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第2章 魔法学院入学編
7ー2.魔法学院へ(2)
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第20階層の休憩所の小屋に入ると、そこには商人も護衛の冒険者も居なかった。
「あれ、誰もいないよ」
「そうね。キリ、2階、3階の客室を覗いて来て。私は、受付の中の様子を見てみるわ」
「パープル、おいで。一緒に行くよ」
「ハイ」
キリ姉は、受付の奥へ入っていった。私とパープルは、2階の客室を201号室から順番に見て回った。最後の210号室も空っぽで、誰もいなかった。
続いて、3階の客室を301号室から順に見て回っていると305号室から、物音が聞こえた。急いで、その部屋に入ると、各客室にある物置から音が聞こえた。物置の扉を開けると、暗い中の奥に小さな子供がいた。
「どうしたの? 大丈夫」
「………」
「怪我はない?」
「私達は、冒険者よ。この階層まで、魔物を退治してきたのよ」
「よかった」
「何があったの」
「街はずれの草原で友達と遊んでいたら、急に辺りが光ったと思ったら、この階層に移動していたの」
「いっしょに遊んでいた友達はどうしたの?」
「この小屋の前で固まっていたのだけど、僕だけなんだか、怖くなって小屋の中に入って、隠れていたんだ。友達がどうなったか、分からない」
「そう。大変だったね。もう、大丈夫だから。私達と一緒にダンジョンを出ようね」
「はい」
私達は、残りの部屋も念のため、調べてから、1階まで戻った。
「キリ姉。どこ?」
「ここだよ」
と言いながら、受付の奥から出てきた。
「キリ、その子は、どうしたの?」
「3階の客室に隠れていたの。他の子供達と一緒に転移されてみたい。でも、この子だけで、他の子供達はいなかったわ」
「誰がそんなことをしたんだろ? 受付の係もいないし、何か、おかしいわ」
私達は、冒険者ギルドで調べて貰うために、一度、ダンジョンを出ることにした。
子供は、パープルに背負って貰い、ダッシュで、ダンジョンを後にした。
冒険者ギルドで、ダンジョンでの出来事を説明して、子供を預かってもらった。
冒険者ギルド長は、すぐに調査隊を出すことを約束してくれた。
私達3人は、納得した、ダンジョンで集めたアイテムを取引した。レアアイテムはもちろん対象外だ。報酬は、冒険者IDに入れて貰った。今回は、短時間にも拘わらず、かなりの収益を得られた。
今日は、色々な事がありすぎて、細かな事はすべてすっ飛んでしまった。
「何か、大切な事があったような? まあ、いいか」
そのまま、私達3人は、夕食ととると寝てしまった。食べる事だけは、忘れることがない、3人だった。
街の探索やダンジョンでの魔物の討伐やらで、あっという間に魔法学院の入学試験当日になった。
「キリ、いよいよね」
「はい、キリ姉。頑張るね」
「普通でいいわよ。心配な事って、全くないわよ」
受付を済ませた私達は、受験生の待合室に案内にされた。余りにも大勢なので、待合室と言っても、中庭の芝生の上で、そこに直接座らせられた。
定刻になり、係の教師から説明が始まった。すでに知っていることを確認しただけだった。
唯一、知らなかったことは、ダンジョンで何をするのかだった。
それは、以下の通りであった。
1.第20階層にある休憩所の小屋の中に入る。
2.係の教師に自分の受験番号を見せる。
3.用紙に受験番号を記入して貰う。
4.用紙に係の教師のサインを貰う。
5.処理済みの用紙を持ち帰る。
「それでは、今から実技試験を始めます。従魔がいる受験生は、ダンジョンの入り口で係の先生に預けてください。ダンジョンの中に入れるのは、受験生だけです。
それでは、1番から20番までの人、立ち上がってください。
入り口で、受験番号を見せて、係員が確認してからダンジョンの中に入ってください。
順番通り並ばなくていいです。近くの人からダンジョンの中に入ってください」
………
「続いて、21番から40番の人、立ち上がってください」
………
