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518.【ハル視点】のんびりと流れる時間
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「ごちそうさまでした」
ダンゴを食べ終えてそう口にしたアキトは、満足そうな笑みを浮かべていた。
アキトは元々菓子類が好きだけど、ここまで幸せそうな笑みを浮かべたのは初めて見たかもしれないな。もしかして、この菓子が特に思い出深いものだったりするんだろうか。
気にはなるけれど二人の前で聞くわけにはいかない。俺はアキトに尋ねたい気持ちをぐっと飲み込んだ。
「なあ、アキト」
不意にカーディさんがそう声をあげた。
「ん?カーディどうしたの?」
「もし答えたくなければ答えなくて良いんだけどさ」
「え…うん?」
一体何を聞くつもりだろうと思わず俺まで身構えてしまったが、カーディさんの質問は予想外のものだった。
ゆっくりと上がっていったカーディさんの指は、アキトの胸元に刺さっているトリクの造花の前でピタリと止まった。
「この花、どこで手に入れたんだ?」
「あ、この花!?」
「造花を売ってる屋台は今日回った時にもいくつかあったけど、ここまで綺麗なのは初めて見たから…さっきから気になってたんだよ」
ああ、確かにこれはかなり質が良いからなと納得しながら、俺はこっそりと息を吐いた。アキトのさっきの発言を追及されるのかと思っていたから、無意識のうちに肩に力が入っていたらしい。
「そっか。これは道端で声を掛けられた少年から買ったんだ」
「そうなのか!どのあたりだったか覚えてるか?」
カーディさんにそう尋ねられたアキトは、少し困った表情を浮かべたままじっと俺を見上げてきた。説明に悩んだんだろうな。
アキトに頼られるのはいつだって嬉しい。俺は張り切って答えた。
「噴水広場までもう少しって所だったから、二番街の辺りだな」
「カゴで売ってたって事だよな?」
アキトが少年から買ったと言った事で、カーディさんはすぐにカゴ売りだと気づいたようだ。
「ああ、そうだな」
「噴水広場に続く二番街の道って二つあったよな?」
「俺達が通ったのは西の方から入った道だな」
「じゃあ…」
俺とカーディさんが細かい情報交換をしている間、クリスはまじまじと俺の胸元のトリクの花を見つめていた。そこでアキトの花を見つめない辺り、配慮が行き届いてるよな。主に俺の嫉妬心への配慮が。
「これは本当に細かい作りですね」
「魔道具技師になれるかもしれないレベルの器用さだよな」
二人はそう言い合いながら、俺とアキトの付けているトリクの造花を褒めてくれた。
「売ってた少年のお姉さんが、伴侶や恋人同士、伴侶候補の幸せを祈って作ったんだって言ってました」
クリスはアキトの説明を聞くなり、伴侶用の特別な造花ですかとぼそりと呟いた。
「へぇ、そうなのか」
「うん、リボンが付いてるのと付いてないのって感じだったけど、こっちの方が綺麗だったんだよ」
「俺達が伴侶候補だって気づく前は、普通の造花を売ろうとしてたんだ」
俺も横からそう付け加えれば、二人はへぇと感心の声をあげた。
「この腕輪に気づいてから、特別なのがあるんだって教えてくれたんだよね」
そう口にしたアキトの指先が、自分の伴侶候補の腕輪を確かめるようにそっと撫でた。何気ないその仕草に胸が熱くなる。
「この腕輪に気づいてから、特別なのがあるんだって教えてくれたんだよね」
「ああ、あれは嬉しかったよな」
あの元気な少年を思いだしながらアキトと二人で話していると、不意にカーディさんが口を開いた。
「二番街の辺りか。明日探してみようかな」
「カーディも、欲しかったの?」
アキトが優しく笑って尋ねれば、カーディさんはああとすぐに頷いた。
「ああ、せっかくトリク祭りに参加できたんだから俺もトリクの花飾りを買いたかったんだけど、良いのが無くてな」
「え、カーディ!そんな事を思ってたなら言ってくださいよ!言ってくれたらすぐに探しに行って見つかるまで付き合ったのに!」
いや言われなくても気づくべきでしたよねと何故か反省しだしたクリスに、カーディさんは呆れ顔で答えた。
「言ったらそうなるから、わざと言わなかったんだよ」
「え…わざとですか…?」
「そう、わざと。予定が上手くいったとは言えクリスも疲れてるだろう?クリスなら見つかるまで探すって言うって分かってたからな」
「カーディ…私の事を気づかってくれたんですね!」
一転してキラキラと目を輝かせ始めたクリスに、カーディさんは照れくさそうに笑った。
