シャーデンフロイデの詩集

まえはる

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シャーデンフロイデというもの

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 皆はシャーデンフロイデというものを知っているか。
 知らない者もあるだろう。だがしかしそれは確実に日本人の足を引っ張ることになるといえよう。
 実に嫉妬とは醜い。あまりにもダサい行為であり、最低だ。
 そんなことをする者は、偽善者に多いことだろう。
 シンプソンズの話でもでてくる。お父さんが隣の家のお父さんに財産でも勝てず人望でもかてないから嫌いだと安直に思ってしまう。
 かくいう私もシャーデンフロイデに陥ってしまったことは大いにある。
 私の大学にいた者は優秀な者が多くそれでいて鼻にかけないよろしい人格の人間が多くいたもので
自分のダメさが際立ってしまったものだ。
 何をやっても勝てる気がしない、化粧気のない私はまるで童貞を恥ずかしがるチェリーボーイのようだ。
 それはさておき私の親の話をしよう。
 私の親も似たようなもので、テレビに出てこれるような大物俳優に対してテレビの前で「こんなやつ大したことないや」などという。
 自分が何も成し遂げることもできなかった過去の栄光に縋ることしかできないものに人を笑い者にする資格があるであろうか。
 と、思わないこともないが大概自分に返ってきそうで怖いので大腕を振っていうことはできそうもない、とほほ
 だが、人に対する反論ばかりでてくるのである。ただの愚痴








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