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第八章 不穏な繋がり
71、拉致監禁(???視点)
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馬鹿な女だ。
男は自分の手を取って隣を歩くミアを見下ろしてほくそ笑む。
簒奪者の息子シモンの誘拐に失敗してから身を潜めてきた男にとって今日はやっと行動を起こす覚悟のできた日なのだ。
やっと決心がついた。尊き前王陛下の世に戻すという目標のために我らが出来ることをやる時なのだ。失敗はできない。
あれ程の賢君から国王という地位を奪った現王は尊敬に値しない。そして、自ら女王となることを否定した王女は裏切り者だ。誰一人として前王陛下の気持ちを汲み取っていないのだ。男は手をギュッと握った。前王陛下のためにシモンと裏切り者の娘の婚姻は阻止しなくてはならない。前王陛下の血を簒奪者と裏切り者に与えれば前王陛下復権の可能性は無くなるのだ。その為にはこの女を利用させてもらう。前王陛下の為に!!
「あの…‥大丈夫ですか?」
既に到着していたカフェの前で女は男を見上げてきた。確かに整った顔立ちだ。だが、自らシモンの婚約者に名乗りをあげるだのバカとしか言えない。
「ああ、大丈夫です。ミアさんはあの学校で辛い目にあったんです。私に何かご馳走させて下さい」
男はそういってカフェのドアを押し開けた。
女が頬を染めてドアを潜る。本当に簡単だ。少し笑って誉める。同調する。優しく笑う。それだけで女というものは何でも言うことを聞くようになる。
「ありがとうございます」
男は店員に目配せを送ると直ぐにやってきて奥の席に案内される。訳ありの男女が案内されるのはそういう席だ。本当に丁度いい。
「こちらのお席でよろしいでしょうか?」
「ええ、ありがとう」
女は貴族のようにそういうと席についた。本当に馬鹿らしくて表情に出ないように男は更に笑みを深めた。
貴族ではないくせに、我らのお陰であの学校に通えるようになったくせに、本物の貴族のように振る舞うことの馬鹿らしさよ。
男は呆れ返ったが、サッと動くと女の為に椅子を引いた。
「どうぞ、レディ」
「あ、ありがとうございます」
顔を真っ赤にして席に座った女の背後に立ったままニヤリと笑う。
そうだ、我らのお陰でいい思いをしたのだ。我らの為に働いてもらう。当然だな。
男は反対側の席に回ると腰を下ろした。
前回の失敗を踏まえ、今回はちゃんと初めからスケープゴートを用意する。何かあっても犯人はこの女とするのだ。その為には今からこの女を丸め込みこの計画に引き入れる必要がある。
コーデリアを傷物にする。物理的でも精神的でも構わない。ただ、シモンの花嫁に不相応となればいい。前王陛下の尊い血が簒奪者に渡らなければ、緩い前王陛下派の連中も現王への圧力を強めるだろう。今のあいつらはコーデリアとシモンが結婚すれば前王陛下の後継者に王位が戻ると考えているからな。それではダメなのだ。前王陛下はただ一人の尊いお方なのだ。王位に復権されるのは彼の方でなくてはならない。
男は決意を新たに目の前の女を見つめた。まだ若い女は目を輝かせてカフェのメニューに夢中だ。
さぁ、始めよう。お前の復讐の時間だ。表向きはな。
「決まりましか?」
「えっと、このケーキセットにしようかなと思います。ここのケーキは美味しいんです。あっ! 貴族の方には馴染みはないかもしれませんが……」
「そうなんですね。では、私も同じものをいただきましょう」
男は手を上げると直ぐに店員がやってきた。注目の的なのだろう。この女は良くも悪くも目立つからな。最高の囮だ。
「ケーキセットを二つくれ」
「はい、かしこまりました」
店員がメニューを片付けるのを見計らって男はテーブルに肘をついて目の前で組んだ。
「君は美しいですね」
「え? そんな……。ありがとうございます」
