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240.脱がされるのって大変だ※
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宣言通りハルはそれ以上乳首には触れず、たくし上げただけだった俺の服を丁寧に脱がし始めたんだけど、これが想像以上に大変だった。
人の手で服を脱がされるのが、まさかここまで恥ずかしいものだなんて知らなかったんだ。
せめてパパッと脱がせてくれたらまだ耐えられたかもしれないのに、大事そうに丁寧に脱がせていくから余計に質が悪い。何だよ、その嬉しそうな笑顔。
「あの…ハル、自分で脱ぐよ」
「いや、俺が脱がせたい…嫌?」
恥ずかしさに耐えられなくなって自分で脱ぐと主張したのに、懇願するような目で見つめられたらそれ以上拒否はできなかった。もし一言でも嫌って言ったら、ハルはそこで止めちゃうんじゃないかなって心配もあった。
「う…嫌、じゃない」
そう、恥ずかしいだけで別に嫌なわけじゃない。
「それなら良かった」
ハルは嬉しそうに笑うと、相変わらずの丁寧さで俺の服を脱がしていった。
「…下も脱がせて良い?」
わざわざそう尋ねてきたたハルを、俺はまじまじと見返した。これって優しさから来る質問なのか、それともただ俺を揶揄ってるのか判断がつけられない。どっちにしても一々聞かれると恥ずかしいから止めて欲しい。
俺は頬を真っ赤に染めたまま、それでも何とか頷きだけを返した。
下着まで全てを取り払われると、キスだけですっかり芯を持ったちんこも当然ばっちり見えてしまう。俺は慌ててベッドの隅に乗っていた布団代わりの布を引っ張ると、何とか股間だけは隠して息を吐いた。
「あー…恥ずかし…」
思わずそう呟いて両手で顔を隠せば、ハルは優しい声で話しかけてきた。
「恥ずかしがらなくて良いよ。感じてくれて嬉しいし」
俺の手をそっとどけたハルは、そのままあやすように額にキスを贈ってくれた。ナチュラルにこういうことが出来るんだから、ハルってすごいよね。それともこの世界では恋人の額にキスするのなんて普通の事なんだろうか?
「アキト?」
「ハル、俺だけじゃなくて…ハルも脱いで」
俺だけ裸で、ハルは服を着たままって何だか不公平だ。そう思って口にした言葉に、ハルはニンマリと笑みを浮かべた。
「脱がせてくれないの?」
は? 俺が?ハルの?服を?脱がせる???
いやいやいや、無理、無理、無理、それは無理だよ。そんなことしたら鼻血吹いて倒れるかもしれない。そりゃあ俺だって、いつかはハルの服をさらっと脱がせられるようになりたいけど、どう考えても今はまだ無理だ。
「…まだ無理」
「まだ…か。じゃあまた次の機会にしようか」
ハルはそう言って立ち上がると、バサバサと服を脱ぎ始めた。俺の服を脱がせていた時の丁寧さはどこに行ったのかと言いたくなるほど、なんとも雑で色気の無い脱ぎ方だった。
下着まで一気に取り去ったハルは特に恥じる様子も無く、呆然と見つめていた俺に向かって口の端だけに笑みを浮かべてみせた。
衝撃に咄嗟に目をつむったけど、さっき見たハルの体はすっかり目に焼き付いてしまったから意味は無いかもしれない。
「アキト?」
「ごめん、ちょっとだけ待って…」
待機をお願いした俺は、スーハ―と深呼吸を繰り返した。
着崩した服装のハルを見ただけでも動揺したのに、その次が全裸ってちょっと無茶だよね。もうちょっと段階を踏んで欲しいなんて無茶だろうか。
ハルの体は、全身が筋肉に覆われていた。見せるために作った筋肉とかじゃなくて、戦ってる間に身についた筋肉って感じの体だった。元の世界だったら、彫刻にして美術館にでも飾られてそうなすごい体って言えば伝わるかな?