「続いて、201番から220番の人、立ち上がってください」
いよいよ、私とキリ姉の番だ。パープルに別れを告げて、ダンジョンに入った。
少し前に入ってキリ姉は、わき目も振らずに最下層の第20階層へと向かった。
私も、キリ姉と同様にダッシュで走り抜けていった。魔物を感知する度に前方へ風カッター飛ばした。ただし、他の受験生に当たるとまずいので、魔物に当たると消える様に、威力を加減した。
キリ姉のスピードは、第20階層に着くまで、全く落ちなかった。結局、キリ姉を抜かすことが出来ずに、第20階層の係の教師から、用紙を受け取って、ダンジョンの入り口まで戻ることになった。
ダンジョンの入り口にキリ姉とほぼ同時に到着した。
「はい、用紙をください」
と係の先生に言われ、キリ姉と私は用紙を渡した。
中庭には、まだ、番号を呼ばれていない受験生が150人ほどいた。
戻ってきた受験生が何人いるのかは、よく分からなかった。
「用紙を係の教師に渡したら、こちらの部屋に入って待機してください」
私とキリ姉とダンジョンの入り口で合流したパープルの3人は、指示された部屋に入った。
そこには、一人の少女が椅子に座っていた。歳はキリ姉と同じか、少し若いようだ。目立つ特徴的な耳をしていた。そう、彼女はエルフだった。耳こそ尖って、特徴的だが、肌の色は私と何ら変わりはなかった。
私達も黙って、彼女の隣の椅子に腰を掛けた。
じっと、黙ったまま待っていると、ドアが開き、一人の少年が入ってきた。少年は、軽く会釈をしてから、私達の横の椅子に腰を掛けた。
何もすることもなく、ウトウトし始めたとき、また、ドアが開き、3人の教師が入ってきた。
3人の教師は、私達の前に並ぶと、
「今日の実技試験は終了しました。今回の合格者は、ここに居てる4人のみです。
引き続き、面接試験を始めます。今回の受験者は、例年よりも多く、実技試験に予定より多くの時間を有したので、面接試験は集団面接に切り替えさせていただきます。
では、座ったままで結構ですので、先頭の方から、志望動機を教えてください」
試験官の教師が一人1問ずつ質問して、集団面接は終了した。
面接で落とすつもりはなかったようだ。その場で、面接の終了と同時に合格した旨を伝えられて、試験は終了した。
「あれ、誰もいないよ」
「そうね。キリ、2階、3階の客室を覗いて来て。私は、受付の中の様子を見てみるわ」
「パープル、おいで。一緒に行くよ」
「ハイ」
キリ姉は、受付の奥へ入っていった。私とパープルは、2階の客室を201号室から順番に見て回った。最後の210号室も空っぽで、誰もいなかった。
続いて、3階の客室を301号室から順に見て回っていると305号室から、物音が聞こえた。急いで、その部屋に入ると、各客室にある物置から音が聞こえた。物置の扉を開けると、暗い中の奥に小さな子供がいた。
「どうしたの? 大丈夫」
「………」
「怪我はない?」
「私達は、冒険者よ。この階層まで、魔物を退治してきたのよ」
「よかった」
「何があったの」
「街はずれの草原で友達と遊んでいたら、急に辺りが光ったと思ったら、この階層に移動していたの」
「いっしょに遊んでいた友達はどうしたの?」
「この小屋の前で固まっていたのだけど、僕だけなんだか、怖くなって小屋の中に入って、隠れていたんだ。友達がどうなったか、分からない」
「そう。大変だったね。もう、大丈夫だから。私達と一緒にダンジョンを出ようね」
「はい」
私達は、残りの部屋も念のため、調べてから、1階まで戻った。
「キリ姉。どこ?」
「ここだよ」
と言いながら、受付の奥から出てきた。
「キリ、その子は、どうしたの?」
「3階の客室に隠れていたの。他の子供達と一緒に転移されてみたい。でも、この子だけで、他の子供達はいなかったわ」
「誰がそんなことをしたんだろ? 受付の係もいないし、何か、おかしいわ」
私達は、冒険者ギルドで調べて貰うために、一度、ダンジョンを出ることにした。
子供は、パープルに背負って貰い、ダッシュで、ダンジョンを後にした。
冒険者ギルドで、ダンジョンでの出来事を説明して、子供を預かってもらった。
