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714.乳首の衝撃※

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※攻めからのフェラ注意 

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 許可が得られたからと、それはもう楽しそうにハルは俺の身体中にキスを落とした。

 全身を舐めたいなんて言われたから、実はこっそりどんな事されるんだろうってドキドキしてたんだけどね。

 そんな俺の期待感やほんのすこしだけ不安だった気持ちは、ハルにとってはお見通しだったらしい。

 わざわざ許可まで取ったのに、まずはと軽いキスを降らせる所から始めてくれるんだから、やっぱりハルは優しいよね。まあキスをした場所を、気まぐれに舐められるなんて事はあったんだけどね。

 唇や舌を使って身体中の色んな所に触れられたけど、特に驚いたのはやっぱり腰骨かな。

 元々俺の弱点ともいえるぐらいに気持ち良い場所だけど、濡れた舌先でぬるりと舐めあげられると信じられないほどの快感が走った。

 手で触れられた時とは、また全く違う衝撃的なほどの気持ちよさだった。俺、よく達かずに耐えられたよな。

 ああ、それに乳首にも驚かされたな。さっき指で触れられた時もかなり気持ち良かったから、もしかして…とは思ってたんだけどね。

「ひぁっ…んっ!」

 ちゃんと身構えていた筈なのにハルの長い舌でペロリと乳首を舐められた瞬間、そんな嬌声が飛び出してしまった。

「あ、アキト。乳首、ちょっと気持ちよくなってきたみたいだね?」

 嬉しそうにそう言ったハルは、俺の乳首を口に含むなりまるで飴でも舐めるように無造作に口内で転がし始めた。

 ただ舐められただけでも気持ち良いと思う場所を、口内に含まれてじっくりと愛撫なんてされたらどうなると思う?

 答えはよりいっそうとろけてしまうだよ。

「んあっ!…ま…って…は、る…やめ」

 必死になってハルの名前を呼べば、そっと乳首から唇が離れていった。

 あ、良かった。止めてくれるんだ。

 そう思った瞬間、ハルの指先がぐりっと強めに乳首をつまみあげた。

「ぁんっ!」
「痛くないなら、待たないよ。いや、待てない…かな」

 ハルはそう宣言すると、満足するまで俺の乳首をかわいがった。



 あんなに何も感じなかったはずの場所なのに、まさかの乳首だけで達きそうになったのは衝撃的だった。

 本当に俺の身体、ハルに開発されたんだな。

 ハルに作り変えられたんだと思えば、それだけで嬉しくなってしまう。

 残念ながら、全然達かせてもらえなかったんだけどね。

「ハル…いきたい」

 何とか手を伸ばしてハルに抱き着くと、俺はそうハルの耳元で囁いた。

「もちろんと言いたい所だけど、せっかくならもっと気持ちよくなって欲しいな」

 ハルはそう言うと、おもむろに俺の下半身に顔を近づけていった。ついさっき太ももを舐められた所だし、俺の弱点である腰骨ももう舐められた後だ。

 ということは、そのまま行き着く先にあるのって、絶対俺のちんこしかないよね。

 え、ハルからフェラをされるって…事?こんなに痛いぐらい勃起した状態で?

「え、ハル待って、待って!待ってってば!」

 慌ててじたばたと身体を揺らしたけど、ハルはそんな俺の抵抗にも楽し気に笑っただけだった。止めるつもりはかけらも無いみたいだ。

「でもアキト、さっきは全身舐めて良いって言ったよね?」

 ここも全身に含まれるでしょうなんて言いながら、長い指先がつんと反りかえった俺のちんこをつついた。

「うっ…え、えっと、そこは…き、汚いから!だから駄目!」

 咄嗟にでてきたのはそんな微妙な言葉だった。

 実際に汚いと思ってるというより、もしかしてそう言えば踏みとどまってくれるかななんて考えだ。

 ハルは俺の言葉を聞くなり、すぐに悪戯っぽい笑顔を浮かべて口を開いた。

「でも、さっき部屋に入るなり、アキトが浄化魔法かけてたよね?」

 あ、そう言われれば、確かに浄化魔法はかけたな。部屋に入るなりハルが止める間も無いぐらい素早く、二人分の浄化魔法を使ったのは確かだ。

 思わず返す言葉に詰まってしまった。

 浄化魔法は全身を綺麗にしてくれるんだから、汚いからという言い訳は残念ながら使えないらしい。

「いや、えっとそうなんだけど…」

 念のために言っておくけど、決して嫌ってわけじゃないんだよ。フェラをされるのも初めてだから、どれぐらい気持ち良いんだろうって興味だってある。

 ただ、ハルのあの綺麗な唇や舌で、あんなところに触れられる心の覚悟が出来てないんだよ。

「そうか…。うん、よし、ちょっと待ってね」

 ハルはそう言うなり、流れるようなスピードで魔力を練り上げるとすぐに浄化魔法を発動した。ハルが魔法を発動させる所は今までにも何度も見た事があるけど、今日は歴代一番の素早さだった。

 キラキラと光る魔力の残滓を振りまきながら、ハルはにっこりと笑ってみせた。

「はい、これで浄化したからもう大丈夫だよね」
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