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「お嬢様、リドル子爵とジェイが戻りました」
リサの声にキャサリンは涙を吹いて、笑顔を作る。
「大丈夫?」
「はい」
「リサ、二人を連れてきて」
「かしこまりました」
暫くするとジェイとライアンがテラスに現れる。
「おまたせしました。お嬢様」
そう言った二人の顔には疲労が見える。組織との話をしてくれているが、大変なことなのだろう。
「二人共、来てくれてありがとう。リサ、二人にも席を用意して」
「ジェイもでしょうか?」
ジェイは名目上護衛騎士なので同じテーブルに着くのはおかしいと目が訴えている。
それでも、私は頷いた。
「今日は特別よ。キャサリンのご希望ですもの。よろしいかしら? キャサリン」
「もちろんでございます」
「かしこまりました」
使用人達がリサの指示で席を用意する間、私はずっとキャサリンの背を撫でていた。
なんとか涙を止めた彼女は美しかった。凛とした空気が辺りに漂っている。
「えっと、何かありましたか?」
ライアンが目を泳がせながら、尋ねてきた。
「秘密よ。ね? キャサリン」
「はい!」
「あ。そうですか。わかりました。そうですよね」
ライアンは何故か少し拗ねているようだが、私は構わずに話すことにする。
「キャサリンが今後の方針を固めたそうです」
二人が息を飲んだ。私はこっそりとジェイに視線を送る。するとジェイが小さく頷いた。
きっと組織がキャサリンの行動を了承してくれたのだろう。精神的な保護が認められたのだ。
私は笑顔になってキャサリンに話を振った。
「キャサリン、話してくれる?」
「はい。大公女様。皆様、お集まりくださりありがとうございます。この度はわたくしのことでお手を煩わすことになって、申し訳ございません」
「いいよ、それは」
ライアンが優しい笑顔でキャサリンを見つめる。
「先程、大公女様にはお話させていただきましたが、どうしてこうなってしまったのかはわかりません。わかりませんが、私に非はないことはわかりました」
私達三人は頷いた。
「そして、今は逃げたくないのです。わたくしを不当に扱った方達にきちんと抗議したい。この国に未練はありませんが、捨てられたくないのです。わたくしがこの国を捨てます!!」
そういって立ち上がったキャサリンは力強く、格好良かった。
私もこうしたかったのだと強く憧れる。
「どうするの?」
「初めは良からぬことを考えておりました。それこそ、決死の計画でした。それを実行したら抗議にはなったかも知れませんが、わたくしも確実に終わってしまう。そういう計画だったのです」
私はこの計画こそが心中なのだと確信する。
私はギュッと自分の手を握る。
「ですが、皆様とお会いしてそれではいけないと気づきました。まだ、具体的な方法はわからないのですが、私は婚約者とその父マクラニー公爵様、そして、私のお父様にわたくしの価値を認めていただき、その場でわたくしから婚約を破棄し、出奔しようと思います」
「出奔! 婚約破棄!」
ライアンの言葉に私も何度も頷いた。
なんと素晴らしいことだろう。全てを奪われ、謂れなき罪を着せられて、もうあとは婚約を破棄されて国外追放されると言われている令嬢が、反対のことをするのだ。
「復讐ですわ。でも、絶対に私自身を犠牲にするようなものでも、罪を問われるようなものでもない復讐にすると約束いたします」
力強い言葉を発するキャサリンからはもう澱んだオーラはない。
「ですが、わたくしにはこの国に味方がいません。皆様の力が必要です。どうか、どうか助けてくださいませ」
キャサリンは深々と頭を下げる。それこそ、額が膝に着きそうだ。
私はジェイとライアンを見つめる。二人はお互いに見つめ合ってから私に向かって深く頷く。
私はそれを見て自然と笑顔になった。
キャサリンには私のように後悔してほしくないのだ。
「キャサリン、私たちは貴女の味方よ。なんでもするわ。私のお友達を蔑ろにしたんだもの。許せません」
「大公女様……ありがとうございます」
「まだ泣かないで。これからでしょう? それにこれからは……ニアと呼んで頂戴」
「お、おい……」
私は自分がリリアナという名でここにいることはわかっているが、キャサリンにはどうしても『ニア』と呼んで欲しかった。
ライアンが止めようとしたが、ジェイが抑えてくれる。
