245 / 506
第三章 狂気と共に明ける明治維新
15代将軍徳川慶喜の決断110
しおりを挟む
凄まじい轟音とともに、柵が爆破され、内側にいる狂人達がどっと外に出てきた。
「やべぇー!!こりゃやばい。」
完全に混乱した徳川共和国軍兵士達は戦うどころか逃げだす始末。
後方にいる乃木参謀は先頭のほうでなにやら騒いでるのを不思議に思い部下に聞いた。
「どうしたのだ?なぜ部隊の進軍が止まり、先頭のほうがざわめついておるのだ??」
「はっ、今確認を取っているところでございます。」
そうこういううちにとうとう先頭にいる部隊が次々に引き返してくる。
「逃げるなぁーー!!戦え。」
先頭にいる士官達が激を飛ばすものの、農民や町民の寄せ集めにすぎない歩兵達はもはや総崩れである。
逃げる兵士達の後には凄まじい数の狂人達が全力で追いかけてきてる。
そして、次々に犠牲になる兵士達。
辺りは地獄と化した。
「ご報告します。乃木参謀、狂人達の襲撃によって先頭にいる歩兵はほぼ全滅。そして、次々に脱走、敗走者が続出して、もはや収拾つかず・・」
と言った後にその兵士もその場から逃げ出した。
「待て!!逃げるなぁ。わしを置いていくな。」
乃木参謀の叫び声もむなしく、後方にいる兵士達も散り散りに逃げだしてしまった。
その様子を遠くから眺めていた桃井隊長は一人にんまりとした笑顔だった。
「やべぇー!!こりゃやばい。」
完全に混乱した徳川共和国軍兵士達は戦うどころか逃げだす始末。
後方にいる乃木参謀は先頭のほうでなにやら騒いでるのを不思議に思い部下に聞いた。
「どうしたのだ?なぜ部隊の進軍が止まり、先頭のほうがざわめついておるのだ??」
「はっ、今確認を取っているところでございます。」
そうこういううちにとうとう先頭にいる部隊が次々に引き返してくる。
「逃げるなぁーー!!戦え。」
先頭にいる士官達が激を飛ばすものの、農民や町民の寄せ集めにすぎない歩兵達はもはや総崩れである。
逃げる兵士達の後には凄まじい数の狂人達が全力で追いかけてきてる。
そして、次々に犠牲になる兵士達。
辺りは地獄と化した。
「ご報告します。乃木参謀、狂人達の襲撃によって先頭にいる歩兵はほぼ全滅。そして、次々に脱走、敗走者が続出して、もはや収拾つかず・・」
と言った後にその兵士もその場から逃げ出した。
「待て!!逃げるなぁ。わしを置いていくな。」
乃木参謀の叫び声もむなしく、後方にいる兵士達も散り散りに逃げだしてしまった。
その様子を遠くから眺めていた桃井隊長は一人にんまりとした笑顔だった。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
最終死発電車
真霜ナオ
ホラー
バイト帰りの大学生・清瀬蒼真は、いつものように終電へと乗り込む。
直後、車体に大きな衝撃が走り、車内の様子は一変していた。
外に出ようとした乗客の一人は身体が溶け出し、おぞましい化け物まで現れる。
生き残るためには、先頭車両を目指すしかないと知る。
「第6回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞をいただきました!
トゴウ様
真霜ナオ
ホラー
MyTube(マイチューブ)配信者として伸び悩んでいたユージは、配信仲間と共に都市伝説を試すこととなる。
「トゴウ様」と呼ばれるそれは、とある条件をクリアすれば、どんな願いも叶えてくれるというのだ。
「動画をバズらせたい」という願いを叶えるため、配信仲間と共に廃校を訪れた。
霊的なものは信じないユージだが、そこで仲間の一人が不審死を遂げてしまう。
トゴウ様の呪いを恐れて儀式を中断しようとするも、ルールを破れば全員が呪い殺されてしまうと知る。
誰も予想していなかった、逃れられない恐怖の始まりだった。
「第5回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞をいただきました!
他サイト様にも投稿しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ヴァルプルギスの夜~ライター月島楓の事件簿
加来 史吾兎
ホラー
K県華月町(かげつちょう)の外れで、白装束を着させられた女子高生の首吊り死体が発見された。
フリーライターの月島楓(つきしまかえで)は、ひょんなことからこの事件の取材を任され、華月町出身で大手出版社の編集者である小野瀬崇彦(おのせたかひこ)と共に、山奥にある華月町へ向かう。
華月町には魔女を信仰するという宗教団体《サバト》の本拠地があり、事件への関与が噂されていたが警察の捜査は難航していた。
そんな矢先、華月町にまつわる伝承を調べていた女子大生が行方不明になってしまう。
そして魔の手は楓の身にも迫っていた──。
果たして楓と小野瀬は小さな町で巻き起こる事件の真相に辿り着くことができるのだろうか。
ゾンビ発生が台風並みの扱いで報道される中、ニートの俺は普通にゾンビ倒して普通に生活する
黄札
ホラー
朝、何気なくテレビを付けると流れる天気予報。お馴染みの花粉や紫外線情報も流してくれるのはありがたいことだが……ゾンビ発生注意報?……いやいや、それも普通よ。いつものこと。
だが、お気に入りのアニメを見ようとしたところ、母親から買い物に行ってくれという電話がかかってきた。
どうする俺? 今、ゾンビ発生してるんですけど? 注意報、発令されてるんですけど??
ニートである立場上、断れずしぶしぶ重い腰を上げ外へ出る事に──
家でアニメを見ていても、同人誌を売りに行っても、バイトへ出ても、ゾンビに襲われる主人公。
何で俺ばかりこんな目に……嘆きつつもだんだん耐性ができてくる。
しまいには、サバゲーフィールドにゾンビを放って遊んだり、ゾンビ災害ボランティアにまで参加する始末。
友人はゾンビをペットにし、効率よくゾンビを倒すためエアガンを改造する。
ゾンビのいることが日常となった世界で、当たり前のようにゾンビと戦う日常的ゾンビアクション。ノベルアッププラス、ツギクル、小説家になろうでも公開中。
表紙絵は姫嶋ヤシコさんからいただきました、
©2020黄札
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる