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初めての外出
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「さあ、では待ち合わせの場所に向かいましょう」
ジェイクが周りを見渡してから小さな声で話す。
「うん、でも、誰もいないね」
「ああ、それは今日が新月だからです」
私は空を見上げる。確かにいつも輝いている月が今日は見えない。
「新月は外出しないの」
「そうですね。基本新月の日は家で家族と過ごす人が多いそうです」
ジェイクの瞳が少し陰る。そうだよね。ジェイクの家族が揃って新月の晩を過ごすなんて想像できない。
「ごめん…… 痛!」
思わず誤ってしまった私の手首をユアンが強引に引っ張った。
「謝るな。お前のせいじゃない」
耳元でユアンが少し厳しい声で指摘してくる。私はうんと頷いた。そうだね。ジェイクを救うのはこれからの話なのだ。今はまだ何も出来ない。出来るとすれば私という婚約者の存在のみだ。
「うん」
ジェイクは私達の会話に苦笑いを浮かべていたが、突然腰にある剣を掴んだ。
剣? そう剣だ! ジェイクが剣を持っているのを初めてみた。まだ、10歳なのに。
「ジェイク?」
「静かになさってください」
ジェイクの声に私達は静かにジェイクが見ている方に顔を向ける。
「公子、いらっしゃいますか?」
誰だろう? 初めて聞く声だ。
「アダムスか……。こっちだ。ユアン王子、ユーデット姫、僕の護衛です」
そう言ってジェイクは剣から手を離した。
現れたのは大きなガッシリとしたいかにも強そうな男の人だった。
「こちらにいらっしゃったんですね。突然いなくなられたので心配しました」
その声は本当に心配しているようできっとこの人はジェイクの数少ない味方なのかもしれない。
「ああ、すまない。この子達が迷子になっているようだ。目的地まで案内することにした」
「はぁ。ですが、保護者はいないのですか? 新月の夜にこんな小さな子どもだけで外出するなんて不用心すぎますよ」
そういってアダムスと呼ばれた男の人は私達の前に屈み込む。
きっとジェイクは私達の正体をバラさないでいてくれるのだ。私は思いっきりの演技をすることにする。そう思ってユアンをみたら既にイタイケな幼児になっていた。まぁ、7歳だけど。
「おじさん!! 僕達、迷子になっちゃったの!!」
う、うまい!! 私も目をウルウルさせてアダムスさんを見つめる。
「おじちゃん、私怖かったの。このお兄ちゃんがお家まで連れて行ってくれるっていってくれたの!!」
アダムスさんは優しい笑顔で微笑むと私達の頭に手を置いた。
「そうか、怖かったな。大丈夫だぞ。お兄ちゃんたちがちゃんと送ってやるからな」
そう言って頭をゴシゴシと撫でる。
やめてーーー。金髪が見えちゃう!!
私は慌てて頭に被っているブランケットを外れないように掴んだ。
「お、おじさん、ぼ、僕達、えっと……どこだ?」
ユアンが私の前に立ってアダムスさんの手から私の頭を引き剥がす。そして目的地をこそっと聞いてきた。
「えっと、女神の涙を食べられる宿屋に行きたいの!!」
そう待ち合わせの住所はあの有名菓子のお店にしたのだ。
「ん? マチネスホテルか?」
「そう!!」
少し考えるとアダムスさんはジェイクに向かって確認を取る。
「公子、あそこにはこんな小さな子はいなかったと思いますが、どうします?」
「コホン、あそこの宿泊客なんじゃないか? まぁいいから送っていく」
「はっ! では、こちらです。おい、お前たちはラッキーだぞ。公子はお優しいんだからな!」
そう言って私達はアダムスさんの後について歩き始める。
私達の前を歩くジェイクからすまなそうな視線を感じて私はニッコリと微笑んた。これが最善だったんだから、気にしないでという気持ちを込めた。
「ここがマチネスホテルだ。坊主共の保護者はどこだ?」
私はカフェになっているロビーを見渡した。
お互いにテーブルの上にあの本を置いておく約束なのだ。
あっ! いた!
