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第二部

31.帰国の目的

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 「それで昴さん。今回の帰国の目的は何かあるんですか?」

 父の正面のソファに腰をかけた鷹臣君は、お茶をすする父に微笑みかける。そんな鷹臣君を眺めた父は、何故か満足そうにうんうん頷いていた。何を考えているのだ。

 「いや~鷹臣君はすっかり男前になって。あ、もちろん以前からかっこよかったけどね?前よりも青さが抜けたというか、落ち着きが出てきたというか・・・」
 「パパ、質問に答えてないんだけど?」

 放っておくと脱線したまま答えなさそうなのでつい口を挟んだ。話の軌道修正をさせたあと、父は先ほどまでの朗らかな表情とはうって変わって、今度は渋面な顔で私と響をじっと見つめてきた。何を訊かれるのか長年の勘からか瞬時に察した私と響は、その視線の鋭さからぎくりとする。

 「・・・先月、君達がテロ事件に巻き込まれたと聞いてね。すぐにでも帰ってきたかったんだけど仕事で無理だったからようやく今回時間を見つけて帰国してみたんだが・・・」

 じっと眼鏡の奥から見つめてくる双眸に視線をそらしたくなる。嘘はつくな、ついても騙されないよ?と無言で訴えられた気がした。普段はちょっと「おっさん落ち着け」と言いたくなる父だけど、こんな風に真剣な表情で真面目に問われると、海外でいろいろ過酷な国にも赴任して苦難を乗り越えてきた貫禄が垣間見える。そういえば総領事になれるのって一握りで、忘れがちだけど父はエリートなんだった・・・

 ここは素直に心配させたことを謝っておいたほうがいい。
 響と目配せした後、ソファに座りながら同時に頭を下げた。

 「「ごめんなさい!」」
 「何にかな?」

 謝罪と共に理由を尋ねられる。どこまで知っているのかわからないけど、ちゃんと何に対しての謝罪で両親がどう思ったのかわかっているかの確認だろう。姉として弟に先に喋らせるわけにはいかない。重苦しい空気の中、私は口を開いた。

 「まずは心配をかけたこと、そして危険だとわかっていながら大胆な行動をとったこと。後、パパ達に報告しなかったこと。何で知ったのかはわからないけど、おそらく鷹臣君からも事情を聞いたんだよね?」

 ちらり、と鷹臣君を窺うと、コーヒーカップに口をつけながら目線のみでYesと答えた。
 
 「幸い私達は怪我はしていないけど、無茶をした自覚はある。あの時はあれが正しいと思って必死だったけど、たくさんの人に心配をかけて、他にもっとやり方があったんじゃ?と後から反省した。それに響まで巻き込んで危険にさらした事も正しかったとは言えない。けれど後悔はしていないの」
 
 あれから何十回と反省させられた。鷹臣君達だけじゃなく桜田さんや朝姫ちゃん、東条さんや響の学校の先生・・・たくさんの人に心配をかけて迷惑をかけて。一歩間違えれば死んでもおかしくない無謀な策だった。でも結果的にはうまくいったから後悔はしていない。もし上手くいかなかったとしても、自分で選んだ道なら後悔はしないと思う。あ、でもその場合、響や他の人が傷ついたら激しく後悔はしていたか・・・

 そして視線を逸らすことなくじっと見つめてくる父を見つめ返す。
 やっぱり両親に知らせなかったのはまずかったかな・・・。鷹臣君は私に教えてくれなかったけど、ちゃんと私達の保護者の義務として報告してくれたのは流石だと思う。でも、ただでさえあまり治安がいいとは言えないアフリカに赴任している両親に心配をかけたくなかった。結果的には大した怪我もなかったんだし、ちゃんと落ち着いたら頃合を見て話そうと・・・

 「どうせパパたちにはいつか話せばいっかとでも思ってたんでしょ。落ち着いたら頃合を見て話そうなんて思惑はバレバレだよ」 

 ぎくり、と顔が強張る。
 呆れた眼差しと嘆息で、私達の考えなんて全てお見通しだと言われてしまった。

 「一体何年君たちのパパをやっていると思っているんだい?僕達に余計な心配をかけさせたくなかったって気持ちはわかるけどね、報告を怠りあわよくば知らせないままでいいかなんて思われてた事は非常に嘆かわしいね。実に残念だよ」

 はあ、と大きく溜息を吐いた父に、響も私も声が詰まる。怒鳴られないだけマシなのか比べようがないけど、言葉に出さなくても失望したと言われているみたいで。いつも座っているソファが座り心地の悪い物になってしまった。無言の圧力と緊張で喉が渇く。

