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128.【ハル視点】面白いチーム
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チームで受ける依頼の内容を確認する前に、まずは腹ごしらえだと食事が始まった。
幸せそうに食べ出したアキトを見守りつつ、俺は静かにチームの全員を観察していた。 ブレイズのチームなら大丈夫だろうとあまり心配はしていなかったが、本当に気の良い奴らばかりだ。
アキトの事を色を含んだ目で見る事もなければ、何かを無理に探るような動きも無い。 むしろブレイズとアキトが話しているのを微笑ましそうに見守る三人の姿は、保護者目線のような気がする。
楽しそうにはしゃぐブレイズに、あれこれとアキトに話題を提供するルセフ、言い合いをしながらも楽しそうなウォルターとファリーマ。和やかな雰囲気に、アキトも楽しそうだ。
賑やかな食事も終わりが近づいてきた頃、不意にルセフが全員を見回して声をかけた。
「さて」
そのたった一言だけで、一気にテーブルの空気が変わった。さっきまでのバカ騒ぎが嘘のように黙り込み、じっとルセフを見つめている。うん、良いチームだ。
「依頼の話だけど、まずはこれに目を通して欲しい」
ルセフが手渡してきた依頼票をアキトの横から覗き込むと、そこには調査依頼の文字が並んでいた。予想外の依頼内容に、思わずへぇと声が出てしまった。
調査依頼というのは、ギルドが新しく発見した場所やこれから採取地として利用できそうだと判断した場所を、改めて詳細に調べるための依頼だ。依頼主はもちろん冒険者ギルドだが、誰でも受けられる依頼では無い。達成できるだけの実力はもちろん、ギルドからの信頼が無ければ絶対に回ってこない依頼だ。
アキトのこれからの冒険者生活のためにも、この依頼はぜひ成功させたい。そんな事を考えながら、俺はアキトに簡単に調査依頼についての説明をした。
「ギルドの依頼で、新しく発見された場所などを調べるのが調査依頼だよ。どんな魔物が出るか調査しながらの討伐や、どんな素材が採れるかの調査も含まれてる」
他にも説明したい事はいっぱいあるけど、わざわざ今説明しなくても良いだろう。今伝えるべきなのは、この依頼が誰でも受けられるものでは無い事だけだ。
「調査依頼はギルドからの信頼が無ければ絶対に回ってこない依頼なんだ。このチームはかなり信頼されてるみたいだね」
俺の言葉を聞いたアキトは、一瞬だけ不思議そうな顔をした。これは多分、なんで俺が誘われたんだろうって顔だな。誘われたんだから堂々としていれば良いよと伝えようとした時、ルセフが口を開いた。
「今回はめったにない調査依頼なんだが、問題がひとつあってな…調査依頼には人数制限があるんだよ」
「人数制限ですか?」
「5人以上で行くってのが規則でな」
このチームは、今までにも何度か調査依頼をまかされた事があるらしい。その時は知り合いや友人を誘って、何とか達成していたそうだ。それなのに、今回に限ってどうしても人数が集まらなかったのだと、変に隠さずに説明をする所には好感が持てる。
「そこまで危険な任務では無いし、アキトさえ良ければ一緒に行かないか?」
「えーと…」
受けても良いのかなと俺の意見を聞いてくれる視線に、俺は大きく頷いた。
「調査依頼に興味があるのでぜひ参加したいんですけど…実力も知らないのに本当に俺で良いんですか?」
アキトが直球で投げた質問への答えは、実にあっさりとしたものだった。
「実力はブレイズが知ってるだろ?」
「ああ、こいつが懐いてるって事は実力を認めた相手だからな」
「ブレイズが認めてるなら大丈夫だ」
「アキトの魔法はすごいから!」