「ニア? ですか? リリアナ様では?」
「近しい人からはニアと呼ばれているの。キャサリンにもそう呼んでほしいわ」
「かしこまりました。よろしくお願いします」
「あっ! では、私のことはライアンと呼んでください!!」
片手を上げてそう言ったライアンに場の空気が和む。ライアンのこういう能力は本当に素晴らしい。
そうして、私達はキャサリンの復讐のために協力することになったのだった。
話の流れでジェイのことも護衛騎士というよりも仲間として迎え入れることを皆で確認し合う。誰一人として異議を唱える人はいない。
後ろでリサが不満そうにしていたが、リサにはなるべく安全な場所にいて欲しいので私から何かを言うことはしない。
「ところでキャサリン様、今後はどのようにお過ごしになられますか?」
ジェイがキャサリンに尋ねた。
「わたくしは家に帰ります」
「しかし、ご家族に何を言われるか……」
「いいのです。わたくしはもう逃げません。しっかりと顔をあげてお父様にわたくしの何が悪いのか聞きます」
「いいと思うよ。ここにいても仕方がないし。ある意味ここは治外法権の場所だからね」
ライアンがキャサリンに同意する。
「私が家まで送りましょう」
「はい。よろしくお願いします、ライアン様。ニア様、明日またお邪魔してもよろしいでしょうか」
「え、ええ。もちろんよ」
キャサリンは腰を折って礼をとる。
「では、明日またお話しさせてください。それでは、今日はこれで失礼します。匿っていただきありがとうございました」
私はキャサリンを見て、バルトを呼んだ。
「バルト!!」
「はい。お嬢様。何か御用でしょうか?」
「キャサリンが家に帰るわ。荷物をまとめてあげて。ああ、まだ私が着ていないドレスをキャサリンに見繕ってちょうだい。誰よりも美しく気高くして差し上げて」
「ニア様」
「私のせめてものエールよ」
「……ありがとうございます」
「負けないで。私たちがついているわ」
「はい!!」
そうしてキャサリンは颯爽と帰っていった。
青白い顔をして、濡れ鼠の悪役令嬢はもういなかった。キャサリンの後ろ姿は自分の道を自信を持って歩く強い女性だった。
私はその姿を嬉しく、羨ましく見送った。
リサの声にキャサリンは涙を吹いて、笑顔を作る。
「大丈夫?」
「はい」
「リサ、二人を連れてきて」
「かしこまりました」
暫くするとジェイとライアンがテラスに現れる。
「おまたせしました。お嬢様」
そう言った二人の顔には疲労が見える。組織との話をしてくれているが、大変なことなのだろう。
「二人共、来てくれてありがとう。リサ、二人にも席を用意して」
「ジェイもでしょうか?」
ジェイは名目上護衛騎士なので同じテーブルに着くのはおかしいと目が訴えている。
それでも、私は頷いた。
「今日は特別よ。キャサリンのご希望ですもの。よろしいかしら? キャサリン」
「もちろんでございます」
「かしこまりました」
使用人達がリサの指示で席を用意する間、私はずっとキャサリンの背を撫でていた。
なんとか涙を止めた彼女は美しかった。凛とした空気が辺りに漂っている。
「えっと、何かありましたか?」
ライアンが目を泳がせながら、尋ねてきた。
「秘密よ。ね? キャサリン」
「はい!」
「あ。そうですか。わかりました。そうですよね」
ライアンは何故か少し拗ねているようだが、私は構わずに話すことにする。
「キャサリンが今後の方針を固めたそうです」
二人が息を飲んだ。私はこっそりとジェイに視線を送る。するとジェイが小さく頷いた。
きっと組織がキャサリンの行動を了承してくれたのだろう。精神的な保護が認められたのだ。
私は笑顔になってキャサリンに話を振った。
「キャサリン、話してくれる?」
「はい。大公女様。皆様、お集まりくださりありがとうございます。この度はわたくしのことでお手を煩わすことになって、申し訳ございません」
「いいよ、それは」
ライアンが優しい笑顔でキャサリンを見つめる。
「先程、大公女様にはお話させていただきましたが、どうしてこうなってしまったのかはわかりません。わかりませんが、私に非はないことはわかりました」
私達三人は頷いた。
「そして、今は逃げたくないのです。わたくしを不当に扱った方達にきちんと抗議したい。この国に未練はありませんが、捨てられたくないのです。わたくしがこの国を捨てます!!」
