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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第1部 《漆黒の少女》
32話 お嬢様とわたし
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「ひとまずこちらの部屋でお待ち下さい」
領主邸に着いたわたしは応接室に通されました。
貴族様にはいろいろと準備があるらしく、「着きました」「こちらが病人です」とはいか無い様です。
20分ほどお茶とお菓子を相手に暇を潰します。
するとノックの後、シルバさんと30後半くらいのナイスミドルなおじさまと13歳くらいの少女が応接室に入って来ました。
多分ですが彼がガスト辺境伯でしょう。しかし一緒にいる少女は何者でしょうか?
彼女は健康そうに見えるのでユーリア様で無いのでしょう。
わたしは立ち上がり、頭を下げます。
わたしにだって常識(神様に貰った物ですが)は有ります。
ガスト辺境伯に促され、ソファーに座り直すとガスト辺境伯と少女はわたしの向かい側に座り、その背後にシルバさんが立ちました。
「薬師どの、遠い所をお越しいただき感謝する。
私がこの地を治めるフレイド・フォン・ガスト、こちらは私の妻、ミッシェル・フォン・ガストだ」
「どうか私達の娘を助けて頂きたいのです」
そう言うとガスト辺境伯と妻と紹介された少女は深く頭を下げました。
意外です。
もう少し高圧的に来ると思っていたのですが、ギルドマスター達が言っていた通り平民に対しても誠実な人なのでしょうか?
「どうか頭を上げて下さい。ガスト辺境伯様、ミッシェル様
わたしはユウと申します」
いや、それよりもです。
このどうみても十代前半の少女が辺境伯夫人なのでしょうか?
貴族なのでこれくらいの年齢差は良くある事なのかも知れません。
結婚適齢期が低い世界ですし。
しかし、ユーリア様は13歳だっはずです。計算が合いません。
後妻や第2夫人の可能性はありますが私達の娘と言っていましたし、シルバさんから旅の間に聞いた辺境伯家の家族構成は辺境伯と夫人、現在王都の学院に通っている長男とユーリア様の4人だったはずです。
わたしが混乱しているとガスト辺境伯は苦笑しながら教えてくれました。
「ふふふ……妻はホビット族なのだよ。
少女の様な見た目だが私と同い年だ」
「し、失礼いたしました。
必ず治すとは口に出来ませんが、全力で治療する事をお約束いたします」
「うむ。それでは早速だが娘の病状を見て欲しい」
「はい。分かりました」
ファーストコンタクトなんとか成功です。
基本礼法のスキルが仕事しました。
ミッシェル様は合法ロリでしたか。ホビット族に会ったのは初めてです。
わたしはガスト辺境伯とミッシェル様シルバさんに付いて行き、ガスト辺境伯のご令嬢、ユーリア様のお部屋に案内されます。
コンコン
「ユーリア、入るぞ」
ノックの後、ガスト辺境伯が声をかけ、シルバさんがドアを開けます。
部屋の中は広めでいかにも貴族のご令嬢のお部屋といった感じです。
天蓋付きベッドを生で見たのは初めてです。
ベッドには少女が横になっていて、側には少女と同い年くらいのメイドさんが1人付いています。
「ユーリア、こちらは薬師のユウ殿だ。
お前の病いを診てもらう為にお呼びした」
「まぁ、わたくしの為にこの様な辺境の地までお越しいただきありがとうございます。
横になったままご挨拶する御無礼をお許し下さい。
ガスト辺境伯家の長女、ユーリア・フォン・ガストと申します」
「お初にお目に掛かります。
わたしはユウと申します。
早速ですがユーリア様のお身体を診させて頂きます」
「はい。よろしくお願いいたします」
わたしが近づくとメイドさんがユーリア様のシーツを取り、袖や裾を捲り石化している所が見える様にしてくれます。
これは完全な石化ですね。
バジリスクの瞳の呪いやコカトリスのブレスなどによる石化は身体が石の様に硬くなる物で、完全な石になる物では有りません。
しかし、ユーリア様の身体は完全な石になっています。
わたしはガナの街でシルバさんに聞いた質問をもう一度、ユーリア様本人に聞いていきます。
「最後にユーリア様の血液を少し調べさせていただきます。
直ぐに終わりますが怖かったら目を瞑っていて下さい」
わたしは懐から取り出した薬を布に染み込ませユーリア様の石化してい無い肩の辺りに塗り込みます。
この薬は弱い麻痺薬で麻酔がわりに使われています。
肩の感覚が消えた事をユーリア様に確認して、アルコールで消毒したナイフで肩を軽く切ります。
ガスト辺境伯が一瞬顔をしかめますが必要な事なので仕方が有りません。
流れ出る血を匙で掬い、瓶に入れていきます。
必要な量が取れたのでユーリア様の肩にポーションを掛け、血を拭うと傷1つない肌が有りました。
麻痺は10分程で自然と治ります。
わたしは旅の途中に調合して置いた検査薬にユーリア様の血液を混ぜました。
!?
