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292.【ハル視点】照れるアキトとランクアップ
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恋人だと主張する俺の言葉を聞いたアキトは、俺の事を恋人だと言い切ってくれた。そのあまりの可愛さにすっかりやられてしまった俺は、アキトに触れずにはいられなかった。
メロウの前だとは分かっていたんだが、それでも我慢ができなかったんだよな。まあでも一応俺にも最後の理性は残っていたみたいで、メロウの目の前でアキトの唇を奪ったりはしなかった。
この世界では恋人同士なら人前で軽く抱きしめ合うぐらいの事は普通にするから、許容範囲だろう。
「メロウさんがいるんだからっ!」
「うん、でも抱きしめるぐらいは普通だから」
「普通って何!?」
「アキトの国とは違うのかもしれないけど、この国ではこれぐらいの触れ合いは普通なんだよ?」
「絶対嘘だー!」
わーわーと騒ぐ俺達に、メロウはパンパンと軽く両手を叩いて注意を引いた。
「いちゃつくのは、二人きりの時にして下さいね」
アキトにはにっこり笑ってみせたのに、俺を見る目だけは氷点下の冷たさだった。ああ、結構怒ってるな。
「あー…悪かった」
「すみません」
「ああ、アキトさんは悪くありませんよ。悪いのは全部この男です」
なかなかひどい言い方ではあったが、アキトが罪悪感を覚えるぐらいなら俺を悪者にしてくれた方が良い。視線だけでメロウに感謝の意を伝えると、呆れたような苦笑が返ってきた。
次の話題にすぐに移らないって事は、これで話は終わりって事か。メロウの鋭さであれこれと突っ込まれたら、さすがに俺もアキトの出自を隠し通せる自信は無いからな。
「そろそろ良いか?」
話の流れ的にもちょうど良かったな。人目を気にせずイチャイチャしたいので帰りたいと言い出した。きっとメロウにはそう取られるだろう。
「ああ、最後に一つだけ。ハルさんのランク制限はどうなったんですか?」
「制限は無くなった」
「そうですか。ではさっさとランクを上げてください」
「そのつもりだ」
以前は目立たないようにとランクに制限がかかっていたが、今回はむしろランクを上げて騎士団では討伐に行けない依頼を受けて欲しいと言われているからな。
「もちろん、アキトさんにも期待してますからね」
メロウは優しい笑顔を浮かべると、アキトにもそう声をかけた。ああ、アキトは本当に将来有望な冒険者として認められているんだな。興味の無い冒険者には、お世辞でも絶対に言わない一言だ。
「ありがとうございます!」
メロウに対してすっかり懐いているアキトは、嬉しそうに笑って答えた。うーん、メロウ相手でも嫉妬しそうな自分にびっくりだ。
「まず先に、アキトのランクを上げた方が良いだろうな」
「俺のランクを?」
「確かにその方が効率は良いでしょうね」
「ランクアップ試験は、パーティーなら一緒に受けられるんだよ」
実はパーティーを組んでいる同じランクの冒険者同士であれば、という条件はつくんだけどね。
実は高ランクの冒険者とパーティー登録をしてランクを上げるという手は、かつては当たり前に使われていた。ただ、それだとどうしても実力が伴わないからな。そういう奴は長生きはできない。
その辺りのルールを決めたのは王都のギルドだったが、そういえば提案をしたのはメロウだったな。
なるほどと納得しているアキトには、そこまで教えなくて良いかな。
「Cランクに上げるには、指定された素材の納品が必要になるんだ」
「え、素材の納品?」
嘘でしょうと言いたげな表情まで可愛いんだから、アキトはすごいな。和んでいる間に、メロウが横から口を挟んだ。
「もちろん、そう簡単に採取できるものではありませんよ」
「そうなんですか?」
「しかも昇級試験の素材に選ばれると、市場価格がぐんと上がるからね」
「え…買った素材でも合格になるって事!?」
それは駄目じゃない?と呟くアキトに、俺とメロウは笑みを深くした。アキトはこういう所がほんとうにまっすぐだな。
「腕はあるのにどうしてもその素材だけ手に入らない――なんて事もあり得るからな」
「まあ、その努力を認めて合格にはしますが、鑑定ではもちろん買取か採取かは分かりますよ」
後はランクが上がってからの行動次第ですからと、メロウは笑って続けた。なるほどちゃんとその後の調査も入ってるのか。そこまでは俺も知らなかったな。
「ちなみにひと月ごとに、対象の素材は変わっていきますよ。どうしても無理だから、入手できそうな素材まで待つって人もたまにいます」
メロウはそう言うと、取り出した手帳に視線を落とした。
「今はナドナの果実の納品ですね」
さらりと言われた素材の名前に、俺は思わず聞き返した。
「ナドナの果実…なのか?」
「…あれ?ナドナの果実…?」
あの気まぐれで採取したナドナの果実が、今のランクアップ素材なのか。
最近は昇級試験の素材まで調べる余裕が無かったから、全く知らなかった。バラ―ブ村への差し入れに使ってだいぶ数は減らした筈だけど、それでもまだ残っているんじゃないのか?
