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第3話 ゴールドメタルスライム
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「な、なんだこのモンスター……話に聞いたことがないぞ……」
宙に浮かぶ金色のスライムを目の当たりにして、俺は戸惑っていた。
というのも俺は、ダンジョンに関する情報は常日頃からSNSなどを使って集めていたのだ。
なので自慢じゃないが、ダンジョンに出てくるアイテムもモンスターも網羅しているつもりでいた。
少なくとも、これまでに発見されたことのあるアイテムやモンスターはすべて把握しているはずだった。
しかしながら、今俺の目の前にいるスライムはまったく情報にない。
「なんだこのモンスター……一応、スライムだよな……?」
見た目こそスライムそのものだが、体は金色に光り輝いていて、ここがダンジョンの中だということも忘れるくらいに神々しい。
そして、頭の上には天使の輪のような物も浮かんでいる。
『ピューィ!』
「うおっ!?」
うかつにもそのスライムに見惚れていたところ、その金色のスライムは突然鳴き声を上げ飛び去っていってしまった。
数瞬したのち、
「……逃げられたっ」
ハッとなった俺はすぐさま追いかけ始める。
「待ってくれっ!」
だが相手はかなりの速度で飛んでいて、なかなか追いつけない。
俺が必死になって走っているうちに、その金色のスライムは俺からある程度離れた後、くるりと方向転換して戻ってきた。
「ん? なんだろう?」
と思ったら今度は急接近してくるではないか!
そしてそのまま俺に向かって体当たりを仕掛けてきた。
「ちょ、ちょっと、まっ……」
慌てて避けようとするが間に合わない。
俺はもろに体当たりを受けて後方へと吹っ飛んだ。
「ぐほっ!!」
勢いよく地面に叩きつけられ、俺はその場で悶絶する。
「い、痛いっ……」
なんとか体を起こして自分の体に怪我がないかどうか確認する。
幸いなことにどこからも血が出てはいなかった。
「くっ……今のはさすがに効いたぞ」
俺は痛みをこらえながら立ち上がると、再度金色のスライムを追いかける。
可愛い見た目にはもう惑わされないからな。
「おい、お前っ、待てよっ」
だがスライムは俺の言葉を理解しているかのように、一定の距離を保ったまま決して止まろうとはしなかった。
それどころか、俺が近づこうとするたびにスピードを上げて離れていく始末だ。
「くそっ、なんだよ、あいつ……」
俺はあきらめてその場に立ち止まる。
「はぁはぁ……まさかこんなに体力を奪われるなんて……」
日頃の運動不足のせいだろうか、それともこのダンジョンに入って緊張しっぱなしだったからだろうか。
いずれにせよ息切れが激しく、肩で呼吸をしている状態だった。
しばらくするとようやく落ち着いてきたため、俺はもう一度だけスライムに話しかけてみることにした。
もうこの時には、ほかのモンスターやアイテムのことなどまったく頭になかった。
「おーい。あの、さっきはごめん。いきなり襲ってきたものだからつい……」
俺は謝罪の意味を込めて手を差し出す。
「えっと、ほら、握手しよう。それで仲直りだ。な?」
『ピューィ?』
金色のスライムは不思議そうな顔を浮かべながら俺の手を見つめたあと、ゆっくりと近づいてきて差し出した手に自ら触れてきた。
「よし、これで許してくれるよな」
『ピューィ』
どうやら俺の言葉を理解している様子のスライムは、無防備な姿を俺に晒している。
それを見て決心が揺らぎそうになるも、相手はモンスターなんだ、と自分に言い聞かせ、
「隙ありっ!」
スライムを思いっきり殴りつけてやった。
話に聞いていた限りではスライムってのは、一撃で倒せるほど弱いモンスターらしかった。
なので俺もそのつもりでいた。
だがしかし、その金色のスライムは違った。
まるでゴムと金属を混ぜ合わせた合金のような感触がして、俺のこぶしの方が悲鳴を上げた。
「いってぇーっ……!」
こぶしにはうっすらと血がにじんでいる。
『ピューィ……ピューィ』
それでも多少はダメージを負わせたようで、スライムはふらふらっと体を揺らしていた。
それを見た俺はチャンスだと思い、今度はスライムを蹴り飛ばしてやった。
「おりゃあ!」
ドゴッという鈍い音とともにスライムは地面を転がる。
「まだまだっ」
俺はすかさず追撃を加えるべくスライムに歩み寄る。
「とどめだっ」
そして思いきり踏みつけた。
その瞬間――パアァン!
