ヴィジュアル系バンドの女役

2兄の話

僕には一つしたの弟がいる
僕は弟が大好きだ
しかし弟は僕のことをどうとも思ってないようでそれ以前に人間として価値を認められているような気がしない

弟は朝俺がおはよう、といっても
ふん、とした態度で無視してくる
一緒にご飯を摂るのもいやらしく
最近ではおにぎりをもっていって学校で食べているらしい

ああ、お兄ちゃんは悲しいよ
空にかまってもらえなくて
構ってほしい構ってほしい

ああ、空今日も空のいる一日はすばらしい
それに比べこんな駄目なお兄ちゃんでごめん存在しててごめん
うう、空に似合うかっこいいお兄ちゃんになりないよ

そうやって外にでてみあげる大空はとても綺麗だった

もう、存在価値すらない僕にとって空は唯一の存在意義だ