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アルタリア大陸編
10話 魔法少女リン(鎖鎌付き)
しおりを挟む「全くこいつは骨だぜ………」
ゲクランはカントン制度で集まってきた新兵一万の教育に頭を抱えていた。
これまでの常備軍八千と屯田工兵五千を合わせると、二万三千の大兵となるが実情はお寒い限りである。
実戦経験を積んでいる常備軍の中核とは練度が違いすぎ、前線で同じ作戦行動をとるのが難しいほどなのだ。
逃亡兵の対策も練らなくてはならない。救いは精強をもってなるクロアチア歩兵が数多く見受けられることくらいか。
この時代の兵士の忠誠心のレベルは概ね低いといってよい。
あのフリードリヒ大王の時代でも、軽騎兵によって味方の逃亡を監視させたり訓練中は柵の中で缶詰状態にするのは日常茶飯事であったという。
しかし、フリードリヒ大王に比べ、ワラキア公が圧倒的に勝っていることがある。
君主の権威と名声がそれであった。
即位わずか四年にしてワラキアを東欧の一等国に成長させた手腕、十字軍四万を寡兵で壊滅させた実績、さらに正教会大主教を兼任するという万能ぶりである。
国民が畏怖するのも当然であろう。
それにワラキア公の偉大さはそれだけにとどまらない。
「それにしてもいったいどうしたらあんな訓練を思いつくんだか」
苦笑とともに射撃場を見つめるのは、ゲクランの副官のクラウスであった。
クラウスはゲクランが指揮していた傭兵団のなかでも、古参の仲間のひとりである。
もともとクラウスの他にもゲクランを慕っていた数人の仲間が集まったのが傭兵団の始まりであり、彼らは今ではゲクランを補佐する幕僚団を構成していた。
雇い主の貴族の裏切りによりオスマン帝国に捕縛されるまで、ゲクラン率いる傭兵団「紅の鋼」はその精強をもって東欧中に名を知られた傭兵団であったのだ。
実戦を知りぬいている彼らには、自分たちが生き延びてきたノウハウで新兵を鍛え上げることが期待されていた。
その熟練の傭兵達者たるゲクランたちにして、ヴラドの発想には驚きを禁じ得ない。
眼下で繰り返される射撃訓練などはまさにその典型であった。
造り自体はそれほど目新しいものではない。
人型をした板が合図とともに起き上がり、それを狙って銃を撃つだけだ。
現代ではごく当たり前に射撃場で見ることができる人を象った標的だが、この時代においてはまさに革命的な効果を発揮した。
この時代の小銃の命中率が低いのは、主に火薬や銃の性能の不足によるものだが、それだけというわけではない。
人に向って撃つという行為に抵抗を感じる兵士の意識的、無意識的なサボタージュもまた無視しえない要因の一つであるのだ。
人型に向って撃つという訓練は、この抵抗を軽減する効果を持つし、またパタリと起き上がる板を狙い撃つのは反射的に引き金を引くきっかけにもなるだろう。
そればかりか、人型には得点が明記されていて、兵士たちはその得点に応じて特別休暇や食糧の配布あるいは罰としての掃除当番などを受けるのである。
訓練に対する集中力が桁違いに増したのをゲクランたちは実感していた。
「人造硝石の量産で、遠慮なくぶっぱなせるのはありがたいな。おかげで新兵でもどうにか形にはもっていける」
「新兵は基本的には貧農出身だからな。下士官は今の常備軍から選抜するしかないだろう。クラウス、新たな小隊長のリストを作っておいてくれ」
クラウスはげんなりと肩を落とした。
「シェフ殿は相変わらず人使いが荒いことで………」
傭兵団の隊長時代の呼び名で呼ばれたゲクランはニヤリと獰猛な笑みを浮かべた。
「うちの殿下ほどじゃない。なにせ一介の傭兵あがりの俺に全軍の統帥を任せやがるんだからな!」
「そりゃごもっともで」
そういうと二人は顔を見合わせて豪快に笑うのだった。
ぐるるるるるる………
低いうなり声をあげて威嚇の体勢をとるクーバースの迫力は十分である。
「ジョリー、構わん、あれは俺の妻だ」
寝室に入ってきたヘレナもまた一頭のクーバースを連れていた。
名前はもちろんカールである。
そして心を盗んでいった心優しき泥棒さんは俺、なんちて。
「貴族の守護者」
それが大型犬クーバースの名の由来である。
史実ではハンガリー王マーチャーシュが、暗殺回避のために愛用したことで知られている。
この貴重な軍用犬を手配してくれたのは、意外にもスカンデルベグであった。
