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第三章 王子改造計画
22、強制力とは!(コーデリア視点)
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コーデリアは焦っていた。
ランチではあんなに普通にシモン王子と話していられたのに、今はエスコートされている手を振り払いたくてたまらないのだ。
初めての会話ではぎこちないながらもお互いに優しさ溢れるやり取りで安心していた。
これなら、二人きりで少しくらい散歩しても大丈夫だと思ってしまった。
それが、ランチルームから出て歩き出すとシモン王子の手を離したくてたまらなくなったのだ。
「こ、これが強制力……なの?」
コーデリアの小さな呟きにシモン王子は立ち止まってコーデリアの顔を覗き込んできた。
確かに顔は好みなのだ。前世でも、今の幼い姿でも!
コーデリアは覗き込まれたシモン王子の澄んだ瞳にドキドキしながらも、自制心を精一杯使ってゆっくりとシモン王子の手を離した。
「どうしたの?」
手を離されたシモン王子は更に顔を近づけると不思議そうに顔を傾げる。
「いえ、あの、近すぎますわ」
コーデリアは何とか言葉を発しながらもシモン王子のエスコートを断ってスタスタと歩き出した。
「コーデリア嬢!」
慌てて追いかけて来たシモン王子がコーデリアの手を再び握りしめて来た瞬間コーデリアの体はコーデリアのコントロールから外れたのを感じた。
ああ……あの時とおんなじだわ……
コーデリアが絶望を感じていると、コーデリアの意思とは関係無く、コーデリアが話し出す。
「その手を話して頂戴!!」
「え?」
シモン王子のビックリした表情がコーデリアの目から見えるが体のコントールは戻ってこない。
「わたくしは一人で歩きたいの! 婚約者だからって当たり前みたいにエスコートしないで頂戴!」
「コーデリア……嬢?」
そうよね。ビックリよね。
手紙ではあんなに可愛い女の子をしていたのに、こんな事を言われたら泣いちゃうわよね。
私は俯いてしまったあの優しいシモン王子が泣いてしまうのではないかとハラハラしながら見守った。
「貴方はわたくしのいう事を聞いていればいいのよ!」
ああぁ、まさに悪役令嬢コーデリアだわ。
この上から目線!!
だから、直ぐに捨てられるのよーー!! やめて!! 止まって!! コーデリア!!!
その時突然体の自由が戻ってきた。
一体何なの!!
私は俯いたまま動かなくなったシモン王子に向かって一歩を踏み出したその時明るい笑い声が響いたのだった。
「ははははははははは」
「え?」
「なーんだ。やっぱりお前にはバレていたのだな? あの能天気な公爵家の中でお前だけが打ち解けないと思っていたんだ。あの手紙があまりにガキだったから本気でただ恥ずかしいのかと考えていたぞ!」
「え?」
私は突然あの優しくて、可愛くて、素直なシモン王子が私が大嫌いな俺様王子になった瞬間だった。
私の中の幻想は見事に崩れ去った。
なに! なんなの! あの可愛らしくて素直で優しい王子はいないの!
演技なの? 全部!?
私の頭がショートした様にグルグルと同じことを考えていると突然鼻を摘まれた。
「痛!」
「おい! 僕の本性を知っているのならちゃんと僕の目を見て話せ! 僕は目を見て話さない人間は信用しないんだ」
「離して! 貴方本当にあのシモン王子なの?!」
「そうだ。それにしても何故お前は僕の事を警戒していたんだ? 公爵家からは出ていないだろう? 現王家が公爵家の出入りは全てチェックしているからな」
「チェック?」
私はシモン王子の言葉がよくわからずにただ言われた事を繰り返すばかりだった。
「あ! お前もしかしてその歳で遠耳の魔法や遠目の魔法が使えるのか? だから僕の事を知っているのか?」
シモン王子は、自分でどんどん推論を進めて違う方に理解してしまうみたい。
やっと、落ち着いた私は取り敢えずシモン王子の暴走を止めることにした。
「シモン王子!! ちょっとだけ話を聞いてください!!」
私の声がやっと聞こえたらしくシモン王子が、少し黙った。
「なんだ?」
「あの、私には色々とわからないことが多くある様ですの。順番にお聞きしてもよろしいですか?」
「ふーん。わかった。じゃあ、あのベンチに座るか?」
「はい」
私達はシモン王子のエスコートの元庭園のベンチに腰を下ろした。
幸いなことに強制力は働いていない様だった。
「あの、先ず初めに貴方は本当にシモン王子ですか? 昨日までのいえさっきランチを食べたシモン王子とはどうしても別人だと感じてしまうのですが……」
「?? お前はもう知っているんだろう?」
私は迷ったが、シモン王子の誤解をそのまま使わせてもらうことにした。
「えっと、詳しい訳を……」
「成る程な。この公爵家に通い初めて五年だ。最初の二年は接触なし、その後三年近くは子供っぽい文通、でも、今話した限りお前だって文通通りのガキではないのだろう?」
「ゔ」
「まぁいい。僕がこの公爵家で巨大な猫を被っているのは、保身のためだ。まだ、前王派とは事をかまえる事は出来ないからな。今はまだ、前王の娘や孫と仲良くしていなければならない」
私は明解に説明するシモン王子にこの王子は確かに俺様で我が儘で嫌な奴だけど、頭は良いのだとわかった。
そして、今の話とお母様の昔話を合わせると今の状況がわかってきた。
私だって伊達に30 近くまで生きてきたわけではないのだ。
「だから、監視なのね?」
「まあな。公爵家の人々は気づいてもいないかもしれないが、前王派の旗頭にでもなられたら大変なんだ」
その言葉に何かがストンと府に落ちた。
だって、お母様は公爵夫人なのに、滅多に出掛けないし、出掛けるのは国王に会う時くらいだ。
いつも、家にいて社交をしている気配もない。
お兄様ももう十三歳なのに学校に行く事もない。
おかしいではないか……。
私だって公爵令嬢なのだから、学友くらい居てもいいはずなのだ。
でも、お茶会やイベントにも行ったことがない。
「そうだったのね」
「まぁ、遠耳の魔法で聞いているのなら今更だが、現王家がもう少し国内で安定するまではお前と仲違いする事は出来ない。勿論十歳に行われる婚約発表でも仲睦まじく見せなければならないからな! さもないと……」
「さもないと?」
「公爵家を取り潰すしかない」
「今はまだ閉じ込められている事事を知ってか知らずか大人しくしているし、前王派と連絡を取っている気配はない。だからこその公爵家だ。でも、もし、王位奪回を少しでも考えているのなら取り潰すしかない」
私はこれでやっと前世の物語におけるシモン王子とコーデリアの関係がわかった。
二人は本当に必要性に駆られての婚約で、好きも嫌いもなかったのだ。
そして、きっと主人公のミアが出てくる頃には現王家の治世は安定して公爵家との関係がなくても良くなったのだ。
だからこその婚約破棄なのだ。
きっとお母様は気づいていない。
だって、お母様はこの世界の事をとても単純に考えている。
「あの、家族は、その、その様な事情は知っているのでしょうか?」
「悟られない様にはしている。元々公爵夫人のおば様はあまり社交的ではないし、公爵自身も軍人に近い。あまり政争に興味がない。だから、二人には結婚してから、さりげなく引きこもってもらっている。本人達は王位継承のゴタゴタがあったから、あまり表に出ない方がいいと判断しているらしい」
「そうね、そう言っていたわ」
「だったら、お前も協力するんだ! いいな!」
私には拒否できなかった。
元々仲良くなる計画だし、まだ、婚約破棄までは何年かかかりそうだし、本気で公爵家の存続がかかっているのだ。
そして、何より、物足りなかったシモン王子の腹黒っぷりが気持ち良いくらいだった。
そう、コーデリアこと、真理子の好みのど真ん中の腹黒っぷりだ。
コーデリアはこのシモン王子なら好きになれそうと頷くと方向性は違うがお母様の計画に本気で乗る事を決めた。
「ええ! わかったわ。家族のためですもの。貴方と仲良くするわね」
「そうか! 良かった!」
安心したようなシモンを横目にコーデリアは一つ注意点を説明した。
「但し、私は偶に自分でもよくわからないけれど、うーん、癇癪を起こしてしまうの」
「え? 癇癪か?」
「ええ、三歳の時のことや、先程の言葉なんかかな? 自分でも抑えられないの。それは貴方も一緒にフォローしてくれない?」
「?? ああ、よくわからないがわかった」
そうして、私はシモン王子の協力者となったのだった。
ランチではあんなに普通にシモン王子と話していられたのに、今はエスコートされている手を振り払いたくてたまらないのだ。
初めての会話ではぎこちないながらもお互いに優しさ溢れるやり取りで安心していた。
これなら、二人きりで少しくらい散歩しても大丈夫だと思ってしまった。
それが、ランチルームから出て歩き出すとシモン王子の手を離したくてたまらなくなったのだ。
「こ、これが強制力……なの?」
コーデリアの小さな呟きにシモン王子は立ち止まってコーデリアの顔を覗き込んできた。
確かに顔は好みなのだ。前世でも、今の幼い姿でも!