冒険者ギルド長は、すぐに調査隊を出すことを約束してくれた。
私達3人は、納得した、ダンジョンで集めたアイテムを取引した。レアアイテムはもちろん対象外だ。報酬は、冒険者IDに入れて貰った。今回は、短時間にも拘わらず、かなりの収益を得られた。
今日は、色々な事がありすぎて、細かな事はすべてすっ飛んでしまった。
「何か、大切な事があったような? まあ、いいか」
そのまま、私達3人は、夕食ととると寝てしまった。食べる事だけは、忘れることがない、3人だった。
街の探索やダンジョンでの魔物の討伐やらで、あっという間に魔法学院の入学試験当日になった。
「キリ、いよいよね」
「はい、キリ姉。頑張るね」
「普通でいいわよ。心配な事って、全くないわよ」
受付を済ませた私達は、受験生の待合室に案内にされた。余りにも大勢なので、待合室と言っても、中庭の芝生の上で、そこに直接座らせられた。
定刻になり、係の教師から説明が始まった。すでに知っていることを確認しただけだった。
唯一、知らなかったことは、ダンジョンで何をするのかだった。
それは、以下の通りであった。
1.第20階層にある休憩所の小屋の中に入る。
2.係の教師に自分の受験番号を見せる。
3.用紙に受験番号を記入して貰う。
4.用紙に係の教師のサインを貰う。
5.処理済みの用紙を持ち帰る。
「それでは、今から実技試験を始めます。従魔がいる受験生は、ダンジョンの入り口で係の先生に預けてください。ダンジョンの中に入れるのは、受験生だけです。
それでは、1番から20番までの人、立ち上がってください。
入り口で、受験番号を見せて、係員が確認してからダンジョンの中に入ってください。
順番通り並ばなくていいです。近くの人からダンジョンの中に入ってください」
………
「続いて、21番から40番の人、立ち上がってください」
………
「続いて、201番から220番の人、立ち上がってください」
いよいよ、私とキリ姉の番だ。パープルに別れを告げて、ダンジョンに入った。
少し前に入ってキリ姉は、わき目も振らずに最下層の第20階層へと向かった。
私も、キリ姉と同様にダッシュで走り抜けていった。魔物を感知する度に前方へ風カッター飛ばした。ただし、他の受験生に当たるとまずいので、魔物に当たると消える様に、威力を加減した。
キリ姉のスピードは、第20階層に着くまで、全く落ちなかった。結局、キリ姉を抜かすことが出来ずに、第20階層の係の教師から、用紙を受け取って、ダンジョンの入り口まで戻ることになった。
ダンジョンの入り口にキリ姉とほぼ同時に到着した。
「はい、用紙をください」
と係の先生に言われ、キリ姉と私は用紙を渡した。
中庭には、まだ、番号を呼ばれていない受験生が150人ほどいた。
戻ってきた受験生が何人いるのかは、よく分からなかった。
「用紙を係の教師に渡したら、こちらの部屋に入って待機してください」
私とキリ姉とダンジョンの入り口で合流したパープルの3人は、指示された部屋に入った。
そこには、一人の少女が椅子に座っていた。歳はキリ姉と同じか、少し若いようだ。目立つ特徴的な耳をしていた。そう、彼女はエルフだった。耳こそ尖って、特徴的だが、肌の色は私と何ら変わりはなかった。
私達も黙って、彼女の隣の椅子に腰を掛けた。
じっと、黙ったまま待っていると、ドアが開き、一人の少年が入ってきた。少年は、軽く会釈をしてから、私達の横の椅子に腰を掛けた。
何もすることもなく、ウトウトし始めたとき、また、ドアが開き、3人の教師が入ってきた。
3人の教師は、私達の前に並ぶと、
「今日の実技試験は終了しました。今回の合格者は、ここに居てる4人のみです。
引き続き、面接試験を始めます。今回の受験者は、例年よりも多く、実技試験に予定より多くの時間を有したので、面接試験は集団面接に切り替えさせていただきます。
では、座ったままで結構ですので、先頭の方から、志望動機を教えてください」
試験官の教師が一人1問ずつ質問して、集団面接は終了した。
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