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最終章 世界の終焉
松本義徳首相の国家非常事態宣言9
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「よーく聞いてくれました。これらは全てここでリサイクルされた高品質のプラスチックを使って作られたものなんですよ!!」
一同驚愕している中、社長はおもむろに壁にかけていたワンピースを手に取り、それを山下に渡した。
「どうです?この肌触りに、見た目。プラスチックとはおよそ思えないでしょう?ささ、総理達も触れてみて下さいな。」
再生プラスチックを使った物はいくらもあるが、衣服同然のプラスチックなんてものはこれまで誰も見たことがなかった。
「まさか、あの西洋の甲冑もプラスチックでできてるなんて言わないでしょう?」
松本総理は恐る恐る尋ねた。
「はーい!実はこれもプラスチックなのです。」
「えー!凄っ。」
思わず野畑環境大臣が叫ぶ。
「当工場では廃プラスチックのペットボトルやプラスチック容器を特殊な方法で生物分解してからさらにプラスチックを柔軟にまた強化したりする技術を確立してますので。ミクロンレベルから強化でき、また柔軟にできるので多様なリサイクル製品として生まれ変われるのです。微生物の持つ力を活かした取り組みです。その微生物も廃木材から作ったものなんですよ!」
一同驚愕している中、社長はおもむろに壁にかけていたワンピースを手に取り、それを山下に渡した。
「どうです?この肌触りに、見た目。プラスチックとはおよそ思えないでしょう?ささ、総理達も触れてみて下さいな。」
再生プラスチックを使った物はいくらもあるが、衣服同然のプラスチックなんてものはこれまで誰も見たことがなかった。
「まさか、あの西洋の甲冑もプラスチックでできてるなんて言わないでしょう?」
松本総理は恐る恐る尋ねた。
「はーい!実はこれもプラスチックなのです。」
「えー!凄っ。」
思わず野畑環境大臣が叫ぶ。
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