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第2章 女魔法使い
第12話 更なるレベルアップ
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私達のパーティーも、少しずつだけど、経験値を積み上げていた。そして、ギルドへのポーションの納品に、ダンジョンでの戦果のお陰で、ついに、Bランクの冒険者パーティーになった。
ルナとアリアの毒に対する耐性も以前より、更に強いものになっている。ポイズンスライムの毒の100倍強い毒に対する耐性まで、付けることが出来た。
これで、通常の戦闘において、毒を気にすることは、必要が亡くなった。次は、適当な機械に物理攻撃や魔法攻撃に対する耐性を付けていきたい。私は、ムーライト・ウィザードをもっと強いパーティーにしていきたいと思っている。まだ、記憶が回復したわけではないけど、リリアに言われた一緒に旅をしていたという言葉が、頭にこびりついている。
「ねぇ、ルナ。もう少しメンバーを増やさない? 出来れば、白魔導士や遠隔攻撃が出来る弓術師は、どう?」
「ラズは、どうして、メンバーを増やしたいの。おかしいよ」
「えっ、どうして? どこがおかしいの?」
「ラズは、人付き合いが嫌いでしょ。それなのに、メンバーを増やしたいって、おかしいよ」
確かに、その通りだ。それなのに、どうしてだろう? 単に、リリアの言葉が気になっているから?
「僕にも、よく分からないけど、無性に旅に出たいんだ。それには、もっとメンバーがいるような気がしているの」
「旅に行きたいって、何処に行くの?」
「何処って、分からないわ」
「変な子ね。急に、どうしたの?」
「うーん、旅に出て記憶を取り戻したいの」
「そうか。昔生活した場所に行けば、何か、思い出すかもしれないね」
「そんなとこかな?」
「ラズ、もう少しだけ待ってくれる。その間に、旅に出かける準備をするから」
「分かった。もう暫く、我慢するよ」
私は、一人で、冒険者ギルドに向かった。定期的に納品している特注のポーションを持っていく必要も、会ったが、別のことを考えていた。
「こんにちわ!」
「あら、今日は、一人だけ?」
「うん、少し、ローズに相談があるんだ」
「何?」
「その前に、今日の分を収めておくね」
「はい、確かに、受け取りました」
私は、用紙して来たポーションをローズに渡した。
「実は、他の物も、作ってみたいの」
「あら、凄い余裕ね。まあ、いいわ」
ローズは、私を手招きして、冒険者ギルドが販売している商品を並べている場所に案内してくれた。
「ここにあるのが、冒険者ギルドが販売している商品よ。つまり、これらの商品は、冒険者ギルドが、買取をしている物ということよ」
「この中で、買取価格が高い者を教えて」
「そうね。今、ラズが納品してくれたものは、品質が特別だから、高価ね。それ以外に、青のポーションも、あるわ」
「私が、納品しているのは、赤のポーションだね」
「そうよ。赤のポーションの方が、よく売れるの。それは、HPを回復するから。でも、上級の冒険者パーティーには、黒魔術師や白魔術師が使う青のポーションも必要なの。そして、それは、出来るだけ、品質の良い物を選んでいるわ。というのも、何度も、連続で、飲むことができないの。一定の時間経過しないと、次の青のポーションをのんでも、効果がでないの」
「そうか。それなら、青のポーションの品質の高い物の方が、いいのね」
「そうよ。それから、戦果が多くなるとそれを入れておくアイテムボックスが必要ね」
ローズは、アイテムボックスを一つ、持ち上げた。小さな鞄で、並んでいる物を見ると、色々な材質の物がある。
革で作られた物、布で作られたもの、そして、頑丈な鉱物で作られた物。
「ローズ、触ってもいい?」
「いいわよ」
私は、それぞれのアイテムボックスを手に取り、確認していった。すると、鉱物で作られたアイテムボックスが、意外と軽いことに気が付いた。
「このアイテムボックスの違いは、何?」
「そうね。どれだけ、長期に渡って使えるか、どれだけの容量があるか、そう言ったものね」
「どれが、一番高価なの?」
「もちろん、今、ラズが持っている鉱物で作られたアイテムボックスよ。家一軒分のアイテムを入れておくことができるのよ」
「すごいね」
私は、手に持っている高価なアイテムボックスをじっと、見つめた。すると、その性能が頭の中に入って来た。
こんなことは、始めての事だ。テーブルの上に置かれている布製のアイテムボックスを同じように、注視してみた。すると、先ほどと同じようにその品物の性能が、頭の中で、見ることが出来た。
私は、面白くなった、次々に品物を注視して、その性能を確認していった。これは、後で分ったことだけど、この能力は、鑑定といわれるスキルだそうだ。
「ローズ、この青のポーションと布性のアイテムボックスを下さい」
「それじゃ、先ほど納品して貰った赤のポーションの代金から、貰っておくね。残りの代金は、IDに入れておくよ」
「はい。ありがとう」
私は、冒険者ギルドから、買って帰ったアイテムを更に詳しく、調べて行った。
スキル鑑定も、使うたびにそのレベルが上がるようだ。その内に、作り方さえも、頭の中に浮かんでくるようになった。
試しに、青のポーションを薬草から、作ってみた。最初は、低レベルの物しか作れなかったけど、次第に、高レベルの品質のいいものが作れるようになった。アイテムボックスも同様だ。湯の性から革製へ、革製から鉱物製へと、材質を変えて作ることが出来るようになり、更に、その品質をあげることが出来る様になった。
試しに創った物を持って、再度、冒険者ギルドへ向かった。そして、うまく、ローズに買い取って貰えた。
ルナとアリアの毒に対する耐性も以前より、更に強いものになっている。ポイズンスライムの毒の100倍強い毒に対する耐性まで、付けることが出来た。
これで、通常の戦闘において、毒を気にすることは、必要が亡くなった。次は、適当な機械に物理攻撃や魔法攻撃に対する耐性を付けていきたい。私は、ムーライト・ウィザードをもっと強いパーティーにしていきたいと思っている。まだ、記憶が回復したわけではないけど、リリアに言われた一緒に旅をしていたという言葉が、頭にこびりついている。
「ねぇ、ルナ。もう少しメンバーを増やさない? 出来れば、白魔導士や遠隔攻撃が出来る弓術師は、どう?」
「ラズは、どうして、メンバーを増やしたいの。おかしいよ」
「えっ、どうして? どこがおかしいの?」
「ラズは、人付き合いが嫌いでしょ。それなのに、メンバーを増やしたいって、おかしいよ」
確かに、その通りだ。それなのに、どうしてだろう? 単に、リリアの言葉が気になっているから?