予想外の返事だったのか、アキトは戸惑いを隠せていなかった。例え人数合わせだとしても、冒険者は実力を認めていない相手を誘う事なんて無い。命がけの冒険を共にするなら、それは当然の事だ。自分の実力に、もう少し自信を持って欲しい。
一緒に依頼を受ける事が無事に決まると、ルセフは細かな説明をし始めた。寝袋とテントの必要性とか、チームでの決まり事など大事な所をきっちりと押さえた説明に性格が出ている。
食料については、チームでまとめ買いをしてルセフが腕を振るうらしい。その方が安くつくのは確かだが、計算が面倒だからと上級冒険者でもそこまでするチームは珍しい。手料理と聞いて嬉しそうにしているアキトは、今日も可愛かった。
あれこれと確認を済ませると、すぐにギルドでの手続きに向かう事になった。初めてのチームでの依頼受付に、アキトはちょっと緊張しているみたいだ。
「調査依頼も受け方はいつものと同じだから、安心していいよ」
小さく頷いてはくれたけど、どうしても緊張は抜けないみたいだ。少し心配しながら後を追いかけていくと、受付には見慣れたメロウの姿があった。
すっかりアキトがお気に入りのメロウは、アキトと目が合うなりふわりと笑ってみせた。周りの冒険者どころか、ギルド職員まで二度見するほどの柔らかい笑みだ。
ブレイズ以外の3人は目を見開いて驚いていたが、メロウのおかげでアキトの肩の力は抜けたみたいだ。
「メロウさん、これお願いします」
「ストイン湖の調査依頼ですね。Dランク以上5名、確かに」
相変わらずの流れるような作業で、受付はあっと言う間に終わった。
順番に名前を呼びながら、ギルドカードを本人の手に返していく。このギルドの全員の顔と名前が一致している、メロウだから出来る返し方だな。
「アキトさん」
「はい」
アキトにカードを差し出しながら、メロウはにっこりと笑みを浮かべた。
「このチームと一緒に行動するのは必ず良い経験になります。楽しんできて下さい」
「はい!いってきます」
「ええ。いってらっしゃい、お気をつけて」
メロウがここまで言う程に期待しているチームか。これは面白くなりそうだ。
調査依頼についての情報は知識としては知っているが、調査依頼自体を自分で受けたことは無い。だから、俺はちょっと浮かれていたんだと思う。解散して黒鷹亭に辿り着くなり、アキトにあれこれと話してしまう程度には。
調査依頼の内容に始まり、チーム行動の注意点、野宿の仕方など、それはもう色んな事を話した。
突然始まった怒涛の説明に驚いた筈だが、アキトはそれでも終始真面目に俺の話を聞いてくれた。気になるところを質問までしてくれるアキトに、こちらも真面目に答えていたら、何となく普段の俺たちの距離感に戻れた気がする。
この依頼を受けてくれて良かったと、俺は心からそう思った。
翌朝、俺の声かけで目覚めたアキトは、元気いっぱいで飛び起きた。
「おはよう、アキト」
「ハル、おはよう。今日も起こしてくれてありがとう」
律儀なお礼にどういたしましてと笑みを返す。
急いで朝食を済ませると、アキトはすぐに準備にとりかかった。冒険者装備を用意すると、手際よく装備品を身に着けていく。最初はあんなに時間がかかっていたのに、今ではあっと言う間に用意が完了する。成長を感じながら見守っていると、アキトは魔道収納鞄をテーブルの上に乗せた。
何も言わなくても確認するのはさすがだなと思いながら、隣に立って見つめていると、不意にアキトが俺を見上げてきた。
「ハル、昨日も見たのに、確認ばっかりって思う?」
「思わないよ。初めての依頼ならそれぐらいの緊張感がある方が絶対に良いからね」
「はー緊張感か」
「そうそう。むしろ言われる前に荷物を再確認しているアキトはさすがだと思うよ」
思っていた事を素直に伝えたら、アキトは照れくさそうに笑ってくれた。
