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プロローグ
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冒険者ギルドの重厚な扉を開き一歩足を踏み入れると、一瞬にしてギルド内の熱気と喧噪に包まれる。
ギルドに併設されている酒場は、酒はもちろんのこと食べ物も外れなし、どれを選んでも安くてうまいと評判だ。客層は冒険者が主ではあるが一般市民にも解放されているため、いつでも人で溢れている。領都トライプールの数ある飲食店の中でも、有数の人気店だ。
喧噪に満ちた店内では、お上品に大人しく注文していては、いつまで経っても注文が通らない。必然的にそこかしこから、叫び声かと思う程の大声での注文が飛びかうことになる。きびきびと注文をさばいている元気な店員達も、負けじと声を張り上げるため、その騒がしさはかなりのものだ。
最初は驚いたここの騒々しさにも、もうすっかり慣れた。今日も相変わらず賑やかだなとちらりと酒場に目をやってから、俺はギルド部門のカウンターに向かって足を進める。
酒場ほどではないが、ギルド側にも多くの冒険者たちの姿があった。貼りだされている依頼書の前で相談している集団や、現金支払いの処理を待っているのだろう冒険者達の無遠慮な視線が集まってくる。
「おい、あいつだ」
「え、あいつがアキト?」
「思ったより若いな」
「あの噂、本当なのかな」
「いやいや、どうせただの噂話だろうよ」
自分に関する会話がコソコソと交わされているのが漏れ聞こえてくるけど、そんなものはまるっと全部無視するに限る。視線と囁きを振り切るように、俺はまっすぐ納品受付に近づいた。
「おかえりなさい、アキトさん」
穏やかな笑みで迎えてくれたギルド職員メロウさんの、このおかえりなさいって言葉、いつ聞いてもほっこりするんだよな。見た目はおとなしそうな地味な中年男性なんだけど、この優しい声と話し方がすごく癒し系だ。手の動きで椅子を勧めてくれるのに、軽く頷いてから腰を下ろす。
「ただいま帰りました、メロウさん」
「お疲れ様でした。さて、今回は何を納品されますか?」
おっとりして見えるのに、話が早いのも助かってる。では早速と、背負っていたマジックバッグを下ろして、納品予定の物を取り出して行く。
最初に取り出したのは、薬草の束だ。これは毎年同じ時期にだけ流行る、とある病の特効薬に使われる薬草だ。
普段使いの薬の材料に使う時はそのまま使うけど、その特効薬に使う時には乾燥させた方が使いやすいって聞いたから、これは乾燥させて束ねてある。
「はい、スリーシャ草が10束分ですね」
「こっちは、たまたま見つけたポルパの実。たしか常設で買い取りしてましたよね?」
次に取り出したのは、手のひらサイズの目にも鮮やかな黄色の実だ。ぱっと見は硬そうに見えるけど、ちょっと力を入れると指が埋まってしまう程の柔らかさだ。
味はまさかの生クリームそっくり。しっかり泡立て済みで、砂糖も入ったあの味だ。これはもぎ取った方を下にして袋に入れた方が痛みにくいって聞いたから、そうしてみた。魔道収納鞄の中に入れるからあまり意味は無いのかもしれないけど、気分の問題だ。
「はい、いくつかの料理店が常設で買い取りをしています。ああ、これは熟れきった最高の状態ですね」
布の袋から取り出されたポルパの実は、木箱にそっと並べられていく。
「ポルパの実が8つですね」
ギルドの規則通りに、メロウさんは声に出して商品と個数を確認しつつ、書類にさらさらと必要事項を書き込んで行く。数に間違いがないことを俺も確認し、次の納品予定品を取り出す。
