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27.冒険者登録
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領都トライプールは、街中を走る一本の道を基準に、北区と南区に分かれているらしい。スラテール商会があるのは北区、現在宿泊している黒鷹亭は南区にある宿なんだって。
「冒険者ギルドも南区だから、そう遠くないよ。ゆっくり歩いて行こうか」
散歩ぐらいの速度でゆっくり進んでくれるハルの横に並んで、俺はまったり冒険者ギルドを目指して歩き出した。
レンガ作りの家や店舗が立ち並ぶ街中を歩くのは、すごく楽しい。太陽に照らされた見慣れない街を、観光気分で眺めながら歩いていく。領都の道を教えてもらいながら歩いていくと、あっという間に冒険者ギルドの前に辿り着いた。
「ここだよ」
ハルと一緒になって見上げた建物は、想像していたものより更に一回りは大きかった。立派な建物に見合った重厚なドアの上には、ドラゴンと剣が描かれた大きな看板がぶら下げられていて、格好良い。これが冒険者ギルドの印なんだって。
重い扉を開いて中へ入ると、まず酒場の喧噪が一気に襲い掛かってきた。。
「マルックスのステーキ、3つ!」
「はーい、マルックスのステーキ、3つ!」
「こっち酒の追加ー!」
「さっき頼んだの、まだ来ないんだけど!」
「確認しますので、もうすこしお待ちくださーい!」
注文と返事と言うより、もはや怒鳴り合いみたいな声が飛び交っている。注文以外にも、笑い声や楽し気な会話の声、食器の立てる音までが一気に聞こえてきて、それはもう驚くほどの騒々しさだった。
「やっぱり最初は驚くよね。ほらまっすぐ進んで」
ドアを開けたまま固まっていた俺は、ハルの声でやっと我に返った。そのまま何事も無かったように歩き出す。幸いにもギルド側に数人いた冒険者達は、依頼が貼ってある掲示板に釘付けだったので、俺の方は気にしていなかったみたいだ。
「右端の男の人の所に行って」
ハルの助言に従って、いくつかある受付の中から右端のカウンターを選んで近づいていく。朝一の依頼もひと段落して、今は受付も暇な時間みたいだ。
ハルご指名の地味な感じの男性は、俺に気づくとすぐに優しく笑ってくれた。
「はじめまして、私はメロウ。主に受付を担当しています」
大人しそうな男性は、優しい声で名乗ってくれた。冒険者ギルドってもっと強そうな人が受付なのかと勝手に思ってたけど、何だろうこの人の安心感。
「はじめまして、アキトです」
「本日のご用件は何でしょう?」
「冒険者登録と、買い取りをお願いします」
「わかりました。しばらくお待ちくださいね」
メロウさんはそう言うと、すぐにカウンターの外へと出てきてくれた。
「こちらへどうぞ」
先を歩くメロウさんの後を追いかけて行くと、案内されたのはテーブルと向き合った椅子ぐらいしかない狭い個室だった。
「狭くてすみません」
苦笑しながら言ってくれた言葉を否定もできないけれど肯定もできず、とりあえず笑顔でごまかしておいた。俺とメロウさんだけでも満室って感じの部屋ですもんね。俺にはハルも見えてるので、もっとみっしみしなんですけど。
促されて腰を下ろすと、ハルはメロウさんの隣に立つことにしたようだ。
「登録よろしくお願いします」
「はい、承りました」
メロウさんはテーブルの上に置いてあった一枚の石板に手をかざした。見た目はタブレットにしか見えない。
「これも魔道具だよ。絶対に嘘だけはつかないこと」
「ではこちらに手をかざしてください」
タブレット改め魔道具とやらに、そっと手をかざす。
「お名前はアキト・ヒイラギ。年齢は21歳で間違いないでしょうか?」
「はい」
名前も年齢も手をかざすだけで分かるってすごいな。驚きながらも、間違ってはいないので肯定だけを返した。
「では、魔道具に手をかざしたままで、ひとつだけ質問に答えて頂きます」
「はい」
「あなたは犯罪を犯したことがありますか」
「いいえ」
即答した俺には目もくれず、メロウさんはじっと魔道具を見つめていた。ゆっくりと白い光が広がっていく。その色を確認したメロウさんと、なぜかハルまでがふうと息を吐いた。
「不思議そうな顔ですね、アキトさん」
「あ、はい」
よっぽど不思議そうな顔をしていたのか、メロウさんは魔道具について説明してくれた。
どうやらあのタブレット型魔道具には、二種類の鑑定魔法がかかっているようだ。ひとつが名前と年齢が分かる鑑定魔法で、もうひとつが答えが虚偽か真実かが分かる鑑定魔法だそうだ。鑑定魔法にも種類ってあるんだな。