「採取用袋良し、ノートも良し」
「テントと寝袋も持った?」
「うん、ちゃんと持ったよ」
アキトは満面の笑みで宣言した。
「準備完了!」
幸せそうに食べ出したアキトを見守りつつ、俺は静かにチームの全員を観察していた。 ブレイズのチームなら大丈夫だろうとあまり心配はしていなかったが、本当に気の良い奴らばかりだ。
アキトの事を色を含んだ目で見る事もなければ、何かを無理に探るような動きも無い。 むしろブレイズとアキトが話しているのを微笑ましそうに見守る三人の姿は、保護者目線のような気がする。
楽しそうにはしゃぐブレイズに、あれこれとアキトに話題を提供するルセフ、言い合いをしながらも楽しそうなウォルターとファリーマ。和やかな雰囲気に、アキトも楽しそうだ。
賑やかな食事も終わりが近づいてきた頃、不意にルセフが全員を見回して声をかけた。
「さて」
そのたった一言だけで、一気にテーブルの空気が変わった。さっきまでのバカ騒ぎが嘘のように黙り込み、じっとルセフを見つめている。うん、良いチームだ。
「依頼の話だけど、まずはこれに目を通して欲しい」
ルセフが手渡してきた依頼票をアキトの横から覗き込むと、そこには調査依頼の文字が並んでいた。予想外の依頼内容に、思わずへぇと声が出てしまった。
調査依頼というのは、ギルドが新しく発見した場所やこれから採取地として利用できそうだと判断した場所を、改めて詳細に調べるための依頼だ。依頼主はもちろん冒険者ギルドだが、誰でも受けられる依頼では無い。達成できるだけの実力はもちろん、ギルドからの信頼が無ければ絶対に回ってこない依頼だ。
アキトのこれからの冒険者生活のためにも、この依頼はぜひ成功させたい。そんな事を考えながら、俺はアキトに簡単に調査依頼についての説明をした。
「ギルドの依頼で、新しく発見された場所などを調べるのが調査依頼だよ。どんな魔物が出るか調査しながらの討伐や、どんな素材が採れるかの調査も含まれてる」
他にも説明したい事はいっぱいあるけど、わざわざ今説明しなくても良いだろう。今伝えるべきなのは、この依頼が誰でも受けられるものでは無い事だけだ。
「調査依頼はギルドからの信頼が無ければ絶対に回ってこない依頼なんだ。このチームはかなり信頼されてるみたいだね」
俺の言葉を聞いたアキトは、一瞬だけ不思議そうな顔をした。これは多分、なんで俺が誘われたんだろうって顔だな。誘われたんだから堂々としていれば良いよと伝えようとした時、ルセフが口を開いた。
「今回はめったにない調査依頼なんだが、問題がひとつあってな…調査依頼には人数制限があるんだよ」
「人数制限ですか?」
「5人以上で行くってのが規則でな」
このチームは、今までにも何度か調査依頼をまかされた事があるらしい。その時は知り合いや友人を誘って、何とか達成していたそうだ。それなのに、今回に限ってどうしても人数が集まらなかったのだと、変に隠さずに説明をする所には好感が持てる。
「そこまで危険な任務では無いし、アキトさえ良ければ一緒に行かないか?」
「えーと…」
受けても良いのかなと俺の意見を聞いてくれる視線に、俺は大きく頷いた。
「調査依頼に興味があるのでぜひ参加したいんですけど…実力も知らないのに本当に俺で良いんですか?」
アキトが直球で投げた質問への答えは、実にあっさりとしたものだった。
「実力はブレイズが知ってるだろ?」
「ああ、こいつが懐いてるって事は実力を認めた相手だからな」
「ブレイズが認めてるなら大丈夫だ」
「アキトの魔法はすごいから!」
予想外の返事だったのか、アキトは戸惑いを隠せていなかった。例え人数合わせだとしても、冒険者は実力を認めていない相手を誘う事なんて無い。命がけの冒険を共にするなら、それは当然の事だ。自分の実力に、もう少し自信を持って欲しい。
