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第176話 魔力草が出た
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ドロップアイテムの鉄の斧を三つ回収してから俺は自分とスラのステータスを確認する。
まずは自分。
*************************************
マツイ:レベル169
生命力:199/238
魔力:161/162
攻撃力:187
防御力:184
素早さ:123
スキル:魔眼、テイマー、スライムコレクター、ゴブリンコレクター、ゾンビコレクター、ビーコレクター、コボルトコレクター、バットコレクター、ボアコレクター、スケルトンコレクター、オークコレクター、キマイラコレクター、グリュプスコレクター、トロールコレクター、タウロスコレクター
魔法:バトルマッチ、ヒール、バトルアイス、キュア、バトルウインド、ハイヒール、バトルアース、ハイキュア、バトルメテオ、フライ
*************************************
俺のレベルはミノタウロスを千体倒したことにより158から169へと上がっていた。
少々ダメージを受けていたのでヒールで回復しておく。
一方のスラは――
*************************************
スラ:レベル210
生命力:100/101
魔力:48/49
攻撃力:50
防御力:86
素早さ:172
特技:飲み込む、吐き出す、自爆、口笛
*************************************
レベルが181から210になっていた。
相変わらず俺のステータスとはかけ離れて低い数値ではあるがスラも着実に強くなってはいるようだ。
タウロスコレクターを取得した俺はククリに訊ねる。
「このフロアのボスはどんなモンスターなんだ?」
「ミノケンタウロスといって上半身はミノタウロス、下半身は馬のようなモンスターです。足が速く冷静沈着な性格で円錐状のとがった槍を持っています」
「ミノケンタウロスねぇ……手ごわそうな敵だな」
俺の現在の装備品は黒極の剣とパワードスーツ、韋駄天シューズにヒーローマント。
手持ちのアイテムはミノタウロスから手に入れた鉄の斧三つと薬草二つとムカデ草二つとワーム草、ダメージジーンズとアロハシャツとにおい袋と異次元袋、それから万能キーと値切りのお守りと影縫いのお守りとオークの肉、カンフル剤にカエルの涙に道連れの鎧に目出し帽。
影縫いのお守りとにおい袋は首から下げていてほかのアイテムは異次元袋の中にしまい込んでいる。
ちなみに目出し帽は暑いので装着してはいない。
『ねえマツイさーん。そんなことよりお腹すかない? あたしなんかマジお腹減ったんだけどー』
ククリと話しているとスラが声を上げた。
「あ、そういえば目覚まし草と満腹草の効果がもうきれている頃ですね」
とククリ。
「おお、もうそんな経つか」
トウキョウダンジョンに入って三日が過ぎたということか。
「でもスラ、お前魔力がだいぶ回復してるから魔力消費しきってからじゃないと食べられないだろ」
『だったら適当になんか飲み込むからアイテムちょうだい。早く早くっ』
スラがせがむので、
「じゃあ目出し帽いらないからこれで」
俺は異次元袋から目出し帽を取り出してスラに与える。
ごくん。
ぼえっ。
石畳の上にぽとっと魔力草が落ちた。
「おおっ、魔力草だ」
これをあとでスラに食べさせればまた物質変換能力が使えるようになるからこれはとっておくとして……。
「スラ、次はワーム草やるよ」
『あーん』
俺は魔力草の代わりにワーム草をスラに飲み込ませる。
結局スラの魔力を使い切った時にはひのきのぼうが残っていた。
『これでやっと食べられるし。マツイさんなんでもいいから食べ物プリーズ』
「これでいいか?」
スラにムカデ草を差し出す。
『うん。それでいいからちょうだいちょうだい』
「ほれ」
俺はムカデ草をスラの口に投げ入れた。
スラは満足そうにそれをむしゃむしゃ食べている。
「よし、じゃあ体調も万全になったことだしミノケンタウロスのいる部屋に行くとするか」
「はい、行きましょう」
『んごんごっ』
「食べながら喋るな」