私は奥のテーブルを指差した。
「あそこです!!」
するとアダムスさんがそのテーブルを確認してからジェイクにコソコソと何かを話している。
ジェイクが一回頷くと私達の方にやってくる。
「ユーデット様、ユアン様、あの男で間違いないですか?」
「多分そうだと思う。この本をテーブルに置く約束なの」
ジェイクがもう一度テーブルを確認して頷いた。
「確かに本がありますね。アダムスが言うにはあの男はこのあたりではかなり有名な変わり者らしいです。もちろん子供がいないことも知っていると言っています」
コソッとジェイクが私達に現状を教えてくれる。なるほど、保護者というには無理があるのね。
私はこの状況をどうするか迷ってしまう。知らず知らずに隣りにいるユアンの袖を掴んでいた。
「……ジェイク、アダムスは信頼に値するのか?」
「はい、僕は全幅の信頼を持っています」
「わかった」
「ユアン?」
「おじさん、ちょっとこっちに来て」
ユアンがアダムスさんの手を引いて私の側に引き寄せる。そして、なんとブランケットを少し捲ったのだ。
「ちょっと!!」
「なっ!!!」
「しっ!! 黙って。この髪の意味はわかるな?」
「司祭!?」
「そうだ。司祭候補のお嬢様なんだ。お嬢様はあの男と話したいと仰せだ」
神殿や司祭の権威は凄いと聞いている。そして、司祭となるべき金髪の子供は未来の希望だ。この国では重視されないが、それでも司祭を出した家門は様々な優遇をうける。
それゆえ金髪の子供は総じて我儘だ。アダムスさんは全てを理解したようにふぅとため息を吐いた。
「お前も大変だな。お嬢様の我儘に付き合って新月の夜にあんな奴のところまで連れてきたのか」
心なしかアダムスさんは涙ぐんでユアンの頭を撫でる。
なんか……なんか……違う!! とは思ったが、身分を上手く隠して話を通したユアンには恨みを込めて睨むしかできなかった。
「お嬢様、我儘も大概にしろよ!! 神殿なんて碌なとこじゃないんだぞ!」
私はフンと横を向いた。そんなことは知ってるもの!!
「はぁ、金髪じゃしょうがないか。公子、どうします?」
「好きにさせるしかあるまい。我々はここで見守るぞ」
「はい。じゃあ行って来い。お嬢様」
なんだか馬鹿にされているようだけど私は一歩踏み出した。今聞くしかないのだ。
私の後ろにはユアンだけが着いてくる。きっと公子であるジェイクを巻き込ませないためだろう。本当に良い家臣なのだ。
「お待たせしました」
私は男のテーブルの脇に立つと声を掛けた。
そして、持ってきたあの本をスッと差し出す。
「え? 子供? マジか!?」
男の驚愕の表情を受け止めて私はテーブルの席に着いた。
ジェイクが周りを見渡してから小さな声で話す。
「うん、でも、誰もいないね」
「ああ、それは今日が新月だからです」
私は空を見上げる。確かにいつも輝いている月が今日は見えない。
「新月は外出しないの」
「そうですね。基本新月の日は家で家族と過ごす人が多いそうです」
ジェイクの瞳が少し陰る。そうだよね。ジェイクの家族が揃って新月の晩を過ごすなんて想像できない。
「ごめん…… 痛!」
思わず誤ってしまった私の手首をユアンが強引に引っ張った。
「謝るな。お前のせいじゃない」
耳元でユアンが少し厳しい声で指摘してくる。私はうんと頷いた。そうだね。ジェイクを救うのはこれからの話なのだ。今はまだ何も出来ない。出来るとすれば私という婚約者の存在のみだ。
「うん」
ジェイクは私達の会話に苦笑いを浮かべていたが、突然腰にある剣を掴んだ。
剣? そう剣だ! ジェイクが剣を持っているのを初めてみた。まだ、10歳なのに。
「ジェイク?」
「静かになさってください」
ジェイクの声に私達は静かにジェイクが見ている方に顔を向ける。
「公子、いらっしゃいますか?」
誰だろう? 初めて聞く声だ。
「アダムスか……。こっちだ。ユアン王子、ユーデット姫、僕の護衛です」
そう言ってジェイクは剣から手を離した。
現れたのは大きなガッシリとしたいかにも強そうな男の人だった。
「こちらにいらっしゃったんですね。突然いなくなられたので心配しました」
その声は本当に心配しているようできっとこの人はジェイクの数少ない味方なのかもしれない。
「ああ、すまない。この子達が迷子になっているようだ。目的地まで案内することにした」
「はぁ。ですが、保護者はいないのですか? 新月の夜にこんな小さな子どもだけで外出するなんて不用心すぎますよ」
そういってアダムスと呼ばれた男の人は私達の前に屈み込む。
きっとジェイクは私達の正体をバラさないでいてくれるのだ。私は思いっきりの演技をすることにする。そう思ってユアンをみたら既にイタイケな幼児になっていた。まぁ、7歳だけど。
「おじさん!! 僕達、迷子になっちゃったの!!」
う、うまい!! 私も目をウルウルさせてアダムスさんを見つめる。
「おじちゃん、私怖かったの。このお兄ちゃんがお家まで連れて行ってくれるっていってくれたの!!」
アダムスさんは優しい笑顔で微笑むと私達の頭に手を置いた。
「そうか、怖かったな。大丈夫だぞ。お兄ちゃんたちがちゃんと送ってやるからな」
そう言って頭をゴシゴシと撫でる。
やめてーーー。金髪が見えちゃう!!