ちなみに答えが虚偽だと赤、真実だと白く光るらしい。要は魔法を使った嘘発見器ってところだな。
冒険者登録において確認されるのはたった一点、犯罪歴のみだそうだ。
「冒険者全体の信頼に関わる事ですので、この一点のみはランクラップが決まった際にも必ず確認しています」
「多少の抜け道もあるけど、この制度があるおかげで冒険者は信用して依頼してもらえるんだよ」
ハルの補足を聞いている間に、メロウさんはさっきの魔道具の中から何かカードのようなものを取り出していた。
「これがあなたの冒険者カードになります」
丁寧に机の上に置かれたカードには、俺の名前と年齢、Fランクの文字が印字されている。おお、すごいゲームの世界みたいだ。と感動していられたのは一瞬だけだった。
いや、ちょっと待って、さっきカードって言ったよな。カードってこの世界にもある単語なのか?困った時のハルに視線を向けると、いつもどおり即座に察して説明をしてくれた。
さっきの鑑定魔道具もこの小さくて便利な冒険者カードも、数百年前の転移者が開発したものなんだって。そもそも冒険者ギルドのランク指定すら、その人が作ったっていうから驚いた。
「今のあなたのランクはFですね。冒険者のランクはAからFまで存在していて、依頼をこなしていく事で上がっていきます」
「はい」
「ちなみにAランクは金級、Bランクは銀級って呼ばれることもあるんだ。これも一緒に覚えとくと良いよ」
つまり銀級だったと聞いていた黒鷹亭のレーブンさんは、Bランクだったってことになる。宿屋のおやじさん、強すぎない?
「依頼の報酬は現金でのお渡しもできますが、このカードに登録しておくことも可能です。いつどこの冒険者ギルドでも引き出す事が出来ますし、大きなお店ならこのカードから直接支払う事もできますよ」
しかも銀行機能とクレジットカード機能付きか。いや、俺には分かりやすくてありがたいけど。
「さて、ひとまず説明はこんなところでしょうか」
「ありがとうございました」
Fランクとはいえ、これで俺も冒険者の仲間入りだ。ウキウキした気分でカードを見つめていると、メロウさんは控え目に声をかけてくれた。
「あの、先ほどは買い取りもと言われてましたよね?」
「あ、はい!買い取りもお願いしたいです」
「先ほどの受付で手続きをするのが基本なんですが、今回はついでですし、よろしければこちらで買い取りもしましょうか」
優しい笑顔に癒されつつ、俺はこのまま買い取りもお願いすることに決めた。
「冒険者ギルドも南区だから、そう遠くないよ。ゆっくり歩いて行こうか」
散歩ぐらいの速度でゆっくり進んでくれるハルの横に並んで、俺はまったり冒険者ギルドを目指して歩き出した。
レンガ作りの家や店舗が立ち並ぶ街中を歩くのは、すごく楽しい。太陽に照らされた見慣れない街を、観光気分で眺めながら歩いていく。領都の道を教えてもらいながら歩いていくと、あっという間に冒険者ギルドの前に辿り着いた。
「ここだよ」
ハルと一緒になって見上げた建物は、想像していたものより更に一回りは大きかった。立派な建物に見合った重厚なドアの上には、ドラゴンと剣が描かれた大きな看板がぶら下げられていて、格好良い。これが冒険者ギルドの印なんだって。
重い扉を開いて中へ入ると、まず酒場の喧噪が一気に襲い掛かってきた。。
「マルックスのステーキ、3つ!」
「はーい、マルックスのステーキ、3つ!」
「こっち酒の追加ー!」
「さっき頼んだの、まだ来ないんだけど!」
「確認しますので、もうすこしお待ちくださーい!」
注文と返事と言うより、もはや怒鳴り合いみたいな声が飛び交っている。注文以外にも、笑い声や楽し気な会話の声、食器の立てる音までが一気に聞こえてきて、それはもう驚くほどの騒々しさだった。
「やっぱり最初は驚くよね。ほらまっすぐ進んで」
ドアを開けたまま固まっていた俺は、ハルの声でやっと我に返った。そのまま何事も無かったように歩き出す。幸いにもギルド側に数人いた冒険者達は、依頼が貼ってある掲示板に釘付けだったので、俺の方は気にしていなかったみたいだ。
「右端の男の人の所に行って」
ハルの助言に従って、いくつかある受付の中から右端のカウンターを選んで近づいていく。朝一の依頼もひと段落して、今は受付も暇な時間みたいだ。
ハルご指名の地味な感じの男性は、俺に気づくとすぐに優しく笑ってくれた。
「はじめまして、私はメロウ。主に受付を担当しています」
大人しそうな男性は、優しい声で名乗ってくれた。冒険者ギルドってもっと強そうな人が受付なのかと勝手に思ってたけど、何だろうこの人の安心感。
「はじめまして、アキトです」