「僕にも、よく分からないけど、無性に旅に出たいんだ。それには、もっとメンバーがいるような気がしているの」
「旅に行きたいって、何処に行くの?」
「何処って、分からないわ」
「変な子ね。急に、どうしたの?」
「うーん、旅に出て記憶を取り戻したいの」
「そうか。昔生活した場所に行けば、何か、思い出すかもしれないね」
「そんなとこかな?」
「ラズ、もう少しだけ待ってくれる。その間に、旅に出かける準備をするから」
「分かった。もう暫く、我慢するよ」
私は、一人で、冒険者ギルドに向かった。定期的に納品している特注のポーションを持っていく必要も、会ったが、別のことを考えていた。
「こんにちわ!」
「あら、今日は、一人だけ?」
「うん、少し、ローズに相談があるんだ」
「何?」
「その前に、今日の分を収めておくね」
「はい、確かに、受け取りました」
私は、用紙して来たポーションをローズに渡した。
「実は、他の物も、作ってみたいの」
「あら、凄い余裕ね。まあ、いいわ」
ローズは、私を手招きして、冒険者ギルドが販売している商品を並べている場所に案内してくれた。
「ここにあるのが、冒険者ギルドが販売している商品よ。つまり、これらの商品は、冒険者ギルドが、買取をしている物ということよ」
「この中で、買取価格が高い者を教えて」
「そうね。今、ラズが納品してくれたものは、品質が特別だから、高価ね。それ以外に、青のポーションも、あるわ」
「私が、納品しているのは、赤のポーションだね」
「そうよ。赤のポーションの方が、よく売れるの。それは、HPを回復するから。でも、上級の冒険者パーティーには、黒魔術師や白魔術師が使う青のポーションも必要なの。そして、それは、出来るだけ、品質の良い物を選んでいるわ。というのも、何度も、連続で、飲むことができないの。一定の時間経過しないと、次の青のポーションをのんでも、効果がでないの」
「そうか。それなら、青のポーションの品質の高い物の方が、いいのね」
「そうよ。それから、戦果が多くなるとそれを入れておくアイテムボックスが必要ね」
ローズは、アイテムボックスを一つ、持ち上げた。小さな鞄で、並んでいる物を見ると、色々な材質の物がある。
革で作られた物、布で作られたもの、そして、頑丈な鉱物で作られた物。
「ローズ、触ってもいい?」
「いいわよ」
私は、それぞれのアイテムボックスを手に取り、確認していった。すると、鉱物で作られたアイテムボックスが、意外と軽いことに気が付いた。
「このアイテムボックスの違いは、何?」
「そうね。どれだけ、長期に渡って使えるか、どれだけの容量があるか、そう言ったものね」
「どれが、一番高価なの?」
「もちろん、今、ラズが持っている鉱物で作られたアイテムボックスよ。家一軒分のアイテムを入れておくことができるのよ」
「すごいね」
私は、手に持っている高価なアイテムボックスをじっと、見つめた。すると、その性能が頭の中に入って来た。
こんなことは、始めての事だ。テーブルの上に置かれている布製のアイテムボックスを同じように、注視してみた。すると、先ほどと同じようにその品物の性能が、頭の中で、見ることが出来た。
私は、面白くなった、次々に品物を注視して、その性能を確認していった。これは、後で分ったことだけど、この能力は、鑑定といわれるスキルだそうだ。
「ローズ、この青のポーションと布性のアイテムボックスを下さい」
「それじゃ、先ほど納品して貰った赤のポーションの代金から、貰っておくね。残りの代金は、IDに入れておくよ」
「はい。ありがとう」
私は、冒険者ギルドから、買って帰ったアイテムを更に詳しく、調べて行った。
スキル鑑定も、使うたびにそのレベルが上がるようだ。その内に、作り方さえも、頭の中に浮かんでくるようになった。
試しに、青のポーションを薬草から、作ってみた。最初は、低レベルの物しか作れなかったけど、次第に、高レベルの品質のいいものが作れるようになった。アイテムボックスも同様だ。湯の性から革製へ、革製から鉱物製へと、材質を変えて作ることが出来るようになり、更に、その品質をあげることが出来る様になった。
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