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第202話 オメガベヒーモス
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フロアボスのオメガベヒーモスのいる部屋の前まで来た俺は通路から部屋の中を覗き見る。
「うわ、強そうだなぁ……」
オメガベヒーモスは大きな角を持ち頭から背中にかけてモヒカンヘアのような黒い体毛が逆立っていた。
『ほら早く行こっ』
スラが俺の肩からぴょんと飛び下りると部屋に入っていく。
「あ、待てってば」
俺もそれに続いた。
部屋に入るなり、
『グオオォォー!』
オメガベヒーモスは地響きのようなうなり声を上げると俺を見据えてくる。
そしてその巨体で駆け出すと俺めがけて向かってきた。
俺は青銅の盾を異次元袋の中にしまうと両手で妖刀みつごろしを握った。
ガツン!
オメガベヒーモスの突進を刀で受け止める。
「はあぁっ」
そのまま角を斬り落とそうとするが硬くて斬れそうにない。
俺は左によけると通り抜けざま刀を振り抜いた。
オメガベヒーモスの横っ腹に浅い傷が入る。
『マツイさん、離れててっ。あたしがやるからっ』
スラの声が聞こえた。
見ると魔力草をむしゃむしゃ食べている。
と次の瞬間大きく息を吸ったかと思うと、
ゴオォォォー!!!
灼熱の炎をオメガベヒーモスに向かって吐き出した。
『グオオォォー……ッ!』
巨大な炎に飲み込まれオメガベヒーモスの姿が見えなくなる。
熱気がすごくて離れていても汗が噴き出てくる。
……ォォン。
十秒ほどしてスラが炎を吐くのをやめた。
「うわ……」
『いぇーい、やったねー』
オメガベヒーモスはしゅう~と音を上げ真っ黒焦げになっていた。
「うわ、強そうだなぁ……」
オメガベヒーモスは大きな角を持ち頭から背中にかけてモヒカンヘアのような黒い体毛が逆立っていた。
『ほら早く行こっ』
スラが俺の肩からぴょんと飛び下りると部屋に入っていく。
「あ、待てってば」
俺もそれに続いた。
部屋に入るなり、
『グオオォォー!』
オメガベヒーモスは地響きのようなうなり声を上げると俺を見据えてくる。
そしてその巨体で駆け出すと俺めがけて向かってきた。
俺は青銅の盾を異次元袋の中にしまうと両手で妖刀みつごろしを握った。
ガツン!
オメガベヒーモスの突進を刀で受け止める。
「はあぁっ」
そのまま角を斬り落とそうとするが硬くて斬れそうにない。
俺は左によけると通り抜けざま刀を振り抜いた。
オメガベヒーモスの横っ腹に浅い傷が入る。
『マツイさん、離れててっ。あたしがやるからっ』
スラの声が聞こえた。
見ると魔力草をむしゃむしゃ食べている。
と次の瞬間大きく息を吸ったかと思うと、
ゴオォォォー!!!
灼熱の炎をオメガベヒーモスに向かって吐き出した。
『グオオォォー……ッ!』
巨大な炎に飲み込まれオメガベヒーモスの姿が見えなくなる。
熱気がすごくて離れていても汗が噴き出てくる。
……ォォン。
十秒ほどしてスラが炎を吐くのをやめた。
「うわ……」
『いぇーい、やったねー』
オメガベヒーモスはしゅう~と音を上げ真っ黒焦げになっていた。
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