 足を組み替えた父はゆっくりと私達を交互に見つめてきた。

 「今回のことは不可抗力の事故だとしてもね、自分から危ないことをしていたら一体何の為に僕達が君たち2人を日本に住まわせていると思うんだい?アフリカは日本やアメリカに比べたらとても貧しくて危険な地域だ。幸いパパ達がいるのは内乱で荒れてたり紛争地ではなかったけれど、それでも安全だと言える場所ではない。麗が日本に一人暮らしを始めたから響も日本に帰したけれどね、それは2人には安全な場所で暮らして欲しいと思ったからだよ。勿論日本だって物騒な事件は起こるけれど、銃社会のアメリカや他国に比べればまだ安全だし、そうであって欲しいと願っている」
 淡々とした口調で話した父に、鷹臣君が申し訳なさそうに頭を下げた。

 「俺がついていながらすみません、昴さん」
 自分の責任でもある、と鷹臣君は謝罪する。
 きっと鷹臣君が行くはずだったパーティーに私が代わりに行かせたことを後悔しているのだろう。その責任もあって彼はちゃんと両親に報告してくれたんだ。巻き込まれたのは彼の所為ではないのに。

 「君が謝る必要はないよ。頭を上げなさい」
 柔らかい声音で父はきっぱりと言い放った。難しい表情のまま鷹臣君は言われたように頭を上げる。

 「僕は君を信頼しているよ、鷹臣君。だから巻き込まれたことについての責任を感じる必要はない。麗が君のところで働くのだって僕達は反対していないのだから。仕事については君がちゃんと見ていてくれるだろうし、この仕事を選んだのは麗だ。若いうちはいろんな経験をするべきだと僕は思うよ」
 
 父のゆったりとした発言に鷹臣君の強張った凶悪な表情も若干和らいだ。
 いろんな経験を若いうちにしたらいいと言うけれど、鷹臣君の無茶振りに振り回されている私はなんとも言えない微妙な表情になってしまう。まあ、確かにいろんな経験は必要だけれどね?何ていうか、たまに鷹臣君が鬼か悪魔に見えることもしばしばあるわけで・・・。

 「2人とも、今回のことはたまたま運が良かったんだ。でも次もそうとは限らない。だから己の力を過信して自分から危険な真似は絶対にしないように、約束しなさい」

 真っ直ぐに父を見つめ返した私と響は、「はい」と頷いた。ピンと糸が張ったような緊張感が漂う空間が瞬時に緩む。目元の薄い皺を深くさせて微笑んだ父は、冷めたお茶を手に取った。ずず、と啜る音が響く。

 お説教モードからいつもの父に戻りちょっと安堵していたら。「それとね、もう一つ」と話し始めた。

 「電話では訊かなかったけれどね。実は数ヶ月前に龍崎から電話があってね」

 龍崎・・・?
 って、今はSFの総領事をしている虎次郎おじさんか!そういえば新年に会ったっけ。
 話の行方がわからず相槌を打つと、父は世間話のようにさらりと告げた。

 「用件のついでに麗ちゃんにSFで会ったと聞かされたんだよ。あいつの声音が妙にうきうきしていて正直気味が悪・・・いや、ごほん。それで、麗ちゃんが誰かと一緒にパーティーに来たと聞いてね?」
 一体誰といたのかまでは教えてくれなかったから直接聞こうと思って。
 
 途中咳払いでごまかしたけど、にこにこ顔なのにどこか剣呑な光を放っているのは気の所為か。

 しまった、と平常心を保ちながら冷や汗をかく。
 あの時パーティーに行ったのは東条さんの付き添いでだ。勿論私はご馳走に惹かれて行っただけの単なるおまけで、仕事の延長線だったからやましくはない。でもそれって2人きりで旅行をしていたと思われるよね!?(事実だけれど)。よくよく考えれば出張なのにほとんど遊んでたわけだし!

 動揺を気付かれないように、「虎次郎おじさんに会ったの言うの忘れてたよ~」と笑いながら答えた。

 「年末から新年にかけて、仕事の用事でCA州に行ってたんだけど、偶然虎次郎おじさんと再会して。まさかSFに赴任しているとは思ってなかったからびっくりしたよ」
 「仕事でかい?そうか、大変だったね。――で、誰と行ったのかな?」
 ぐっ!
 このまま虎次郎おじさんの話に持っていって誰と行ったかはあやふやにさせようと思ったのに。どうやら騙されてくれないようだ。

 「勿論仕事なんだから依頼主とに決まってるじゃない」
 仕事と依頼主を強調させれば、それ以上は訊いても答えてくれないと諦めた父がようやく納得してみせた。

 嘘は言っていないし、父が懸念するような出来事は何もないけれど!結局東条さんとは婚約関係を結ぶまでの仲になってしまったわけで。父を抑えてくれるお母さんがいない今、余計な事を知られるのは面倒・・・いや、避けたいのだ。