コーデリアは覗き込まれたシモン王子の澄んだ瞳にドキドキしながらも、自制心を精一杯使ってゆっくりとシモン王子の手を離した。
「どうしたの?」
手を離されたシモン王子は更に顔を近づけると不思議そうに顔を傾げる。
「いえ、あの、近すぎますわ」
コーデリアは何とか言葉を発しながらもシモン王子のエスコートを断ってスタスタと歩き出した。
「コーデリア嬢!」
慌てて追いかけて来たシモン王子がコーデリアの手を再び握りしめて来た瞬間コーデリアの体はコーデリアのコントロールから外れたのを感じた。
ああ……あの時とおんなじだわ……
コーデリアが絶望を感じていると、コーデリアの意思とは関係無く、コーデリアが話し出す。
「その手を話して頂戴!!」
「え?」
シモン王子のビックリした表情がコーデリアの目から見えるが体のコントールは戻ってこない。
「わたくしは一人で歩きたいの! 婚約者だからって当たり前みたいにエスコートしないで頂戴!」
「コーデリア……嬢?」
そうよね。ビックリよね。
手紙ではあんなに可愛い女の子をしていたのに、こんな事を言われたら泣いちゃうわよね。
私は俯いてしまったあの優しいシモン王子が泣いてしまうのではないかとハラハラしながら見守った。
「貴方はわたくしのいう事を聞いていればいいのよ!」
ああぁ、まさに悪役令嬢コーデリアだわ。
この上から目線!!
だから、直ぐに捨てられるのよーー!! やめて!! 止まって!! コーデリア!!!
その時突然体の自由が戻ってきた。
一体何なの!!
私は俯いたまま動かなくなったシモン王子に向かって一歩を踏み出したその時明るい笑い声が響いたのだった。
「ははははははははは」
「え?」
「なーんだ。やっぱりお前にはバレていたのだな? あの能天気な公爵家の中でお前だけが打ち解けないと思っていたんだ。あの手紙があまりにガキだったから本気でただ恥ずかしいのかと考えていたぞ!」
「え?」
私は突然あの優しくて、可愛くて、素直なシモン王子が私が大嫌いな俺様王子になった瞬間だった。
私の中の幻想は見事に崩れ去った。
なに! なんなの! あの可愛らしくて素直で優しい王子はいないの!
演技なの? 全部!?
