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第109話 スラ、レベルアップ!
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ベアさんに別れを告げた俺たちは地下二階層へと向かう。
地下二階層はゴブリンが出てくるフロアだが俺のレベルは76まで上がっているのでゴブリンは襲ってくる気配はなかった。
おかげでこのフロアでもアイテム集めに集中できた。
みつけたアイテムは四つ。
薬草と魔力草と布の袋と攻撃力+5の銅の剣。
俺は布の袋に薬草と魔力草と持っていた目覚まし草を入れるとそれを肩からかけた。
地下三階層への階段の前で一旦立ち止まった俺は、
「スラ、次のフロアはゾンビだから今度は襲ってくるからな。お前は戦わなくてもいいから攻撃をくらわないようにうまく逃げるんだぞ」
スラに顔を向けた。
恐れを知らないゾンビたちは俺のレベルがいくら上がろうが気にせず襲ってくる。
レベル1のスラではゾンビの攻撃を一撃くらっただけで消滅してしまうかもしれないから注意しておかないと。
『ピキー』
スラはぴょんと飛び跳ね返事をした。
「よし、じゃあ下りるぞ」
◇ ◇ ◇
地下三階層に下り立った俺たちを待っていたのはゾンビの群れだった。
「マツイさん囲まれてますっ」
「わかってる」
今さらゾンビがいくら襲ってこようが俺の敵ではないがスラにとっては違う。
俺は銅の剣でゾンビたちの首をはね飛ばしながら横目でスラを確認する。
『ピキー、ピキー』
スラはゾンビたちの間をすり抜けるようにして足元を飛び跳ねていた。
ゾンビの動きが遅いことが幸いしてスラはゾンビの攻撃を一度も受けることなく難を逃れた。
ゾンビの群れを撃退したあと、
「あっ、今のでスラさんのレベルが上がってますよっ」
スラの首元というか背面を見ながらククリが言う。
『ピキー?』
俺もスラの背中を覗いてみた。
「おお、本当だ。光ってる」
スラの背中の上の方が光を放っている。
そして4と数字が刻まれていた。
俺が倒したゾンビたちの経験値がスライムにも入ったようだ。
「マツイさん、スラさんのステータス確認してみたらどうですか?」
「そうだな」
俺は左目の下を軽く押しスラのステータスを目の前に表示させた。
*************************************
スラ:レベル4
生命力:6/10
魔力:0/1
攻撃力:5
防御力:5
素早さ:8
特技:なし
*************************************
「うんうん。レベルが上がってちょっとだけパラメータも増えてるぞスラ」
『ピキー!』
レベルが上がっても相変わらず弱いままだがスラは嬉しそうに体をぷるぷると揺らしている。
このペースではスラが戦闘に参加できる日はまだまだ先だろうが初めからスラには特に期待していなかったので別にこれといって影響はない。
俺はゾンビを倒しつつフロアを回った。
スラのレベルもさらに4から6へと上がる。
「みつけたアイテムは一つだけか……」
フロア中を探し回りみつけたアイテムは結局薬草一個だけ。
一応布の袋にしまい込むと俺たちは地下四階層へと足を運んだ。
地下二階層はゴブリンが出てくるフロアだが俺のレベルは76まで上がっているのでゴブリンは襲ってくる気配はなかった。
おかげでこのフロアでもアイテム集めに集中できた。
みつけたアイテムは四つ。
薬草と魔力草と布の袋と攻撃力+5の銅の剣。
俺は布の袋に薬草と魔力草と持っていた目覚まし草を入れるとそれを肩からかけた。
地下三階層への階段の前で一旦立ち止まった俺は、
「スラ、次のフロアはゾンビだから今度は襲ってくるからな。お前は戦わなくてもいいから攻撃をくらわないようにうまく逃げるんだぞ」
スラに顔を向けた。
恐れを知らないゾンビたちは俺のレベルがいくら上がろうが気にせず襲ってくる。
レベル1のスラではゾンビの攻撃を一撃くらっただけで消滅してしまうかもしれないから注意しておかないと。
『ピキー』
スラはぴょんと飛び跳ね返事をした。
「よし、じゃあ下りるぞ」
◇ ◇ ◇
地下三階層に下り立った俺たちを待っていたのはゾンビの群れだった。
「マツイさん囲まれてますっ」
「わかってる」
今さらゾンビがいくら襲ってこようが俺の敵ではないがスラにとっては違う。
俺は銅の剣でゾンビたちの首をはね飛ばしながら横目でスラを確認する。
『ピキー、ピキー』
スラはゾンビたちの間をすり抜けるようにして足元を飛び跳ねていた。
ゾンビの動きが遅いことが幸いしてスラはゾンビの攻撃を一度も受けることなく難を逃れた。
ゾンビの群れを撃退したあと、
「あっ、今のでスラさんのレベルが上がってますよっ」
スラの首元というか背面を見ながらククリが言う。
『ピキー?』
俺もスラの背中を覗いてみた。
「おお、本当だ。光ってる」
スラの背中の上の方が光を放っている。
そして4と数字が刻まれていた。
俺が倒したゾンビたちの経験値がスライムにも入ったようだ。
「マツイさん、スラさんのステータス確認してみたらどうですか?」
「そうだな」
俺は左目の下を軽く押しスラのステータスを目の前に表示させた。
*************************************
スラ:レベル4
生命力:6/10
魔力:0/1
攻撃力:5
防御力:5
素早さ:8
特技:なし
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「うんうん。レベルが上がってちょっとだけパラメータも増えてるぞスラ」
『ピキー!』
レベルが上がっても相変わらず弱いままだがスラは嬉しそうに体をぷるぷると揺らしている。
このペースではスラが戦闘に参加できる日はまだまだ先だろうが初めからスラには特に期待していなかったので別にこれといって影響はない。
俺はゾンビを倒しつつフロアを回った。
スラのレベルもさらに4から6へと上がる。
「みつけたアイテムは一つだけか……」
フロア中を探し回りみつけたアイテムは結局薬草一個だけ。
一応布の袋にしまい込むと俺たちは地下四階層へと足を運んだ。
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