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727.【ハル視点】我慢の限界※
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口に出した瞬間、少しだけ後悔した。もちろん本当にそう思って言った言葉なんだが、我ながらあまりにも即物的すぎたよな。
急にあんな事を言われて、アキトは呆れていないだろうか。もし呆れているならすこしだけ言い訳をさせて欲しいと、俺はそーっと視線を動かした。
ちらりと向けた視線の先、頬を赤く染めたアキトは特に呆れているわけではなさそうだった。ただ俺の即物的なあの言葉にはかなり驚いたらしく、パチパチと何度も目を瞬いている。
明らかに戸惑ってはいるんだが、慌てた様子で何度も瞬きを繰り返すその姿が可愛くて目が離せない。
「えーっと…」
ようやく口を開いたと思ったら、アキトはまたすぐに黙り込んでしまった。
「駄目かな?アキトの中はいつもまるで俺を歓迎するみたいに、きゅーきゅー締め付けてくれるか…」
許可をくれるのか、拒絶するのか。どっちにしろアキトの答えが聞きたい。そう思ってわざと口にした露骨な表現に、アキトは大慌てで動きだした。
きっとそういう反応をするんだろうなと思ってはいたけど、予想以上の慌てっぷりだ。
「っ!ハル!」
俺の名前を呼びながらぐいーっと必死になって伸ばした手で、アキトは俺の口をバシッと塞いだ。大きな声で邪魔をするとかじゃなくて、物理的に塞ぎにきたのか。それは予想外だったな。
「む?」
俺はアキトの両手で口を塞がれたまま、ゆるりと首を傾げた。視線だけで駄目かな?ともう一度尋ねてみれば、アキトはうっと息を飲んだ。俺の質問はちゃんと伝わったみたいで何よりだ。
アキトはムッとした顔を一瞬だけ浮かべてから、そっと口を開いた。
「駄目…」
アキトはそう口にすると、不意にそこで言葉を切った。その言葉だけを聞けば駄目だと言ったようにも聞こえるが、アキトの表情がそれを裏切ってるんだよな。
どんな反応をするんだろうという好奇心と、それにすこしの悪戯心かな。
分かりやすいアキトを微笑ましく思いながら、俺はわざとらしくならない程度にすこしだけ肩を落とした。ただそれだけで、アキトの表情は申し訳なさそうに変わっていく。
あー可愛い。可愛いなぁ。どこまでも素直なアキトがたまらなく愛おしい。だから俺みたいな大人に付け入られるんだけどね。
「…なわけない!」
想定していたよりも早く、アキトはすぐにそう続けてくれた。うん、本当に可愛いなと、自然と笑みがこぼれてしまった。
しかも意地悪をしたという自覚があるからか、アキトは小さな声でぽつりと呟いた。
「おれも、ハルと早く繋がりたい」
言葉にしてはっきりと言ってくれるとは思ってなかったな。俺はアキトに笑いかけながら、浄化魔法のための魔力を練り始めた。
「ありがとう、アキト。いっぱい気持ちよくなろうね」
「ん」
早くアキトの中に入りたいなんて言葉が咄嗟に出てきてしまうぐらいには、俺もそろそろ我慢の限界が近い。
一番大事な愛おしい人の痴態をずっと見てるんだから、煽られるに決まってるよね。
だからといって、アキトに怪我をさせるような無茶をするつもりも無いんだけど。
アキトの後孔に浄化魔法をかけた後は、一本の指からゆっくりじっくりと慣らしていった。腕輪に隠してあった特製ポーションを取り出して、滑りもばっちりだ。
「やっ…ン…ぁ」
アキトが気持ち良い所はもうだいたい把握しているから、そこを意識しながらゆっくりと指を抜き差しする。小さな喘ぎ声を聞きながら、少しずつ指を増やしていった。
「もうっ、入れて、ほし…」
アキトもだいぶ慣れてきたせいか、どこを触っても可愛い反応をしてくれる。それが嬉しくて夢中になって愛撫を続けていると、焦らされすぎたアキトが涙まじりにそう懇願してきた。
別に狙ったわけじゃないんだけど、アキトから言われるのはぐっと来るな。
「アキトから欲しがってくれるのってやっぱり嬉しいね」
そう声をかければ、アキトは涙が滲んだ目で俺を見つめてきた。
「ん、きて」
すこし舌足らずな言い方に、俺はぐっと奥歯を噛み締めた。アキトは本当に俺をその気にさせるのが上手いよね。
「…だから、あまり煽らないでって言ってるの、にっ!」
言葉と同時にぐいっとアキトの腰を引き寄せれば、思いきり貫かれる事になったアキトは悲鳴のような声をあげた。
「ヒああァっ…!ハっ…んっ…ぁ」
蕩けきった目と表情を確認して痛みが無い事だけを確認したら、すぐに遠慮なく腰を使い始める。
ごめんね。昨日酔っぱらったアキトに思いっきり煽られてから、ずーっと我慢してたからね。今日はさすがに我慢ができそうにないんだ。