私の頭がショートした様にグルグルと同じことを考えていると突然鼻を摘まれた。
「痛!」
「おい! 僕の本性を知っているのならちゃんと僕の目を見て話せ! 僕は目を見て話さない人間は信用しないんだ」
「離して! 貴方本当にあのシモン王子なの?!」
「そうだ。それにしても何故お前は僕の事を警戒していたんだ? 公爵家からは出ていないだろう? 現王家が公爵家の出入りは全てチェックしているからな」
「チェック?」
私はシモン王子の言葉がよくわからずにただ言われた事を繰り返すばかりだった。
「あ! お前もしかしてその歳で遠耳の魔法や遠目の魔法が使えるのか? だから僕の事を知っているのか?」
シモン王子は、自分でどんどん推論を進めて違う方に理解してしまうみたい。
やっと、落ち着いた私は取り敢えずシモン王子の暴走を止めることにした。
「シモン王子!! ちょっとだけ話を聞いてください!!」
私の声がやっと聞こえたらしくシモン王子が、少し黙った。
「なんだ?」
「あの、私には色々とわからないことが多くある様ですの。順番にお聞きしてもよろしいですか?」
「ふーん。わかった。じゃあ、あのベンチに座るか?」
「はい」
私達はシモン王子のエスコートの元庭園のベンチに腰を下ろした。
幸いなことに強制力は働いていない様だった。
「あの、先ず初めに貴方は本当にシモン王子ですか? 昨日までのいえさっきランチを食べたシモン王子とはどうしても別人だと感じてしまうのですが……」
「?? お前はもう知っているんだろう?」
私は迷ったが、シモン王子の誤解をそのまま使わせてもらうことにした。
「えっと、詳しい訳を……」
「成る程な。この公爵家に通い初めて五年だ。最初の二年は接触なし、その後三年近くは子供っぽい文通、でも、今話した限りお前だって文通通りのガキではないのだろう?」
「ゔ」
「まぁいい。僕がこの公爵家で巨大な猫を被っているのは、保身のためだ。まだ、前王派とは事をかまえる事は出来ないからな。今はまだ、前王の娘や孫と仲良くしていなければならない」
私は明解に説明するシモン王子にこの王子は確かに俺様で我が儘で嫌な奴だけど、頭は良いのだとわかった。
そして、今の話とお母様の昔話を合わせると今の状況がわかってきた。
私だって伊達に30 近くまで生きてきたわけではないのだ。
「だから、監視なのね?」
「まあな。公爵家の人々は気づいてもいないかもしれないが、前王派の旗頭にでもなられたら大変なんだ」
その言葉に何かがストンと府に落ちた。
だって、お母様は公爵夫人なのに、滅多に出掛けないし、出掛けるのは国王に会う時くらいだ。
いつも、家にいて社交をしている気配もない。
お兄様ももう十三歳なのに学校に行く事もない。
おかしいではないか……。
私だって公爵令嬢なのだから、学友くらい居てもいいはずなのだ。
でも、お茶会やイベントにも行ったことがない。
「そうだったのね」
「まぁ、遠耳の魔法で聞いているのなら今更だが、現王家がもう少し国内で安定するまではお前と仲違いする事は出来ない。勿論十歳に行われる婚約発表でも仲睦まじく見せなければならないからな! さもないと……」
「さもないと?」
「公爵家を取り潰すしかない」
「今はまだ閉じ込められている事事を知ってか知らずか大人しくしているし、前王派と連絡を取っている気配はない。だからこその公爵家だ。でも、もし、王位奪回を少しでも考えているのなら取り潰すしかない」
私はこれでやっと前世の物語におけるシモン王子とコーデリアの関係がわかった。
二人は本当に必要性に駆られての婚約で、好きも嫌いもなかったのだ。
そして、きっと主人公のミアが出てくる頃には現王家の治世は安定して公爵家との関係がなくても良くなったのだ。
だからこその婚約破棄なのだ。
きっとお母様は気づいていない。
だって、お母様はこの世界の事をとても単純に考えている。
「あの、家族は、その、その様な事情は知っているのでしょうか?」
「悟られない様にはしている。元々公爵夫人のおば様はあまり社交的ではないし、公爵自身も軍人に近い。あまり政争に興味がない。だから、二人には結婚してから、さりげなく引きこもってもらっている。本人達は王位継承のゴタゴタがあったから、あまり表に出ない方がいいと判断しているらしい」
「そうね、そう言っていたわ」
「だったら、お前も協力するんだ! いいな!」
私には拒否できなかった。
元々仲良くなる計画だし、まだ、婚約破棄までは何年かかかりそうだし、本気で公爵家の存続がかかっているのだ。
そして、何より、物足りなかったシモン王子の腹黒っぷりが気持ち良いくらいだった。
そう、コーデリアこと、真理子の好みのど真ん中の腹黒っぷりだ。
コーデリアはこのシモン王子なら好きになれそうと頷くと方向性は違うがお母様の計画に本気で乗る事を決めた。
「ええ! わかったわ。家族のためですもの。貴方と仲良くするわね」
「そうか! 良かった!」
安心したようなシモンを横目にコーデリアは一つ注意点を説明した。
「但し、私は偶に自分でもよくわからないけれど、うーん、癇癪を起こしてしまうの」
「え? 癇癪か?」
「ええ、三歳の時のことや、先程の言葉なんかかな? 自分でも抑えられないの。それは貴方も一緒にフォローしてくれない?」
「?? ああ、よくわからないがわかった」
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