334 / 418
神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第2部 《精霊の紋章》
139話 魔王との邂逅
しおりを挟む
「精霊剣!」
光の精霊の力を剣に集め、渾身の力で振り下ろす。
「ぐぁぁあ!」
光を纏った剣は槍を横に構えて受け止めようとした魔族の男を槍ごと斬り裂いた。
「アビスランス」
俺の背後迫っていた魔族をマーリンの魔法が貫いた。
少し離れたところでは、ジンの援護を受けたバッカスの戦鎚が魔族の骨を砕いていた。
「この辺りにはもう魔族は居ないみたいですね」
「ああ、次に行こう」
あれから俺達は8人もの魔族を倒した。
一体魔族の目的はなんなのか……1つだけ思い当たるのは、ドックロック王国のダンジョン【精霊の庭】で出会った魔王コルダールだ。
奴はゲームだと言った。
俺の仲間を1人づつ殺して行くと。
だが、初めに出会った魔族達は俺達を見て驚いていた。
となると別に俺達を狙って現れた訳では無いと言うことなのか?
ダメだ。
今有る情報だけではいくら考えても答えは出ない気がする。
俺は町の人間を襲っている魔族を見つけて斬りかかった。
「ぐあ!」
人間をいたぶる事に集中していた魔族の背中に深い傷を作る。
そしてフラついた魔族の胸をソフィアの剣が貫いた。
「大丈夫よ、傷は大した事ないわ」
魔族に襲われていた女性に治癒魔法を掛けながらマーリンが話しかける。
なんとか歩けるまでに回復した女性に宿がある方へ逃げる様に伝えると、俺達は悲鳴が聞こえる方へと走り出す。
「動くな!」
倒した魔族の数が10を超えた頃だ。
剣を振り降ろし、魔族にトドメを刺した俺に声が掛かる。
そこに居たのは先ほど取り逃がしてしまった魔族だった。
魔族の左腕には12歳くらいの少女が捕まっており、その細い首筋には短剣の刃が当てられている。
「くっ、卑怯な!」
ソフィアが怒りを見せながら吐き捨てる。
「貴様、その娘を放せ!」
「はぁ?
馬鹿かてめぇ、放せと言われてハイそうですかと放す奴がいる訳ないだろ。
分かっていると思うが、少しでも妙な真似をしたらこのガキを殺すぞ」
魔族に捕まっている少女は恐怖に震えながら涙を流し、泣き声を上げそうになるのを必死で堪えている。
「つい先程、俺達の指揮を執っている魔王グレース様に連絡を取った。
直ぐに此処に来るだろう。
それまで俺と遊ぼうぜ」
「ま、魔王だと……」
魔王グレース、どうやら奴らはコルダールの配下では無くグレースと言う魔王の配下だった様だ。
しかし、不味い。
魔王と言うことは、グレースはコルダールと同格、ジンとバッカスが加わったとは言え、今の俺達では勝て無いだろう。
ドガッ!
「ぐぁぁあ!」
「エリオ!」
飛来した拳大の岩が俺を打ち据える。
魔族が放った土属性魔法だ。
「はっはっは、情けねぇ声を上げやがって、こりゃあグレース様が来る前に死ぬんじゃねぇか?」
次々と撃ち出される岩が俺達を吹き飛ばして行く。
だが、あの少女のクビに短剣が当てられている限り、俺達は岩を避ける事も、反撃する事も叶わない。
どれ程の時間か経ったのか……それは分からないが、岩の攻撃が止んだ。
何とか身を起こし、魔族の方を見ると少女を人質にした魔族の横に2メートルはあろうかと言う巨体を持つ男が立っていた。
その背の高さとは裏腹に身体は意外と細身だ。
しかし、それは痩せている訳では無い。
細く引き締まった筋肉が、まるで鎧の様にその身を包んでいる。
街のギルドにいる様な筋肉自慢とはまるで違う、洗練された戦う為の筋肉だ。
「グレース様、奴らが勇者どもで御座います。
この私、ハータックの魔法によりすでに虫の息。
どうぞ、グレース様の手で首をお跳ね下さい」
不味い、奴がグレースか。
見るからに戦闘系、物理的な戦闘力ならコルダールよりも強そうだ。
対してこちらは何とか生きているが、皆ダメージが大きく、まともに動く事もままならない。
「ハータックと言ったか?」
「はい、魔王コルダール様の配下、ハータックに御座います」
なに⁉︎
やはりコルダールが関わっていたのか。
「今回の任務は偵察だったはずだが何故勇者などと戦っているのだ?」
「はっ!
