アイドルニムの嫉妬

まえはる

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歳違いの幼なじみ

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ジュンジェと俺は幼なじみ

だけどジュンジェはヒョンだ

マンネラインの中でも1番下の俺
パク・ヨネはジュンジェに憧れて
この世界に入った

最初に出会ったの6歳のころ
近所に住んでる優しいヒョン

ジュンジェは明るくて自分よりも
マンネ感があってかわいらしい
顔も童顔で甘えてくる様はマンネという他ない

ジュンジェには兄弟がおり
3人兄弟の末っ子だ
だから甘えるのが上手だと自分で言っていた

俺らは韓国の大邱という市で育った

よく大邱の繁華街で有名なカフェに
立ち寄ってはペン達にに囲まれたものだ

俺らは練習生時代から人気があった

顔がかわいいジュンジェと
年下でキリッとした猫目の俺
黒いアイラインがちょっとやんちゃで
かっこいいとよく言われたものだ

大邱でぶらついてる時に
今、専属ではいってる事務所に入所した

2人とも即採用され今やトップアイドルだ

最初は戸惑ったものの
お互い勘がするどいところもあり
すぐにダンスや歌を吸収していった

練習生時代の辛いレッスンが
今実っているのだ

思えばあの時も慣れない動作をしながら
2人とも見つめあっては笑顔でいたな

だが最近はどうだ、
みつめても逸らされる

「なあー、ヒョーンあそんでくださいよぉ」

ジュンジェ「今、大事なときだからさ」

って最近は冷たい反応ばかり
なんでこんなになったのかな
俺がちゃんとやらずにサボってるから?
嫌、そんなことじゃ絶対怒るわけない
だって俺やらなくてもできるのわかってるし!

「もういいですよ、違うヒョンに構ってもらいますからー」

そう言いヨンミのところに行こうとすると

ジュンジェ「それはだめ」

なんていってくる
独占欲?でも構ってくれないなら俺暇なんだけどなー

「だって、構ってくれないんですもん」

ジュンジェ「一緒に練習したらいいじゃん...」

と俯くジュンジェがかわいくみえて
意地悪したくなった

「ヨンミとするからいいです!歳も近いし動きも敏感で俺についてこれるのあの人だけですから~」

明らかに傷ついた顔のジュンジェを横目にヨンミに近づく

気づ付いたヨンミは俺に抱きつくと
ふぅーと耳に息を吹きかけてきた

どうせチャギの嫉妬狙ってやってんでしょ、バレバレ
でも、これは利用しないではいれないんだよなー

「ヨンミヒョーン、リーダーに相手してとらえないんで遊んでくださーい」

はい、ここで笑顔
チャギの目がこわいよぉー泣

とりあえず2人の事は置いといて
ヨンミと練習を始めることにした

ジャケット撮影に使うポーズを
かっこいいものにしたいと意見が一致し2人とも顔を近づけたり
見つめ合ったりしていたら
チャギが俺も混ぜろと言って
ヨンミとキスしていたのは
知らないフリをしておこう、

そして、チャギはいなくなり
リーダーとくっちゃべっていた

正直オモロくはない
リーダーを独占したいという気持ちが
抑えられなくなり
いったんポーズをとるのをやめ
リーダーに近づく

「ヒョン!なにかわいい顔してんですかおこりますよー」

と茶化しながら近づくと
ジュンジェは泣きそうになっていた
オロオロした様子のチャギをみると
どうしていいか分からなそうだったので
そっと子どもにしゃべりかけるように
どうしたの?って聞いた

ジュンジェ「う、ふ、ふえ」

うわっ、かわいいかよ
泣きながら何か伝えようとしているが
何も伝わらない

ジュンジェ「あの、ね、僕が遊んでっっあげなかったのが、、ふっう、ん悪いんだけど」

うんうん

ジュンジェ「でも、、ヨンミとあんなイチャイチャしてさ!」

え、と、あれこれは

ジュンジェ「僕の方がヨネと遊びたいけど、ヨネダンス上手いから先終わちゃうし、ヨンミと合わせるほうが気持ちいいだろうから、、」

えー、充分ダンスうまいよ
だから、休める時にやすもうって
言ってたんだけどなー
真面目だから

「そうじゃないよ、ジュンジェ!俺はお前が練習し過ぎだから休もうってずっと誘ってただけだよー」

え、びっくりしてる、
わからなかったのかよ

「ごめん、わかりずらくて」

ジュンジェ「そうだったの?」

「そうだよ、」

なんだー、ちゃんと伝わってなかったんだ
誤解もとけ、
練習せず、遊びほうける2人なのであった

いや、ちょっとは練習してくれリーダー!!

そして、次他のメンバー紹介します
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