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第一章 狂気の根源
徳川忠長の秘密51
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「致し方あるまい・・しかし、あやつの母江が生きておれば決して命まで取ってはならぬと申すであろうな。忠長よ・・なぜ・・お前はそのような者になってしまったのじゃ・・」
秀忠の目から涙がこぼれ落ちた。それを見た家光は。
「大御所殿、母上はこの世にはもういないでござる。それに、あやつは罪もない多くの人々を己の気分だけで殺めては繰り返し楽しんでいる畜生なのですぞ。情けなど無用かと。」
情け容赦ない家光の言葉に秀忠は。
「例えあやつの所業が鬼畜の所業であろうと、将軍であるお主の弟だぞ。そしてこの秀忠の息子である!そのような口のですきだ言葉は将軍の言葉ではない!」
秀忠は家光の言い過ぎる口調を咎めた。しかし、老中土井利勝がここで口を開く
。
秀忠の目から涙がこぼれ落ちた。それを見た家光は。
「大御所殿、母上はこの世にはもういないでござる。それに、あやつは罪もない多くの人々を己の気分だけで殺めては繰り返し楽しんでいる畜生なのですぞ。情けなど無用かと。」
情け容赦ない家光の言葉に秀忠は。
「例えあやつの所業が鬼畜の所業であろうと、将軍であるお主の弟だぞ。そしてこの秀忠の息子である!そのような口のですきだ言葉は将軍の言葉ではない!」
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