「カーディ、明日の午前中はその少年を探しに行きましょう!」
「ああ、そうだな」
どうやら二人は明日は朝からあの少年探しをするようだ。
「場所は覚えてるが、案内するか?」
そこにいるとは限らないがと続けた俺に、クリスはすぐに首を振って答えた。
「いえ、二人で探す事に意味がある気がするので、別行動で大丈夫ですよ」
「そうそう、見つからなかったら、また次の機会にするさ」
「そうか」
「ですが、お気持ちだけはありがとうございます」
「ありがとうな」
「どういたしまして」
「今日は他にどこに行ったんだ?」
「今日はねぇ…」
のんびりとお茶を飲みながら四人での会話を楽しんでいたが、ふと気付けばアキトとカーディさんは大きなあくびを連発していた。
「あー…眠い」
「おれもねむい…」
「カーディ、部屋に戻って良いんですよ?」
「アキトも無理はしないで」
「二人はどうするんだ?」
もちろんアキトと一緒に部屋に帰るよと答えようとしたが、それよりも先にクリスと視線が合った。もの言いたげな瞳が俺を見つめてくる。
「うーん…ハル、もう眠いですか?」
その質問の意味は、二人だけで話せる時間をとってくれって事だよな。
「いや、俺はまだ眠くないな」
「それならちょっとお酒でもどうです?」
それは良いなと口では答えながらも、俺は静かに考えを巡らせていた。
やっぱりさっきのアキトの言葉は、しっかり聞かれていたんだな。
たったあれだけの発言から一体どうやって異世界人だという事実に辿り着いたのかまでは分からないが、おそらくバレていると考えた方が良いだろう。
さてこれはどう対処するのが最善だろうか。
友情を盾に説得する?珍しい素材を握らせて買収する?それとも持てる全ての権力を使って圧力をかける?できれば実力行使はしたくないんだが、その辺りはクリスの出方次第だな。
「アキトを部屋まで送ってからここに戻ってくるで良いか?」
「もちろんです。私も大事な伴侶を部屋まで送りたいので」
クリスの答えに、カーディさんは苦笑を浮かべて答える。
「送らなくても大丈夫だぞ?」
「駄目です」
「はる、おれもひとりでかえれるよ?」
例え宿の中の廊下をほんの少し歩くだけだとしても、こんなに眠たそうなアキトを一人で帰らせるなんてできるわけがない。
「一人で帰れるとしても送らせて欲しいんだ」
お願いだからと続ければ、アキトは頬を赤く染めながらもちいさく頷いてくれた。
ダンゴを食べ終えてそう口にしたアキトは、満足そうな笑みを浮かべていた。
アキトは元々菓子類が好きだけど、ここまで幸せそうな笑みを浮かべたのは初めて見たかもしれないな。もしかして、この菓子が特に思い出深いものだったりするんだろうか。
気にはなるけれど二人の前で聞くわけにはいかない。俺はアキトに尋ねたい気持ちをぐっと飲み込んだ。
「なあ、アキト」
不意にカーディさんがそう声をあげた。
「ん?カーディどうしたの?」
「もし答えたくなければ答えなくて良いんだけどさ」
「え…うん?」
一体何を聞くつもりだろうと思わず俺まで身構えてしまったが、カーディさんの質問は予想外のものだった。
ゆっくりと上がっていったカーディさんの指は、アキトの胸元に刺さっているトリクの造花の前でピタリと止まった。
「この花、どこで手に入れたんだ?」
「あ、この花!?」
「造花を売ってる屋台は今日回った時にもいくつかあったけど、ここまで綺麗なのは初めて見たから…さっきから気になってたんだよ」
ああ、確かにこれはかなり質が良いからなと納得しながら、俺はこっそりと息を吐いた。アキトのさっきの発言を追及されるのかと思っていたから、無意識のうちに肩に力が入っていたらしい。
「そっか。これは道端で声を掛けられた少年から買ったんだ」
「そうなのか!どのあたりだったか覚えてるか?」
カーディさんにそう尋ねられたアキトは、少し困った表情を浮かべたままじっと俺を見上げてきた。説明に悩んだんだろうな。
アキトに頼られるのはいつだって嬉しい。俺は張り切って答えた。
「噴水広場までもう少しって所だったから、二番街の辺りだな」
「カゴで売ってたって事だよな?」
アキトが少年から買ったと言った事で、カーディさんはすぐにカゴ売りだと気づいたようだ。
「ああ、そうだな」
「噴水広場に続く二番街の道って二つあったよな?」
「俺達が通ったのは西の方から入った道だな」
「じゃあ…」
俺とカーディさんが細かい情報交換をしている間、クリスはまじまじと俺の胸元のトリクの花を見つめていた。そこでアキトの花を見つめない辺り、配慮が行き届いてるよな。主に俺の嫉妬心への配慮が。
「これは本当に細かい作りですね」
「魔道具技師になれるかもしれないレベルの器用さだよな」
二人はそう言い合いながら、俺とアキトの付けているトリクの造花を褒めてくれた。
「売ってた少年のお姉さんが、伴侶や恋人同士、伴侶候補の幸せを祈って作ったんだって言ってました」
クリスはアキトの説明を聞くなり、伴侶用の特別な造花ですかとぼそりと呟いた。
「へぇ、そうなのか」
「うん、リボンが付いてるのと付いてないのって感じだったけど、こっちの方が綺麗だったんだよ」
「俺達が伴侶候補だって気づく前は、普通の造花を売ろうとしてたんだ」
俺も横からそう付け加えれば、二人はへぇと感心の声をあげた。
「この腕輪に気づいてから、特別なのがあるんだって教えてくれたんだよね」
そう口にしたアキトの指先が、自分の伴侶候補の腕輪を確かめるようにそっと撫でた。何気ないその仕草に胸が熱くなる。
「この腕輪に気づいてから、特別なのがあるんだって教えてくれたんだよね」
「ああ、あれは嬉しかったよな」
あの元気な少年を思いだしながらアキトと二人で話していると、不意にカーディさんが口を開いた。
「二番街の辺りか。明日探してみようかな」
「カーディも、欲しかったの?」
アキトが優しく笑って尋ねれば、カーディさんはああとすぐに頷いた。
「ああ、せっかくトリク祭りに参加できたんだから俺もトリクの花飾りを買いたかったんだけど、良いのが無くてな」
「え、カーディ!そんな事を思ってたなら言ってくださいよ!言ってくれたらすぐに探しに行って見つかるまで付き合ったのに!」
いや言われなくても気づくべきでしたよねと何故か反省しだしたクリスに、カーディさんは呆れ顔で答えた。
「言ったらそうなるから、わざと言わなかったんだよ」
「え…わざとですか…?」
「そう、わざと。予定が上手くいったとは言えクリスも疲れてるだろう?クリスなら見つかるまで探すって言うって分かってたからな」
「カーディ…私の事を気づかってくれたんですね!」
一転してキラキラと目を輝かせ始めたクリスに、カーディさんは照れくさそうに笑った。
「カーディ、明日の午前中はその少年を探しに行きましょう!」
「ああ、そうだな」
どうやら二人は明日は朝からあの少年探しをするようだ。
「場所は覚えてるが、案内するか?」
そこにいるとは限らないがと続けた俺に、クリスはすぐに首を振って答えた。
「いえ、二人で探す事に意味がある気がするので、別行動で大丈夫ですよ」
「そうそう、見つからなかったら、また次の機会にするさ」
「そうか」
「ですが、お気持ちだけはありがとうございます」
「ありがとうな」
「どういたしまして」
「今日は他にどこに行ったんだ?」
「今日はねぇ…」
のんびりとお茶を飲みながら四人での会話を楽しんでいたが、ふと気付けばアキトとカーディさんは大きなあくびを連発していた。
「あー…眠い」
「おれもねむい…」
「カーディ、部屋に戻って良いんですよ?」
「アキトも無理はしないで」
「二人はどうするんだ?」
もちろんアキトと一緒に部屋に帰るよと答えようとしたが、それよりも先にクリスと視線が合った。もの言いたげな瞳が俺を見つめてくる。
「うーん…ハル、もう眠いですか?」
その質問の意味は、二人だけで話せる時間をとってくれって事だよな。
「いや、俺はまだ眠くないな」
「それならちょっとお酒でもどうです?」
それは良いなと口では答えながらも、俺は静かに考えを巡らせていた。
やっぱりさっきのアキトの言葉は、しっかり聞かれていたんだな。
たったあれだけの発言から一体どうやって異世界人だという事実に辿り着いたのかまでは分からないが、おそらくバレていると考えた方が良いだろう。
さてこれはどう対処するのが最善だろうか。
友情を盾に説得する?珍しい素材を握らせて買収する?それとも持てる全ての権力を使って圧力をかける?できれば実力行使はしたくないんだが、その辺りはクリスの出方次第だな。
「アキトを部屋まで送ってからここに戻ってくるで良いか?」
「もちろんです。私も大事な伴侶を部屋まで送りたいので」
クリスの答えに、カーディさんは苦笑を浮かべて答える。
「送らなくても大丈夫だぞ?」
「駄目です」
「はる、おれもひとりでかえれるよ?」
例え宿の中の廊下をほんの少し歩くだけだとしても、こんなに眠たそうなアキトを一人で帰らせるなんてできるわけがない。
「一人で帰れるとしても送らせて欲しいんだ」
お願いだからと続ければ、アキトは頬を赤く染めながらもちいさく頷いてくれた。
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