僕が過去に戻ったのは、きっと教師だったから

 《完結いたしました!》

 小学校の教師だった僕が目を覚ますと、十五年前の過去に来てしまっていた。
小学六年生の頃、一人の教師によって僕らは支配されていた。生徒たちはその教師に精神的な体罰を受け、地獄のような毎日を送ることになる。
 そういったあらゆるいじめを止めるために、僕は教師になったんだ。
 先生による体罰。妹へのいじめ。生徒の自殺。
 これから起こる最悪を止めるために、僕はもう一度この時代を生きることを決意した。

 友情や教師としての考え方を描いた作品です。徐々に気づき始める違和感、当時のクラスに起こる悲劇。主人公の上田愛斗は、果たして支配から逃れることができるのか。
 やり直した幼少期を、良い思い出に変えるために、踠き続けます。
24h.ポイント 0pt
0
小説 194,944 位 / 194,944件 ライト文芸 7,814 位 / 7,814件

あなたにおすすめの小説

東方並行時空 〜Parallel Girls

獣野狐夜
ファンタジー
アナタは、“ドッペルゲンガー”を知っていますか? この世には、自分と全く同じ容姿の人間“ドッペルゲンガー”というものが存在するそう…。 そんな、自分と全く同じ容姿をしている人間に会ってみたい…そう思ってしまった少女達が、幻想入りする話。 〈当作品は、上海アリス幻樂団様の東方Projectシリーズ作品をモチーフとした二次創作作品です。〉

炎のトワイライト・アイ〜二つの人格を持つ少年~

蒼河颯人
ファンタジー
――僕は死にません! 君を守りたいから!!――  門宮茉莉は綾南高校に通う二年生。吸血鬼による怪事件が起こり続ける日常の中、彼女の目の前に突然一人の男子生徒が現れた。多彩性豊かに輝く青い瞳を持つ彼の名は神宮寺静藍。病弱で一見ひ弱そうに見える彼には「吸血鬼」というもう一つの顔があった。  彼は過去にかけられた呪いの為に、体内に巣食う「吸血鬼」としての血が覚醒すると、赤い瞳を持つ吸血鬼と化してしまうのだ。この呪いを解くには「芍薬姫の血」が必要だが、制限時間内に見付け出さないといけない。そんな彼を我が物にしようと虎視眈々と狙う吸血鬼達。彼等が起こす事件に茉莉達は巻き込まれてゆく。静藍は果たして無事に人間へと戻れるのか?  襲いかかる吸血鬼とそれに抗う高校生の戦いを描いた現在バトルファンタジー。 ※本編は完結済みです。 ※過去編から先よりブロマンス要素が入って来ます。 ©️2021-hayato sohga ※当サイトに掲載されている内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。(Unauthorized reproduction prohibited.) 表紙絵や挿し絵はMACKさん、凜々サイさん、長月京子さん、藤原 柚月さんに描いて頂きました。

稲荷狐となまくら侍 -明治あやかし捕物帖-

山口 実徳
歴史・時代
 時は明治9年、場所は横浜。  上野の山に名前を葬った元彰義隊士の若侍。流れ着いた横浜で、賊軍の汚名から身を隠し、遊郭の用心棒を務めていたが、廃刀令でクビになる。  その夜に出会った、祠が失われそうな稲荷狐コンコ。あやかし退治に誘われて、祠の霊力が込めたなまくら刀と、リュウという名を授けられる。  ふたりを支えるのは横浜発展の功労者にして易聖、高島嘉右衛門。易断によれば、文明開化の横浜を恐ろしいあやかしが襲うという。  文明開化を謳歌するあやかしに、上野戦争の恨みを抱く元新政府軍兵士もがコンコとリュウに襲いかかる。  恐ろしいあやかしの正体とは。  ふたりは、あやかしから横浜を守れるのか。  リュウは上野戦争の過去を断ち切れるのか。  そして、ふたりは陽のあたる場所に出られるのか。

カイカイカイ…

秋村ふみ
ライト文芸
「僕が求めるのは、目立つことなく、安心できる、安定した生活。攻めるようなことはしない。ただ守るだけだ」 安藤快は同級生の黒沢アカネに連れられて、彼女の兄が経営するブックカフェを訪れた。そこから彼の中の、新たな扉が開かれる…。

行くゼ! 音弧野高校声優部

涼紀龍太朗
ライト文芸
 流介と太一の通う私立音弧野高校は勝利と男気を志向するという、時代を三周程遅れたマッチョな男子校。  そんな音弧野高で声優部を作ろうとする流介だったが、基本的にはスポーツ以外の部活は認められていない。しかし流介は、校長に声優部発足を直談判した!  同じ一年生にしてフィギュアスケートの国民的スター・氷堂を巻き込みつつ、果たして太一と流介は声優部を作ることができるのか否か?!

世界が終わるという結果論

二神 秀
ライト文芸
「一年後に、地球に惑星が衝突します」  突然の航空宇宙局NASAの発表から、世界が終わるまでの1年間を描いた恋愛群像劇。  発見された少しずつ接近する白き惑星。パンドラと名付けられたこの星によって世界は変わっていく。  心理学を学ぶ大学生・生田颯太(20)の視点をメインに置き、学生生活や軽音楽部のバンド活動、アルバイトをする喫茶店、家族、友人、大切な人……終わりに近づいていく世界で生きていく人々や社会の在り様の変化が描かれていく。  怒り、妬み、恐怖、逃避、無気力、失望、絶望。感情が徐々に露わになり、理性と本能で揺れ動く人々。そんな醜く、未来のない現実と真剣に向き合ったとき、若者たちは動き出す。  それは意味のないことなのかもしれない。世界が終われば何も残らないのだから。では、人は死という結果に至るのだから、どう生きるかなど無意味なものなのだろうか。  世界が終わるその瞬間、あなたはどう在りたいですか?

ephemeral house -エフェメラルハウス-

れあちあ
恋愛
あの夏、私はあなたに出会って時はそのまま止まったまま。 あの夏、あなたに会えたおかげで平凡な人生が変わり始めた。 あの夏、君に会えたおかげでおれは本当の優しさを学んだ。 次の夏も、おれみんなで花火やりたいな。 人にはみんな知られたくない過去がある それを癒してくれるのは 1番知られたくないはずの存在なのかもしれない

ハルのてのひら、ナツのそら。

華子
恋愛
中学三年生のナツは、一年生の頃からずっと想いを寄せているハルにこの気持ちを伝えるのだと、決意を固めた。 人生で初めての恋、そして、初めての告白。 「ハルくん。わたしはハルくんが好きです。ハルくんはわたしをどう思っていますか」 しかし、ハルはその答えを教えてはくれなかった。 何度勇気を出して伝えてもはぐらかされ、なのに思わせぶりな態度をとってくるハルと続いてしまう、曖昧なふたりの関係。 ハルからどうしても「好き」だと言われたいナツ。 ナツにはどうしても「好き」だと言いたくないハル。 どちらも一歩もゆずれない、切ない訳がそこにはあった。 表紙はフリーのもの。

処理中です...