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第12章 キリ商店編
97.マナドールのアップグレード
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マナドールの装備・武器の強化は十分に成し遂げることが出来た。そこで、次に、マナドールをAI型にレベルアップすることにした。これによって、マナドールを1体で、オーク1匹に対抗できるようにしたい。
そのために、AIを戦闘型に特化した物を作る必要がある。基本的なデータを得るために、100体のマナドールを初級ダンジョンの中に入れて、データを取ることにした。
オリハルコンを使った武器や防具などのお陰で、ゴブリン程度であれば、対等に戦えるようになっている。魔物との戦闘の度に、データがサーバーに送られてくる。それを蓄積して、よりよい対応が出来る様に、学習させていく。それとともに、魔物のデータを蓄積していった。どんな攻撃をするのか、何処が弱点か、などのデータを集めて行った。
この作業によって、効率的にデータを集めるようにシステムを改良できた。更に大量のデータを得るために、これまで、ダンジョンの近くに作った地下基地に置いているマナドールを100体ずつ、ダンジョンに投入することにした。これによって、得られるデータは、一気に増えた。そして、ゴブリン程度であれば、簡単に倒せるまでに学習させることが出来た。
単体での戦闘能力を上げて行くのは、限界に近づいてきたので、5体を1グループとして、強調して攻撃できるように、学習させることにした。そのために、それぞれのマナドールにグループの認識ができるように、機能を追加した。そして、グループとして認識できるようにした。
これによって、オーク程度であれば、グループで、倒すことが出来る様になった。
一応の目標には達したが、ダンジョンでの戦闘訓練は、そのまま、継続させることにした。
漸く、マナドールの強化が落ち着いてきたころに、また、魔大陸のアラートが発動した。今回は、状況を確認していたので、魔物が溢れ出したのではないことは、分かっていた。魔大陸の大気のマナの濃度が増加し始めたということだ。前回作った、地下基地での大気中のマナの回収が間に合っていないようだ。
そこで、魔大陸での新たな対策を取ることにした。それは、前回の様な地下施設を増やすことだ。私は、マナコンから、魔大陸の地下基地のマナドールに指令を送って、新たな地下基地を作らせることにした。それも、同じような規模の物をあと3カ所に設置させることにした。
更に、海岸沿いに新しい基地を作り、桟橋を造らせた。そして、大型船を作らせることにした。そして、その大型船に地下基地と同様の大気中のマナを吸収する装置を作り、魔大陸の中央に向けて進めさせた。
もちろん、この大型船には、通信施設を搭載しているので、遠隔で、状態を知ることができ、また、指示を与えることができる。それと、アイテムボックスにマナドールを入れたものを100個積み込んだ。アイテムボックス1個にマナドールをを100体入れているので、1隻で、1万体のマナドールを積んでいることになる。
このような船を出来る限り、作り続けさせることにした。暫くすると、大気のマナ濃度が下がり始めた。その時には、地下基地は、4カ所になり、大型船は、30隻にも上っていた。
最初に作った大型船でも、まだ、中央に大陸には、到達していないようだ。どうも、物理空間が歪められているようだ。思ったような速度で、移動できていないようだ。
まあ、目的は、到達することではなく、大気中のマナを吸収していくことなので、気長に進めることにした。
そして、大型船の製作は、一旦停止させることにした。
新しい戦闘型AIの能力を確認するために、ダンジョンにマナドールを1000体突入させることにした。
最初の階層では、簡単に制圧することが出来たが、第10階層あたりから、倒されるマナドールが増えて来た。そして、第20階層では、ほぼ全滅してしまった。
ダンジョンを制圧していないので、魔物は、直ぐに元通りの数だけ満たされていった。ただ、この時に、一気に大気のマナ濃度が下がったことが分かった。
やはり、ダンジョンコアから魔物が発生するときに大量のマナが消費されるようだ。これは、大気中のマナを吸収するより、効果がありそうなので、もう一度、マナドールを1000体、ダンジョンに突入させた。
今回は、第20階層あたりで、全滅してしまった。しかり、魔物が元通りに復元されるまでの時間は、だんだんと長くなっているように思われた。漢字としては、5割ほど長く時間が掛かっているようだ。
そこで、もう一度、マナドールを1000体突入させた。今度は、第25階層まで、突入することが出来た。
このダンジョンは、第50階層まで、あるので、まだまだ、だが、魔物を倒して行くことが有効であることがわかった。
私は、新たに出来上がったマナドールが1000体になるたびに、ダンジョンに突入させることにした。それを、自動的に行うように設定しておいた。マナドールは、地下基地で、1分間に50体作られるので、直ぐに、1000体が出来上がる。そして、倒されたマナドールを回収するように、その他のマナドール100体にアイテムボックスを持たせて、ダンジョンの中に入れた。
これにより、更に頻繁にマナドールをダンジョンの中に突入させることが出来た。装備を修理するだけで、一から作る必要が無くなった。
順調に、魔大陸の大気中のマナ濃度が低下しているので、後は、マナドールに任せることにした。
そのために、AIを戦闘型に特化した物を作る必要がある。基本的なデータを得るために、100体のマナドールを初級ダンジョンの中に入れて、データを取ることにした。
オリハルコンを使った武器や防具などのお陰で、ゴブリン程度であれば、対等に戦えるようになっている。魔物との戦闘の度に、データがサーバーに送られてくる。それを蓄積して、よりよい対応が出来る様に、学習させていく。それとともに、魔物のデータを蓄積していった。どんな攻撃をするのか、何処が弱点か、などのデータを集めて行った。
この作業によって、効率的にデータを集めるようにシステムを改良できた。更に大量のデータを得るために、これまで、ダンジョンの近くに作った地下基地に置いているマナドールを100体ずつ、ダンジョンに投入することにした。これによって、得られるデータは、一気に増えた。そして、ゴブリン程度であれば、簡単に倒せるまでに学習させることが出来た。
単体での戦闘能力を上げて行くのは、限界に近づいてきたので、5体を1グループとして、強調して攻撃できるように、学習させることにした。そのために、それぞれのマナドールにグループの認識ができるように、機能を追加した。そして、グループとして認識できるようにした。
これによって、オーク程度であれば、グループで、倒すことが出来る様になった。
一応の目標には達したが、ダンジョンでの戦闘訓練は、そのまま、継続させることにした。
漸く、マナドールの強化が落ち着いてきたころに、また、魔大陸のアラートが発動した。今回は、状況を確認していたので、魔物が溢れ出したのではないことは、分かっていた。魔大陸の大気のマナの濃度が増加し始めたということだ。前回作った、地下基地での大気中のマナの回収が間に合っていないようだ。
そこで、魔大陸での新たな対策を取ることにした。それは、前回の様な地下施設を増やすことだ。私は、マナコンから、魔大陸の地下基地のマナドールに指令を送って、新たな地下基地を作らせることにした。それも、同じような規模の物をあと3カ所に設置させることにした。
更に、海岸沿いに新しい基地を作り、桟橋を造らせた。そして、大型船を作らせることにした。そして、その大型船に地下基地と同様の大気中のマナを吸収する装置を作り、魔大陸の中央に向けて進めさせた。
もちろん、この大型船には、通信施設を搭載しているので、遠隔で、状態を知ることができ、また、指示を与えることができる。それと、アイテムボックスにマナドールを入れたものを100個積み込んだ。アイテムボックス1個にマナドールをを100体入れているので、1隻で、1万体のマナドールを積んでいることになる。
このような船を出来る限り、作り続けさせることにした。暫くすると、大気のマナ濃度が下がり始めた。その時には、地下基地は、4カ所になり、大型船は、30隻にも上っていた。
最初に作った大型船でも、まだ、中央に大陸には、到達していないようだ。どうも、物理空間が歪められているようだ。思ったような速度で、移動できていないようだ。
まあ、目的は、到達することではなく、大気中のマナを吸収していくことなので、気長に進めることにした。
そして、大型船の製作は、一旦停止させることにした。
新しい戦闘型AIの能力を確認するために、ダンジョンにマナドールを1000体突入させることにした。
最初の階層では、簡単に制圧することが出来たが、第10階層あたりから、倒されるマナドールが増えて来た。そして、第20階層では、ほぼ全滅してしまった。
ダンジョンを制圧していないので、魔物は、直ぐに元通りの数だけ満たされていった。ただ、この時に、一気に大気のマナ濃度が下がったことが分かった。
やはり、ダンジョンコアから魔物が発生するときに大量のマナが消費されるようだ。これは、大気中のマナを吸収するより、効果がありそうなので、もう一度、マナドールを1000体、ダンジョンに突入させた。
今回は、第20階層あたりで、全滅してしまった。しかり、魔物が元通りに復元されるまでの時間は、だんだんと長くなっているように思われた。漢字としては、5割ほど長く時間が掛かっているようだ。
そこで、もう一度、マナドールを1000体突入させた。今度は、第25階層まで、突入することが出来た。
このダンジョンは、第50階層まで、あるので、まだまだ、だが、魔物を倒して行くことが有効であることがわかった。
私は、新たに出来上がったマナドールが1000体になるたびに、ダンジョンに突入させることにした。それを、自動的に行うように設定しておいた。マナドールは、地下基地で、1分間に50体作られるので、直ぐに、1000体が出来上がる。そして、倒されたマナドールを回収するように、その他のマナドール100体にアイテムボックスを持たせて、ダンジョンの中に入れた。
これにより、更に頻繁にマナドールをダンジョンの中に突入させることが出来た。装備を修理するだけで、一から作る必要が無くなった。
順調に、魔大陸の大気中のマナ濃度が低下しているので、後は、マナドールに任せることにした。
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