私は慌てて頭に被っているブランケットを外れないように掴んだ。
「お、おじさん、ぼ、僕達、えっと……どこだ?」
ユアンが私の前に立ってアダムスさんの手から私の頭を引き剥がす。そして目的地をこそっと聞いてきた。
「えっと、女神の涙を食べられる宿屋に行きたいの!!」
そう待ち合わせの住所はあの有名菓子のお店にしたのだ。
「ん? マチネスホテルか?」
「そう!!」
少し考えるとアダムスさんはジェイクに向かって確認を取る。
「公子、あそこにはこんな小さな子はいなかったと思いますが、どうします?」
「コホン、あそこの宿泊客なんじゃないか? まぁいいから送っていく」
「はっ! では、こちらです。おい、お前たちはラッキーだぞ。公子はお優しいんだからな!」
そう言って私達はアダムスさんの後について歩き始める。
私達の前を歩くジェイクからすまなそうな視線を感じて私はニッコリと微笑んた。これが最善だったんだから、気にしないでという気持ちを込めた。
「ここがマチネスホテルだ。坊主共の保護者はどこだ?」
私はカフェになっているロビーを見渡した。
お互いにテーブルの上にあの本を置いておく約束なのだ。
あっ! いた!
私は奥のテーブルを指差した。
「あそこです!!」
するとアダムスさんがそのテーブルを確認してからジェイクにコソコソと何かを話している。
ジェイクが一回頷くと私達の方にやってくる。
「ユーデット様、ユアン様、あの男で間違いないですか?」
「多分そうだと思う。この本をテーブルに置く約束なの」
ジェイクがもう一度テーブルを確認して頷いた。
「確かに本がありますね。アダムスが言うにはあの男はこのあたりではかなり有名な変わり者らしいです。もちろん子供がいないことも知っていると言っています」
コソッとジェイクが私達に現状を教えてくれる。なるほど、保護者というには無理があるのね。
私はこの状況をどうするか迷ってしまう。知らず知らずに隣りにいるユアンの袖を掴んでいた。
「……ジェイク、アダムスは信頼に値するのか?」
「はい、僕は全幅の信頼を持っています」
「わかった」
「ユアン?」
「おじさん、ちょっとこっちに来て」
ユアンがアダムスさんの手を引いて私の側に引き寄せる。そして、なんとブランケットを少し捲ったのだ。
「ちょっと!!」
「なっ!!!」
「しっ!! 黙って。この髪の意味はわかるな?」
「司祭!?」
「そうだ。司祭候補のお嬢様なんだ。お嬢様はあの男と話したいと仰せだ」
神殿や司祭の権威は凄いと聞いている。そして、司祭となるべき金髪の子供は未来の希望だ。この国では重視されないが、それでも司祭を出した家門は様々な優遇をうける。
それゆえ金髪の子供は総じて我儘だ。アダムスさんは全てを理解したようにふぅとため息を吐いた。
「お前も大変だな。お嬢様の我儘に付き合って新月の夜にあんな奴のところまで連れてきたのか」
心なしかアダムスさんは涙ぐんでユアンの頭を撫でる。
なんか……なんか……違う!! とは思ったが、身分を上手く隠して話を通したユアンには恨みを込めて睨むしかできなかった。
「お嬢様、我儘も大概にしろよ!! 神殿なんて碌なとこじゃないんだぞ!」
私はフンと横を向いた。そんなことは知ってるもの!!
「はぁ、金髪じゃしょうがないか。公子、どうします?」
「好きにさせるしかあるまい。我々はここで見守るぞ」
「はい。じゃあ行って来い。お嬢様」
なんだか馬鹿にされているようだけど私は一歩踏み出した。今聞くしかないのだ。
私の後ろにはユアンだけが着いてくる。きっと公子であるジェイクを巻き込ませないためだろう。本当に良い家臣なのだ。
「お待たせしました」
私は男のテーブルの脇に立つと声を掛けた。
そして、持ってきたあの本をスッと差し出す。
「え? 子供? マジか!?」
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