しかも男らしいというか何というか、ハルはよりによって一切隠さなかったんだ。何をって俺と同じくらい勃起したちんこをだよ。俺のものとは比べ物にならないほど立派なちんこだったけど、同じくらい興奮してくれてるのが伝わってきた。
何とか動揺を飲み込んでそっと目を開けば、ハルはクスクスと楽し気に笑った。
「やっと目を開いてくれたね。まだ視線は合わないけど」
「うう…ハルの体が格好良すぎて直視できないんだよ」
視線を彷徨わせながら呟けば、ハルはゆっくりと近づいてきた。ぎしりとベッドが揺れる。再び覆いかぶさってきたハルは、俺の耳元で囁いた。
「嬉しいけど、少しずつで良いから慣れて欲しいな?」
これだけ近づけば、体は見えないから大丈夫かもしれない。ああ、ハルの紫色の瞳が、いつもより少し深みを帯びた色になってる気がする。
「ちょっとずつ…頑張ります」
「そうして下さい」
思わず敬語で答えた俺に、ハルも揶揄うように敬語で答えた。顔を見合わせて二人同時に噴き出した俺たちは、そのまま声を上げて笑い合った。
人の手で服を脱がされるのが、まさかここまで恥ずかしいものだなんて知らなかったんだ。
せめてパパッと脱がせてくれたらまだ耐えられたかもしれないのに、大事そうに丁寧に脱がせていくから余計に質が悪い。何だよ、その嬉しそうな笑顔。
「あの…ハル、自分で脱ぐよ」
「いや、俺が脱がせたい…嫌?」
恥ずかしさに耐えられなくなって自分で脱ぐと主張したのに、懇願するような目で見つめられたらそれ以上拒否はできなかった。もし一言でも嫌って言ったら、ハルはそこで止めちゃうんじゃないかなって心配もあった。
「う…嫌、じゃない」
そう、恥ずかしいだけで別に嫌なわけじゃない。
「それなら良かった」
ハルは嬉しそうに笑うと、相変わらずの丁寧さで俺の服を脱がしていった。
「…下も脱がせて良い?」
わざわざそう尋ねてきたたハルを、俺はまじまじと見返した。これって優しさから来る質問なのか、それともただ俺を揶揄ってるのか判断がつけられない。どっちにしても一々聞かれると恥ずかしいから止めて欲しい。
俺は頬を真っ赤に染めたまま、それでも何とか頷きだけを返した。
下着まで全てを取り払われると、キスだけですっかり芯を持ったちんこも当然ばっちり見えてしまう。俺は慌ててベッドの隅に乗っていた布団代わりの布を引っ張ると、何とか股間だけは隠して息を吐いた。
「あー…恥ずかし…」
思わずそう呟いて両手で顔を隠せば、ハルは優しい声で話しかけてきた。
「恥ずかしがらなくて良いよ。感じてくれて嬉しいし」
俺の手をそっとどけたハルは、そのままあやすように額にキスを贈ってくれた。ナチュラルにこういうことが出来るんだから、ハルってすごいよね。それともこの世界では恋人の額にキスするのなんて普通の事なんだろうか?
「アキト?」
「ハル、俺だけじゃなくて…ハルも脱いで」
俺だけ裸で、ハルは服を着たままって何だか不公平だ。そう思って口にした言葉に、ハルはニンマリと笑みを浮かべた。
「脱がせてくれないの?」
は? 俺が?ハルの?服を?脱がせる???
いやいやいや、無理、無理、無理、それは無理だよ。そんなことしたら鼻血吹いて倒れるかもしれない。そりゃあ俺だって、いつかはハルの服をさらっと脱がせられるようになりたいけど、どう考えても今はまだ無理だ。
「…まだ無理」
「まだ…か。じゃあまた次の機会にしようか」
ハルはそう言って立ち上がると、バサバサと服を脱ぎ始めた。俺の服を脱がせていた時の丁寧さはどこに行ったのかと言いたくなるほど、なんとも雑で色気の無い脱ぎ方だった。
下着まで一気に取り去ったハルは特に恥じる様子も無く、呆然と見つめていた俺に向かって口の端だけに笑みを浮かべてみせた。
衝撃に咄嗟に目をつむったけど、さっき見たハルの体はすっかり目に焼き付いてしまったから意味は無いかもしれない。
「アキト?」
「ごめん、ちょっとだけ待って…」
待機をお願いした俺は、スーハ―と深呼吸を繰り返した。
着崩した服装のハルを見ただけでも動揺したのに、その次が全裸ってちょっと無茶だよね。もうちょっと段階を踏んで欲しいなんて無茶だろうか。
ハルの体は、全身が筋肉に覆われていた。見せるために作った筋肉とかじゃなくて、戦ってる間に身についた筋肉って感じの体だった。元の世界だったら、彫刻にして美術館にでも飾られてそうなすごい体って言えば伝わるかな?
しかも男らしいというか何というか、ハルはよりによって一切隠さなかったんだ。何をって俺と同じくらい勃起したちんこをだよ。俺のものとは比べ物にならないほど立派なちんこだったけど、同じくらい興奮してくれてるのが伝わってきた。
何とか動揺を飲み込んでそっと目を開けば、ハルはクスクスと楽し気に笑った。
「やっと目を開いてくれたね。まだ視線は合わないけど」
「うう…ハルの体が格好良すぎて直視できないんだよ」
視線を彷徨わせながら呟けば、ハルはゆっくりと近づいてきた。ぎしりとベッドが揺れる。再び覆いかぶさってきたハルは、俺の耳元で囁いた。
「嬉しいけど、少しずつで良いから慣れて欲しいな?」
これだけ近づけば、体は見えないから大丈夫かもしれない。ああ、ハルの紫色の瞳が、いつもより少し深みを帯びた色になってる気がする。
「ちょっとずつ…頑張ります」
「そうして下さい」
思わず敬語で答えた俺に、ハルも揶揄うように敬語で答えた。顔を見合わせて二人同時に噴き出した俺たちは、そのまま声を上げて笑い合った。
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