来るべき日まで、くれぐれも暗殺などされてくれるな、と言伝まで添えられていた。
アンジェリーナを非公式にワラキアへ送り出してからやたらと頻繁にこうした手紙がやってくるのだ。
どんだけ親馬鹿なのだろうか…………。
送られてきたクーバースは全部で四頭、俺とヘレナとフリデリカとアンジェリーナに一頭ずつつけられている。
警察犬や盲導犬の現代知識はあった俺だが、この時代の護衛犬とは、もっと貴重で豪勢な代物であった。
護衛犬の役割は実に多岐に渡っている。
部屋に断りなく侵入しようとする者に対し吠えかかるのは当然として、主人が入室を許可すればおとなしくなり、許可しなければ喉笛を狙って踊りかかるのだから恐ろしい。
また刃物を抜き身で持った人間が主人に近付けば、相手の手を狙って噛みつくように訓練されている。
俺につけられたジョリーは、さらに毒の匂いを嗅ぎわけるという特殊訓練を受けた、まさに名犬中の名犬だった。
王宮内に仕えるものから少しづつ貴族の数は減ってはいるが、その分ワラキア以外のハンガリーやトランシルヴァニアの出身官僚が増加していることを考えれば、いくら警戒してもしすぎるということはないのである。
それでもかつてのワラキア宮廷に比べれば雲泥の安全さではあるのだが。
「………いったい何を心配しておるのじゃ? 我が夫」
ヘレナは俺の密かな憂いに気づいていたようだ。
軍制改革、国家憲兵、護衛犬……その真新しさに誰もが目を奪われているが、その着手を急いでいることに気づいたのはヘレナだけであった。
理由を語れようはずもない。まもなくムラト二世が死ぬおそれがあることを知っているのは俺だけなのだから。
「…………今年はオスマンと戦いになるやもしれぬ………」
メフメト二世が即位すれば、すぐさまワラキアに対してゆさぶりをかけてくるであろう。
あるいは直接的な軍事力を行使してくる可能性すらある。
すでにラドゥを手駒においている以上、いまだ心腹していない保守派貴族に対し調略の手を伸ばしてくるのは確実であつた。
それにいくら弱腰のローマでも、目と鼻の先に軍事拠点、ルメリ・ヒサルの建築を強行されれば、ローマ帝国から援軍要請がくるのは間違いなかった。
史実では教皇庁やヴェネツィア・ハンガリーなどに必死に兵を乞うたコンスタンティノス11世だが、十字軍すら退けた正教会大主教が身近にいるのだ。
これに頼らぬ理由などないではないか。
これまで俺は大主教の地位と帝国の縁戚であることを十分以上に利用してきた。
ここまできて帝国を見捨てるという選択肢はありえない。
である以上、戦端は史実の1453年春よりさらに早まる公算が強かった。
それにいまや輸出大国となり、自前の商船隊すら運用を始めたワラキアにとっても、ボスポラス海峡の制海権を制しうるルメリ・ヒサルの築城は大問題である。
史実のルメリ・ヒサルの砲戦力はたいしたことはないが、そんなものはあとでいくらでも増強が可能だ。
対岸のアナドール・ヒサーリとともに、本腰で増強された日にはボスフォラス海峡は完全に封鎖されかねなかった。
その危険性をこの二年間気長にジェノバやヴェネツィアに説いてきたことで、両国ともオスマンに対しての警戒度をあげてきている。
あるいは来年夏のルメリ・ヒサル築城開始が、新たな開戦のきっかけになるのかもしれなかった。
「また我が夫はそうして神の声を聞きにいってしまうのだな……」
寂しそうな声でヘレナが言う。
俺が史実との対比に思いを馳せているときを、そういう表現で表しているようだが、こればかりはいくらヘレナでも話すわけにはいかない。
「頼りにしているよ、我が妻」
国政と外交に関する限りヘレナは得がたい相談役である。
それにローマ帝国を暴走させずに手綱をにぎるためには、やはりヘレナの協力が欠かせない。
小さな頭を俺の肩に押しつけてヘレナは微笑した。
「そろそろ女としても頼りにされたいものじゃがな」
アンジェリーナの加入で激化した争奪戦により、このところヘレナの誘惑が激しさを増していた。
シュテファンが先週からブダの士官学校の寮に入ってしまったのが悔やまれる。
「妾もずいぶん育ってきたと思うのだが、どうだ? まだ食指は動かぬか ?我が夫」
そういって、この一年でかろうじて、おまけしてBカップにまで成長した胸を摺り寄せられると、流石に理性が危うかった。
「そういう悪い子にはお仕置きだ!」
「や……そんなまた……! ずるいぞ我が夫………んあっ!」
ヘレナは耳が弱点なのは先刻承知だ。