「あとは途中で遭遇したマルックスが3羽」
マルックスはよく料理に使われる、定番の魔鳥だ。鳥だけど飛ばないし、人を見つけると突進してくるので、うまく避ければ捕まえるのも簡単だ。体長も50cm程と割とでかいから、一羽でも結構な量の肉がとれる。まあ魔鳥ってぐらいだから魔物なんだけど、当たり前に食べるんだよ、この世界だと。味はすげぇジューシーな肉汁たっぷりの鶏肉って感じで、かなりうまい。
「マルックスが3羽ですね」
「あ、あと、これ、頼まれてた銀月水桃の蜜です」
最後に忘れずに納品しないとと、依頼書と一緒に取り出す。これは銀色でどう見ても金属に見える桃から採った。実は硬すぎて採取出来ないからナイフで下の方に傷をつけて、持参の瓶に蜜が貯まるのを待つのが正しい採取方法らしい。
コトンと音を立てて小瓶を置いた瞬間、近くにいた冒険者がいきなり大声で叫んだ。
「ぎ、銀月水桃の蜜だとっ!!!」
前触れも無く放たれたいきなりの大声に、びっくりしすぎて固まってしまった。何だいきなり。あまりの大声に、ギルド内が静まり返る。え、何この空気。
振り返って見れば、なんと酒場の方まで静まり返っていた。よく見れば、傾けたままのジョッキから酒をこぼし続けてる人や、口からステーキ肉を落としてる人までいるみたいだ。
「銀月水桃の蜜…ですか」
メロウさんはポケットから取り出した白い手袋をおもむろに装着すると、震える手で小瓶を持ち上げた。
そのままじっと小瓶を見つめる。納品受付の職員は全員が鑑定スキル持ちだ。視線が左右に動いているのは、精密鑑定時に出るっていう説明を読んでるんだろう。
俺には残念ながら鑑定スキルが無いから、ただの想像でしかないけど。
「…た、確かに、間違いありません。銀月水桃の蜜が一瓶」
そう言い切ると、メロウさんはそーっと丁寧に納品台の上に小瓶を置いた。音がしないほど慎重な動きは、まるで爆発物でも扱うみたいだ。え、爆発しませんよね、それ。もしかして爆発するんですかとたずねたい気持ちでいっぱいの俺とは目を合わさず、メロウさんはふうと息をついてから立ち上がった。
「こちらでしばらくお待ち頂けますか?ギルマスの予定を聞いてまいりますので」
「あ、はい」
ちょっと待って。ギルマス案件?これってギルマス案件なの?ギルマスの部屋に連れて行かれるのはこれで何度目だろうかと遠い目をしてしまう。
「ぎ、ぎんげつすいとう…?じ、実在するのか」
「あれって入手難度いくつだったっけ」
「またアキトか」
もしかして、また馬鹿みたいにレアだったやつ?ハルの案内についていったらあっさり見つかったし、そんなこと一言も言ってなかったよね、ハル。採取方法もさらっと説明してくれたけど、さてはこうなるって分かってたな。
納品受付の看板の隣に立つ金髪の男を、思わずジロッと睨みつける。
「おい、今、あいつ…誰もいない所を睨まなかったか?」
「や、やっぱり見えてるんだ」
「おい、本当なのかよ、精霊が見えるって」
「精霊の導き無しで銀月水桃なんて手に入るかよ」
「まじか…精霊って童話の中の話じゃないのか?」
「本当に、見えるんだ」
――いいえ、見えているのは幽霊です。
なんてことを言える筈もない。俺にできることは、黙って周りの騒ぎをスルーすることぐらいだ。
俺だけに見えているハルは、悪戯が成功したと言いたげに、それはもう楽しそうに笑っている。俺は目立ちたくないんだって知ってるくせに。
「本当にアキトは良い反応してくれるよね」
どうせ俺にしか聞こえないからと普通に話しかけてくるハルは、もちろん全力で無視だ。ここで返事なんてしたら噂が一気に加速するだけだからな。
あとで覚えてろよ、ハル。
お前の大好物のステーキを、うまっそうに見せつけながら食ってやる!
