【完結】聖獣人アルファは事務官オメガに溺れる

【番外編不定期更新中】
あの人の胸の中で眠りについた日、あの人に婚約者がいることは知っていた。

あの人から離れることを選んだオメガのマイネは、妊娠していることを知り、獣人の子を一人で出産した。

あの人との記憶を思い返しながらも、四歳になった宝物のカスパーと忙しくも楽しく過ごす日々。

ところが、マイネの目の前に、ようやく居場所を探し当てたルシャードが現れ、連れ戻そうとする。

アンゼル王国王弟のルシャード殿下。五年前にマイネはルシャードの事務官をしていた。



五年前に遡る。

オメガのマイネは、二十三歳になっても発情期が来る気配がなく、ベータとして宮廷で働くことを選んだ。

第二王子ルシャードの事務官となる。

だが、初対面のルシャードはマイネを一瞥すると興味がないとばかりに、返事もしなかったのだ。


*現在→過去→現在の構成。
*R18

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