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もう少しだけブームは続きそうです。
1話 少女の旅路
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(´・ω・`)
このお話は、本編終了後のお話です。
ネタバレにご注意下さい。
薄汚れた服に雑な手入れをされた革鎧を身に付け、ニヤニヤと下品な笑みを浮かべた男達がわたしの行く手を遮りました。
男達の手には抜き身の剣や槍が握られています。
道に迷った旅人と言う雰囲気では有りませんね。
まぁ、十中八九盗賊です。
いや、商人でもないわたしを狙ったのですから人攫いの類いかも知れません。
わたし程の美少女ならば仕方ないのかも知れません。
わたし、罪な女です。
「へへへ、お嬢ちゃん。
こんなとこを1人で出歩いちゃ危ないな。
さぁ、お兄さん達が安全な場所に連れて行ってあげよう」
ニヤニヤと笑いながら男達が近づいて来ます。
わたしはフードの下から男を睨みつけます。
「そう言うのは結構です、近寄らないで下さい、気持ち悪い。
あなた方に護られるくらいならゴブリンの巣穴で野営する方がまだ安心出来ますよ、気持ち悪い。
そもそもあなた方の様な雑魚に身の安全を心配される筋合いは有りませんよ、気持ち悪い
ニヤニヤ笑わないで下さい、気持ち悪い」
「このガキ!
人が優しく言ってりゃあ付け上がりやがって!」
「そのガキに欲情する人間の屑がわたしに話しかけないで下さい、気持ち悪い」
顔を真っ赤にした男達はわたしを取り囲みます。
わたしの挑発スキルはこう言う時、とても便利です。
「か弱い美少女1人に大の大人が大勢で取り囲むとは……恥ずかしくないのですか?
…………あ、気持ち悪い」
「こ、このガキがぁ、バカにしやがって!
大体、自分で美少女とか言ってんじゃねぇよ!」
「はいはい、わかりましたから、もう行っていいですか?」
「「「………………っ!」」」
男達は既に声も出ない程頭に血が上っているようです。
「かのガキがぁあ、死ぬまで犯してやばぁき」
「ん、何か言いましたか?」
わたしが尋ねても首から上の無い男は何も答えてはくれませんでした。
「てめぇぇえ!」
ギン
盗賊が振り下ろした剣はわたしの手にする純白の戦斧、白雪姫によって軽く受け止められます。
手首を返し、盗賊の剣を跳ね上げます。
「え?」
ガラ空きになった盗賊の腹に右手に召喚した美しい文様が彫り込まれた白銀の刃を持つ槍で突きを繰り出し、盗賊の胴体の中心を抉ります。
「ひ、ひいぃぃい!」
「光よ 矢の如く 駆けよ ライトニング」
わたしの指先から走った光が、背を見せて逃げ出したバカの脚を打ち抜きました。
「うぁぁあ!」
地面に転がり千切れ飛んだ自分の脚を見てパニックになっている男に近づき、戦斧と入れ替えに召喚した剣を振り上げます。
「え、あ、ゆ、ゆるしげひゅ」
「謝るくらいなら盗賊になんてならなければ良いのですよ」
ザシュッ!
わたしは殺した男の腕を掴み、他の盗賊の死体がある場所に運んで行きました。
「よいしょっと」
盗賊の死体を道の端に積み上げます。
「撃ち抜け 紅蓮の炎弾よ フィイアーボール」
手にしていた槍の穂先を死体の山に向け、ファイアーボールを放ちます。
この遺物級の槍『紅蓮の槍』には火属性と炎属性を強化する効果があります。
ふふふ、悪人はよく燃えますね。
「さぁモモ、もう少しで到着ですよ」
「グァ!」
盗賊の死体を始末したわたしは、再びモモに騎乗し走ることしばらく、大きな防壁と人々の出入りを管理している門に到着しました。
目的地のグリント帝国の帝都です。
このお話は、本編終了後のお話です。
ネタバレにご注意下さい。
薄汚れた服に雑な手入れをされた革鎧を身に付け、ニヤニヤと下品な笑みを浮かべた男達がわたしの行く手を遮りました。
男達の手には抜き身の剣や槍が握られています。
道に迷った旅人と言う雰囲気では有りませんね。
まぁ、十中八九盗賊です。
いや、商人でもないわたしを狙ったのですから人攫いの類いかも知れません。
わたし程の美少女ならば仕方ないのかも知れません。
わたし、罪な女です。
「へへへ、お嬢ちゃん。
こんなとこを1人で出歩いちゃ危ないな。
さぁ、お兄さん達が安全な場所に連れて行ってあげよう」
ニヤニヤと笑いながら男達が近づいて来ます。
わたしはフードの下から男を睨みつけます。
「そう言うのは結構です、近寄らないで下さい、気持ち悪い。
あなた方に護られるくらいならゴブリンの巣穴で野営する方がまだ安心出来ますよ、気持ち悪い。
そもそもあなた方の様な雑魚に身の安全を心配される筋合いは有りませんよ、気持ち悪い
ニヤニヤ笑わないで下さい、気持ち悪い」
「このガキ!
人が優しく言ってりゃあ付け上がりやがって!」
「そのガキに欲情する人間の屑がわたしに話しかけないで下さい、気持ち悪い」
顔を真っ赤にした男達はわたしを取り囲みます。
わたしの挑発スキルはこう言う時、とても便利です。
「か弱い美少女1人に大の大人が大勢で取り囲むとは……恥ずかしくないのですか?
…………あ、気持ち悪い」
「こ、このガキがぁ、バカにしやがって!
大体、自分で美少女とか言ってんじゃねぇよ!」
「はいはい、わかりましたから、もう行っていいですか?」
「「「………………っ!」」」
男達は既に声も出ない程頭に血が上っているようです。
「かのガキがぁあ、死ぬまで犯してやばぁき」
「ん、何か言いましたか?」
わたしが尋ねても首から上の無い男は何も答えてはくれませんでした。
「てめぇぇえ!」
ギン
盗賊が振り下ろした剣はわたしの手にする純白の戦斧、白雪姫によって軽く受け止められます。
手首を返し、盗賊の剣を跳ね上げます。
「え?」
ガラ空きになった盗賊の腹に右手に召喚した美しい文様が彫り込まれた白銀の刃を持つ槍で突きを繰り出し、盗賊の胴体の中心を抉ります。
「ひ、ひいぃぃい!」
「光よ 矢の如く 駆けよ ライトニング」
わたしの指先から走った光が、背を見せて逃げ出したバカの脚を打ち抜きました。
「うぁぁあ!」
地面に転がり千切れ飛んだ自分の脚を見てパニックになっている男に近づき、戦斧と入れ替えに召喚した剣を振り上げます。
「え、あ、ゆ、ゆるしげひゅ」
「謝るくらいなら盗賊になんてならなければ良いのですよ」
ザシュッ!
わたしは殺した男の腕を掴み、他の盗賊の死体がある場所に運んで行きました。
「よいしょっと」
盗賊の死体を道の端に積み上げます。
「撃ち抜け 紅蓮の炎弾よ フィイアーボール」
手にしていた槍の穂先を死体の山に向け、ファイアーボールを放ちます。
この遺物級の槍『紅蓮の槍』には火属性と炎属性を強化する効果があります。
ふふふ、悪人はよく燃えますね。
「さぁモモ、もう少しで到着ですよ」
「グァ!」
盗賊の死体を始末したわたしは、再びモモに騎乗し走ることしばらく、大きな防壁と人々の出入りを管理している門に到着しました。
目的地のグリント帝国の帝都です。
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