ささやかな仕返し計画を練りながら、俺はひたすらメロウさんの帰りを待った。
ギルドに併設されている酒場は、酒はもちろんのこと食べ物も外れなし、どれを選んでも安くてうまいと評判だ。客層は冒険者が主ではあるが一般市民にも解放されているため、いつでも人で溢れている。領都トライプールの数ある飲食店の中でも、有数の人気店だ。
喧噪に満ちた店内では、お上品に大人しく注文していては、いつまで経っても注文が通らない。必然的にそこかしこから、叫び声かと思う程の大声での注文が飛びかうことになる。きびきびと注文をさばいている元気な店員達も、負けじと声を張り上げるため、その騒がしさはかなりのものだ。
最初は驚いたここの騒々しさにも、もうすっかり慣れた。今日も相変わらず賑やかだなとちらりと酒場に目をやってから、俺はギルド部門のカウンターに向かって足を進める。
酒場ほどではないが、ギルド側にも多くの冒険者たちの姿があった。貼りだされている依頼書の前で相談している集団や、現金支払いの処理を待っているのだろう冒険者達の無遠慮な視線が集まってくる。
「おい、あいつだ」
「え、あいつがアキト?」
「思ったより若いな」
「あの噂、本当なのかな」
「いやいや、どうせただの噂話だろうよ」
自分に関する会話がコソコソと交わされているのが漏れ聞こえてくるけど、そんなものはまるっと全部無視するに限る。視線と囁きを振り切るように、俺はまっすぐ納品受付に近づいた。
「おかえりなさい、アキトさん」
穏やかな笑みで迎えてくれたギルド職員メロウさんの、このおかえりなさいって言葉、いつ聞いてもほっこりするんだよな。見た目はおとなしそうな地味な中年男性なんだけど、この優しい声と話し方がすごく癒し系だ。手の動きで椅子を勧めてくれるのに、軽く頷いてから腰を下ろす。
「ただいま帰りました、メロウさん」
「お疲れ様でした。さて、今回は何を納品されますか?」
おっとりして見えるのに、話が早いのも助かってる。では早速と、背負っていたマジックバッグを下ろして、納品予定の物を取り出して行く。
最初に取り出したのは、薬草の束だ。これは毎年同じ時期にだけ流行る、とある病の特効薬に使われる薬草だ。
普段使いの薬の材料に使う時はそのまま使うけど、その特効薬に使う時には乾燥させた方が使いやすいって聞いたから、これは乾燥させて束ねてある。
「はい、スリーシャ草が10束分ですね」
「こっちは、たまたま見つけたポルパの実。たしか常設で買い取りしてましたよね?」
次に取り出したのは、手のひらサイズの目にも鮮やかな黄色の実だ。ぱっと見は硬そうに見えるけど、ちょっと力を入れると指が埋まってしまう程の柔らかさだ。
味はまさかの生クリームそっくり。しっかり泡立て済みで、砂糖も入ったあの味だ。これはもぎ取った方を下にして袋に入れた方が痛みにくいって聞いたから、そうしてみた。魔道収納鞄の中に入れるからあまり意味は無いのかもしれないけど、気分の問題だ。
「はい、いくつかの料理店が常設で買い取りをしています。ああ、これは熟れきった最高の状態ですね」
布の袋から取り出されたポルパの実は、木箱にそっと並べられていく。
「ポルパの実が8つですね」
ギルドの規則通りに、メロウさんは声に出して商品と個数を確認しつつ、書類にさらさらと必要事項を書き込んで行く。数に間違いがないことを俺も確認し、次の納品予定品を取り出す。
「あとは途中で遭遇したマルックスが3羽」