何かが弾けるような音がしたかと思うと、俺の足元に金色の粒子が舞い飛んだ。
するとその直後、
『ゴールドメタルスライム撃破! 木崎賢吾のレベルが164に上がりました!』
無機質な機械音声が突如として俺の頭の中に鳴り響いたのだった。
宙に浮かぶ金色のスライムを目の当たりにして、俺は戸惑っていた。
というのも俺は、ダンジョンに関する情報は常日頃からSNSなどを使って集めていたのだ。
なので自慢じゃないが、ダンジョンに出てくるアイテムもモンスターも網羅しているつもりでいた。
少なくとも、これまでに発見されたことのあるアイテムやモンスターはすべて把握しているはずだった。
しかしながら、今俺の目の前にいるスライムはまったく情報にない。
「なんだこのモンスター……一応、スライムだよな……?」
見た目こそスライムそのものだが、体は金色に光り輝いていて、ここがダンジョンの中だということも忘れるくらいに神々しい。
そして、頭の上には天使の輪のような物も浮かんでいる。
『ピューィ!』
「うおっ!?」
うかつにもそのスライムに見惚れていたところ、その金色のスライムは突然鳴き声を上げ飛び去っていってしまった。
数瞬したのち、
「……逃げられたっ」
ハッとなった俺はすぐさま追いかけ始める。
「待ってくれっ!」
だが相手はかなりの速度で飛んでいて、なかなか追いつけない。
俺が必死になって走っているうちに、その金色のスライムは俺からある程度離れた後、くるりと方向転換して戻ってきた。
「ん? なんだろう?」
と思ったら今度は急接近してくるではないか!
そしてそのまま俺に向かって体当たりを仕掛けてきた。
「ちょ、ちょっと、まっ……」
慌てて避けようとするが間に合わない。
俺はもろに体当たりを受けて後方へと吹っ飛んだ。
「ぐほっ!!」
勢いよく地面に叩きつけられ、俺はその場で悶絶する。
「い、痛いっ……」
なんとか体を起こして自分の体に怪我がないかどうか確認する。
幸いなことにどこからも血が出てはいなかった。
「くっ……今のはさすがに効いたぞ」
俺は痛みをこらえながら立ち上がると、再度金色のスライムを追いかける。
可愛い見た目にはもう惑わされないからな。
「おい、お前っ、待てよっ」
だがスライムは俺の言葉を理解しているかのように、一定の距離を保ったまま決して止まろうとはしなかった。
それどころか、俺が近づこうとするたびにスピードを上げて離れていく始末だ。
「くそっ、なんだよ、あいつ……」
俺はあきらめてその場に立ち止まる。
「はぁはぁ……まさかこんなに体力を奪われるなんて……」
日頃の運動不足のせいだろうか、それともこのダンジョンに入って緊張しっぱなしだったからだろうか。
いずれにせよ息切れが激しく、肩で呼吸をしている状態だった。
しばらくするとようやく落ち着いてきたため、俺はもう一度だけスライムに話しかけてみることにした。
もうこの時には、ほかのモンスターやアイテムのことなどまったく頭になかった。
「おーい。あの、さっきはごめん。いきなり襲ってきたものだからつい……」
俺は謝罪の意味を込めて手を差し出す。
「えっと、ほら、握手しよう。それで仲直りだ。な?」
『ピューィ?』
金色のスライムは不思議そうな顔を浮かべながら俺の手を見つめたあと、ゆっくりと近づいてきて差し出した手に自ら触れてきた。
「よし、これで許してくれるよな」
『ピューィ』
どうやら俺の言葉を理解している様子のスライムは、無防備な姿を俺に晒している。
それを見て決心が揺らぎそうになるも、相手はモンスターなんだ、と自分に言い聞かせ、
「隙ありっ!」
スライムを思いっきり殴りつけてやった。
話に聞いていた限りではスライムってのは、一撃で倒せるほど弱いモンスターらしかった。
なので俺もそのつもりでいた。
だがしかし、その金色のスライムは違った。
まるでゴムと金属を混ぜ合わせた合金のような感触がして、俺のこぶしの方が悲鳴を上げた。
「いってぇーっ……!」
こぶしにはうっすらと血がにじんでいる。
『ピューィ……ピューィ』
それでも多少はダメージを負わせたようで、スライムはふらふらっと体を揺らしていた。
それを見た俺はチャンスだと思い、今度はスライムを蹴り飛ばしてやった。
「おりゃあ!」
ドゴッという鈍い音とともにスライムは地面を転がる。
「まだまだっ」
俺はすかさず追撃を加えるべくスライムに歩み寄る。
「とどめだっ」
そして思いきり踏みつけた。
その瞬間――パアァン!
何かが弾けるような音がしたかと思うと、俺の足元に金色の粒子が舞い飛んだ。
するとその直後、
『ゴールドメタルスライム撃破! 木崎賢吾のレベルが164に上がりました!』
無機質な機械音声が突如として俺の頭の中に鳴り響いたのだった。
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