「本日のご用件は何でしょう?」
「冒険者登録と、買い取りをお願いします」
「わかりました。しばらくお待ちくださいね」
メロウさんはそう言うと、すぐにカウンターの外へと出てきてくれた。
「こちらへどうぞ」
先を歩くメロウさんの後を追いかけて行くと、案内されたのはテーブルと向き合った椅子ぐらいしかない狭い個室だった。
「狭くてすみません」
苦笑しながら言ってくれた言葉を否定もできないけれど肯定もできず、とりあえず笑顔でごまかしておいた。俺とメロウさんだけでも満室って感じの部屋ですもんね。俺にはハルも見えてるので、もっとみっしみしなんですけど。
促されて腰を下ろすと、ハルはメロウさんの隣に立つことにしたようだ。
「登録よろしくお願いします」
「はい、承りました」
メロウさんはテーブルの上に置いてあった一枚の石板に手をかざした。見た目はタブレットにしか見えない。
「これも魔道具だよ。絶対に嘘だけはつかないこと」
「ではこちらに手をかざしてください」
タブレット改め魔道具とやらに、そっと手をかざす。
「お名前はアキト・ヒイラギ。年齢は21歳で間違いないでしょうか?」
「はい」
名前も年齢も手をかざすだけで分かるってすごいな。驚きながらも、間違ってはいないので肯定だけを返した。
「では、魔道具に手をかざしたままで、ひとつだけ質問に答えて頂きます」
「はい」
「あなたは犯罪を犯したことがありますか」
「いいえ」
即答した俺には目もくれず、メロウさんはじっと魔道具を見つめていた。ゆっくりと白い光が広がっていく。その色を確認したメロウさんと、なぜかハルまでがふうと息を吐いた。
「不思議そうな顔ですね、アキトさん」
「あ、はい」
よっぽど不思議そうな顔をしていたのか、メロウさんは魔道具について説明してくれた。
どうやらあのタブレット型魔道具には、二種類の鑑定魔法がかかっているようだ。ひとつが名前と年齢が分かる鑑定魔法で、もうひとつが答えが虚偽か真実かが分かる鑑定魔法だそうだ。鑑定魔法にも種類ってあるんだな。
ちなみに答えが虚偽だと赤、真実だと白く光るらしい。要は魔法を使った嘘発見器ってところだな。
冒険者登録において確認されるのはたった一点、犯罪歴のみだそうだ。
「冒険者全体の信頼に関わる事ですので、この一点のみはランクラップが決まった際にも必ず確認しています」
「多少の抜け道もあるけど、この制度があるおかげで冒険者は信用して依頼してもらえるんだよ」
ハルの補足を聞いている間に、メロウさんはさっきの魔道具の中から何かカードのようなものを取り出していた。
「これがあなたの冒険者カードになります」
丁寧に机の上に置かれたカードには、俺の名前と年齢、Fランクの文字が印字されている。おお、すごいゲームの世界みたいだ。と感動していられたのは一瞬だけだった。
いや、ちょっと待って、さっきカードって言ったよな。カードってこの世界にもある単語なのか?困った時のハルに視線を向けると、いつもどおり即座に察して説明をしてくれた。
さっきの鑑定魔道具もこの小さくて便利な冒険者カードも、数百年前の転移者が開発したものなんだって。そもそも冒険者ギルドのランク指定すら、その人が作ったっていうから驚いた。
「今のあなたのランクはFですね。冒険者のランクはAからFまで存在していて、依頼をこなしていく事で上がっていきます」
「はい」
「ちなみにAランクは金級、Bランクは銀級って呼ばれることもあるんだ。これも一緒に覚えとくと良いよ」
つまり銀級だったと聞いていた黒鷹亭のレーブンさんは、Bランクだったってことになる。宿屋のおやじさん、強すぎない?
「依頼の報酬は現金でのお渡しもできますが、このカードに登録しておくことも可能です。いつどこの冒険者ギルドでも引き出す事が出来ますし、大きなお店ならこのカードから直接支払う事もできますよ」
しかも銀行機能とクレジットカード機能付きか。いや、俺には分かりやすくてありがたいけど。
「さて、ひとまず説明はこんなところでしょうか」
「ありがとうございました」
Fランクとはいえ、これで俺も冒険者の仲間入りだ。ウキウキした気分でカードを見つめていると、メロウさんは控え目に声をかけてくれた。
「あの、先ほどは買い取りもと言われてましたよね?」
「あ、はい!買い取りもお願いしたいです」
「先ほどの受付で手続きをするのが基本なんですが、今回はついでですし、よろしければこちらで買い取りもしましょうか」
優しい笑顔に癒されつつ、俺はこのまま買い取りもお願いすることに決めた。
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