それは……へへへ。
偵察のついでにちっとばかし楽しんで行こうとかと。
グレース様もどうですか?
意外と人間の女も悪くは無いですよ」
「成る程、それからその少女はなんだ?
その少女も勇者の仲間か?」
「いえ、このガキはその辺に居たただのガキです。
勇者への人質にちょうど良かったもので…………あ!
グレース様、意外とこう言うガキがお好みで?」
くっ!
不味い、不味い、不味い!
せめてあの少女だけでも何とか逃がせないだろうか?
仲間の方を伺うと、皆同じ事を考えて居たのか視線が重なる。
こうなったら一斉に攻撃を仕掛けるしか無い。
魔王には勝てないだろうがあの魔族の男を倒して少女だけでも救いたい。
「グレース様」
俺達が飛び掛かるタイミングを計っていると更に魔族が1人やって来た。
最悪だ。
これでまた無謀な作戦の成功率が下がった。
「パサーか」
「はっ!ご報告致します。
この街で人間を襲っていた者達の粛清が完了致しました」
「な!」
新たに現れた魔族の言葉に人質を取っていた魔族ハータックは驚愕を浮かべる。
「グレース様!
し、粛清とは一体どう言う事ですか⁉︎」
「聞いた通りだ。
貴様らは偵察せよと言う命令に背いた。
故に粛清する」
「な、な、な、何を!
俺は、戦士として勇者を倒しがはっ!」
ハータックがグレースに抗議の声を上げようとした時、つい先程までそこに居た筈のグレースの姿が掻き消えて、ハータックの背後に移動している。
その左腕には人質となっていた少女が抱えられ、右手の剣はハータックの身体を貫いている。
「黙れ、魔族の面汚しが!
戦う力を持たぬ者を道楽で殺し、幼子を盾に敵の動きを縛るなど戦士の行いでは無い!
貴様は只の屑だ、恥を知れ!
冥府で己の行いを悔いるがいい」
「う……がぁ……」
グレースはハータックの死体を鬱陶しそうに打ち捨てると少女を地面へと降ろした。
何が起きたのか分からないのか、少女はグレースとハータックの死体を交互に見る。
「勇者よ」
グレースは何とか身を起こした俺に何かを投げ寄越した。
毒か、はたまた火薬壺かと警戒したが、そんな事はなく皮袋は俺の手に収まる。
それはずっしりと重かった。
「な、なんだ、コレは」
「金塊だ。
俺の指揮下に居た者達の暴走によってこの町の人間に多大な被害を与えた。
あいにくと人間の金は持ち合わせていない。
被害に見合う金額とは言えないだろうがこの町の人間に渡しておけ」
そう言うとグレースは報告に来た魔族に声を掛ける。
「帰るぞ、パサー。
まったくコルダールの馬鹿は配下にどんな教育をしているんだ!」
「ま、待て!」
「ちょっと、エリオ!」
「馬鹿もん!帰ると言っておるのに呼び止める奴が有るか!」
グレースを呼び止めた俺にマーリンとバッカスが抗議する。
「なんだ」
グレースは顔だけ振り返る。
「俺を……殺さないのか?」
「ふん、手負いの貴様を殺して何を誇れと言うのだ?