「な、なんだ!」
ガスト辺境伯が困惑の声を上げます。
ユーリア様の血液を混ぜた検査薬が強い光を放ち始めたのです。
しかし、この反応は予想通りです。
わたしの診断スキルは万能では有りません。
このスキルは見た目や状況などから怪我の程度や病状を、わたしの持つ知識から判断するスキルなので誤診の可能性もあるのです。
特殊な毒や病気の場合は、いろいろと検査して、結果を診た上でスキルを使用する必要が有ります。
今回の検査結果を診て診断スキルを使います。
「やはりユーリア様はメデューサ症候群ですね」
「それはガナの街でユウ様からお聞きした病い。
で、ではお嬢様は……」
「はい。治療可能です」
「本当ですか!!」
「はい。シルバさんにお願いした素材は用意出来ていますか?」
「あぁ、シルバの従魔が持って来た手紙に書かれていた素材だな。
用意してある」
「では調合の前にメデューサ症候群についてご説明させて頂きます」
数々の名医が匙を投げ、治らないと諦めていた病いを治ると言ったわたしに驚きと戸惑いの視線を向けるユーリア様に病気について説明を始めるのでした。
領主邸に着いたわたしは応接室に通されました。
貴族様にはいろいろと準備があるらしく、「着きました」「こちらが病人です」とはいか無い様です。
20分ほどお茶とお菓子を相手に暇を潰します。
するとノックの後、シルバさんと30後半くらいのナイスミドルなおじさまと13歳くらいの少女が応接室に入って来ました。
多分ですが彼がガスト辺境伯でしょう。しかし一緒にいる少女は何者でしょうか?
彼女は健康そうに見えるのでユーリア様で無いのでしょう。
わたしは立ち上がり、頭を下げます。
わたしにだって常識(神様に貰った物ですが)は有ります。
ガスト辺境伯に促され、ソファーに座り直すとガスト辺境伯と少女はわたしの向かい側に座り、その背後にシルバさんが立ちました。
「薬師どの、遠い所をお越しいただき感謝する。
私がこの地を治めるフレイド・フォン・ガスト、こちらは私の妻、ミッシェル・フォン・ガストだ」
「どうか私達の娘を助けて頂きたいのです」
そう言うとガスト辺境伯と妻と紹介された少女は深く頭を下げました。
意外です。
もう少し高圧的に来ると思っていたのですが、ギルドマスター達が言っていた通り平民に対しても誠実な人なのでしょうか?
「どうか頭を上げて下さい。ガスト辺境伯様、ミッシェル様
わたしはユウと申します」
いや、それよりもです。
このどうみても十代前半の少女が辺境伯夫人なのでしょうか?
