60 / 65
番外編
アンネマリーの運命21
しおりを挟む
「お嬢様、本当によろしいのですね?」
この数日部屋に引きこもっていたアンネマリーは正装に着替えて鏡に前に立っていた。
これから王太子とエレオノーラの婚約が発表されるのだ。
急な事だとしてもお祝いに駆けつけないということにはならない。
「行くわ! 雪が降ろうが槍が降ろうがスティーブン様が降ろうが関係ないわ!」
決意を新たにしたアンネマリーの言葉にため息を吐きながら侍女が一礼して部屋から出て行った。
馬車の用意を指示したのだ。
アンネマリーは未だに困惑していた。
スティーブンの突然のプロポーズには驚いたがその場の流れで頷いてしまったのは事実だ。嬉しくも思った。
だが、騎士の誓いと言われて一気に冷静になった。あの場を逃げ出した自分を褒めたいとさえ思う。
そして、家に戻りもう一度スティーブンの申し出について考えた。
どんなにスティーブンが自分を望んでくれてもホースタイン公爵家としては許される事でないだろう。いつの世も世継ぎ問題はある。
だが……アンネマリーは昨日届いたキャロラインからの手紙に目をやった。
その手紙には公爵家のことは心配しないでほしいと書いてあった。更には無能な実の子より有能な養子の方がいいとまで書いてある。
なんなら、その養子に自分とヘンリーの娘を嫁がせるとまで言及してあった。
そして、最後の一言がアンネマリーの心に刺さっているのだ。
兄の心を動かしたのはアンネマリー様が初めてであり、最後だと思う。
その言葉が身を引くことで納得しかけていたアンネマリーを再び迷わせている。
本当にそうなのだろうか?
スティーブン様は本気なのだろうか?
キャロラインは一生分の貸しを作ったと言っている。
アンネマリーは覚悟の決まらない心に一旦は蓋をして部屋を出た。
まずは王宮にてお祝いをしてからもう一度考えよう。
「王太子殿下! エレオノーラ様! ご婚約おめでとうございます!」
急に決まった発表だったが、王宮の広間は駆けつけた客で溢れかえっていた。
アンネマリーは混雑を避けるように遠回りして挨拶を受けている二人に近寄った。
その時、突然腕を引かれた。
「キャッ」
「失礼。だが、少し時間を頂きたい」
アンネマリーはその声がスティーブンの声だとわかると身体を硬くする。
「ス、スティーブン様! 今は……あの!」
アンネマリーの答えは聞かずに不自然にならない程度の力と速さでスティーブンはアンネマリーの手を引いた。
アンネマリーもこの場で騒ぎを起こす事はできないと思い、そのままスティーブンについていくことにする。
まだ、心は決まっていないが近い将来決めねばならない事なのだ。
スティーブンはそのまま王族専用の庭園までアンネマリーの手を引いた。
王太子と話がついているのか衛兵も軽く頷くだけで二人を庭園へ通してくれる。
ズンズンと進むスティーブンの背中を見つめながらアンネマリーは新鮮な空気を吸った。
ずっと閉じこもっていたので久しぶりに花の香りを嗅いだ気がする。
夕日を浴びた庭園のガゼボに着くとスティーブンはアンネマリーの手を離しそのまま跪いた。
「突然の無礼をお許しください。でも、どうしても貴女と話さなければならなかったのです」
スティーブンは頭を下げたまま続ける。
「先日は気持ちばかりが先走り申し訳ございませんでした。もしアンネマリー嬢が僕……いえ、私の話を聞いて下さるのなら僥倖です」
そしてその体制のまま手だけをアンネマリーに差し出した。
アンネマリーは一瞬迷ったがその手を取った。
「わかりました。スティーブン様のお気持ちをお話しください」
スティーブンがアンネマリーの手をキュッと握ると顔を上げた。
いつも見上げていたスティーブンに、下から見上げられるとくすぐったい気持ちになった。
「アンネマリー嬢、私は貴女を好きになりました。心から婚約を申し込みたいと考えています」
「でも……」
「貴女の不安や心配を全て払う事は出来ないでしょう。そして、この選択が貴女の将来に何某かの障害になることになるかもしれない」
スティーブンは、そのアメジストの瞳を真っ直ぐにアンネマリーに向けた。
「それでも、私が貴女と一緒にいたいのです。今まで私は常に自分と自分以外で人間を、分けていました。まぁ例外はいますが。それでも、あくまでも自分の考えが最上位として行動してきました。しかし、貴女は違います。私は貴女の考えは私の考え以上に尊重したいと考えるようになりました。そして、この考え方はもう変えられそうにないのです」
