166 / 1,112
165.ルネの店
しおりを挟む
ギルド横にある裏道から更に細道を進んだ先に、目的地の店はひっそりと存在していた。
一見するとただの民家にしか見えない建物な上に、店名を書いた看板の類も一切出ていない。案内してくれる人がいなかったら、辿り着けなかっただろうな。初訪問のブレイズと俺は、店らしさの無いその建物をまじまじと眺める。
ルセフさんは無造作にドアを開くと、中に向かって声をかけた。
「ルネ、来たぞ」
店の奥から手を拭きながら出てきたのは、緑がかった髪の毛をした大人しそうな男性だった。この人が店主のルネさんだろうか。
「ルセフ、いらっしゃい。チームの皆さんもようこそ」
「おじゃましまーす」
「あー久々だなールネの飯!」
勧められるままに皆でテーブルに腰を下ろす。丁寧に整えられている店内は広くはないけれど、どの席からも調理場が見えるように考えられているみたいだ。
「あ、新顔さんもいるね。俺が店主のルネです」
「俺ブレイズです」
「あ、アキトです」
「二人は何か食べられないものとかある?」
「「何でも食べられます」」
俺たちの即答にルネさんはにこっと笑うと、じゃあ待っててと調理場に戻っていった。
「それにしてもよく予約できたな。しかも昼に」
この店は普段は夜しか営業していないため、今は本来なら営業時間外らしい。前に来た時は、すっごく並んでからやっと入店できたんだそうだ。
「あーこの前な、ルネがどうしても欲しかったらしいスパイスが、市場のどこにも無くて困ってたんだよ。たまたま持ってたから俺から声をかけて譲った」
「へーそんな事してたんだ?」
「知らない奴ならさすがに声をかけるか悩むけど、ルネだって顔で分かったからな」
あっさりとそう答えているけど、ルセフさんは普通に知らない人でも困っていたら助けそうな気がする。
「まあ、それがきっかけで料理談義で盛り上がってな」
「そうそう。あの時は予想外に新鮮な海の魚が手に入ってね。最高の状態で調理するためには、どうしてもそのスパイスが必要だったんだ」
調理場から出てきたルネさんは、手にお皿を持ったまま笑みを浮かべた。
「その時のお礼に、もしよければ時間外に店を開けるよって約束してたんだ」
「いやールセフの人助けにこんな嬉しいお返しがあるなんてなー」
「時間外に店を開けただけで、そんな風に言ってもらえるとは光栄だね」
幸せそうなウォルターさんの言葉に、ルネさんは軽くそう返した。
「はい、まずはこれ」
テーブルに並べられていくのは、透明の綺麗なお皿に盛られたサラダだった。この世界の野菜の特徴であるカラフルな野菜が、繊細に盛りつけられている。見た目は美味しそうなサラダなんだけど、上からかかっているドレッシングの色がすごい。紫と白のマーブル模様のドレッシングなんて初めて見た。
「あーこのドレッシング、この前夢にまで出てきたよ」
料理上手なルセフさんがそこまで言うって事は、これは絶対に美味しいやつだ。
「いただきます」
パクリと口に放り込んだ俺は、無言のままでじっくりと口内のサラダを味わった。うん、これは確かに夢にも出てくるかもしれない。スパイスの効いた少し辛めの白と、果物の甘みのあるまろやかな紫が絶妙に調和している。
全員が無言のままで食べ進めていくせいで、店内にはシャキシャキとした野菜の音だけが響いた。ようやくお皿の上の全てのサラダを食べつくした瞬間、ふうと誰ともなく息が漏れた。
「どうだった?」
笑顔のルネさんに、全員が笑顔で頷いた。
「良かった。次はスープだよ」
五人の客が並べられたスープを凝視している姿はなかなかにシュールな光景だろうけど、ルネさんの料理に骨抜きにされていた俺たちはそんな些細な事は気にしなかった。
スープを飲み干した後は、せっかく宴会なんだからとルネさんはテーブルの上にどどんと次々に料理を並べてくれた。
「うわー」
「これは豪華すぎるー!」
「うまそう」
「すごいな。ルネにも感謝だけど、ルセフにも感謝するわ」
「これはまた美味しそうだな」
並べられた見事な料理は、初めて見るものから食べた事があるものまで様々だった。魚介の揚げ物に、ローストビーフみたいな断面が赤いお肉、たっぷり野菜のショートパスタ、更には自家製の色んな味のパンまで並んでいる。
どれもものすごく洗練された味なんだけど、本人の人柄なのかどことなく温かい雰囲気を感じる料理ばかりだった。何を食べても美味しいって言葉は、誇張表現では無かったんだ。俺たちは夢中になって、出される料理を堪能しながら、喋って食べて飲みまくった。
満腹のお腹と幸せな気持ちを抱えて、支払いを終えた俺たちは店を後にした。見惚れる程の気持ち良い食べっぷりだったと、ルネさんには笑顔で褒められたよ。
「はー本当にすごかったな」
「ああ。今日は特に食材に恵まれたらしいな」
