りだ。
(そんな攻撃食らうわけないだろう)
「グラビティ10」
ゴブリンキングは重力による魔法で圧を受けた。ジャンプ斬りのジャンプ中にグラビティ10をくらったものだから、顔面から真っ逆さまに地面に激突。無様に叩きつけられ、「ブギャッ」と変な声を出す。
うつぶせにはりつけ状態になり必死に立ち上がろうとするが無駄なことは火をみるよりも明らかだった。十数秒後には圧殺、そのまま絶命した。ゴブリンキングの体重の10倍の重さがゴブリンキングに襲い掛かったのだ耐えきれるはずもなかった。
「こんなものか、戦利品は特にめぼしいものは無いな」
最奥の間に町の人々が捕らえられており救出した。
「ありがとうございます」
「ありがとう」
「この御恩は忘れません」
「助かりました。ありがとう」
ゴブリン討伐を終えクエスト達成の報告を行い報酬を受け取けとった。
「良いことをすると気分がいいな」
宿屋で疲れを癒し明日に備えることにした。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
ダンジョン・ホテルへようこそ! ダンジョンマスターとリゾート経営に乗り出します!
彩世幻夜
ファンタジー
異世界のダンジョンに転移してしまった、ホテル清掃員として働く24歳、♀。
ダンジョンマスターの食事係兼ダンジョンの改革責任者として奮闘します!
元魔王おじさん
うどんり
ファンタジー
激務から解放されようやく魔王を引退したコーラル。
人間の住む地にて隠居生活を送ろうとお引越しを敢行した。
本人は静かに生活を送りたいようだが……さてどうなることやら。
戦いあり。ごはんあり。
細かいことは気にせずに、元魔王のおじさんが自由奔放に日常を送ります。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
異世界国盗り物語 ~野望に燃えるエーリカは第六天魔皇になりて天下に武を布く~
ももちく
ファンタジー
天帝と教皇をトップに据えるテクロ大陸本土には4つの王国とその王国を護る4人の偉大なる魔法使いが存在した
創造主:Y.O.N.Nはこの世界のシステムの再構築を行おうとした
その過程において、テクロ大陸本土の西国にて冥皇が生まれる
冥皇の登場により、各国のパワーバランスが大きく崩れ、テクロ大陸は長い戦国時代へと入る
テクロ大陸が戦国時代に突入してから190年の月日が流れる
7つの聖痕のひとつである【暴食】を宿す剣王が若き戦士との戦いを経て、新しき世代に聖痕を譲り渡す
若き戦士は剣王の名を引き継ぎ、未だに終わりをしらない戦国乱世真っ只中のテクロ大陸へと殴り込みをかける
そこからさらに10年の月日が流れた
ホバート王国という島国のさらに辺境にあるオダーニの村から、ひとりの少女が世界に殴り込みをかけにいく
少女は|血濡れの女王《ブラッディ・エーリカ》の団を結成し、自分たちが世の中へ打って出る日を待ち続けていたのだ
その少女の名前はエーリカ=スミス
とある刀鍛冶の一人娘である
エーリカは分不相応と言われても仕方が無いほどのでっかい野望を抱いていた
エーリカの野望は『1国の主』となることであった
誰もが笑って暮らせる平和で豊かな国、そんな国を自分の手で興したいと望んでいた
エーリカは救国の士となるのか?
それとも国すら盗む大盗賊と呼ばれるようになるのか?
はたまた大帝国の祖となるのか?
エーリカは野望を成し遂げるその日まで、決して歩みを止めようとはしなかった……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる