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序章

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僕はいらない
誰からも必要とされない
この世に存在する意味がない

ー僕は常に憂鬱だった

学校にいけば皆に無視され
親からも見捨てられ
行くあてもなく誰も頼るこもができない

最悪だ

子供の自分にはどうすることもできない
家出するにもできないし
家を出ようとすればイジワルな兄が絡んできて俺を外に出さないようにする
そしてできもしない逆立ちを何回もさせようとしてくる

(もうやだ)

僕は兄に向かって怒鳴る
なんでこんな無理矢理させようとするの
僕がやりたいとかいった?
そんなこと言ってない

兄は困ったように笑い僕をみつめた
話すのが苦手な兄は言葉を探しているらしい
その間に僕は兄の部屋からでて外にでた

外は陰鬱だ、今は冬で寒いし
トイレに行くのも忘れた
よし、もう少し1回家に帰ろう

そうして僕はまた家に帰るのであった
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