 ニヤニヤ顔で傍観者のように眺めていた鷹臣君は、会話が途切れた瞬間に私と響に声をかけた。

 「お前ら、今日は早く上がっていいぞ。今やってる仕事きりがいい所で終わらせて、今日は父親孝行しておけ」

 父の日は過ぎたけれど、今からでも遅くはないと鷹臣君の言葉を受けて、私と響はソファから立ち上がり暫く待ってもらうことにしたのだった。

 
 ◆ ◆ ◆
 
 部屋を出て仕事を片付けに行った麗と響を見つめた後。
 昴は満足そうに微笑みながら独り言のように話し始めた。

 「いや~僕の子供達は素直に育ってくれてよかったよ。・・・鷹臣君にもいろいろ面倒をかけてすまないね」
 「面倒なんて何もみてませんよ。気にしないで下さい」
 
 鷹臣は苦笑する。この人の子供達に対する溺愛ぶりは見ていて面白いが、この場に叔母がいない事が少し残念でもあった。彼女がいたらもっと面白いコントが見れたのに。

 ――そして唐突に話題を変えた昴の言葉に、鷹臣は久しぶりに動揺することになる。

 「ところで鷹臣君はいつになったら麗をお嫁さんにもらってくれるのかな?」
 
 ぶは!
 危うく飲んでいたコーヒーを吐きそうになった。

 げほごほとむせた彼は、「大丈夫かい?」と尋ねてきた昴に頷き返して、落ち着いてきた頃盛大な溜息を吐いた。何を勘違いしているのだ、このおっさんは。

 「・・・昴さん。別に俺と麗は恋人同士でも何でもないんですが」
 苦々しい表情で脱力気味に答えると、心底驚いた様子の昴が視界に映る。何故そんなに驚愕する。

 「そうなのかい?いや、僕はてっきり麗がずっと慕っていたのは君を好きだと思ってたからなんだが。だってアメリカで大学を卒業後、一応就職先だって見つかってただろう?それなのに君の一言で日本に帰国しちゃうんだから。呼び寄せた鷹臣君も麗を想ってくれていたのか、なんて嬉しく思っていたんだがねえ」
 「麗は俺を兄としか思っていませんよ。まあ、俺も妹扱いしかしていませんし」

 恐らくそれは事実だろう。
 麗が鷹臣を兄以外の異性として見たことは一度もない。それに鷹臣だって麗を妹以外の女性扱いをした事もなかった。

 「それは残念だな・・・僕も美夜も、君が麗を貰ってくれるものだとばかり思っていたからね~。君が息子になるんなら安心して任せられるんだが」
 心底残念そうにうな垂れた昴に、鷹臣は苦笑する。そして自分を信頼してくれているという彼の言葉が嘘ではないと気付き、僅かに喜びが湧き上がった。

 「すみません、昴さん。あいつには既に決まった人がいるんですよ。・・・それに、俺にも一応婚約者がいるので」

 誰にも告げたことがない自分の情報を昴に教えた。それは麗でさえ知らない話だ。何故昴に告げたのか、それはやはり自分も彼を慕っているからだろう。たとえ血の繋がりはなくても、あの叔母が選んだ相手だ。そしてそれ以上に鷹臣も昴を信頼している。

 「え!麗ちゃんにそんな人が・・・一体誰なんだい!?そして、君にも婚約者がいるのか!!」
 想像通りに慌てる昴に自然と笑みが零れた。
 麗の感情豊かな所は、もしかしたら昴から受け継がれたのかもしれない。

 「麗についてはまあ、自分から紹介するでしょうから待ってあげて下さい。俺も一応いい年なんで、結婚も考えているんですが・・・なかなか相手が強情で素直じゃないので」
 「未だに口説き中と言う事か・・・君みたいな男前に簡単に靡かないお嬢さんは珍しいな。どんな女性なんだい?」
 「いずれ紹介しますよ」

 それは楽しみだ、と昴は納得した。
 
 麗が無事に結婚して安心させてくれない限り、彼女の花婿候補である自分はまだ動く事が出来ない。麗が相手を見つけたのなら無効になるはずだが、まだ安心は出来ないのだ。そして身内ならまだ安全でも、他所から縁談でも来られたらそれこそ厄介な事になる。

 (さっさと結婚させるしかないか・・・)

 鷹臣は昴に気付かれないように、そっと息を吐いた。
 
 
 
 























************************************************
ちょっとはお父さんらしい所が出せたかどうか・・・。
昴の赴任先はアフリカのどこか、です。危険すぎないけど、まだまだ豊かではない国の一つだと思います。

そして鷹臣の相手は、次の連載で出す予定です。まだいつ書き始めるかは未定ですが(汗)
どれか完結してから始めます。
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