スティーブンは、一度大きく息を吸った。
「貴女が見えないと不安になる。貴女がいないと私が動けなくなるのです。キャロラインは右往左往している私をやっと人間らしくなったと笑いますが、貴女が頷いてくれないと私は王太子殿下の側近になれないかもしれない……」
「そんな……」
最後は少し笑顔を見せてスティーブンは再び頭を下げた。
「決して貴女の望む未来ではないかもしれない。しかし、私は貴女と共にありたい。自分自身が幸せになるために!」
そして、再びスティーブンは顔を上げた。
「王太子殿下にも父にも許可はとりました。貴女に騎士の誓いを捧げたい」
スティーブンの表情は真剣だった。
先日の焦っているような雰囲気もなく、よくよく考えたら結果なのだとよくわかった。
アンネマリーはその表情を見て、目を閉じた。
自分は何もできない。そう思ってきた。
求婚など絶対に受けられないと思ってきた。
人並みの幸せなど諦めてきた。
でも、この人を幸せにすることはできるのかもしれない。いや、自分にしか幸せにできないと言っているのだ。スティーブンは。
アンネマリーはゆっくりと瞳を開けた。
この数日部屋に引きこもっていたアンネマリーは正装に着替えて鏡に前に立っていた。
これから王太子とエレオノーラの婚約が発表されるのだ。
急な事だとしてもお祝いに駆けつけないということにはならない。
「行くわ! 雪が降ろうが槍が降ろうがスティーブン様が降ろうが関係ないわ!」
決意を新たにしたアンネマリーの言葉にため息を吐きながら侍女が一礼して部屋から出て行った。
馬車の用意を指示したのだ。
アンネマリーは未だに困惑していた。
スティーブンの突然のプロポーズには驚いたがその場の流れで頷いてしまったのは事実だ。嬉しくも思った。
だが、騎士の誓いと言われて一気に冷静になった。あの場を逃げ出した自分を褒めたいとさえ思う。
そして、家に戻りもう一度スティーブンの申し出について考えた。
どんなにスティーブンが自分を望んでくれてもホースタイン公爵家としては許される事でないだろう。いつの世も世継ぎ問題はある。
だが……アンネマリーは昨日届いたキャロラインからの手紙に目をやった。
その手紙には公爵家のことは心配しないでほしいと書いてあった。更には無能な実の子より有能な養子の方がいいとまで書いてある。
なんなら、その養子に自分とヘンリーの娘を嫁がせるとまで言及してあった。
そして、最後の一言がアンネマリーの心に刺さっているのだ。
兄の心を動かしたのはアンネマリー様が初めてであり、最後だと思う。
その言葉が身を引くことで納得しかけていたアンネマリーを再び迷わせている。
本当にそうなのだろうか?
スティーブン様は本気なのだろうか?
キャロラインは一生分の貸しを作ったと言っている。
アンネマリーは覚悟の決まらない心に一旦は蓋をして部屋を出た。
まずは王宮にてお祝いをしてからもう一度考えよう。
「王太子殿下! エレオノーラ様! ご婚約おめでとうございます!」
急に決まった発表だったが、王宮の広間は駆けつけた客で溢れかえっていた。
アンネマリーは混雑を避けるように遠回りして挨拶を受けている二人に近寄った。
その時、突然腕を引かれた。
「キャッ」
「失礼。だが、少し時間を頂きたい」
アンネマリーはその声がスティーブンの声だとわかると身体を硬くする。
「ス、スティーブン様! 今は……あの!」
アンネマリーの答えは聞かずに不自然にならない程度の力と速さでスティーブンはアンネマリーの手を引いた。
アンネマリーもこの場で騒ぎを起こす事はできないと思い、そのままスティーブンについていくことにする。
まだ、心は決まっていないが近い将来決めねばならない事なのだ。
スティーブンはそのまま王族専用の庭園までアンネマリーの手を引いた。
王太子と話がついているのか衛兵も軽く頷くだけで二人を庭園へ通してくれる。
ズンズンと進むスティーブンの背中を見つめながらアンネマリーは新鮮な空気を吸った。
ずっと閉じこもっていたので久しぶりに花の香りを嗅いだ気がする。
夕日を浴びた庭園のガゼボに着くとスティーブンはアンネマリーの手を離しそのまま跪いた。
「突然の無礼をお許しください。でも、どうしても貴女と話さなければならなかったのです」