貴様に俺が今まで打ち倒して来た戦士達と肩を並べる程の価値など無い。
この俺の勲の1つとなるならば、強者でなければならない」
そう告げるとグレースは町のを出てラーナ渓谷の方へと去って行った。
光の精霊の力を剣に集め、渾身の力で振り下ろす。
「ぐぁぁあ!」
光を纏った剣は槍を横に構えて受け止めようとした魔族の男を槍ごと斬り裂いた。
「アビスランス」
俺の背後迫っていた魔族をマーリンの魔法が貫いた。
少し離れたところでは、ジンの援護を受けたバッカスの戦鎚が魔族の骨を砕いていた。
「この辺りにはもう魔族は居ないみたいですね」
「ああ、次に行こう」
あれから俺達は8人もの魔族を倒した。
一体魔族の目的はなんなのか……1つだけ思い当たるのは、ドックロック王国のダンジョン【精霊の庭】で出会った魔王コルダールだ。
奴はゲームだと言った。
俺の仲間を1人づつ殺して行くと。
だが、初めに出会った魔族達は俺達を見て驚いていた。
となると別に俺達を狙って現れた訳では無いと言うことなのか?
ダメだ。
今有る情報だけではいくら考えても答えは出ない気がする。
俺は町の人間を襲っている魔族を見つけて斬りかかった。
「ぐあ!」
人間をいたぶる事に集中していた魔族の背中に深い傷を作る。
そしてフラついた魔族の胸をソフィアの剣が貫いた。
「大丈夫よ、傷は大した事ないわ」
魔族に襲われていた女性に治癒魔法を掛けながらマーリンが話しかける。
なんとか歩けるまでに回復した女性に宿がある方へ逃げる様に伝えると、俺達は悲鳴が聞こえる方へと走り出す。
「動くな!」
倒した魔族の数が10を超えた頃だ。
剣を振り降ろし、魔族にトドメを刺した俺に声が掛かる。
そこに居たのは先ほど取り逃がしてしまった魔族だった。
魔族の左腕には12歳くらいの少女が捕まっており、その細い首筋には短剣の刃が当てられている。
「くっ、卑怯な!」
ソフィアが怒りを見せながら吐き捨てる。
「貴様、その娘を放せ!」
「はぁ?
馬鹿かてめぇ、放せと言われてハイそうですかと放す奴がいる訳ないだろ。
分かっていると思うが、少しでも妙な真似をしたらこのガキを殺すぞ」
魔族に捕まっている少女は恐怖に震えながら涙を流し、泣き声を上げそうになるのを必死で堪えている。
「つい先程、俺達の指揮を執っている魔王グレース様に連絡を取った。
直ぐに此処に来るだろう。
それまで俺と遊ぼうぜ」
「ま、魔王だと……」
魔王グレース、どうやら奴らはコルダールの配下では無くグレースと言う魔王の配下だった様だ。
しかし、不味い。
魔王と言うことは、グレースはコルダールと同格、ジンとバッカスが加わったとは言え、今の俺達では勝て無いだろう。
ドガッ!
「ぐぁぁあ!」
「エリオ!」
飛来した拳大の岩が俺を打ち据える。
魔族が放った土属性魔法だ。
「はっはっは、情けねぇ声を上げやがって、こりゃあグレース様が来る前に死ぬんじゃねぇか?」
次々と撃ち出される岩が俺達を吹き飛ばして行く。
だが、あの少女のクビに短剣が当てられている限り、俺達は岩を避ける事も、反撃する事も叶わない。
どれ程の時間か経ったのか……それは分からないが、岩の攻撃が止んだ。
何とか身を起こし、魔族の方を見ると少女を人質にした魔族の横に2メートルはあろうかと言う巨体を持つ男が立っていた。
その背の高さとは裏腹に身体は意外と細身だ。
しかし、それは痩せている訳では無い。
細く引き締まった筋肉が、まるで鎧の様にその身を包んでいる。
街のギルドにいる様な筋肉自慢とはまるで違う、洗練された戦う為の筋肉だ。
「グレース様、奴らが勇者どもで御座います。
この私、ハータックの魔法によりすでに虫の息。
どうぞ、グレース様の手で首をお跳ね下さい」
不味い、奴がグレースか。
見るからに戦闘系、物理的な戦闘力ならコルダールよりも強そうだ。
対してこちらは何とか生きているが、皆ダメージが大きく、まともに動く事もままならない。
「ハータックと言ったか?」
「はい、魔王コルダール様の配下、ハータックに御座います」
なに⁉︎
やはりコルダールが関わっていたのか。
「今回の任務は偵察だったはずだが何故勇者などと戦っているのだ?」
「はっ!