そう、大人のごまかし方はずるいのだよ。
ゲクランはカントン制度で集まってきた新兵一万の教育に頭を抱えていた。
これまでの常備軍八千と屯田工兵五千を合わせると、二万三千の大兵となるが実情はお寒い限りである。
実戦経験を積んでいる常備軍の中核とは練度が違いすぎ、前線で同じ作戦行動をとるのが難しいほどなのだ。
逃亡兵の対策も練らなくてはならない。救いは精強をもってなるクロアチア歩兵が数多く見受けられることくらいか。
この時代の兵士の忠誠心のレベルは概ね低いといってよい。
あのフリードリヒ大王の時代でも、軽騎兵によって味方の逃亡を監視させたり訓練中は柵の中で缶詰状態にするのは日常茶飯事であったという。
しかし、フリードリヒ大王に比べ、ワラキア公が圧倒的に勝っていることがある。
君主の権威と名声がそれであった。
即位わずか四年にしてワラキアを東欧の一等国に成長させた手腕、十字軍四万を寡兵で壊滅させた実績、さらに正教会大主教を兼任するという万能ぶりである。
国民が畏怖するのも当然であろう。
それにワラキア公の偉大さはそれだけにとどまらない。
「それにしてもいったいどうしたらあんな訓練を思いつくんだか」
苦笑とともに射撃場を見つめるのは、ゲクランの副官のクラウスであった。
クラウスはゲクランが指揮していた傭兵団のなかでも、古参の仲間のひとりである。
もともとクラウスの他にもゲクランを慕っていた数人の仲間が集まったのが傭兵団の始まりであり、彼らは今ではゲクランを補佐する幕僚団を構成していた。
雇い主の貴族の裏切りによりオスマン帝国に捕縛されるまで、ゲクラン率いる傭兵団「紅の鋼」はその精強をもって東欧中に名を知られた傭兵団であったのだ。
実戦を知りぬいている彼らには、自分たちが生き延びてきたノウハウで新兵を鍛え上げることが期待されていた。
その熟練の傭兵達者たるゲクランたちにして、ヴラドの発想には驚きを禁じ得ない。
眼下で繰り返される射撃訓練などはまさにその典型であった。
造り自体はそれほど目新しいものではない。
人型をした板が合図とともに起き上がり、それを狙って銃を撃つだけだ。
現代ではごく当たり前に射撃場で見ることができる人を象った標的だが、この時代においてはまさに革命的な効果を発揮した。
この時代の小銃の命中率が低いのは、主に火薬や銃の性能の不足によるものだが、それだけというわけではない。
人に向って撃つという行為に抵抗を感じる兵士の意識的、無意識的なサボタージュもまた無視しえない要因の一つであるのだ。
人型に向って撃つという訓練は、この抵抗を軽減する効果を持つし、またパタリと起き上がる板を狙い撃つのは反射的に引き金を引くきっかけにもなるだろう。
そればかりか、人型には得点が明記されていて、兵士たちはその得点に応じて特別休暇や食糧の配布あるいは罰としての掃除当番などを受けるのである。
訓練に対する集中力が桁違いに増したのをゲクランたちは実感していた。
「人造硝石の量産で、遠慮なくぶっぱなせるのはありがたいな。おかげで新兵でもどうにか形にはもっていける」
「新兵は基本的には貧農出身だからな。下士官は今の常備軍から選抜するしかないだろう。クラウス、新たな小隊長のリストを作っておいてくれ」
クラウスはげんなりと肩を落とした。
「シェフ殿は相変わらず人使いが荒いことで………」
傭兵団の隊長時代の呼び名で呼ばれたゲクランはニヤリと獰猛な笑みを浮かべた。
「うちの殿下ほどじゃない。なにせ一介の傭兵あがりの俺に全軍の統帥を任せやがるんだからな!」
「そりゃごもっともで」
そういうと二人は顔を見合わせて豪快に笑うのだった。
ぐるるるるるる………
低いうなり声をあげて威嚇の体勢をとるクーバースの迫力は十分である。
「ジョリー、構わん、あれは俺の妻だ」
寝室に入ってきたヘレナもまた一頭のクーバースを連れていた。
名前はもちろんカールである。
そして心を盗んでいった心優しき泥棒さんは俺、なんちて。
「貴族の守護者」
それが大型犬クーバースの名の由来である。
史実ではハンガリー王マーチャーシュが、暗殺回避のために愛用したことで知られている。
この貴重な軍用犬を手配してくれたのは、意外にもスカンデルベグであった。
来るべき日まで、くれぐれも暗殺などされてくれるな、と言伝まで添えられていた。
アンジェリーナを非公式にワラキアへ送り出してからやたらと頻繁にこうした手紙がやってくるのだ。
どんだけ親馬鹿なのだろうか…………。
送られてきたクーバースは全部で四頭、俺とヘレナとフリデリカとアンジェリーナに一頭ずつつけられている。
警察犬や盲導犬の現代知識はあった俺だが、この時代の護衛犬とは、もっと貴重で豪勢な代物であった。
護衛犬の役割は実に多岐に渡っている。
部屋に断りなく侵入しようとする者に対し吠えかかるのは当然として、主人が入室を許可すればおとなしくなり、許可しなければ喉笛を狙って踊りかかるのだから恐ろしい。
また刃物を抜き身で持った人間が主人に近付けば、相手の手を狙って噛みつくように訓練されている。
俺につけられたジョリーは、さらに毒の匂いを嗅ぎわけるという特殊訓練を受けた、まさに名犬中の名犬だった。
王宮内に仕えるものから少しづつ貴族の数は減ってはいるが、その分ワラキア以外のハンガリーやトランシルヴァニアの出身官僚が増加していることを考えれば、いくら警戒してもしすぎるということはないのである。
それでもかつてのワラキア宮廷に比べれば雲泥の安全さではあるのだが。
「………いったい何を心配しておるのじゃ? 我が夫」
ヘレナは俺の密かな憂いに気づいていたようだ。
軍制改革、国家憲兵、護衛犬……その真新しさに誰もが目を奪われているが、その着手を急いでいることに気づいたのはヘレナだけであった。
理由を語れようはずもない。まもなくムラト二世が死ぬおそれがあることを知っているのは俺だけなのだから。
「…………今年はオスマンと戦いになるやもしれぬ………」
メフメト二世が即位すれば、すぐさまワラキアに対してゆさぶりをかけてくるであろう。
あるいは直接的な軍事力を行使してくる可能性すらある。
すでにラドゥを手駒においている以上、いまだ心腹していない保守派貴族に対し調略の手を伸ばしてくるのは確実であつた。
それにいくら弱腰のローマでも、目と鼻の先に軍事拠点、ルメリ・ヒサルの建築を強行されれば、ローマ帝国から援軍要請がくるのは間違いなかった。
史実では教皇庁やヴェネツィア・ハンガリーなどに必死に兵を乞うたコンスタンティノス11世だが、十字軍すら退けた正教会大主教が身近にいるのだ。
これに頼らぬ理由などないではないか。
これまで俺は大主教の地位と帝国の縁戚であることを十分以上に利用してきた。
ここまできて帝国を見捨てるという選択肢はありえない。
である以上、戦端は史実の1453年春よりさらに早まる公算が強かった。
それにいまや輸出大国となり、自前の商船隊すら運用を始めたワラキアにとっても、ボスポラス海峡の制海権を制しうるルメリ・ヒサルの築城は大問題である。
史実のルメリ・ヒサルの砲戦力はたいしたことはないが、そんなものはあとでいくらでも増強が可能だ。
対岸のアナドール・ヒサーリとともに、本腰で増強された日にはボスフォラス海峡は完全に封鎖されかねなかった。
その危険性をこの二年間気長にジェノバやヴェネツィアに説いてきたことで、両国ともオスマンに対しての警戒度をあげてきている。
あるいは来年夏のルメリ・ヒサル築城開始が、新たな開戦のきっかけになるのかもしれなかった。
「また我が夫はそうして神の声を聞きにいってしまうのだな……」
寂しそうな声でヘレナが言う。
俺が史実との対比に思いを馳せているときを、そういう表現で表しているようだが、こればかりはいくらヘレナでも話すわけにはいかない。
「頼りにしているよ、我が妻」
国政と外交に関する限りヘレナは得がたい相談役である。
それにローマ帝国を暴走させずに手綱をにぎるためには、やはりヘレナの協力が欠かせない。
小さな頭を俺の肩に押しつけてヘレナは微笑した。
「そろそろ女としても頼りにされたいものじゃがな」
アンジェリーナの加入で激化した争奪戦により、このところヘレナの誘惑が激しさを増していた。
シュテファンが先週からブダの士官学校の寮に入ってしまったのが悔やまれる。
「妾もずいぶん育ってきたと思うのだが、どうだ? まだ食指は動かぬか ?我が夫」
そういって、この一年でかろうじて、おまけしてBカップにまで成長した胸を摺り寄せられると、流石に理性が危うかった。
「そういう悪い子にはお仕置きだ!」
「や……そんなまた……! ずるいぞ我が夫………んあっ!」
ヘレナは耳が弱点なのは先刻承知だ。
そう、大人のごまかし方はずるいのだよ。
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