一緒に依頼を受ける事が無事に決まると、ルセフは細かな説明をし始めた。寝袋とテントの必要性とか、チームでの決まり事など大事な所をきっちりと押さえた説明に性格が出ている。
食料については、チームでまとめ買いをしてルセフが腕を振るうらしい。その方が安くつくのは確かだが、計算が面倒だからと上級冒険者でもそこまでするチームは珍しい。手料理と聞いて嬉しそうにしているアキトは、今日も可愛かった。
あれこれと確認を済ませると、すぐにギルドでの手続きに向かう事になった。初めてのチームでの依頼受付に、アキトはちょっと緊張しているみたいだ。
「調査依頼も受け方はいつものと同じだから、安心していいよ」
小さく頷いてはくれたけど、どうしても緊張は抜けないみたいだ。少し心配しながら後を追いかけていくと、受付には見慣れたメロウの姿があった。
すっかりアキトがお気に入りのメロウは、アキトと目が合うなりふわりと笑ってみせた。周りの冒険者どころか、ギルド職員まで二度見するほどの柔らかい笑みだ。
ブレイズ以外の3人は目を見開いて驚いていたが、メロウのおかげでアキトの肩の力は抜けたみたいだ。
「メロウさん、これお願いします」
「ストイン湖の調査依頼ですね。Dランク以上5名、確かに」
相変わらずの流れるような作業で、受付はあっと言う間に終わった。
順番に名前を呼びながら、ギルドカードを本人の手に返していく。このギルドの全員の顔と名前が一致している、メロウだから出来る返し方だな。
「アキトさん」
「はい」
アキトにカードを差し出しながら、メロウはにっこりと笑みを浮かべた。
「このチームと一緒に行動するのは必ず良い経験になります。楽しんできて下さい」
「はい!いってきます」
「ええ。いってらっしゃい、お気をつけて」
メロウがここまで言う程に期待しているチームか。これは面白くなりそうだ。
調査依頼についての情報は知識としては知っているが、調査依頼自体を自分で受けたことは無い。だから、俺はちょっと浮かれていたんだと思う。解散して黒鷹亭に辿り着くなり、アキトにあれこれと話してしまう程度には。
調査依頼の内容に始まり、チーム行動の注意点、野宿の仕方など、それはもう色んな事を話した。
突然始まった怒涛の説明に驚いた筈だが、アキトはそれでも終始真面目に俺の話を聞いてくれた。気になるところを質問までしてくれるアキトに、こちらも真面目に答えていたら、何となく普段の俺たちの距離感に戻れた気がする。
この依頼を受けてくれて良かったと、俺は心からそう思った。
翌朝、俺の声かけで目覚めたアキトは、元気いっぱいで飛び起きた。
「おはよう、アキト」
「ハル、おはよう。今日も起こしてくれてありがとう」
律儀なお礼にどういたしましてと笑みを返す。
急いで朝食を済ませると、アキトはすぐに準備にとりかかった。冒険者装備を用意すると、手際よく装備品を身に着けていく。最初はあんなに時間がかかっていたのに、今ではあっと言う間に用意が完了する。成長を感じながら見守っていると、アキトは魔道収納鞄をテーブルの上に乗せた。
何も言わなくても確認するのはさすがだなと思いながら、隣に立って見つめていると、不意にアキトが俺を見上げてきた。
「ハル、昨日も見たのに、確認ばっかりって思う?」
「思わないよ。初めての依頼ならそれぐらいの緊張感がある方が絶対に良いからね」
「はー緊張感か」
「そうそう。むしろ言われる前に荷物を再確認しているアキトはさすがだと思うよ」
思っていた事を素直に伝えたら、アキトは照れくさそうに笑ってくれた。
「採取用袋良し、ノートも良し」
「テントと寝袋も持った?」
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