そういって立ち上がったキャサリンは力強く、格好良かった。
私もこうしたかったのだと強く憧れる。
「どうするの?」
「初めは良からぬことを考えておりました。それこそ、決死の計画でした。それを実行したら抗議にはなったかも知れませんが、わたくしも確実に終わってしまう。そういう計画だったのです」
私はこの計画こそが心中なのだと確信する。
私はギュッと自分の手を握る。
「ですが、皆様とお会いしてそれではいけないと気づきました。まだ、具体的な方法はわからないのですが、私は婚約者とその父マクラニー公爵様、そして、私のお父様にわたくしの価値を認めていただき、その場でわたくしから婚約を破棄し、出奔しようと思います」
「出奔! 婚約破棄!」
ライアンの言葉に私も何度も頷いた。
なんと素晴らしいことだろう。全てを奪われ、謂れなき罪を着せられて、もうあとは婚約を破棄されて国外追放されると言われている令嬢が、反対のことをするのだ。
「復讐ですわ。でも、絶対に私自身を犠牲にするようなものでも、罪を問われるようなものでもない復讐にすると約束いたします」
力強い言葉を発するキャサリンからはもう澱んだオーラはない。
「ですが、わたくしにはこの国に味方がいません。皆様の力が必要です。どうか、どうか助けてくださいませ」
キャサリンは深々と頭を下げる。それこそ、額が膝に着きそうだ。
私はジェイとライアンを見つめる。二人はお互いに見つめ合ってから私に向かって深く頷く。
私はそれを見て自然と笑顔になった。
キャサリンには私のように後悔してほしくないのだ。
「キャサリン、私たちは貴女の味方よ。なんでもするわ。私のお友達を蔑ろにしたんだもの。許せません」
「大公女様……ありがとうございます」
「まだ泣かないで。これからでしょう? それにこれからは……ニアと呼んで頂戴」
「お、おい……」
私は自分がリリアナという名でここにいることはわかっているが、キャサリンにはどうしても『ニア』と呼んで欲しかった。
ライアンが止めようとしたが、ジェイが抑えてくれる。
「ニア? ですか? リリアナ様では?」
「近しい人からはニアと呼ばれているの。キャサリンにもそう呼んでほしいわ」
「かしこまりました。よろしくお願いします」
「あっ! では、私のことはライアンと呼んでください!!」
片手を上げてそう言ったライアンに場の空気が和む。ライアンのこういう能力は本当に素晴らしい。
そうして、私達はキャサリンの復讐のために協力することになったのだった。
話の流れでジェイのことも護衛騎士というよりも仲間として迎え入れることを皆で確認し合う。誰一人として異議を唱える人はいない。
後ろでリサが不満そうにしていたが、リサにはなるべく安全な場所にいて欲しいので私から何かを言うことはしない。
「ところでキャサリン様、今後はどのようにお過ごしになられますか?」
ジェイがキャサリンに尋ねた。
「わたくしは家に帰ります」
「しかし、ご家族に何を言われるか……」
「いいのです。わたくしはもう逃げません。しっかりと顔をあげてお父様にわたくしの何が悪いのか聞きます」
「いいと思うよ。ここにいても仕方がないし。ある意味ここは治外法権の場所だからね」
ライアンがキャサリンに同意する。
「私が家まで送りましょう」
「はい。よろしくお願いします、ライアン様。ニア様、明日またお邪魔してもよろしいでしょうか」
「え、ええ。もちろんよ」
キャサリンは腰を折って礼をとる。
「では、明日またお話しさせてください。それでは、今日はこれで失礼します。匿っていただきありがとうございました」
私はキャサリンを見て、バルトを呼んだ。
「バルト!!」
「はい。お嬢様。何か御用でしょうか?」
「キャサリンが家に帰るわ。荷物をまとめてあげて。ああ、まだ私が着ていないドレスをキャサリンに見繕ってちょうだい。誰よりも美しく気高くして差し上げて」
「ニア様」
「私のせめてものエールよ」
「……ありがとうございます」
「負けないで。私たちがついているわ」
「はい!!」
そうしてキャサリンは颯爽と帰っていった。
青白い顔をして、濡れ鼠の悪役令嬢はもういなかった。キャサリンの後ろ姿は自分の道を自信を持って歩く強い女性だった。
私はその姿を嬉しく、羨ましく見送った。
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