マルックスはよく料理に使われる、定番の魔鳥だ。鳥だけど飛ばないし、人を見つけると突進してくるので、うまく避ければ捕まえるのも簡単だ。体長も50cm程と割とでかいから、一羽でも結構な量の肉がとれる。まあ魔鳥ってぐらいだから魔物なんだけど、当たり前に食べるんだよ、この世界だと。味はすげぇジューシーな肉汁たっぷりの鶏肉って感じで、かなりうまい。
「マルックスが3羽ですね」
「あ、あと、これ、頼まれてた銀月水桃の蜜です」
最後に忘れずに納品しないとと、依頼書と一緒に取り出す。これは銀色でどう見ても金属に見える桃から採った。実は硬すぎて採取出来ないからナイフで下の方に傷をつけて、持参の瓶に蜜が貯まるのを待つのが正しい採取方法らしい。
コトンと音を立てて小瓶を置いた瞬間、近くにいた冒険者がいきなり大声で叫んだ。
「ぎ、銀月水桃の蜜だとっ!!!」
前触れも無く放たれたいきなりの大声に、びっくりしすぎて固まってしまった。何だいきなり。あまりの大声に、ギルド内が静まり返る。え、何この空気。
振り返って見れば、なんと酒場の方まで静まり返っていた。よく見れば、傾けたままのジョッキから酒をこぼし続けてる人や、口からステーキ肉を落としてる人までいるみたいだ。
「銀月水桃の蜜…ですか」
メロウさんはポケットから取り出した白い手袋をおもむろに装着すると、震える手で小瓶を持ち上げた。
そのままじっと小瓶を見つめる。納品受付の職員は全員が鑑定スキル持ちだ。視線が左右に動いているのは、精密鑑定時に出るっていう説明を読んでるんだろう。
俺には残念ながら鑑定スキルが無いから、ただの想像でしかないけど。
「…た、確かに、間違いありません。銀月水桃の蜜が一瓶」
そう言い切ると、メロウさんはそーっと丁寧に納品台の上に小瓶を置いた。音がしないほど慎重な動きは、まるで爆発物でも扱うみたいだ。え、爆発しませんよね、それ。もしかして爆発するんですかとたずねたい気持ちでいっぱいの俺とは目を合わさず、メロウさんはふうと息をついてから立ち上がった。
「こちらでしばらくお待ち頂けますか?ギルマスの予定を聞いてまいりますので」
「あ、はい」
ちょっと待って。ギルマス案件?これってギルマス案件なの?ギルマスの部屋に連れて行かれるのはこれで何度目だろうかと遠い目をしてしまう。
「ぎ、ぎんげつすいとう…?じ、実在するのか」
「あれって入手難度いくつだったっけ」
「またアキトか」
もしかして、また馬鹿みたいにレアだったやつ?ハルの案内についていったらあっさり見つかったし、そんなこと一言も言ってなかったよね、ハル。採取方法もさらっと説明してくれたけど、さてはこうなるって分かってたな。
納品受付の看板の隣に立つ金髪の男を、思わずジロッと睨みつける。
「おい、今、あいつ…誰もいない所を睨まなかったか?」
「や、やっぱり見えてるんだ」
「おい、本当なのかよ、精霊が見えるって」
「精霊の導き無しで銀月水桃なんて手に入るかよ」
「まじか…精霊って童話の中の話じゃないのか?」
「本当に、見えるんだ」
――いいえ、見えているのは幽霊です。
なんてことを言える筈もない。俺にできることは、黙って周りの騒ぎをスルーすることぐらいだ。
俺だけに見えているハルは、悪戯が成功したと言いたげに、それはもう楽しそうに笑っている。俺は目立ちたくないんだって知ってるくせに。
「本当にアキトは良い反応してくれるよね」
どうせ俺にしか聞こえないからと普通に話しかけてくるハルは、もちろん全力で無視だ。ここで返事なんてしたら噂が一気に加速するだけだからな。
あとで覚えてろよ、ハル。
お前の大好物のステーキを、うまっそうに見せつけながら食ってやる!
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