否定もしないかこの女は……
「やはり、その美しさだからやっかまれたのでしょうね」
「え?」
「学校での仕打ちですよ。酷いですよね。貴女のように素晴らしい女性に惹かれない男などいるはずがありません。今日お会いして私はそう確信しました」
「あ、あの……」
「何も言わなくても大丈夫ですよ。シモン殿下も本当は貴女と一緒に居たいでしょうに。こう考えると王子という立場は不憫ですよ。あんな婚約者に義理立てしなくてはならないのですから」
「義理?」
「ええ、そうです。ここだけの話ですが、私は王子の側近なんです。実は王子に頼まれて今日はミアさんに会いにきたんですよ」
「ええ! シモン様の!!」
「しっ! 声を立てないでください。王子からの伝言があるんです」
男が人差し指を口の前に立てると女は両手で口を覆った。下品極まりない。それでも男は表情を変えずにスラスラと嘘を吐く。自分は王子に信頼されている。王子の本心は別にある。本当に一緒に居たいのは貴女です。それにはコーデリアが邪魔なんです。協力が必要なんです。
男が嘘を並び立てる毎に女は頬を紅潮させる。簡単すぎるだろう。男は名乗ってさえいないのだ。
「そこでミアさんにお願いがあるんです」
「お願いですか?」
「ええ、王子は貴女を望んでいます。それには何が邪魔なのかわかりますよね」
「……はい」
「いや何、怪我をさせようとか命を奪うなんてそんな物騒なものじゃありません。ご安心ください。ただ、少しだけ私がコーデリア様と一緒に一晩いるだけなのです」
「あなたとですか?」
「ええ、それだけで王子の婚約者としては失格です。他の男と一晩を共にしたんですから」
「…………」
「気にされることはありませんよ。これは王子の望みなんです。本当にコーデリア様には危害は加えませんし、ご安心ください」
「本当ですか? 確かに私はコーデリア様に嫉妬されてるなぁとは思ってたんです。私とシモン様は仲よかったのに…….」
「そうですよ。ただ、私からコーデリア様を呼び出すことは出来ません。男からの呼び出しでは公爵家のものが許しませんから」
「えっと、私は何をすればいいんですか?」
「そうですね。コーデリア様を呼び出すのを協力して頂きたいんです。女性から、しかも王子の愛するミアさんからの呼び出しであれば来ていただけると思うんです」
「うーん、どうでしょう。コーデリア様は、私を目の敵にしてますから」
男はさも今思いついたように手を叩いた。
「そうだ! 学校でのことを謝罪したいと伝えるのはどうでしょう? なに、本当に謝る必要はありません。でも、虚栄心の強いコーデリア様なら絶対に来ると思うんです」
女は少しだけ考えたようだが馬鹿な頭ではたかが知れている。
「うーん、うん。わかりました。コーデリア様に手紙を書きましょう。私とシモン様の為ですものね」
男は声を上げて笑いそうになるのを懸命に堪える。
「そ、そうですよ。私は殿下の側近です。これは王子のお望みでもあるんですから」
「はい! 私もご協力いたします!!」
満面の笑みを浮かべて頷いた女に男は憐れみさえも覚えたのだった。
男は自分の手を取って隣を歩くミアを見下ろしてほくそ笑む。
簒奪者の息子シモンの誘拐に失敗してから身を潜めてきた男にとって今日はやっと行動を起こす覚悟のできた日なのだ。
やっと決心がついた。尊き前王陛下の世に戻すという目標のために我らが出来ることをやる時なのだ。失敗はできない。
あれ程の賢君から国王という地位を奪った現王は尊敬に値しない。そして、自ら女王となることを否定した王女は裏切り者だ。誰一人として前王陛下の気持ちを汲み取っていないのだ。男は手をギュッと握った。前王陛下のためにシモンと裏切り者の娘の婚姻は阻止しなくてはならない。前王陛下の血を簒奪者と裏切り者に与えれば前王陛下復権の可能性は無くなるのだ。その為にはこの女を利用させてもらう。前王陛下の為に!!
