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第一章 狂気の根源

徳川忠長の秘密23

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 「口がすぎるぞ!主君に向かって家老が言う言葉か!!」

 「本音を言って何が悪いか!お前もそう思っておるだろうに。あの馬鹿のおかげで藩が改易になりかねてるんだぞ?そしたらワシらもその家族も打ち首獄門じゃ・・あの筆頭家老の田丸どのの哀れな姿を見たじゃろ・・殿の御身に仕えたあげくの果ての哀れな姿を・・こうなったらあの馬鹿を見つけて次第逆に手打ちにしてやるわい!」

     「もうよさぬか!2人とも。今は一刻も早く殿を探さないとならぬ。」

もう1人の家老が2人を仲裁する。

そして、ほどなくして本格的な森の中への探索をかける200人の藩士や町の役人達。
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