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トンネルと地元の人達8

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 「どうなるんだよ?だいたいなこの田舎の町いや村の人間達は態度がわりーんだよ。東京の警官のほうがまだ親切だぞ。」

 口が悪くなった春樹らをなだめる真由子や健太らにその警官は椅子から立ち上がり声をあらげた。

 「田舎?田舎者て言いたいのか?君は何歳だね?年長者に向かってそんな言葉使いはだめだろう!まあいいや、いいか警告するよ。君達にね。その地図に書かれてる場所は国有地だから無断で立ち入れば不法侵入、そしてもし建物があってらそこに無断で立ち入れば住居侵入罪による現行犯逮捕になるからね。分かったかな?分かったならさっさとお引き取り下さい。」

 警官はそう言うと半ば無理やりに健太達を駐在所の外に追いやった。そして、何事もなかったかのように椅子に座り日報らしき物を書き始めた。

 「なんだよあの威圧的な態度はよ。くっそー撮影すれば良かったな。なあ健太これで分かったろ?」

     「何が?」

    「何がじゃねーよ。あのトンネルはやっぱりヤバいて事だよ。」
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