「あの…‥大丈夫ですか?」
既に到着していたカフェの前で女は男を見上げてきた。確かに整った顔立ちだ。だが、自らシモンの婚約者に名乗りをあげるだのバカとしか言えない。
「ああ、大丈夫です。ミアさんはあの学校で辛い目にあったんです。私に何かご馳走させて下さい」
男はそういってカフェのドアを押し開けた。
女が頬を染めてドアを潜る。本当に簡単だ。少し笑って誉める。同調する。優しく笑う。それだけで女というものは何でも言うことを聞くようになる。
「ありがとうございます」
男は店員に目配せを送ると直ぐにやってきて奥の席に案内される。訳ありの男女が案内されるのはそういう席だ。本当に丁度いい。
「こちらのお席でよろしいでしょうか?」
「ええ、ありがとう」
女は貴族のようにそういうと席についた。本当に馬鹿らしくて表情に出ないように男は更に笑みを深めた。
貴族ではないくせに、我らのお陰であの学校に通えるようになったくせに、本物の貴族のように振る舞うことの馬鹿らしさよ。
男は呆れ返ったが、サッと動くと女の為に椅子を引いた。
「どうぞ、レディ」
「あ、ありがとうございます」
顔を真っ赤にして席に座った女の背後に立ったままニヤリと笑う。
そうだ、我らのお陰でいい思いをしたのだ。我らの為に働いてもらう。当然だな。
男は反対側の席に回ると腰を下ろした。
前回の失敗を踏まえ、今回はちゃんと初めからスケープゴートを用意する。何かあっても犯人はこの女とするのだ。その為には今からこの女を丸め込みこの計画に引き入れる必要がある。
コーデリアを傷物にする。物理的でも精神的でも構わない。ただ、シモンの花嫁に不相応となればいい。前王陛下の尊い血が簒奪者に渡らなければ、緩い前王陛下派の連中も現王への圧力を強めるだろう。今のあいつらはコーデリアとシモンが結婚すれば前王陛下の後継者に王位が戻ると考えているからな。それではダメなのだ。前王陛下はただ一人の尊いお方なのだ。王位に復権されるのは彼の方でなくてはならない。
男は決意を新たに目の前の女を見つめた。まだ若い女は目を輝かせてカフェのメニューに夢中だ。
さぁ、始めよう。お前の復讐の時間だ。表向きはな。
「決まりましか?」
「えっと、このケーキセットにしようかなと思います。ここのケーキは美味しいんです。あっ! 貴族の方には馴染みはないかもしれませんが……」
「そうなんですね。では、私も同じものをいただきましょう」
男は手を上げると直ぐに店員がやってきた。注目の的なのだろう。この女は良くも悪くも目立つからな。最高の囮だ。
「ケーキセットを二つくれ」
「はい、かしこまりました」
店員がメニューを片付けるのを見計らって男はテーブルに肘をついて目の前で組んだ。
「君は美しいですね」
「え? そんな……。ありがとうございます」
否定もしないかこの女は……
「やはり、その美しさだからやっかまれたのでしょうね」
「え?」
「学校での仕打ちですよ。酷いですよね。貴女のように素晴らしい女性に惹かれない男などいるはずがありません。今日お会いして私はそう確信しました」
「あ、あの……」
「何も言わなくても大丈夫ですよ。シモン殿下も本当は貴女と一緒に居たいでしょうに。こう考えると王子という立場は不憫ですよ。あんな婚約者に義理立てしなくてはならないのですから」
「義理?」
「ええ、そうです。ここだけの話ですが、私は王子の側近なんです。実は王子に頼まれて今日はミアさんに会いにきたんですよ」
「ええ! シモン様の!!」
「しっ! 声を立てないでください。王子からの伝言があるんです」
男が人差し指を口の前に立てると女は両手で口を覆った。下品極まりない。それでも男は表情を変えずにスラスラと嘘を吐く。自分は王子に信頼されている。王子の本心は別にある。本当に一緒に居たいのは貴女です。それにはコーデリアが邪魔なんです。協力が必要なんです。
男が嘘を並び立てる毎に女は頬を紅潮させる。簡単すぎるだろう。男は名乗ってさえいないのだ。
「そこでミアさんにお願いがあるんです」
「お願いですか?」
「ええ、王子は貴女を望んでいます。それには何が邪魔なのかわかりますよね」
「……はい」
「いや何、怪我をさせようとか命を奪うなんてそんな物騒なものじゃありません。ご安心ください。ただ、少しだけ私がコーデリア様と一緒に一晩いるだけなのです」
「あなたとですか?」
「ええ、それだけで王子の婚約者としては失格です。他の男と一晩を共にしたんですから」
「…………」
「気にされることはありませんよ。これは王子の望みなんです。本当にコーデリア様には危害は加えませんし、ご安心ください」
「本当ですか? 確かに私はコーデリア様に嫉妬されてるなぁとは思ってたんです。私とシモン様は仲よかったのに…….」
「そうですよ。ただ、私からコーデリア様を呼び出すことは出来ません。男からの呼び出しでは公爵家のものが許しませんから」
「えっと、私は何をすればいいんですか?」
「そうですね。コーデリア様を呼び出すのを協力して頂きたいんです。女性から、しかも王子の愛するミアさんからの呼び出しであれば来ていただけると思うんです」
「うーん、どうでしょう。コーデリア様は、私を目の敵にしてますから」
男はさも今思いついたように手を叩いた。
「そうだ! 学校でのことを謝罪したいと伝えるのはどうでしょう? なに、本当に謝る必要はありません。でも、虚栄心の強いコーデリア様なら絶対に来ると思うんです」
女は少しだけ考えたようだが馬鹿な頭ではたかが知れている。
「うーん、うん。わかりました。コーデリア様に手紙を書きましょう。私とシモン様の為ですものね」
男は声を上げて笑いそうになるのを懸命に堪える。
「そ、そうですよ。私は殿下の側近です。これは王子のお望みでもあるんですから」
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