スティーブンは頭を下げたまま続ける。
「先日は気持ちばかりが先走り申し訳ございませんでした。もしアンネマリー嬢が僕……いえ、私の話を聞いて下さるのなら僥倖です」
そしてその体制のまま手だけをアンネマリーに差し出した。
アンネマリーは一瞬迷ったがその手を取った。
「わかりました。スティーブン様のお気持ちをお話しください」
スティーブンがアンネマリーの手をキュッと握ると顔を上げた。
いつも見上げていたスティーブンに、下から見上げられるとくすぐったい気持ちになった。
「アンネマリー嬢、私は貴女を好きになりました。心から婚約を申し込みたいと考えています」
「でも……」
「貴女の不安や心配を全て払う事は出来ないでしょう。そして、この選択が貴女の将来に何某かの障害になることになるかもしれない」
スティーブンは、そのアメジストの瞳を真っ直ぐにアンネマリーに向けた。
「それでも、私が貴女と一緒にいたいのです。今まで私は常に自分と自分以外で人間を、分けていました。まぁ例外はいますが。それでも、あくまでも自分の考えが最上位として行動してきました。しかし、貴女は違います。私は貴女の考えは私の考え以上に尊重したいと考えるようになりました。そして、この考え方はもう変えられそうにないのです」
スティーブンは、一度大きく息を吸った。
「貴女が見えないと不安になる。貴女がいないと私が動けなくなるのです。キャロラインは右往左往している私をやっと人間らしくなったと笑いますが、貴女が頷いてくれないと私は王太子殿下の側近になれないかもしれない……」
「そんな……」
最後は少し笑顔を見せてスティーブンは再び頭を下げた。
「決して貴女の望む未来ではないかもしれない。しかし、私は貴女と共にありたい。自分自身が幸せになるために!」
そして、再びスティーブンは顔を上げた。
「王太子殿下にも父にも許可はとりました。貴女に騎士の誓いを捧げたい」
スティーブンの表情は真剣だった。
先日の焦っているような雰囲気もなく、よくよく考えたら結果なのだとよくわかった。
アンネマリーはその表情を見て、目を閉じた。
自分は何もできない。そう思ってきた。
求婚など絶対に受けられないと思ってきた。
人並みの幸せなど諦めてきた。
でも、この人を幸せにすることはできるのかもしれない。いや、自分にしか幸せにできないと言っているのだ。スティーブンは。
アンネマリーはゆっくりと瞳を開けた。
0
お気に入りに追加
8,555
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します
婚約者の側室に嫌がらせされたので逃げてみました。
アトラス
恋愛
公爵令嬢のリリア・カーテノイドは婚約者である王太子殿下が側室を持ったことを知らされる。側室となったガーネット子爵令嬢は殿下の寵愛を盾にリリアに度重なる嫌がらせをしていた。
いやになったリリアは王城からの逃亡を決意する。
だがその途端に、王太子殿下の態度が豹変して・・・
「いつわたしが婚約破棄すると言った?」
私に飽きたんじゃなかったんですか!?
……………………………
6月8日、HOTランキング1位にランクインしました。たくさんの方々に読んで頂き、大変嬉しく思っています。お気に入り、しおりありがとうございます。とても励みになっています。今後ともどうぞよろしくお願いします!
居場所を奪われ続けた私はどこに行けばいいのでしょうか?
gacchi
恋愛
桃色の髪と赤い目を持って生まれたリゼットは、なぜか母親から嫌われている。
みっともない色だと叱られないように、五歳からは黒いカツラと目の色を隠す眼鏡をして、なるべく会わないようにして過ごしていた。
黒髪黒目は闇属性だと誤解され、そのせいで妹たちにも見下されていたが、母親に怒鳴られるよりはましだと思っていた。
十歳になった頃、三姉妹しかいない伯爵家を継ぐのは長女のリゼットだと父親から言われ、王都で勉強することになる。
家族から必要だと認められたいリゼットは領地を継ぐための仕事を覚え、伯爵令息のダミアンと婚約もしたのだが…。
奪われ続けても負けないリゼットを認めてくれる人が現れた一方で、奪うことしかしてこなかった者にはそれ相当の未来が待っていた。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。