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番外編
プロローグ
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「まぁ! 騎士の誓いをカイル殿下から?」
私はママさんとテラスでお茶を飲みながらカイルとの経緯を話していた。
流石にママさんにこういう話をするのは気恥ずかしく、頬が熱くなってくる。
「はい。カイルの気持ちも嬉しいかったので誓いを受けてしまったのですが大丈夫でしょうか?」
一番聞きたかったことは本来なら王太子殿下に誓うべき騎士の誓いを私が受けてもよかったのかということだ。
「カイル殿下が王太子殿下に許して頂いたのなら問題ないんじゃないかしら」
ママさんは特に気にしていないという声で答えてくれた。
そして、衝撃の事実を当然のように教えてくれたのだった。
「だって、お母様もお父様から騎士の誓いを受けているんだもの」
「え? 本当ですか?」
私はママさんの方に顔を向けた。
「本当よ。お父様から聞かなかった?」
「そんなことは一言も言っていませんでしたわ」
ママさんは私の手を引いて立たせた。
「じゃあ、アリシアちゃんとお散歩しながら、わたくしたちの馴れ初めをお話してあげるわ」
私はママさんのふふふっという楽しそうな声に自然と笑顔を浮かべた。
「はい! 是非!」
そうしてママさんはゆっくりと話し始めたのだった。
私はママさんとテラスでお茶を飲みながらカイルとの経緯を話していた。
流石にママさんにこういう話をするのは気恥ずかしく、頬が熱くなってくる。
「はい。カイルの気持ちも嬉しいかったので誓いを受けてしまったのですが大丈夫でしょうか?」
一番聞きたかったことは本来なら王太子殿下に誓うべき騎士の誓いを私が受けてもよかったのかということだ。
「カイル殿下が王太子殿下に許して頂いたのなら問題ないんじゃないかしら」
ママさんは特に気にしていないという声で答えてくれた。
そして、衝撃の事実を当然のように教えてくれたのだった。
「だって、お母様もお父様から騎士の誓いを受けているんだもの」
「え? 本当ですか?」
私はママさんの方に顔を向けた。
「本当よ。お父様から聞かなかった?」
「そんなことは一言も言っていませんでしたわ」
ママさんは私の手を引いて立たせた。
「じゃあ、アリシアちゃんとお散歩しながら、わたくしたちの馴れ初めをお話してあげるわ」
私はママさんのふふふっという楽しそうな声に自然と笑顔を浮かべた。
「はい! 是非!」
そうしてママさんはゆっくりと話し始めたのだった。
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