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廃トンネル18
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3人はさっそくテントの中に入ると携帯式小型ランタンのスイッチを入れる。テントの中はLEDの白い光で包まれた。
「しかし、まだ時計は夕方になってないのに変だよな。きっと磁場か何かの関係で俺らの時計が狂ったんだと思う。」
「アホな事言うなよ。俺らが林道から入って体内時計的にも2時間くらいしか経ってないだろ。磁場なんてあるわけない!」
健太と春樹が言い合ってる時、真由子はスマホをいじっていた。
「あ!繋がった。もしもし、もしもし!!警察ですか??」
真由子はスマホから110番通報していた。電話ごしの向こうからはかすかに男の声が聞こえる。
「ど・・しま・・た。事件です・・事故ですか?もし・・も」
「遭難です。事故です。場所は分かりません。助けてください!!もしもし!!もしもし!!」
どうやら電話は途中で途切れた。
「真由子!今警察に一瞬繋がったよな??もう一度かけてみろ!!」
春樹がそう言うと真由子は再び110番にかけたが、今度はまったく繋がらなかった。
「しかし、まだ時計は夕方になってないのに変だよな。きっと磁場か何かの関係で俺らの時計が狂ったんだと思う。」
「アホな事言うなよ。俺らが林道から入って体内時計的にも2時間くらいしか経ってないだろ。磁場なんてあるわけない!」
健太と春樹が言い合ってる時、真由子はスマホをいじっていた。
「あ!繋がった。もしもし、もしもし!!警察ですか??」
真由子はスマホから110番通報していた。電話ごしの向こうからはかすかに男の声が聞こえる。
「ど・・しま・・た。事件です・・事故ですか?もし・・も」
「遭難です。事故です。場所は分かりません。助けてください!!もしもし!!もしもし!!」
どうやら電話は途中で途切れた。
「真由子!今警察に一瞬繋がったよな??もう一度かけてみろ!!」
春樹がそう言うと真由子は再び110番にかけたが、今度はまったく繋がらなかった。
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