心の中でそんな言い訳をしながらも好き勝手に動く俺の背中に、アキトは笑いながら腕を回してくる。
好きにして良いんだよと許可をもらった気分だった。
急にあんな事を言われて、アキトは呆れていないだろうか。もし呆れているならすこしだけ言い訳をさせて欲しいと、俺はそーっと視線を動かした。
ちらりと向けた視線の先、頬を赤く染めたアキトは特に呆れているわけではなさそうだった。ただ俺の即物的なあの言葉にはかなり驚いたらしく、パチパチと何度も目を瞬いている。
明らかに戸惑ってはいるんだが、慌てた様子で何度も瞬きを繰り返すその姿が可愛くて目が離せない。
「えーっと…」
ようやく口を開いたと思ったら、アキトはまたすぐに黙り込んでしまった。
「駄目かな?アキトの中はいつもまるで俺を歓迎するみたいに、きゅーきゅー締め付けてくれるか…」
許可をくれるのか、拒絶するのか。どっちにしろアキトの答えが聞きたい。そう思ってわざと口にした露骨な表現に、アキトは大慌てで動きだした。
きっとそういう反応をするんだろうなと思ってはいたけど、予想以上の慌てっぷりだ。
「っ!ハル!」
俺の名前を呼びながらぐいーっと必死になって伸ばした手で、アキトは俺の口をバシッと塞いだ。大きな声で邪魔をするとかじゃなくて、物理的に塞ぎにきたのか。それは予想外だったな。
「む?」
俺はアキトの両手で口を塞がれたまま、ゆるりと首を傾げた。視線だけで駄目かな?ともう一度尋ねてみれば、アキトはうっと息を飲んだ。俺の質問はちゃんと伝わったみたいで何よりだ。
アキトはムッとした顔を一瞬だけ浮かべてから、そっと口を開いた。
「駄目…」
アキトはそう口にすると、不意にそこで言葉を切った。その言葉だけを聞けば駄目だと言ったようにも聞こえるが、アキトの表情がそれを裏切ってるんだよな。
どんな反応をするんだろうという好奇心と、それにすこしの悪戯心かな。
分かりやすいアキトを微笑ましく思いながら、俺はわざとらしくならない程度にすこしだけ肩を落とした。ただそれだけで、アキトの表情は申し訳なさそうに変わっていく。
あー可愛い。可愛いなぁ。どこまでも素直なアキトがたまらなく愛おしい。だから俺みたいな大人に付け入られるんだけどね。
「…なわけない!」
想定していたよりも早く、アキトはすぐにそう続けてくれた。うん、本当に可愛いなと、自然と笑みがこぼれてしまった。
しかも意地悪をしたという自覚があるからか、アキトは小さな声でぽつりと呟いた。
「おれも、ハルと早く繋がりたい」
言葉にしてはっきりと言ってくれるとは思ってなかったな。俺はアキトに笑いかけながら、浄化魔法のための魔力を練り始めた。
「ありがとう、アキト。いっぱい気持ちよくなろうね」
「ん」
早くアキトの中に入りたいなんて言葉が咄嗟に出てきてしまうぐらいには、俺もそろそろ我慢の限界が近い。
一番大事な愛おしい人の痴態をずっと見てるんだから、煽られるに決まってるよね。
だからといって、アキトに怪我をさせるような無茶をするつもりも無いんだけど。
アキトの後孔に浄化魔法をかけた後は、一本の指からゆっくりじっくりと慣らしていった。腕輪に隠してあった特製ポーションを取り出して、滑りもばっちりだ。
「やっ…ン…ぁ」
アキトが気持ち良い所はもうだいたい把握しているから、そこを意識しながらゆっくりと指を抜き差しする。小さな喘ぎ声を聞きながら、少しずつ指を増やしていった。
「もうっ、入れて、ほし…」
アキトもだいぶ慣れてきたせいか、どこを触っても可愛い反応をしてくれる。それが嬉しくて夢中になって愛撫を続けていると、焦らされすぎたアキトが涙まじりにそう懇願してきた。
別に狙ったわけじゃないんだけど、アキトから言われるのはぐっと来るな。
「アキトから欲しがってくれるのってやっぱり嬉しいね」
そう声をかければ、アキトは涙が滲んだ目で俺を見つめてきた。
「ん、きて」
すこし舌足らずな言い方に、俺はぐっと奥歯を噛み締めた。アキトは本当に俺をその気にさせるのが上手いよね。
「…だから、あまり煽らないでって言ってるの、にっ!」
言葉と同時にぐいっとアキトの腰を引き寄せれば、思いきり貫かれる事になったアキトは悲鳴のような声をあげた。
「ヒああァっ…!ハっ…んっ…ぁ」
蕩けきった目と表情を確認して痛みが無い事だけを確認したら、すぐに遠慮なく腰を使い始める。
ごめんね。昨日酔っぱらったアキトに思いっきり煽られてから、ずーっと我慢してたからね。今日はさすがに我慢ができそうにないんだ。
心の中でそんな言い訳をしながらも好き勝手に動く俺の背中に、アキトは笑いながら腕を回してくる。
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