ルネさんのこだわりがあるから、メニューの種類が極端に少ない事もあるらしい。鮮度や質が良くないと絶対に仕入れないんだって。それでもお店として成り立ってるってすごい事だよね。
「アキト、今回はありがとうな。また一緒に依頼受けてくれよ」
「はい、こちらこそよろしくお願いします!」
「依頼で盾使いが必要になったら声かけろよ」
「魔法の詳しい話がしたくなったら、いつでも会いにきて」
「今度は屋台の食べ歩きとかもしよーね!」
チームに入るのを断ったのに、そんな風に笑顔で声をかけてくれる事が素直に嬉しい。
「ありがとうございました!」
深々とお辞儀をすると、またなと言いながら皆は離れていった。俺も皆に背中を向けると、裏道に向かって足を勧める。人の気配が無い事を確認して顔を上げれば、ハルも笑顔で俺を見下ろしていた。
「近くに人の気配は無いね」
「ありがと。じゃあハル、黒鷹亭に帰ろうか」
「ああ、帰ろう」
「それにしてもすごかったよ、ルネさんの料理」
「俺も食べた事があるけど美味しいよな。ただ店主のルネは年齢不詳なんだよな」
「若そうに見えたけど見た目通りの年齢じゃなさそうだよね」
そんなくだらない事を小声で話しながら、俺たちは狭い裏道を歩き出す。こうやってハルと話せるのが、やっぱりすごく幸せだ。俺はハルとの会話をしみじみと噛み締めた。
一見するとただの民家にしか見えない建物な上に、店名を書いた看板の類も一切出ていない。案内してくれる人がいなかったら、辿り着けなかっただろうな。初訪問のブレイズと俺は、店らしさの無いその建物をまじまじと眺める。
ルセフさんは無造作にドアを開くと、中に向かって声をかけた。
「ルネ、来たぞ」
店の奥から手を拭きながら出てきたのは、緑がかった髪の毛をした大人しそうな男性だった。この人が店主のルネさんだろうか。
「ルセフ、いらっしゃい。チームの皆さんもようこそ」
「おじゃましまーす」
「あー久々だなールネの飯!」
勧められるままに皆でテーブルに腰を下ろす。丁寧に整えられている店内は広くはないけれど、どの席からも調理場が見えるように考えられているみたいだ。
「あ、新顔さんもいるね。俺が店主のルネです」
「俺ブレイズです」
「あ、アキトです」
「二人は何か食べられないものとかある?」
「「何でも食べられます」」
俺たちの即答にルネさんはにこっと笑うと、じゃあ待っててと調理場に戻っていった。
「それにしてもよく予約できたな。しかも昼に」
この店は普段は夜しか営業していないため、今は本来なら営業時間外らしい。前に来た時は、すっごく並んでからやっと入店できたんだそうだ。
「あーこの前な、ルネがどうしても欲しかったらしいスパイスが、市場のどこにも無くて困ってたんだよ。たまたま持ってたから俺から声をかけて譲った」
「へーそんな事してたんだ?」
「知らない奴ならさすがに声をかけるか悩むけど、ルネだって顔で分かったからな」
あっさりとそう答えているけど、ルセフさんは普通に知らない人でも困っていたら助けそうな気がする。
「まあ、それがきっかけで料理談義で盛り上がってな」
「そうそう。あの時は予想外に新鮮な海の魚が手に入ってね。最高の状態で調理するためには、どうしてもそのスパイスが必要だったんだ」
調理場から出てきたルネさんは、手にお皿を持ったまま笑みを浮かべた。
「その時のお礼に、もしよければ時間外に店を開けるよって約束してたんだ」
「いやールセフの人助けにこんな嬉しいお返しがあるなんてなー」
「時間外に店を開けただけで、そんな風に言ってもらえるとは光栄だね」
幸せそうなウォルターさんの言葉に、ルネさんは軽くそう返した。
「はい、まずはこれ」
テーブルに並べられていくのは、透明の綺麗なお皿に盛られたサラダだった。この世界の野菜の特徴であるカラフルな野菜が、繊細に盛りつけられている。見た目は美味しそうなサラダなんだけど、上からかかっているドレッシングの色がすごい。紫と白のマーブル模様のドレッシングなんて初めて見た。
「あーこのドレッシング、この前夢にまで出てきたよ」
料理上手なルセフさんがそこまで言うって事は、これは絶対に美味しいやつだ。
「いただきます」
パクリと口に放り込んだ俺は、無言のままでじっくりと口内のサラダを味わった。うん、これは確かに夢にも出てくるかもしれない。スパイスの効いた少し辛めの白と、果物の甘みのあるまろやかな紫が絶妙に調和している。
全員が無言のままで食べ進めていくせいで、店内にはシャキシャキとした野菜の音だけが響いた。ようやくお皿の上の全てのサラダを食べつくした瞬間、ふうと誰ともなく息が漏れた。
「どうだった?」
笑顔のルネさんに、全員が笑顔で頷いた。
「良かった。次はスープだよ」
五人の客が並べられたスープを凝視している姿はなかなかにシュールな光景だろうけど、ルネさんの料理に骨抜きにされていた俺たちはそんな些細な事は気にしなかった。