「ハル、あのさ…」
「ああ、アキトも気づいたか?」
この反応。やっぱりまだ残ってるんだな。
「どうかしましたか?」
不思議そうに俺達を見つめるメロウに、アキトは鞄の中に手を入れる。
「えーと…」
アキトが取り出したナドナの果実を、メロウは大きく目を見開いてみつめていた。
「…間違いなくナドナの果実ですね」
「えーと、俺が見つけた時に、ハルが美味しいからっておすすめしてくれて採取したんです」
「ええ、採取場所まではっきり鑑定で出てます」
え、採取場所まで分かるんですか?とびっくり顔のアキトに、俺はそっと耳打ちした。
「鑑定精度が高いと、採取した人の名前まで見えるよ」
「すご…」
ちょっと怖いと呟いたアキトの手を、俺はぎゅっと握りしめた。手を繋ぐだけなら、アキトも人目を気にしないからな。
「………アキトさん、これを納品すれば今すぐにランクアップできますけれど、どうされますか?」
「あ、じゃあ、お願いします」
「ではナドナの果実と、カードをお預かりしますね」
メロウはアキトの手からカードと素材を受け取ると、少し待っていて下さいねと言い置いて部屋を出ていった。
メロウの前だとは分かっていたんだが、それでも我慢ができなかったんだよな。まあでも一応俺にも最後の理性は残っていたみたいで、メロウの目の前でアキトの唇を奪ったりはしなかった。
この世界では恋人同士なら人前で軽く抱きしめ合うぐらいの事は普通にするから、許容範囲だろう。
「メロウさんがいるんだからっ!」
「うん、でも抱きしめるぐらいは普通だから」
「普通って何!?」
「アキトの国とは違うのかもしれないけど、この国ではこれぐらいの触れ合いは普通なんだよ?」
「絶対嘘だー!」
わーわーと騒ぐ俺達に、メロウはパンパンと軽く両手を叩いて注意を引いた。
「いちゃつくのは、二人きりの時にして下さいね」
アキトにはにっこり笑ってみせたのに、俺を見る目だけは氷点下の冷たさだった。ああ、結構怒ってるな。
「あー…悪かった」
「すみません」
「ああ、アキトさんは悪くありませんよ。悪いのは全部この男です」
なかなかひどい言い方ではあったが、アキトが罪悪感を覚えるぐらいなら俺を悪者にしてくれた方が良い。視線だけでメロウに感謝の意を伝えると、呆れたような苦笑が返ってきた。
次の話題にすぐに移らないって事は、これで話は終わりって事か。メロウの鋭さであれこれと突っ込まれたら、さすがに俺もアキトの出自を隠し通せる自信は無いからな。
「そろそろ良いか?」
話の流れ的にもちょうど良かったな。人目を気にせずイチャイチャしたいので帰りたいと言い出した。きっとメロウにはそう取られるだろう。
「ああ、最後に一つだけ。ハルさんのランク制限はどうなったんですか?」
「制限は無くなった」
「そうですか。ではさっさとランクを上げてください」
「そのつもりだ」
以前は目立たないようにとランクに制限がかかっていたが、今回はむしろランクを上げて騎士団では討伐に行けない依頼を受けて欲しいと言われているからな。
「もちろん、アキトさんにも期待してますからね」
メロウは優しい笑顔を浮かべると、アキトにもそう声をかけた。ああ、アキトは本当に将来有望な冒険者として認められているんだな。興味の無い冒険者には、お世辞でも絶対に言わない一言だ。
「ありがとうございます!」
メロウに対してすっかり懐いているアキトは、嬉しそうに笑って答えた。うーん、メロウ相手でも嫉妬しそうな自分にびっくりだ。
「まず先に、アキトのランクを上げた方が良いだろうな」