それは……へへへ。
偵察のついでにちっとばかし楽しんで行こうとかと。
グレース様もどうですか?
意外と人間の女も悪くは無いですよ」
「成る程、それからその少女はなんだ?
その少女も勇者の仲間か?」
「いえ、このガキはその辺に居たただのガキです。
勇者への人質にちょうど良かったもので…………あ!
グレース様、意外とこう言うガキがお好みで?」
くっ!
不味い、不味い、不味い!
せめてあの少女だけでも何とか逃がせないだろうか?
仲間の方を伺うと、皆同じ事を考えて居たのか視線が重なる。
こうなったら一斉に攻撃を仕掛けるしか無い。
魔王には勝てないだろうがあの魔族の男を倒して少女だけでも救いたい。
「グレース様」
俺達が飛び掛かるタイミングを計っていると更に魔族が1人やって来た。
最悪だ。
これでまた無謀な作戦の成功率が下がった。
「パサーか」
「はっ!ご報告致します。
この街で人間を襲っていた者達の粛清が完了致しました」
「な!」
新たに現れた魔族の言葉に人質を取っていた魔族ハータックは驚愕を浮かべる。
「グレース様!
し、粛清とは一体どう言う事ですか⁉︎」
「聞いた通りだ。
貴様らは偵察せよと言う命令に背いた。
故に粛清する」
「な、な、な、何を!
俺は、戦士として勇者を倒しがはっ!」
ハータックがグレースに抗議の声を上げようとした時、つい先程までそこに居た筈のグレースの姿が掻き消えて、ハータックの背後に移動している。
その左腕には人質となっていた少女が抱えられ、右手の剣はハータックの身体を貫いている。
「黙れ、魔族の面汚しが!
戦う力を持たぬ者を道楽で殺し、幼子を盾に敵の動きを縛るなど戦士の行いでは無い!
貴様は只の屑だ、恥を知れ!
冥府で己の行いを悔いるがいい」
「う……がぁ……」
グレースはハータックの死体を鬱陶しそうに打ち捨てると少女を地面へと降ろした。
何が起きたのか分からないのか、少女はグレースとハータックの死体を交互に見る。
「勇者よ」
グレースは何とか身を起こした俺に何かを投げ寄越した。
毒か、はたまた火薬壺かと警戒したが、そんな事はなく皮袋は俺の手に収まる。
それはずっしりと重かった。
「な、なんだ、コレは」
「金塊だ。
俺の指揮下に居た者達の暴走によってこの町の人間に多大な被害を与えた。
あいにくと人間の金は持ち合わせていない。
被害に見合う金額とは言えないだろうがこの町の人間に渡しておけ」
そう言うとグレースは報告に来た魔族に声を掛ける。
「帰るぞ、パサー。
まったくコルダールの馬鹿は配下にどんな教育をしているんだ!」
「ま、待て!」
「ちょっと、エリオ!」
「馬鹿もん!帰ると言っておるのに呼び止める奴が有るか!」
グレースを呼び止めた俺にマーリンとバッカスが抗議する。
「なんだ」
グレースは顔だけ振り返る。
「俺を……殺さないのか?」
「ふん、手負いの貴様を殺して何を誇れと言うのだ?
貴様に俺が今まで打ち倒して来た戦士達と肩を並べる程の価値など無い。
この俺の勲の1つとなるならば、強者でなければならない」
そう告げるとグレースは町のを出てラーナ渓谷の方へと去って行った。
5
お気に入りに追加
2,354
あなたにおすすめの小説
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
器用さんと頑張り屋さんは異世界へ 〜魔剣の正しい作り方〜
白銀六花
ファンタジー
理科室に描かれた魔法陣。
光を放つ床に目を瞑る器用さんと頑張り屋さん。
目を開いてみればそこは異世界だった!
魔法のある世界で赤ちゃん並みの魔力を持つ二人は武器を作る。
あれ?武器作りって楽しいんじゃない?
武器を作って素手で戦う器用さんと、武器を振るって無双する頑張り屋さんの異世界生活。
なろうでも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる