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第14章 魔法学院卒業編
106.特別な課題
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レッド・ドラゴンを倒した私達は、一つ上の階層に移動した。そこには、ワイバーンの群れがいた。7匹ものワイバーンが一度に私達を襲ってきた。
私は、一旦、闇魔法で、私達を取り囲むように、結界を張って、ワイバーンの攻撃を防いだ。
「ワイバーンを落としていくから、倒してね」
私は、フヨウに声を掛けた。
「分かった。いつでもいいよ」
私は、ワイバーンの翼を目掛けて、魔法を放った。
「風柱、
風柱、
風柱」
一匹のワイバーンが、翼を傷つけられて、空から、落ちて来た。
「風柱、
風柱、
風柱」
また、一匹、一匹と、ワイバーンが落ちてくる。フヨウとエルミアが、地面に落ちたワイバーンに襲いかかっている。地面に落ちたワイバーンは、簡単に狩ることができるようだ。
ミユは、全体の様子を見ながら、直ぐに支援できるように準備していた。
「フヨウ、大丈夫? 無理しないでね」
「キリ、心配ないよ。これぐらい、どうってことないよ」
「キリ、私も、大丈夫よ。まだまだ、魔力は残っているわ。それに、青のポーションも、持っているわ」
「それじゃ、また、落としていくよ」
「お願い」
フヨウも、エルミアも、大丈夫そうなので、残っているワイバーンを落としていくことにした。
「風柱、
風柱、
風柱」
これで、すべてのワイバーンを落とすことが出来た。パープルは、魔石を拾い集めている。
フヨウとエルミアが、最後の1匹を倒し切った。
「終わったよ。少し、疲れた」
「それじゃ、休憩にする?」
「「はい」」
私達は、ミユのお弁当を食べながら、少し、休憩を取った。
「これで、8匹ね。あと少しよ」
私が、フヨウに、声を掛けた。最後のひと踏ん張りをして貰おうと思った。
「一つ上に行ったら、終わりだね」
「そうなるわね」
フヨウも、エルミアも、もうすぐ終わりだと思って、少し、気が緩んでいるようだ。まあ、7匹ものワイバーンを倒してのだから、仕方がないよね。
フヨウが、立ち上がって、もう、休憩を終えて、進もうとしている。
「フヨウ、もう少し、休みましょうよ」
「そうなに、疲れていないよ。キリ、心配性だね」
「ダンジョンの中では、何が起こるか、分からないから、無理は禁物よ」
「自分の事は、自分がよくわかっているよ。大丈夫だよ」
「そう。それなら、いいけど」
仕方がないので、休憩を切り上げて、片づけた。ミユも、少し、不安そうな顔をしているが、まあ、何とかなるでしょう。
私達は、一つ上の階層に向かった。私は、念の為、スキル探索で、一つ上の階層の状態を調べた。しかし、特に、気になることはなかった。
「さあ、あと2匹だね」
「ここにいる魔物なら、何でもいいよ」
「分かった」
フヨウは、どの魔物にするか、迷っているようだった。オーガが5匹居たので、それを狩ることになった。
「キリ、それじゃ、行きますね」
「頑張ってね」
エルミアも、支援にフヨウに付いて行った。オーガは、直ぐに回復するので、フヨウが剣で切りつけた直後に、エルミアが火魔法で、燃やすことにした。
「ドリャー」
フヨウが、1匹のオーガに切りかかった。切りつけられたオーガが、地面に倒れた。
「火柱」
すかさず、エルミアが、火魔法を放って、オーガを焼き尽くした。フヨウが、次にオーガに切りかかった。
「ドリャー」
「火柱」
うまく連携が取れている。あっという間に、5匹のオーガを倒した。パープルが、魔石を拾い集めた。私達が、ダンジョンを出ようとしたとき、急に、ホワイト・ドラゴンが現れた。
先ほどスキル探索で、調べたときには、いなかったのに、何処から現れたのか、不明だ。しかし、そんなことを言っている場合ではない。
「フヨウ、ホワイト・ドラゴンがいる。気を付けて」
「はい」
フヨウは、私達の所へ、戻って来た。エルミアも、一緒に戻ってくるとちゅうで、ホワイト・ドラゴンに行く手を阻まれてしまった。
ホワイト・ドラゴンつけ辛くなっているということだ。そして、レッド・ドラゴンの炎息の様に、ホワイト・ドラゴンは、氷息がある。こちらは、ブレスの跡が、氷柱として、残っていくので、逃げにくくなっている。
私は、土魔法で、ホワイト・ドラゴンの動きを鈍らせるために、足を土で固めた。そして、火魔法で、逆鱗の上の氷を解かすために、火柱を放った。
一度の魔法では、溶かし切ることが出来なかったので、再度、魔法を放つことにした。
「火柱、
火柱」
何とか、逆鱗の上の氷を解かすことに成功した。
「フヨウ、今よ。剣で、攻撃して!」
フヨウが、勢いよく飛び出した。それをエルミアが風魔法で、支援した。
「ドリャー」
フヨウの剣が、逆鱗を突き破り、突き刺さった。何とか、倒すことが出来た。パープルは、素早く、魔石を拾ってきた。
「さあ、戻るよ」
「「はい」」
皆が、私の腰に抱き付いた。その直後に、私の転移魔法で、ダンジョンの外に移動した。それから、初級ダンジョンの出入口に戻って、証拠品を魔法学院の教師に渡して、本日の課題を達成した。
私は、一旦、闇魔法で、私達を取り囲むように、結界を張って、ワイバーンの攻撃を防いだ。
「ワイバーンを落としていくから、倒してね」
私は、フヨウに声を掛けた。
「分かった。いつでもいいよ」
私は、ワイバーンの翼を目掛けて、魔法を放った。
「風柱、
風柱、
風柱」
一匹のワイバーンが、翼を傷つけられて、空から、落ちて来た。
「風柱、
風柱、
風柱」
また、一匹、一匹と、ワイバーンが落ちてくる。フヨウとエルミアが、地面に落ちたワイバーンに襲いかかっている。地面に落ちたワイバーンは、簡単に狩ることができるようだ。
ミユは、全体の様子を見ながら、直ぐに支援できるように準備していた。
「フヨウ、大丈夫? 無理しないでね」
「キリ、心配ないよ。これぐらい、どうってことないよ」
「キリ、私も、大丈夫よ。まだまだ、魔力は残っているわ。それに、青のポーションも、持っているわ」
「それじゃ、また、落としていくよ」
「お願い」
フヨウも、エルミアも、大丈夫そうなので、残っているワイバーンを落としていくことにした。
「風柱、
風柱、
風柱」
これで、すべてのワイバーンを落とすことが出来た。パープルは、魔石を拾い集めている。
フヨウとエルミアが、最後の1匹を倒し切った。
「終わったよ。少し、疲れた」
「それじゃ、休憩にする?」
「「はい」」
私達は、ミユのお弁当を食べながら、少し、休憩を取った。
「これで、8匹ね。あと少しよ」
私が、フヨウに、声を掛けた。最後のひと踏ん張りをして貰おうと思った。
「一つ上に行ったら、終わりだね」
「そうなるわね」
フヨウも、エルミアも、もうすぐ終わりだと思って、少し、気が緩んでいるようだ。まあ、7匹ものワイバーンを倒してのだから、仕方がないよね。
フヨウが、立ち上がって、もう、休憩を終えて、進もうとしている。
「フヨウ、もう少し、休みましょうよ」
「そうなに、疲れていないよ。キリ、心配性だね」
「ダンジョンの中では、何が起こるか、分からないから、無理は禁物よ」
「自分の事は、自分がよくわかっているよ。大丈夫だよ」
「そう。それなら、いいけど」
仕方がないので、休憩を切り上げて、片づけた。ミユも、少し、不安そうな顔をしているが、まあ、何とかなるでしょう。
私達は、一つ上の階層に向かった。私は、念の為、スキル探索で、一つ上の階層の状態を調べた。しかし、特に、気になることはなかった。
「さあ、あと2匹だね」
「ここにいる魔物なら、何でもいいよ」
「分かった」
フヨウは、どの魔物にするか、迷っているようだった。オーガが5匹居たので、それを狩ることになった。
「キリ、それじゃ、行きますね」
「頑張ってね」
エルミアも、支援にフヨウに付いて行った。オーガは、直ぐに回復するので、フヨウが剣で切りつけた直後に、エルミアが火魔法で、燃やすことにした。
「ドリャー」
フヨウが、1匹のオーガに切りかかった。切りつけられたオーガが、地面に倒れた。
「火柱」
すかさず、エルミアが、火魔法を放って、オーガを焼き尽くした。フヨウが、次にオーガに切りかかった。
「ドリャー」
「火柱」
うまく連携が取れている。あっという間に、5匹のオーガを倒した。パープルが、魔石を拾い集めた。私達が、ダンジョンを出ようとしたとき、急に、ホワイト・ドラゴンが現れた。
先ほどスキル探索で、調べたときには、いなかったのに、何処から現れたのか、不明だ。しかし、そんなことを言っている場合ではない。
「フヨウ、ホワイト・ドラゴンがいる。気を付けて」
「はい」
フヨウは、私達の所へ、戻って来た。エルミアも、一緒に戻ってくるとちゅうで、ホワイト・ドラゴンに行く手を阻まれてしまった。
ホワイト・ドラゴンつけ辛くなっているということだ。そして、レッド・ドラゴンの炎息の様に、ホワイト・ドラゴンは、氷息がある。こちらは、ブレスの跡が、氷柱として、残っていくので、逃げにくくなっている。
私は、土魔法で、ホワイト・ドラゴンの動きを鈍らせるために、足を土で固めた。そして、火魔法で、逆鱗の上の氷を解かすために、火柱を放った。
一度の魔法では、溶かし切ることが出来なかったので、再度、魔法を放つことにした。
「火柱、
火柱」
何とか、逆鱗の上の氷を解かすことに成功した。
「フヨウ、今よ。剣で、攻撃して!」
フヨウが、勢いよく飛び出した。それをエルミアが風魔法で、支援した。
「ドリャー」
フヨウの剣が、逆鱗を突き破り、突き刺さった。何とか、倒すことが出来た。パープルは、素早く、魔石を拾ってきた。
「さあ、戻るよ」
「「はい」」
皆が、私の腰に抱き付いた。その直後に、私の転移魔法で、ダンジョンの外に移動した。それから、初級ダンジョンの出入口に戻って、証拠品を魔法学院の教師に渡して、本日の課題を達成した。
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