「俺のランクを?」
「確かにその方が効率は良いでしょうね」
「ランクアップ試験は、パーティーなら一緒に受けられるんだよ」
実はパーティーを組んでいる同じランクの冒険者同士であれば、という条件はつくんだけどね。
実は高ランクの冒険者とパーティー登録をしてランクを上げるという手は、かつては当たり前に使われていた。ただ、それだとどうしても実力が伴わないからな。そういう奴は長生きはできない。
その辺りのルールを決めたのは王都のギルドだったが、そういえば提案をしたのはメロウだったな。
なるほどと納得しているアキトには、そこまで教えなくて良いかな。
「Cランクに上げるには、指定された素材の納品が必要になるんだ」
「え、素材の納品?」
嘘でしょうと言いたげな表情まで可愛いんだから、アキトはすごいな。和んでいる間に、メロウが横から口を挟んだ。
「もちろん、そう簡単に採取できるものではありませんよ」
「そうなんですか?」
「しかも昇級試験の素材に選ばれると、市場価格がぐんと上がるからね」
「え…買った素材でも合格になるって事!?」
それは駄目じゃない?と呟くアキトに、俺とメロウは笑みを深くした。アキトはこういう所がほんとうにまっすぐだな。
「腕はあるのにどうしてもその素材だけ手に入らない――なんて事もあり得るからな」
「まあ、その努力を認めて合格にはしますが、鑑定ではもちろん買取か採取かは分かりますよ」
後はランクが上がってからの行動次第ですからと、メロウは笑って続けた。なるほどちゃんとその後の調査も入ってるのか。そこまでは俺も知らなかったな。
「ちなみにひと月ごとに、対象の素材は変わっていきますよ。どうしても無理だから、入手できそうな素材まで待つって人もたまにいます」
メロウはそう言うと、取り出した手帳に視線を落とした。
「今はナドナの果実の納品ですね」
さらりと言われた素材の名前に、俺は思わず聞き返した。
「ナドナの果実…なのか?」
「…あれ?ナドナの果実…?」
あの気まぐれで採取したナドナの果実が、今のランクアップ素材なのか。
最近は昇級試験の素材まで調べる余裕が無かったから、全く知らなかった。バラ―ブ村への差し入れに使ってだいぶ数は減らした筈だけど、それでもまだ残っているんじゃないのか?
「ハル、あのさ…」
「ああ、アキトも気づいたか?」
この反応。やっぱりまだ残ってるんだな。
「どうかしましたか?」
不思議そうに俺達を見つめるメロウに、アキトは鞄の中に手を入れる。
「えーと…」
アキトが取り出したナドナの果実を、メロウは大きく目を見開いてみつめていた。
「…間違いなくナドナの果実ですね」
「えーと、俺が見つけた時に、ハルが美味しいからっておすすめしてくれて採取したんです」
「ええ、採取場所まではっきり鑑定で出てます」
え、採取場所まで分かるんですか?とびっくり顔のアキトに、俺はそっと耳打ちした。
「鑑定精度が高いと、採取した人の名前まで見えるよ」
「すご…」
ちょっと怖いと呟いたアキトの手を、俺はぎゅっと握りしめた。手を繋ぐだけなら、アキトも人目を気にしないからな。
「………アキトさん、これを納品すれば今すぐにランクアップできますけれど、どうされますか?」
「あ、じゃあ、お願いします」
「ではナドナの果実と、カードをお預かりしますね」
メロウはアキトの手からカードと素材を受け取ると、少し待っていて下さいねと言い置いて部屋を出ていった。
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