二人キリの異世界冒険 (Information Teacher's Second Life)【完結】

無似死可

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第1章 冒険者編

6ー1.従魔登録(1)

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 あれから、2週間が過ぎた。やっと、冒険者ギルドの調査が完了したようだ。

 ダンジョンは、第20階層までマップも出来上がったみたいだ。

 第21階層から下については、高位のパーティーが居ないので、冒険者ギルドの調査依頼ができないみたいだ。冒険者ギルド長は、少なくとも、Aクラスのパーティーでないと、依頼を受けれないと言っていた。

 この2週間で、私達二人とも、Aランクの冒険者にランクアップした。LV60の黒魔導士のパーティーになった。

 「キリ姉さん、私、従魔契約をしてみたい」

 「急に、どうしたの?」

 「LV60になったので、LV50ぐらいの魔物であれば、従魔契約できそうでしょ」

 「そうね。できるかも? でも、従魔が納得しないとだめよ」

 「うん。わかっている」

 「ターゲットは、どんな魔物なの」

 「ワーキャトを考えているの。強いし、すばしこいし、群れていないし、可愛いから」

 「確かに、猫耳は、興味をそそるね」

 「でしょ。だから、挑戦してみたいの」

 「いいわよ。当てはあるの?」

 「冒険者ギルドの調査結果を見たら、第19階層で、時々、見かけられているそうよ。ただ、すばしこいので、見かけただけで、遭遇したパーティーはいないみたい」

 「そう。少しは可能性があるのね。それじゃ、準備して潜ってみますか」

 「はい」

 早速準備をして、明日ダンジョンに潜ることにした。

 ダンジョンに潜る前に、新しい情報がないか、冒険者ギルドによって、確認した。特に変化がないようなので、早速、潜り始めた。目的は、第19階層なので、余計な魔物を狩るのを避けながら、一気に進んだ行った。

 通常の魔物は、狩られてもまた、復活するようで、第11階層の魔物も復活していた。
 でも、今の私達のレベルからすると全く問題はなかった。さっさと、LV50のサーペイントを狩り、第12階層の小屋まで到達した。

 私達は、小屋で昼食を取りながら、今日の予定を確認していった。冒険者ギルドのマップによると、第20階層までは、同じような魔物が現れるだけで、特に注意することはなさそうだ。

 ただ、たまにミミックが出現するので、宝物には、飛びつかずにしっかりと確認するように書かれていた。

 「キリ、今回は、宝物はスルーするよ。ミミックは厄介だから」

 「はい、いいよ。ワーキャトは、私に任せてね」

 「いいわよ。その代わり、しっかりと捕まえてね。可成りすばしこいよ」

 「はい。任せてね」

 「取り敢えず、第16階層までは、一気に進むよ」
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