スープを飲み干した後は、せっかく宴会なんだからとルネさんはテーブルの上にどどんと次々に料理を並べてくれた。
「うわー」
「これは豪華すぎるー!」
「うまそう」
「すごいな。ルネにも感謝だけど、ルセフにも感謝するわ」
「これはまた美味しそうだな」
並べられた見事な料理は、初めて見るものから食べた事があるものまで様々だった。魚介の揚げ物に、ローストビーフみたいな断面が赤いお肉、たっぷり野菜のショートパスタ、更には自家製の色んな味のパンまで並んでいる。
どれもものすごく洗練された味なんだけど、本人の人柄なのかどことなく温かい雰囲気を感じる料理ばかりだった。何を食べても美味しいって言葉は、誇張表現では無かったんだ。俺たちは夢中になって、出される料理を堪能しながら、喋って食べて飲みまくった。
満腹のお腹と幸せな気持ちを抱えて、支払いを終えた俺たちは店を後にした。見惚れる程の気持ち良い食べっぷりだったと、ルネさんには笑顔で褒められたよ。
「はー本当にすごかったな」
「ああ。今日は特に食材に恵まれたらしいな」
ルネさんのこだわりがあるから、メニューの種類が極端に少ない事もあるらしい。鮮度や質が良くないと絶対に仕入れないんだって。それでもお店として成り立ってるってすごい事だよね。
「アキト、今回はありがとうな。また一緒に依頼受けてくれよ」
「はい、こちらこそよろしくお願いします!」
「依頼で盾使いが必要になったら声かけろよ」
「魔法の詳しい話がしたくなったら、いつでも会いにきて」
「今度は屋台の食べ歩きとかもしよーね!」
チームに入るのを断ったのに、そんな風に笑顔で声をかけてくれる事が素直に嬉しい。
「ありがとうございました!」
深々とお辞儀をすると、またなと言いながら皆は離れていった。俺も皆に背中を向けると、裏道に向かって足を勧める。人の気配が無い事を確認して顔を上げれば、ハルも笑顔で俺を見下ろしていた。
「近くに人の気配は無いね」
「ありがと。じゃあハル、黒鷹亭に帰ろうか」
「ああ、帰ろう」
「それにしてもすごかったよ、ルネさんの料理」
「俺も食べた事があるけど美味しいよな。ただ店主のルネは年齢不詳なんだよな」
「若そうに見えたけど見た目通りの年齢じゃなさそうだよね」
そんなくだらない事を小声で話しながら、俺たちは狭い裏道を歩き出す。こうやってハルと話せるのが、やっぱりすごく幸せだ。俺はハルとの会話をしみじみと噛み締めた。
323
お気に入りに追加
4,145
あなたにおすすめの小説
突然異世界転移させられたと思ったら騎士に拾われて執事にされて愛されています
ブラフ
BL
学校からの帰宅中、突然マンホールが光って知らない場所にいた神田伊織は森の中を彷徨っていた
魔獣に襲われ通りかかった騎士に助けてもらったところ、なぜだか騎士にいたく気に入られて屋敷に連れて帰られて執事となった。
そこまではよかったがなぜだか騎士に別の意味で気に入られていたのだった。
だがその騎士にも秘密があった―――。
その秘密を知り、伊織はどう決断していくのか。
【第1章完結】悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼第2章2025年1月18日より投稿予定
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
ハッピーエンドのために妹に代わって惚れ薬を飲んだ悪役兄の101回目
カギカッコ「」
BL
ヤられて不幸になる妹のハッピーエンドのため、リバース転生し続けている兄は我が身を犠牲にする。妹が飲むはずだった惚れ薬を代わりに飲んで。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します
自己評価下の下のオレは、血筋がチートだった!?
トール
BL
一般家庭に生まれ、ごく普通の人生を歩んで16年。凡庸な容姿に特出した才もない平凡な少年ディークは、その容姿に負けない平凡な毎日を送っている。と思っていたのに、周りから見れば全然平凡じゃなかった!?
実はこの世界の創造主(神王)を母に持ち、騎士団の師団長(鬼神)を父に持つ尊い血筋!? 両親の素性を知らされていない世間知らずな少年が巻き起こすドタバタBLコメディー。
※「異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ」の主人公の息子の話になります。
こちらを読んでいなくても楽しめるように作っておりますが、親の話に興味がある方はぜひズボラライフも読んでいただければ、より楽しめる作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる