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715.ハルからの口淫※

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 ※攻めからのフェラ注意

―――――――――――――――――――――――――――――

 ハルの使った浄化魔法で逃げ道を完全に断たれてしまった形になった俺は、もう抵抗をするのはやめる事に決めた。

 だってどうせ最終的には、ハルのする事ならーって受け入れちゃうのを知ってるからね。

 それに抵抗すればするほど、逆に恥ずかしさも増す気がする。

 あとは…まあ早くイきたいってのも、ちょっとだけ、あったりする。

 さっきあれだけ乳首をいじられて感じまくったんだから、これはもう仕方ないよね。

 本気で嫌がったらきっとハルは止めてくれる。ごめんね無理させたねなんて言って、何事もなかったように続きをしてくれる。

 それを知ってるのに本気で嫌がらない辺り、実は俺も期待してるんだよな。

 今はもうイきたいばかりが、頭の中をぐるぐるしてるし。

「ね、良い?」

 ハルの念押しに、俺は小さくコクリと頷いた。言葉ではっきりと舐めて欲しいとは言えなかったから、ただ頷いただけという消極的な意思表示だ。

「ありがとう」

 俺の態度に文句を言うでもなく爽やかにそう言ったハルは、そのまま顔を下げていくと俺のちんこの先っぽに音を立てて軽いキスをした。

「ひゃっ!」

 ほんのお遊びのような触れ方なのに、驚く程の快感が一気に襲い掛かってきた。

「は…ん、ぁ……ぅあ」

 ハルの温かい口内に招き入れられると、そこからはもう何が何だか分からなくなるぐらいの全力の愛撫を受けた。

 舐められたと思ったら吸い上げられ、吸い上げられたと思ったら唇で扱きあげられる。俺にできるのはハルの髪の毛に手を置いて、必死でイくのを我慢する事ぐらいだった。



 どのぐらい翻弄されたのか、もう俺は限界を迎えていた。

「は、る、イき…ぁあ、んっ。やっ…も、でっ…う」

 必死になって限界を訴える俺をじっと見上げてから、ハルはようやく唇を離してくれた。ああ、良かった。そう安心した俺に、ハルは優しい笑みを浮かべて答えた。

「乳首の時から我慢してたんだからね、良いよ出して。このまま口に」

 ハル、それは駄目だよ。

 フェラ童貞なんて概念が、あるのどうかも知らないけどさ。よくフェラ童貞相手にそんな事言ったね?と突っ込む時間は無かった。

 俺のちんこは身構える時間すら与えられずに、ハルの大きく開いた口内へともう一度導かれてしまう。

 ハルの口の中で出すのはさすがにまだ恥ずかしいんだと言いたいけど、口を開いたらそれだけで達してしまいそうだ。

 つま先をピンと伸ばしながら何とか我慢を続けていると、待ちくたびれたのかハルはニヤリとそれはもう悪そうな笑みを浮かべた。

 この表情はもしかしてと身構えるよりも前に、ハルは俺のちんこの裏筋を伸ばした舌先で優しくなぞると、そのまま思いっきり吸い上げた。

「んっ…うぁぁっ!!」

 だめだった。全然我慢なんてできなかった。

 しかもハルってば、俺が出したものを当然のようにゴクンと飲み下してしまったんだよ。うわー。前にも俺が出したのを舐められた事はあったけど、これはかなり破壊力が違うね。

 真っ赤になった顔を隠す気合もなかった俺は、弾んだ息を整えながらちらりとハルを見上げてみた。

 ハルがすごく満足そうな表情をしてるのが、たまらなく恥ずかしい。言いたい事は色々あるけど、言葉になんてできなかった。

「気持ち良かった?」
「……ん…きもちよかったよ」

 もちろん恥ずかしさはあるから誤魔化したい気持ちもあるけど、俺は素直にそう答えた。だって実際にすごく気持ち良かったし。なんなら、フェラってこんな感じなんだって感動までしたからね。

 俺の答えを聞いて嬉しそうに笑ったハルは、気持ちよくできたなら良かったと続けた。

 気持ちよくできたなら…か。俺もハルにした方が良いんだろうか。やり方はさっきのハルのを参考にすればできそうだ。

 よしと気合を入れてから、俺は口を開いた。

「あの、ハル」
「ん?なぁに?」

 甘い声に背中を押された気持ちで続ける。

「俺も、しようか」

 ハルは俺の申し出に不意をつかれたような表情を浮かべた。

「うーん、アキトがしたいって思ってくれるなら、もちろんして欲しいよ」

 あ、やっぱりして欲しいんだ。ハルがそう言うなら身体に力が戻ったら頑張るよ。そう続けようとしたけれど、俺が口を開くよりも前にハルは続けた。

「でも、今はそれよりも早くアキトの中に入りたいな」
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