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第84話 ボアコレクター
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体調も睡眠もばっちり。
影縫いのお守りがあるからダンジョンを追い出されることもない。
ブーメランパンツと鉢巻きとヒーローマントを身に着け妖刀ふたつなぎを手にした俺は首から下げたにおい袋の口を開いた。
もちろんこれからボア狩りを始めるためだ。
「いつもならそろそろ地上に戻っている頃ですね」
「ああ。でも今回は時間を気にせずいくらでも潜っていられるからな」
ポチは高木さんに預けてあるし心配はいらない。
しいて言えば今の俺の一番の敵は空腹かもしれないがそれもさっき満腹草を食べたので当分は問題ない。
「マツイさん、ボアの足音が聞こえてきましたよ」
「よし、始めるかっ」
俺は先頭切って突っ込んできたボアの突進を右に避けつつこれを刀で斬り倒す。
さらに続いて突進してきたボアを今度は左にかわし斬りつける。
ボアたちは学習しないのか突進一辺倒の攻撃しかしてこないので避けるのは造作もないことだった。
この後もにおい袋から出るにおいにつられてやってきたボアたちを次々と葬っていく。
途中休憩を挟みながらボアを狩ること一日弱、
【ボアコレクターを取得しました】
俺はスキル、ボアコレクターを危なげなくゲットしたのだった。
腹が減っているわけではないが今しがたドロップアイテムで手にしたボアの肉を試すためバトルマッチの火であぶり、口に運びながらステータス画面を確認する。
*************************************
マツイ:レベル57
生命力:108/108
魔力:57/62
攻撃力:69
防御力:66
素早さ:50
スキル:魔眼、テイマー、スライムコレクター、ゴブリンコレクター、ゾンビコレクター、ビーコレクター、コボルトコレクター、バットコレクター、ボアコレクター
魔法:バトルマッチ、ヒール、バトルアイス、キュア、バトルウインド、ハイヒール、バトルアース、ハイキュア
*************************************
ボアの経験値はそれなりに高かったらしく俺のレベルは46から57へと上がっていた。
状態異常をすべて回復できるハイキュアも覚えた。
またボアを倒すと結構な確率でドロップアイテム、ボアの肉が手に入った。
途中から数えるのをやめたがおそらく百個以上はみつけただろう。もちろん持ちきれないので諦めたが。
「ボアの肉ってなかなかいけますね、マツイさん」
「すごく美味しいなこれっ」
ボアの肉はなかなかいけるどころかとてつもなく美味しかった。
このダンジョンで初めてまともな食事というものにありつけた気がする。
満腹草を食べていなかったらもっと美味しく感じられたかもしれない。
それでも俺はボアの肉を堪能しながらククリに訊く。
「このフロアのボスはどんなモンスターなんだ?」
「ブラックボアといってボアよりも見た目は小さいですけどその分俊敏な動きが特徴です」
「そっか。今の俺で勝てると思うか?」
「まず負けはしませんね」
ククリの言葉を信じ俺はフロアボスの部屋へと向かった。
影縫いのお守りがあるからダンジョンを追い出されることもない。
ブーメランパンツと鉢巻きとヒーローマントを身に着け妖刀ふたつなぎを手にした俺は首から下げたにおい袋の口を開いた。
もちろんこれからボア狩りを始めるためだ。
「いつもならそろそろ地上に戻っている頃ですね」
「ああ。でも今回は時間を気にせずいくらでも潜っていられるからな」
ポチは高木さんに預けてあるし心配はいらない。
しいて言えば今の俺の一番の敵は空腹かもしれないがそれもさっき満腹草を食べたので当分は問題ない。
「マツイさん、ボアの足音が聞こえてきましたよ」
「よし、始めるかっ」
俺は先頭切って突っ込んできたボアの突進を右に避けつつこれを刀で斬り倒す。
さらに続いて突進してきたボアを今度は左にかわし斬りつける。
ボアたちは学習しないのか突進一辺倒の攻撃しかしてこないので避けるのは造作もないことだった。
この後もにおい袋から出るにおいにつられてやってきたボアたちを次々と葬っていく。
途中休憩を挟みながらボアを狩ること一日弱、
【ボアコレクターを取得しました】
俺はスキル、ボアコレクターを危なげなくゲットしたのだった。
腹が減っているわけではないが今しがたドロップアイテムで手にしたボアの肉を試すためバトルマッチの火であぶり、口に運びながらステータス画面を確認する。
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マツイ:レベル57
生命力:108/108
魔力:57/62
攻撃力:69
防御力:66
素早さ:50
スキル:魔眼、テイマー、スライムコレクター、ゴブリンコレクター、ゾンビコレクター、ビーコレクター、コボルトコレクター、バットコレクター、ボアコレクター
魔法:バトルマッチ、ヒール、バトルアイス、キュア、バトルウインド、ハイヒール、バトルアース、ハイキュア
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ボアの経験値はそれなりに高かったらしく俺のレベルは46から57へと上がっていた。
状態異常をすべて回復できるハイキュアも覚えた。
またボアを倒すと結構な確率でドロップアイテム、ボアの肉が手に入った。
途中から数えるのをやめたがおそらく百個以上はみつけただろう。もちろん持ちきれないので諦めたが。
「ボアの肉ってなかなかいけますね、マツイさん」
「すごく美味しいなこれっ」
ボアの肉はなかなかいけるどころかとてつもなく美味しかった。
このダンジョンで初めてまともな食事というものにありつけた気がする。
満腹草を食べていなかったらもっと美味しく感じられたかもしれない。
それでも俺はボアの肉を堪能しながらククリに訊く。
「このフロアのボスはどんなモンスターなんだ?」
「ブラックボアといってボアよりも見た目は小さいですけどその分俊敏な動きが特徴です」
「そっか。今の俺で勝てると思うか?」
「まず負けはしませんね」
ククリの言葉を信じ俺はフロアボスの部屋へと向かった。
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