俺たちはフロアボスの待つ部屋へと向かって歩き出した。
まずは自分。
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マツイ:レベル169
生命力:199/238
魔力:161/162
攻撃力:187
防御力:184
素早さ:123
スキル:魔眼、テイマー、スライムコレクター、ゴブリンコレクター、ゾンビコレクター、ビーコレクター、コボルトコレクター、バットコレクター、ボアコレクター、スケルトンコレクター、オークコレクター、キマイラコレクター、グリュプスコレクター、トロールコレクター、タウロスコレクター
魔法:バトルマッチ、ヒール、バトルアイス、キュア、バトルウインド、ハイヒール、バトルアース、ハイキュア、バトルメテオ、フライ
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俺のレベルはミノタウロスを千体倒したことにより158から169へと上がっていた。
少々ダメージを受けていたのでヒールで回復しておく。
一方のスラは――
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スラ:レベル210
生命力:100/101
魔力:48/49
攻撃力:50
防御力:86
素早さ:172
特技:飲み込む、吐き出す、自爆、口笛
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レベルが181から210になっていた。
相変わらず俺のステータスとはかけ離れて低い数値ではあるがスラも着実に強くなってはいるようだ。
タウロスコレクターを取得した俺はククリに訊ねる。
「このフロアのボスはどんなモンスターなんだ?」
「ミノケンタウロスといって上半身はミノタウロス、下半身は馬のようなモンスターです。足が速く冷静沈着な性格で円錐状のとがった槍を持っています」
「ミノケンタウロスねぇ……手ごわそうな敵だな」
俺の現在の装備品は黒極の剣とパワードスーツ、韋駄天シューズにヒーローマント。
手持ちのアイテムはミノタウロスから手に入れた鉄の斧三つと薬草二つとムカデ草二つとワーム草、ダメージジーンズとアロハシャツとにおい袋と異次元袋、それから万能キーと値切りのお守りと影縫いのお守りとオークの肉、カンフル剤にカエルの涙に道連れの鎧に目出し帽。
影縫いのお守りとにおい袋は首から下げていてほかのアイテムは異次元袋の中にしまい込んでいる。
ちなみに目出し帽は暑いので装着してはいない。
『ねえマツイさーん。そんなことよりお腹すかない? あたしなんかマジお腹減ったんだけどー』
ククリと話しているとスラが声を上げた。
「あ、そういえば目覚まし草と満腹草の効果がもうきれている頃ですね」
とククリ。
「おお、もうそんな経つか」
トウキョウダンジョンに入って三日が過ぎたということか。
「でもスラ、お前魔力がだいぶ回復してるから魔力消費しきってからじゃないと食べられないだろ」
『だったら適当になんか飲み込むからアイテムちょうだい。早く早くっ』
スラがせがむので、
「じゃあ目出し帽いらないからこれで」
俺は異次元袋から目出し帽を取り出してスラに与える。
ごくん。
ぼえっ。
石畳の上にぽとっと魔力草が落ちた。
「おおっ、魔力草だ」
これをあとでスラに食べさせればまた物質変換能力が使えるようになるからこれはとっておくとして……。
「スラ、次はワーム草やるよ」
『あーん』
俺は魔力草の代わりにワーム草をスラに飲み込ませる。
結局スラの魔力を使い切った時にはひのきのぼうが残っていた。
『これでやっと食べられるし。マツイさんなんでもいいから食べ物プリーズ』
「これでいいか?」
スラにムカデ草を差し出す。
『うん。それでいいからちょうだいちょうだい』
「ほれ」
俺はムカデ草をスラの口に投げ入れた。
スラは満足そうにそれをむしゃむしゃ食べている。
「よし、じゃあ体調も万全になったことだしミノケンタウロスのいる部屋に行くとするか」
「はい、行きましょう」
『んごんごっ』
「食べながら喋るな」
俺たちはフロアボスの待つ部屋へと向かって歩き出した。
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