貴族なのでこれくらいの年齢差は良くある事なのかも知れません。
結婚適齢期が低い世界ですし。
しかし、ユーリア様は13歳だっはずです。計算が合いません。
後妻や第2夫人の可能性はありますが私達の娘と言っていましたし、シルバさんから旅の間に聞いた辺境伯家の家族構成は辺境伯と夫人、現在王都の学院に通っている長男とユーリア様の4人だったはずです。
わたしが混乱しているとガスト辺境伯は苦笑しながら教えてくれました。
「ふふふ……妻はホビット族なのだよ。
少女の様な見た目だが私と同い年だ」
「し、失礼いたしました。
必ず治すとは口に出来ませんが、全力で治療する事をお約束いたします」
「うむ。それでは早速だが娘の病状を見て欲しい」
「はい。分かりました」
ファーストコンタクトなんとか成功です。
基本礼法のスキルが仕事しました。
ミッシェル様は合法ロリでしたか。ホビット族に会ったのは初めてです。
わたしはガスト辺境伯とミッシェル様シルバさんに付いて行き、ガスト辺境伯のご令嬢、ユーリア様のお部屋に案内されます。
コンコン
「ユーリア、入るぞ」
ノックの後、ガスト辺境伯が声をかけ、シルバさんがドアを開けます。
部屋の中は広めでいかにも貴族のご令嬢のお部屋といった感じです。
天蓋付きベッドを生で見たのは初めてです。
ベッドには少女が横になっていて、側には少女と同い年くらいのメイドさんが1人付いています。
「ユーリア、こちらは薬師のユウ殿だ。
お前の病いを診てもらう為にお呼びした」
「まぁ、わたくしの為にこの様な辺境の地までお越しいただきありがとうございます。
横になったままご挨拶する御無礼をお許し下さい。
ガスト辺境伯家の長女、ユーリア・フォン・ガストと申します」
「お初にお目に掛かります。
わたしはユウと申します。
早速ですがユーリア様のお身体を診させて頂きます」
「はい。よろしくお願いいたします」
わたしが近づくとメイドさんがユーリア様のシーツを取り、袖や裾を捲り石化している所が見える様にしてくれます。
これは完全な石化ですね。
バジリスクの瞳の呪いやコカトリスのブレスなどによる石化は身体が石の様に硬くなる物で、完全な石になる物では有りません。
しかし、ユーリア様の身体は完全な石になっています。
わたしはガナの街でシルバさんに聞いた質問をもう一度、ユーリア様本人に聞いていきます。
「最後にユーリア様の血液を少し調べさせていただきます。
直ぐに終わりますが怖かったら目を瞑っていて下さい」
わたしは懐から取り出した薬を布に染み込ませユーリア様の石化してい無い肩の辺りに塗り込みます。
この薬は弱い麻痺薬で麻酔がわりに使われています。
肩の感覚が消えた事をユーリア様に確認して、アルコールで消毒したナイフで肩を軽く切ります。
ガスト辺境伯が一瞬顔をしかめますが必要な事なので仕方が有りません。
流れ出る血を匙で掬い、瓶に入れていきます。
必要な量が取れたのでユーリア様の肩にポーションを掛け、血を拭うと傷1つない肌が有りました。
麻痺は10分程で自然と治ります。
わたしは旅の途中に調合して置いた検査薬にユーリア様の血液を混ぜました。
!?
「な、なんだ!」
ガスト辺境伯が困惑の声を上げます。
ユーリア様の血液を混ぜた検査薬が強い光を放ち始めたのです。
しかし、この反応は予想通りです。
わたしの診断スキルは万能では有りません。
このスキルは見た目や状況などから怪我の程度や病状を、わたしの持つ知識から判断するスキルなので誤診の可能性もあるのです。
特殊な毒や病気の場合は、いろいろと検査して、結果を診た上でスキルを使用する必要が有ります。
今回の検査結果を診て診断スキルを使います。
「やはりユーリア様はメデューサ症候群ですね」
「それはガナの街でユウ様からお聞きした病い。
で、ではお嬢様は……」
「はい。治療可能です」
「本当ですか!!」
「はい。シルバさんにお願いした素材は用意出来ていますか?」
「あぁ、シルバの従魔が持って来た手紙に書かれていた素材だな。
用意してある」
「では調合の前にメデューサ症候群についてご説明させて頂きます」
数々の名医が匙を投げ、治らないと諦めていた病いを治ると言ったわたしに驚きと戸惑いの視線を向けるユーリア様に病気について説明を始めるのでした。
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